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僕と『Take Five』

  • 2012-12-07 (金) 0:30
  • 時事

Dave Brubeckが亡くなったそうだ。恐らく、ジャズを知らない人でも知っているのではないかという『Take Five』を演奏したピアニスト。世界一有名な変拍子とも呼ばれたこの名曲、実は僕が幼少の頃に最初に出会ったジャズナンバーだった。

僕が小学生の頃、土日の昼下がりにはいつもオトンがジャズレコードを聴いていた。何かよく解らんけどカッコイイな、くらいで聴いていたある日、この曲に一瞬で耳を奪われた。5拍子と感じさせない5拍子。オシャレなテーマ。こんなカッコええモンがあるんか。この曲を聴かんが為に、僕は初めてレコードに触れ、操作方法を覚えた。おぼつかない操作で、オトンは相当ヒヤヒヤしていたに違いない。

しかしまさか20年近く経ってから、楽器ほぼ未経験の僕がジャズピアノの道に足を踏み入れようとは、誰が想像出来ようか。思えば僕のスタート地点は、あの昼下がりのTake Fiveやったんやと。生活笑百科→吉本新喜劇→ジャズレコードやったんやと。あの頃の体験があるからこそ、今こうやってピアノの前に座ってるんやと思う。有難う、本当にお疲れ様でした、Dave Brubeck。

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