- 2009-09-22 (火) 0:30
- 鍛錬
セッションに参加する度に発見がある。以前は一生懸命演奏して、疲れ果ててお終いという事が多かったのだが、この所随分余裕が出てくるようになった。『There Will Never Another You』や『But not for me』なんかも普通に弾けるようになってきた。何より、弾いた事も聴いた事も無い曲でも、何となくアドリブ出来るようになってきたのに驚いた。
プロのドラマーであるNさんが、「良い所まで来てる」と誉めてくれた。「勿体無いのはアーティキュレーションが弱いのと、色気が無いのとやね。折角ここまで来たんやから、引き出しをもっともっと増やさにゃあ」とも。
何時の間にか、僕は一つ上のステージに辿りついていたようだ。求められているものの質が変わった。嬉しいのと同時に、これからはより大変な世界が待っているなとも思った。
今の僕のピアノは、とても大雑把だ。良い意味でも悪い意味でも『適当』なのだ。特にコード進行に対する意識は大雑把で、結構いい加減な部分も多い。リズムに関しては意識をしているつもりだが、よれたりする事もある。今また、大きな壁が自分の前に佇んでいるのだが、これを乗り越えるには悪い『適当』から脱却する必要がある。それと同時に、良い『適当』である『遊び』をもっと持たせなければならない。
いつかみんなの前で演奏出来れば、と思っている。
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