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2011-08-11

解放的な一日に

帰りのバス、事務所のかなり手前で降りてみた。散歩をして帰ろうと思ったのだ。曇天の中、鴨川沿いをのんびり歩く。今日は朝から、ほとんどPCの画面を見ていない。今日はとにかく、PCから離れたくて離れたくて仕方が無かった。ネットや電話すら放り出してノンビリしたかったのだ(結局twitterやってたけども)。こういう気持ちになるのは、かなり珍しい。

何せPCで仕事して、そのまま気分転換にPCを触るような生活である。これが無ければ僕はただの人になってしまうし、一蓮托生だと思っている。それでも離れたい、情報を受け取りたくない、そう思える程にここしばらくはキツかった。乗り切れたのが不思議なくらいだ。

実際、PCから離れて過ごす時間は有意義だった。自分で能動的に探す情報と、偶然視界に飛び込んでくる情報とは全く違うもので、そのどちらもが大切だと思っている。ここしばらくは、後者の情報が極端に少なかったように感じる。実際外にはちょくちょく出ていたのだが、そういった情報が入ってこない、というより、感じられる余裕が無かった。よっぽど追いつめられていたのだろう。

来年こそは定休日を作ろうと思う。他にも、楽になる為に考えなければならない事は山ほどある。

マルイでOさん講師をするの巻

仕事が落ち着いてきたので、思い切って出掛ける事にした。モニタの前から逃げ出したくなったのだ。聞けば今日、アクセサリのOさんが京都マルイの6階でアクセサリの製作講師をやっているそうなので、バスにて四条河原町へ。雨が降ると言う予報だったのでバスにしたのだが、一向に降る気配が無い。冷房が涼しいので良しとする。

かくしてマルイ到着。実は入るのはこれが初めてだ。そもそも前身の阪急だって数えるくらいしか入った事が無い。いそいそと6階へ向かうと、そこには講師をやっているOさんの姿が。ちょこっと挨拶して、邪魔にならないよう本屋へ退避。読書スペースがあったので、ノンビリ本を読んで過ごすつもりが乙一の『ZOO』を読んで最高に凹む。気晴らしに外へ出たのに、何でこれをチョイスした。

しばらくしてレッスンが終わったようでご挨拶。スタッフさんと、お隣で同じく講師をされていた『naeclose』さんにもご挨拶。はて、この名前、何処かで聞いた事がある。必死になって思い出そうとするのだが、どうしても記憶が引きだせない。色々話している内に、偶然前々職の話題が出て、そこでnaecloseさんが反応した。そう、僕の前々職のショップで販売をしていた作家さんだったのだ。うわあ京都狭い。実際お会いした事は無かったのだが、まさかこんな巡り合わせがあるとは。お互いどエラいビックリした。

Oさんはというと、いつもより気合を入れたスタイルで講師オーラを出していた。折角なので陳列されている作品や作業風景を撮ろうという事になったのだが、事ある毎にOさんが「よっ、プロ」などと言うのでビクビクする。みんな信じるから。まだデジタル一眼買って数ヶ月だから。

それにしてもOさんの行動力には毎度驚かされる。キャリー付のデカい旅行バック2つ抱えてきたそうだ。一体何を始める気なのかという充実の装備ぶり。あと、接客が実にプロ。そういやこういう姿を見るのは初めてだったが、声を聞いただけでおおっと思わされた。結局そのまま小一時間ほど滞在し、4人で喋り倒して帰還。後1日、頑張れOさん。

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