- 2012-12-26 (水) 0:35
- 鍛錬
ジャズバーの忘年会、と称する発表会もどきに行ってきた。東京から帰ってしばらくは右手が痛くてピアノを控えていて、先日久々に弾いてみたらリズムはメタメタで指は思い通りに動かない。今日の練習も散々で、数だけはしっかりこなしたんだけど、溜息が出るばかりだった。
曲は好きなのをやって良いよと言われたので、常連のIさんのリクエストを聴いて『Recard bossa nova』をやってみる。するとこれが、意外に普通に弾ける。あれ。続けて初めて人前で演奏する『Stella by starlight』。ロクすっぽ練習もしてない曲なのに、何でこれを選んだのか自分でも良く解らない。で、これも弾けた。ミスはあったけど、素直に弾けてる。
続けてギターのNさんの番になったんだけど、そのままピアノに座っててとマスターに言われてB♭のブルースと、これまたロクに練習した事の無い『Love for sale』。弾けた。
おかしい。だって、ずっと絶不調やったやん。今日の練習中、何度陰鬱な気分になったか。それがどうしてこんな絶好調に変わる。幾つか今までにやった事の無いフレージングまで飛び出したぞ。指はスラスラ動くし、リズムは尻上がりに良くなっていく。良い演奏が出来て、混乱する。
そして最後に演奏した『There is no greater love』。今日の練習中、こんなテンポで弾けんかったよな。何で弾ける。しかも、かつて無い位にスマートな演奏。僕にしたら恐ろしく無駄の無いフレージング、かつ適度な脱力。一体、僕に何があった。ピアノに関しては滅多に自分を誉める事は無いけど、今日の出来は間違いなく良かった。今年一番の出来だ。
一つだけ心当たりがあるとすれば、このジャズバーに置いてあるグランドピアノの鳴りが良い、という所か。ウチのクラビノーバは下手なグランドピアノより鍵盤が重く、いわゆるドラゴンボールの修行状態みたいになってるんだけど、それから解放されたからか。でもそれだと、ここで演奏する度、毎回その威力を発揮してる筈よな。解らん。ただ今日は、いつもより鍵盤が軽く感じた。かつ、ほとんど力を入れずに弾けていた。これは良い兆候なんやろうか。
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