Home > Archives > 2009-02-13

2009-02-13

矜持

プログラマーの誇りを見せ付けろ(山本大@クロノスの日記)

システム開発は、顧客の要件を実現するサービス業だ。
要件の実現がキモなのに。
実装がキモなのに。
なぜ、ベテランが頭だけやるのか。
僕にはどう考えても、理解不能だ。

僕もこうありたい。常に前線に立ちたい。

『簡単』のレベル

出来うる限り、家で出来ることを職場でも出来るような環境作りをしている。例えば、開発環境を全く同じものにしたり(Firefox3+Firebug+Webdeveloper+StyleNote4)、家に届くメールを職場でも読めるようにしたり(USBメモリ+ThunderbirdPortable+TrueCrypt(窓の杜))、ブックマークを共有したり(Firefox3+Foxmarks)。お陰で、家でも職場でもシームレスに作業が出来る。

この環境作り、どれも解ってしまえば簡単で、特に家に届くメールを外でやり取り出来る上に持ち歩ける、なんてのは万人にお勧めしたい。

と、ここまで考えて、自分の中で何をもって『簡単』と判断しているのかを考えた。この方法、セットアップには多少の知識が必要で、下手に扱うとメールが消滅する恐れがある。セキュリティ面も自分でフォローしないと痛い目に合う可能性がある。

実際、作業工程自体は簡単なのだ。紙にでも手順を書いておけば、誰だって使う事は出来るだろう。でもそれではリスクが大き過ぎる。これはPCを扱う上で、全ての事柄に当てはまる。学校で個人情報が入ったHDDが無くなって謝罪会見、なんてのはその最たる例だろう。ちゃんとリスクを理解していれば、毎回ドライブごとTrueCryptなんかでロックをかける事で安全性を高めただろうし(ロック開閉に要する時間は10秒程度)、ここまでの大騒ぎにはならなかった筈だ。「使えれば良い」ってもんじゃない。

僕は理屈や構造、概念を知る事が好きで、モノを取り扱うと同時に知らず知らずそれらを学習している節がある。その積み重ねが今日の僕を作り上げ、多少ややこしい事でも『簡単』と思えてしまうのだと思う(初めて扱うソフトでも、説明書が無くてもある程度は扱える)。安易に『簡単』と口にするのは、ひょっとすると無責任なのかもしれない。

ただ、『簡単』と思えるからこそメシの種になるという事も忘れてはならない。多分、これこそが僕の最大の武器なのだろう。

Home > Archives > 2009-02-13

Search
Feeds
Meta

Return to page top