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2009-02

脳みそと裏技

なんということでしょう。このご時世に似つかわしくない裏技だと思う。笑った。

以下にザクッと説明してみる。間違っていたら申し訳無い。

最近のコンピュータの脳ミソ(CPU)は、スピードアップよりも数を増やして平行作業させる事に注力している。優秀な人間を1人雇うより、そこそこ出来る人間を4人集めたほうが効率が上がるという事。『デュアルコア』なんて単語を聞いた事があるかもしれないが、あれは脳ミソが2つあるという意味だ。

今回話題になった『Phenom II X3』は、X3の名の通り脳ミソ3つのトリプルコアで、市場で流行っている脳ミソ4つのクアッドコアからは見劣りする商品だった。だが実はこのX3の脳ミソ、販売ロットによっては脳ミソ4つの状態で出荷されており、意図的に1つだけ冬眠させて脳ミソ3つにしてある事が分かった上、手動で目を覚まさせて脳ミソ4つで動かせる裏技が見つかったのだ(ただし、1つだけ冬眠させてある脳ミソに何らかの問題がある事も考えられる)。

結果、3時間で1個しか売れなかった不人気商品(ITmedia)が、一瞬にして秋葉原中から姿を消した。

831SHと僕

831SHが我が家に来て10日ほど経ったので感想を。

  • ボタンが大きくて、かえって押しづらい

    単純に僕の指が大きいせいもあるが、縦に隣接するボタンをしょっちゅう押し間違える。

  • ボタンが柔らかくて誤作動を起こす

    上記と同じ理由もあるが、やたら反応が良すぎて誤作動を起こす。

  • 記号入力に難がある

    絵文字優先になっているせいか、普通の記号がやたら打ちにくい。

  • バッテリーが弱い

    新品なのに、ちょこちょこメールして1時間ほど音楽聴いてると、2日持たない気が。

  • ミュージックプレーヤーが貧弱

    プレイリスト上で名前順ソートなんかが出来ない。これはちょっとどうか。

  • バイブが貧弱

    時代が進むにつれて、明らかに弱体化してきている。常時マナーモードを見捨てる気か。

その他は概ね良好。3Gになって何処でもネットが出来るようになったし、受話音もしっかりしているので気に入っている。まだおサイフケータイなんかを使ってないので、早い所恩恵に預かりたい。

馬まみれ

馬もデカいが僕もデカい。

いつもの舞台のメンバーで体験乗馬に出かけた。4級ライセンスを持っているお馬のHちんを筆頭に、総勢8名の大所帯。指導員さんも「一人の会員さんが連れてきた人数では過去最高」と笑っていた。

肝心の乗馬はというと、無茶苦茶楽しかった。思ったよりも緩慢でそこそこ素直に言う事は聞くし、駆け足になると『1馬力』の力強さを感じられた。ある程度スピードが出てくると、馬の上下運動に合わせて立ったり座ったりを素早く繰り返すのだが、これがまた難しい。誰とは言わないが、コピルなんかは壊れた人形の如く馬に振り回されていた。

正直、あっという間に30分が過ぎてしまい残念だった。もっと乗ってみたいが、会員になるには「親に相談せなアカン(役者のKさん談)」くらいのお金がかかる。でも冷静に考えてみたら、ちょっと良い楽器買ってセッションに向かうのと同じようなもんか、とも思えた。覚悟が決まれば、そんなもんだ。以降、指導員さんのコメント。

  • 防具を付ける際に「はいモビルスーツ着て下さい」
  • コピルの揺れっぷりと安定した役者のTさんを見比べて「静と動」
  • 「1日15キロ位食べますから良く出ますよ、ほーら気持ち良さそう」
  • 「最初はみんな障害なんて絶対やらないって言うんですよ、でも知らない間に飛んでる」
  • 「一度馬が脱走して、近所の交番で確保されてたんですよ、三角コーンに囲まれて」

ジャズって何ですか?

鍵盤の魔術師と言われた、Oscar Peterson。僕が崇めるピアニストの一人。取り敢えず手始めにBluesのソロプレイを紹介してみる。

大体ジャズを習うと最初にやるのがBluesで、結局いつまでもお世話になる基本中の基本曲。Bluesはたった12小節のループで成り立っている。この動画だと、0:12からがテーマ(楽譜・形式通りに弾く部分)で2周して、0:34からは延々アドリブ(コードだけ楽譜通り)の12小節ループに突入する(この動画では例外的に2:33からテンポアップした上にFへ転調している)。

基本的な流れは、他の曲でも変わらない。ジャズは最初の1~2週目と最後の1~2週目だけ決められたテーマ(慣れるとそれすらも崩して弾く)を弾いて、後は全部アドリブで作り上げるのだ。メロディもサビも起承転結も、全部自分や共演者たちで即興。ここにジャズの醍醐味がある。

これが極まってくると、ソロでもこういったとんでもないプレイになっていく。ただ聴いているだけでも凄みは解ると思うが、ちょっとジャズをカジってから聴くと、色んな意味で泣きそうになる。

そんなこんなで、ジャズプレーヤーは日々戦っている。プロもアマも、みんな戦っている。

己に気付く

難波でアクターMさんとメシを食う。モノづくりや今後の活動について話し合って盛り上がった。その席の中で、最近自分の中で気付いた事を話してみた。自分の軸は何か、自分の武器は何か、自分の立ち位置は何処か、これから何をすべきか。どうやら間違っていなかったようで、アクターMさんに滅茶苦茶誉められた。Mさんは歳こそ5つも下だが、表現者としてはずっと先輩。素直に嬉しい。

僕はずっと、自分の持っている技術は大したことが無い、誰もが簡単に習得出来る技術だと思っていた。別に今日に至るまで強烈な努力をした訳でも無いし、元々引っ込み思案だという事もあって、常々自分は『普通』だと思っていた。

でも実際はそうじゃなかった。一般的な社会と関わりを持って分かったのだが、いつの間にか僕の技術は普通のレベルを越えていたらしい。僕にしか出来ない事は、意外に沢山あったのだ。いつの間にか僕は、『技術屋』と呼ばれるポジションに居た。それが解ったのが昨年末。

以来、僕は意味も無く自信喪失する事が無くなった。

周りの友人からPC関係の相談を受ける際、「お前は凄いよな」とか「俺には無理やわ」なんて言われる事がある。僕は自分自身が凄いなんて一度も思った事が無い(偶然凄い結果が出て舞い上がった時を除く)。ただ単に毎日、ちょっとずつ勉強をしただけで、毎日箸を使ってたら慣れたみたいなモンだと思っている。こういった話もよくするのだが、分かって貰えない事が多い。正直、物凄く寂しくなる。

僕の次の仕事は、これを何とかする事だと思う。

作家さんと去年の事

とにかくリアル、でも軽い。湯船に浮かぶそうで。

以前の職場で関わりがあった、キャンドル作家nuriさんの個展へ行って来た。作品は以前から色んな所で目にしていたが、直接ご本人にお会いするのはこれが初めて。nuriさんは同年代の若い方で、作品やキャンドル作りについてとても丁寧に説明して頂いた。作品作りに至る経緯に似た所があって盛り上がったが、やはりプロは違うなあと感じさせられた。

作品のほうは、特に鉱石をイメージしたキャンドルにグッと来た。元々は製作過程で偶然出来上がったものだそうで、他のキャンドルと同じく蝋と染料だけで作られているという事だった。とてもリアルでカッコ良い。あんまり良かったので幾つか購入させて頂いた。

モノづくりをやっている人と話すのは楽しい。前の職場での日常を思い出した。あれから1年、色んな事があった。

全力思考

静かに全力で。

自分が今何をすべきか、全力で考え続けたい。

セッション(5回目)

コントロール出来ていない。

怒りを表現力に変えられるかの実験を行う為にセッションへ。結果、力ばかりが先行して、無駄弾きが多いわ4バースでロストするわ散々だった。技術→腕力でねじ伏せるという流れはあると思うが、腕力でねじ伏せる所からスタートすると、次に何処へも進めない。

もっとも、このテンションでも冷静さを保っていられれば、それはそれで大きな表現力になると思う。大胆になれるし、思いがけないフレーズが発生する事もある。

セッション終盤になって、ようやく気持ちの整理がついてプレイ出来るようになった。冷静さを失うと、本当にロクな事にならない。

  • 左手との会話を忘れない
  • ハナからアクセルを踏み込まない
  • ヤバいと思ったら前へ出ず、一度手を止める

雑談中、若いミュージシャンがとんでもない価格で買い叩かれている現実を知った。幾らなんでも一日800円なんてのは狂ってる。

PageRankの皮肉

これはひどい。

大いに笑った。

Googleには、PageRankという評価方式がある。0~10までのランクがあって、これが高ければ高いほど、検索結果の上位に表示されやすいというものだ。

通常このランクは『どれだけ内容が充実しているか』『どれだけ良質(≒大手)のサイトからリンクされているか』等を機械的に判断して付けられる。ざっくり言うと一般企業や大学などで4~6くらい、大手企業や国の施設などで6~9ぐらいが多く、10となると世界中でも数えるほどのサイトしか無い。僕らのようなWeb設計をやっている人間は、こういった評価を上げるために日夜努力している。

このPageRank、当然と言えば当然だがGoogle自身にも評価がついている。google.co.jpはずっと9だったのだが、先日Googleジャパンが行ったプロモーションの影響か、本家Google(米国)の手でPageRankを一気に5まで引き下げられたのだ。ここまで一気に下がるというのは尋常ではない。Googleジャパンが何をやらかしたかは、以下に詳しく記されている。

ここ最近のGoogleの迷走ぶりには目を見張るものがある。検索界のパワーバランスが崩れたら痛快だが、不便になるだろうなあとも思う。

もしや名人の呪いか

しばらく呆然とした。

携帯で『game』と打とうとしたら、『たかはし』と表示された。

シュウォッチって、Shooting Watchの略だったのか。

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