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2012-12-10

【2-4】淵野辺から相模原へ

JAXA相模原キャンパスを後にして、taigooooさんの車にて相模原駅方面へ。道中焼き鳥屋さんに寄ったり、良い工場写真が取れそうな場所に連れて貰ったりしながら、ついにtaigooooさん宅に到着。本日最後の目的地だ。

まずは最初に、洞窟物語の筐体を見せて貰う事に。おお、モニターが横向けだから筐体も横にデカい。それ以外は忠実に駄菓子屋ゲーセン筐体だ。たった4日でこれだけ綺麗に仕上げられるとは、恐るべしtaigooooさんのDIY力。写真を撮ったんだけども、物置に置いてあって他のものが色々写っていたのでここでは割愛させて頂く。

お家のほうへお邪魔させて頂く。猫がお出迎えしてくれた。これが先日引き取ってきたという噂のたらちゃんか。先日まで風邪で死にかかってたとは思えない程の暴れっぷり。怖いもの知らずで遊びまくりだ。続いて、かなり警戒しまくっているおかか登場。美猫だが、知らない人とは一定の距離を取りたがる慎重派。taigooooさんの手でゴロンゴロンされてたけども。

そこへ二人の子供さんが登場。春に修学旅行でウチの店に遊びに来てくれた息子さんと、風邪で体調不良だった娘さん。あらま、あの時渡したA君の絵、額に入れてあるじゃないですか。色々お土産を出すと、二人とも大喜びしてくれた。が、娘さんの体調がかなり悪かったみたいで、先に休まれた。悪いタイミングでお邪魔しちゃったなあ、申し訳ない。残された息子さん、今年が受験と言う事で、何か4者面談みたいな形になってしまった。

晩御飯を頂きながら(僕が飲めるようにと『ほろよい』と『スパークリング清酒 澪』まで!)4者面談は続く。僕は凡人だから、話せることは基礎とか基本の事ばっかりだけども、とにかく僕みたいに器用貧乏になったら後々苦労するから、絶対なっちゃダメよと。後は物事の観察方法や楽しみ方なんかを話した。これって、全部学生時代の先生に教わった事なんよね。あの909で教わった事。スイマセンS先生、僕、器用貧乏になっちゃいました。ついでに僕のメチャクチャな経歴も話す。嗚呼恥ずかしい。

上記の写真は、何故か常時遊べる体勢になっているメガドライブ+メガCD。横の棚には、スイッチャ付きのサターン、ドリキャス、プレステ2、初代XBOX、スーファミ、Wiiが出撃準備態勢になっているとの事。ハードの山だ。そういやグリーンモニタもあると聞いていたのを今になって思い出した。次の機会があれば、今度は是非古いPCハードを見せて頂ければ。

結局4時間近くもお邪魔してしまって、その上ご馳走+何故かお土産まで頂いてしまって、行きより帰りの方が荷物が増えてるんですがどういう事ですか。もう十二分に良くして頂いて、お礼の言葉もありません。京都にお越しの際は、必ずお返しいたします。本当に有難うございました。

申し訳ない事に、帰り道も家族総出で駅まで送って頂いた。道中米軍の補給基地があって、ちょっとシュールだったんで撮影をば。米軍基地で、治外法権で、それでも和風のブロック塀なのか。何だこの緩さは。聞けば昔はしょっちゅう子供が侵入しては追っかけまわされていたというエピソードもあったそうで、ますます緩く感じる。そういやさっきも軍用機っぽいのが飛んでたなあ。こういうのは京都では絶対に観られない。日の高い内に、一度覗いてみたいなあ。

taigooooさん一家と駅で別れ、大宮行きの最終電車に乗り込んで秋葉原へ。道中、どんどん人が増えて来て焦った焦った。東京では当たり前の光景なんだそうだけど、秋葉原に着く頃には満員電車になってましたよ。みんな埼玉方面へ帰るんだろうか。宿へ戻り一息。相当歩いた一日だったけど、案外疲れていなくて嬉しかった。

【2-3】横浜から淵野辺のJAXAへ

ひょっとしたらこの旅一番の驚きって、『横浜駅』と『新横浜駅』が離れている事なんじゃないか。そんな事を考えながら八王子行きのJR横浜線で移動する僕。目指す地は淵野辺、JAXA相模原キャンパスだ。実物大のロケットが転がっているとの事で、ガンダム→クラタス→ロケットと男子心満載の1日だ。余談だが、『大阪駅』と『新大阪駅』は電車で2分とかなり近い。

そういや八王子って東京やったよなあ、何で神奈川に行くのに終点が東京になってるんやろう、と思いながら淵野辺着。何と駅前で、taigooooさんが車を停めて待っていてくれた。昨日知らされたんだけども、僕が遊びに来るという事で半休を取ったそうだ。何という事を。ホント申し訳ありません。

地理も何も解っていない僕、taigooooさんに色々伺う。これから向かうJAXA相模原キャンパス、駅からは結構離れているそうだ。更に言えば、淵野辺と相模原もかなり離れているそうで、車でもなかったらどうにもならなさそうだった。無計画過ぎる僕を殴って下さい。更に八王子終点の件も尋ねてみると、相模原は神奈川の北の方に位置していて、東京の八王子と隣接しているとの事だった。なるほど。

そのまま車で数分、JAXA相模原キャンパス到着。受付を済ませて構内に入ると、そこには巨大なロケットが転がっていた。こちらの『M-V ロケット』、模型では無く、実物そのものなんだそうだ。すぐ側で学生向けの解説をやっていたので耳を傾ける。ラッキー。

どうやらこのロケット、造船所がボディを作ったんだとか。改めてロケットを見てみると、何だか急に親しみを感じた。こう、宇宙工学というと、やたらめったら高価で貴重な物質を使いまくるみたいなイメージがあったんだけど、現実はそうでもなかったらしい。あと、思ったよりはロケット自体のサイズが小さかったのも印象的だ。テレビで見る打ち上げのシーンだと遠近感が解らず、高さ100mくらいあるんやろなと思っていたが、こちらは全長30.8m。

取り敢えず浮かれてみる。taigooooさん半休取って貰った上にこんなアホな事に突き合わせてしまってホントに申し訳なく…

はやぶさの模型。思わず、えっと声を上げた。小さいのだ。こんな小さいのが、60億キロも飛んで地球に返ってきたのか。全長1.5m、全幅1.5m、総重量たったの510kg。信じられん。ここで久々に、はやぶさの変態技術力を称える動画をどうぞ。何度も書くけど、これ凄い小さいのよ。


常設展示はあまり量が多くないようだけど、イベントがあると更に多くの展示物を見せて貰えるというJAXA相模原キャンパス。こんな凄い施設が近所にあるなんて羨ましい。父方のお爺ちゃんが見たら、きっと大喜びしたんやろなあと思いつつJAXAを後にした。

【2-2】秋葉原から横浜へ

急ぎ宿に戻って作業、即効でメールを送って再び秋葉原駅へ。iPhoneで経路を調べて横浜へ向かう。今まで東京には何度も遊びに来ているけども、実は横浜へは行ったことがない。理由は単純、こっちの方面に友人が居なかったからだ。

これから1年半振りくらいに再会するのはYちゃん先生、京都から横浜へ嫁いだ幼稚園・保育園の先生だ。子供演劇時代からかれこれ9年くらいの付き合いになる、キャッチボールが普通に出来る貴重な人材。関東流出を嘆いた友人の一人である。横浜駅での待ち合わせで時間通りに到着したのだが、ここでもまた道に迷う。どうやら間違った改札を出た(西口ではなく南西口)ようなのだが、地図を見ても自分が何処にいるのか、何処にいけば良いのかがさっぱり解らない。助けてYちゃん先生。結局Yちゃん先生に誘導される形でショッピングモールを歩いて、どうにか再会を果たした。心細かったわー。3歳になった息子のGちゃん、デカくなったなあ。

14時前とかなり遅い時間になったお昼。この度初めての関西弁会話である。主に子育ての話や新居の話で盛り上がり、その側ではGちゃんがハイテンションでスマホをイジっていた。覗いてみたら、簡単なパズルゲームに夢中になっているようで。へー、3歳児でもこういうの分かるんやなあと驚いたら、「私、ルールとか操作方法とか一切教えてないんやけどなあ」とYちゃんも驚いていた。面白いなあ。

他にも旦那さんの業界話なんかを沢山聞いた。やはり大きな会社でもソーシャルに随分やられているようで。僕やYちゃん先生はバリバリのファミコン(MSX)世代なので、こういう状況見てると歯がゆいよなあという話になった。頑張れ、旦那さん。

二時間くらい思いっきり喋って、相鉄線という聞いたことの無い路線の改札まで送って(ショッピングモールの2階にいきなり改札が現れて心底ビックリした)別れた。来年は家族でこっちへ来るそうだ。その後、横浜港やみなとみらいを観に行こうとするとも再び構内で迷い、そごうの屋上から大変に残念な写真を撮って横浜を後にした。もうホンマ関東の地理解らん。

【2-1】新橋からお台場へ

8時起床。昨日は酒の影響もあって早々にダウンしたが、早起き出来たので良かった。外は超快晴、素晴らしい。念の為にと持ってきたコートは必要無さそうだ。今日は強行軍なので、気合を入れて朝飯を食い、飛び出していった。目指すは新橋、そしてお台場だ。ゆりかもめの先頭車両に陣取り、前の窓にかぶりつき。

東京には何度も遊びに来ているけど、何かとお台場には縁がある。今回は日本科学未来館にて展示されている、実際に人が乗りこんで動かせるロボット『クラタス』を観に行くのが主な目的となっている。信じ難い事にこれ、一人の漢が鉄板からビルドアップして、一人の漢が全部制御システム書いてるんよね。

「お台場行くならガンダム観ないと!」というPANDAさんの勧めもあって、先にガンダムフロント東京なるスポットにお邪魔した。ゆりかもめからも見えるデカさだが、1/1スケールだとこんなもんか。思ったよりは手頃なサイズな気がする。あと、ちょっと背景が悪い。画角を探すのに四苦八苦。

一番良かったのがこの角度。顔も何も写ってないけど、嫌いじゃない。あと今更ながらなんだけど、僕ガンダムって1話しか観た事が無い。

続いてド本命、クラタスの展示されている日本科学未来館。良い感じの建物じゃないですか。地元の古びた青少年科学センターですら興奮する僕、この時点でテンションが高い。平日の、しかも午前中と言う事もあって人は少なく、社会見学の子供ら以外は一般のお客さんは少ない。

入ってすぐの所に展示されていたクラタス。圧倒的な存在感。カッコイイ。男のロマンだ。1/1ボトムズの頃から作者である鍛冶師・倉田光吾郎さんのサイトを見続けて来て、ようやく生で作品を見る事が出来た。感激だ。

少し残念だったのは、クラタスのすぐ側にPVを流すモニタがあった事。もう少し離れた場所に置いてあれば、更に自由な角度でクラタスが撮影出来たんだけども。あと、これは個人的なミスなんだけど、興奮し過ぎてF値を固定したまんまだった。お陰で全体にピントが合ってる写真があんまり無い。遊びで撮影したiPhoneのほうが綺麗にピント合ってるし。たまらんわ。

一頻りクラタスを愛でたところで、折角なので他の展示物も見て回ったんだけども、うーん。何か、全体的に惜しいという印象が。展示のレイアウトやデザインはとても良い感じに凝ってるんだけども、肝心の説明が難しかったり読みにくかったり。グッと来そうな題材も沢山あるんだけども、消化しきれてない感が強い。親しみを感じられる距離ではないと思った。

そうそう、一時期ネット上を震撼させたこの映像、日本科学未来館が作ったのね。何気なく覗いたブースに表示されてて噴き出した。

他にもプラネタリウムなんかが凄いらしいんだけども、次の予定があるので泣く泣く退館。待ち時間50分+上映時間30分も使ってしまうと、後がどうにもならなくなる…と、ここで電話が。P社のTさんだった。ごく簡単な作業を依頼されたんだけども、ここにはPCが無い。宿には深夜に戻る予定なので、このままでは作業完了までに相当時間がかかってしまう。今からならすぐ戻れば、新橋→秋葉原の移動時間も含めて40分程度で何とかなる筈。ハラを決めて、僕は急ぎ宿へ引き返した。帰りも先頭車両の一番前。

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