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びわ湖花火大会vsデジタル一眼レフ

  • 2011-08-08 (月) 0:35
  • 日常

事務所から北白川へ向かい、そのまま山中峠へ。装備はNikon D7000、安物の三脚、シャッターリモコン、レンズ掃除用具一式、ビニール袋など。事前にGIZMODOの記事を読んでシャッターの設定は済ませてある。19時半の開演までにはまだ時間があるが、実はまだ観戦ポイントや駐車場の問題をクリア出来ていない。

18時半、峠を抜けてバイパス前へ。辺りはまだ明るい。望遠で覗いてみると、ここからでも花火会場が見えそうな雰囲気だが、いかんせん距離がある。まだ十分時間はあるのだから、ロケハンを続けることに。

19時、そのまま浜大津方面へ抜けようとした時、皇子が丘公園の側を通った。そこで気付く。グラウンドや球場の駐車場が無料開放されているではないか。どうやらついているらしい。ここからなら歩いて10分ちょっとで浜大津だ。サッと止めさせて貰って、装備一式を抱えて歩き出す。

さて、問題はどこからどうやって撮影するか。三脚を拡げて撮るなら、どこか立ち止まっても問題無い場所を探さなければならない。アーカスより向こうへ行けば、ひょっとしたらそんなスペースもあるかもしれないが、そこまで行く時間が無い。目の前にある競艇場も一般開放されていたのだが、既に満席で締め切られていた。さてどうしたものか…と思いながら人波に流されつつ歩いていたら、前を歩く女性二人が突然道を逸れた。手に弁当やシートを持っているという事は、間違い無く花火鑑賞の筈、一体何処へ…と、二人の視線の先に気が付いた。急いで後ろをついていく。

驚いた事に、辿り着いたのは琵琶湖岸、それも恐ろしく鑑賞しやすい超穴場だった。恐らく地元の人しか知らないような場所で、まだ人もそれほど多くない。今年の運を全て使い果たしたんじゃないかと思いつつ、出来るだけ琵琶湖岸に近い場所で三脚を拡げてみた。大丈夫だ、通行の妨げにならないくらい十分広い。

あとは、花火がどの辺りから、どれくらいの大きさで上がるかなのだが、こればっかりは始まってみないと判らない。少なくとも全く見えない、という可能性は無いのだが。19時半、ついに花火大会がスタート。最初にテスト的な花火が数発上がる。良し、見える。何度も設定を確認し、リモコンを握りしめて初弾を待った。

結論から言うと、とてつもなく大きな初弾は、少し前にある木にカブって半分しか見えなかった。ちょっと待て、さっきのテスト花火はそんな所に打ってなかっただろ。動揺しつつも、どうやら2か所から花火が上がっている事を確認、片方を捨てて撮影しまくった。

だが、やはり手前の木が邪魔だ。マズい事に、カブっているほうがメイン打ち上げ場らしい。湖岸に近づき過ぎたのが完全に裏目に出た。10分ほど経ってから、意を決して場所移動。人波をかき分けて、どうにか場所を探してスタンバイ。三脚の足を極力短くしてスペースを減らし、更に身体を三脚に覆いかぶさるようにしてスペースを確保。幸い他の人の邪魔にはならなかった。

撮影しながら合間にプレビューを確認して気付いた。一つ目、花火の音で三脚が震えて写真がブレる。安物で軽い三脚だったからだろうが、これは全く予想していなかった。二つ目、花火がデカ過ぎて収まり切らない。琵琶湖花火大会に参加したのは数年振りなのだが、毎年こんな大きかったか。三つ目、花火ラッシュが来ると、ホワイトが飛びまくる。シャッタースピードは2秒にしていたのだが、これだとほとんど真っ白で、花火か何か解らない。懸命に設定を変えて、ひたすら撮影した。

折角なので動画も、と試してみたが、そんな時に限って滅茶苦茶綺麗な花火が上がりまくって呻く。そりゃ動画でも綺麗だけど、写真とはサイズや細かさが違い過ぎる。また、動画というのは静止画の連続なので、尾を引くというような表現は見る事が出来ない。残念なタイミングだったが、流石にこの辺りは運としか言い様が無い。

何だかんだで1時間、400枚ちょっと撮影した所でバッテリーが丁度尽きた。最初から結構減っていたので、ラッキーだった。後は無事に撮影出来ている事を祈るのみ。帰宅して整理した写真が、上記のこれらだ。初めての撮影にしては、まあまあ頑張った方だと思いたい。

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