Home > Archives > 2009-10

2009-10

下戸と小食と貯肉と

おかしい。500ml缶一本でフラフラになった。鉄の羊毛の部屋でサシで飲んでたら、僕のほうが先にダウンしかかった。やっぱり年々酒に弱くなってきている。

あと、食事の量も圧倒的に減った事に気がついた。友人と外食で同じメニューを頼んだのに、僕のほうが圧倒的に満足感が大きい、という事が増えたのだ。なのに燃費はすこぶる良い様で、運動を止めれば肉が貯まる。本当に酷い早さで貯まる。

白旗と赤旗

とても新鮮。

12日目、敢えて選んだ、初の夜間教習。と言ってもまだ夕方なのだが。今日やったのは緊急回避。30kmで走行しながら教官に向かって走り、白旗なら右、赤旗なら左に避けるという内容だった。これがクセモノで、教官はわざと白旗を左手に、赤旗を右手に持って挙げてくる。事前に解っていたのに、僕はバッチリ釣られてしまい逆方向へ。通称『釣られ事故』というもので、子供が急に飛び出してきたりすると、焦って同じ方向にハンドルを切ってしまう心理現象なのだそうだ。

もっとも、僕が間違えたのにはもう一つ原因がある。家にステレオケーブルがある人なら解ると思うが、音のケーブルは白が左、赤が右の音を担当しているのだ。旗の説明された段階から、僕は相当困惑していた。

その後は通常の検定コースを走行していたが、一つ気付いた。僕の最大の敵は、一本橋ではなくクランクだ。低速走行すると、何故か車体が大きく感じてコース取りにビビってしまうのだ。結果、今日も足を着いた。いかん。

顧客ターゲットについて

この中にある、『東京23区武三地区で、タクシーの営収につながる情報を教えてください』という質問に対する回答に、恐ろしく内容の濃い回答がある。あまりタクシーに乗らない人のほうが、より新鮮な驚きを感じられると思う。かなりオススメなので、時間のある時に是非ご覧頂きたい。以下、幾つか抜粋。

東京23区武三地区で、タクシーの営収につながる情報を教えてください(人力検索はてな)
http://q.hatena.ne.jp/1128408219#a417786

※「流しは左回りが大原則」
 
ということです。絶対に交差点を右折してはいけない。対向直進車をやり過ごしているうちに対向タクシーにお客さんをさらわれる。
 
※「交差点の第一車線で先頭に停止する」
 
これも大事です。お客さんはタクシーを捕まえようと目立つ交差点へと歩いてくる。長い信号を待っている間に反対側からお客さんが横断歩道を渡ってくるし。

※「お客さんはほとんどパターンで生活している」
 
だから時間帯ごとにどのお客さんを乗せるかしっかりと認識する必要がある。
 
私は基本的に1時間毎、時間帯によっては15~30分毎に流すパターンが決まっていました。
 
例えば「午前9時から9時5分の間に●●交差点から××交差点まで北進する」みたいな感じです。
 
そしてその日にこれはいい、いけると感じたことをすべて日報に書きとめ別の紙に整理しパターン化していきました。

どっちも乗り物に必要だし

思わぬタイミングで質問をされると、何とか返事をしようと物凄い速さで脳が回転して、それとなく近しい単語が思い浮かぶ事は無いだろうか?更にその単語から想像して、とんでもない返答をしたりした事は無いだろうか?

『ソケットランプ』が『チケットライド』に聞こえたのは、そういう経緯があったのだ。解って頂けてとても嬉しい。

歩くのに神経を使っています

痛々しい話で申し訳無いが、足の小指の爪がもげかけた。風呂場から出る時に強打して、一瞬捲れ返ったようだ。結果血まみれ。実は生まれて初めての体験で対処法が解らず、取り敢えず水絆創膏で固定しようと塗り固めてみた。数分後、内出血や分泌液が水絆創膏内に溜まり始めて圧迫、激痛が。普通の絆創膏に切り替え、通気性を良くして固定した。明日はどうなっているやら。

ギアが堅いと色々怖い

LICENSEって書いてある。

11日目、約1週間ぶりの実車教習。こんなに間が空いた事が無かったのでドキドキしていたら、初っ端から走るコースを間違えた。更にはエンスト、一本橋転落。教習初日を思い出すダメっぷりだ。頭をブンブン振って、一から思い出しつつ走り直した。正直、今までで一番短い1時間だったように思う。

それにしても今日の教習車は乗り辛かった。ギアチェンジが異常に堅く、ちゃんと変わったのかどうかが気になって仕方が無い。検定車両は整備が行き届いていると思いたい。

会議をハシゴする

今日は2件会議をハシゴした。どちらも演劇関係で、微妙に繋がっているのが面白い。まあ狭い世界なので、本当にガッチリ繋がったりするのだが。過去の資料から同級生の名前を見つけた時は心底ビックリした。

会議中、スケジュールを調べようと手帳を開いたら、とある日に○がしてあった。自分で書いた記憶が無いのだが、さて何だったか…と思ったら、法律のSちゃんが「排卵日ちゃう?」という発言をした。そうか、何時の間にか僕は子供を産める身体になったのか。後で気付いたが、この○は飲み会の候補日だった。

Sちゃん提供の豆知識。本屋には毎日シャレにならん量のFAXが届くらしい。新刊案内やサンプル提供等の情報が、あらゆる出版社から殺到するそうだ。そんなに届くんなら、印刷前に画面でチェック出来るヤツにしたら楽なんじゃない?と聞いてみたら、「画面でチェックしてる間に次のFAXを受信して間に合わん」らしい。どんなレベルだ。

テキサスホールデムと僕

無茶苦茶沢山の参加者が居る。

先日、一勝負で家が飛ぶというレベルのポーカー番組を見て、自分もちょっと試してみたいとポーカー・スターズという無料のネットゲームをやってみた。勿論お金は賭けていない。

上記の動画や僕がやったポーカーは『テキサスホールデム(Wikipedia)』というルールで、ざっくり説明すると次のようになる。

  • 最初に一人2枚のカードが配られ、この時点で賭けがスタート
  • 続いて皆に見えるように3枚のカードが置かれ、自分の2枚と合わせた5枚でポーカーの役を作る
  • 更に追加で1枚カードが公開
  • 更に追加で1枚カードが公開、最終的には自分のカードと合わせて7枚のうちから5枚選択して役を作る
  • 最終的に、降りずに一番強い役を作った人が賭け金を総取りする

ルールはシンプルなのに奥が深い。

流れはこのようになるが、各手順の間にレイズ(掛け金上乗せ)やフォールド(勝負から降りる)が選択出来る。自分の役が強いと思ったらどんどんレイズし、弱いと思ったら早い段階で降りるというのが初歩的なプレイだ。勿論ハッタリをカマして、弱いのにレイズして相手をビビらせたり(レイズされたら必ず同じ額を賭けないといけない=コール)、最後の1枚に望みを託してレイズの恐怖に耐え抜くというのもアリだ。

ちなみに上記の動画は、自分の手が100%勝つと解っていて、あえてレイズせずに相手を誘ってレイズさせ(相手もそこそこ強い手だと感付いていた)、そこにオールイン(自分の持ち金全部を賭ける)するという戦法がバッチリ決まったゲームだ。こうなるともう、相手は引くに引けない状態になる。その額$575,700なり。

さて、僕が遊んだポーカー・スターズでは、最初に1,000枚のチップをくれる。これを元手に、世界中の誰とも知らない人たちと戦う訳だ。意気揚々としてスタートした10分後、低いレートのテーブルにも関わらず、僕はケツの毛まで毟り取られた。ワンペアで無謀にレイズしまくった事が原因か。

実はこのゲーム、破産してもすぐ1,000枚のチップを分けてくれる。なので気楽に再戦出来るのだが、とにかく勝てない。と言うより、なかなか良いカードが来ない。手持ちでワンペアが出来ていればかなり強いのだが、そういう時に限って誰かがスリーカードやストレートで総取りしていく。渾身のレイズも空しく、僕の初勝利は2回破産した後に訪れた。

やっていて気付いたのだが、マズそうな手の時は、出来る限り早く降りたほうが被害が少ない。無理に弱い手でダラダラ付き合うから痛い目に遭うのだ。引き際と押し際を正しく理解する事が、このゲームの基本なのだと思う。ヘタなハッタリは被害を甚大にするだけだという事も悟った。

そのうちチョコチョコ勝ちだすようになり、チップも2,000枚ほど貯まったのでレートの高いテーブルに移動。さあいっちょ稼いでやるかと思ったら、1ゲーム最低100枚張らなければならないというヤバそうな所に参加してしまった。下家が初手からレイズ、2,000枚。鼻血を吹き出しそうになり即フォールド。よく見てみたら、このテーブルにはレイズの上限が無い。青天井ポーカーだ。

山盛り。

何ゲームか泣きそうになりながらフォールドしていたら、クラブの8、9という手が入った。フラッシュ、ストレートが狙える手で悪くない。このまま逃げ続けてもジリ貧なので、僕はここで命を張る事にした。場には更にクラブが2枚。レイズ。回りのプレーヤーもガンガン煽って来る。祈るようにしてオールイン、4枚目が公開。クラブだった。数秒後、僕の目の前にとんでもない量のチップが押し寄せてきた。

人間、大金を持つと金銭感覚が狂うもので、さっきまでビビっていたのが嘘のように1,000枚レイズをするようになる。同時に、カードと同じ位チップの量にも強さを感じるようになった。小額の時と違って、ハッタリが効くのだ。多少強引な手でも煽ってみて、場と相手の手の速さで危険度を察知する。行けると思ったら大きくレイズ。何度か途中で降りた後、怒涛の3連勝。場が完全にバラけていたのを見て、オールインの相手を3のワンペアで食った時は心底痺れた。

流れが来た、と思っていた時期が僕にもありました。

画像は絶頂期の僕。初手のカードもスペードのQ、Kと申し分無い強さ。これなら行けるだろうと大きくレイズし、場がオープン。ヤバいスペードもQもKも無い。早まったか、しかしもう後には引けない。相手の高額レイズをコールし、祈るように4枚目。ハートのQ。ブタは免れたが更に祈るしかない。5枚目、クラブのK。ツーペア。土壇場で役が成長した。どうだ。

そこには、スリーカードを持った上家にケツの毛を毟られた僕が居た。損害額は、12,000枚。その後も毟られ続けた僕は、静かにウインドウを閉じた。

最後に忠告をしたいと思う。このゲーム、面白過ぎるから遊ぶ時は本当に気を付けたほうが良い。とんだ時間泥棒になる可能性が高い。

ハトの首振り

ハトは歩行時に首を前後に振りながら歩くことで知られている。この動作はハト科以外の多くの鳥でも見られるが、ハト(特にドバト)は、警戒心が非常に弱く、歩いている状態で身近に見かける機会が多いため、多くの人々から「首を振る鳥」として認知されている。


この首振り歩行は、暗闇や、ベルトコンベア上を逆向きに歩かせたときは行われず、胴体が前進しているときでも頭部だけはなるべく長時間にわたって空間内で静止するよう首を前後させているため、視覚情報(あるいは聴覚、平衡感覚なども)を安定して得られるように行われているものと考えられている。また、首振りのタイミングは、体重を片脚で支えている間も重心が安定する位置に来るようになっている。それゆえに「安定して歩行するため」という説もあるが、ハトも高速での歩行時では首振りを行わないため、やや疑わしい。

男前(?)なハト。

某所で偶然ハトの習性を知り驚いた。あの首振りにそんな深い理由があったとは。ベルトコンベア上で鳩を歩かせている所を想像するとかなり笑える。写真は去年、六角堂で撮影したハト。ここに行く時は食べ物を見せて歩かないようにしたほうが良い。十中八九、集団暴行の憂き目に会う。

シミュレーターが殺意を

絶好の散歩日和。

少し間が空いたが、10日目、2段階初日の教習。この日、愛用の原チャを兄に奪われた為、仕方なく自転車で教習所へ向かった。日差しはすっかり秋っぽくなっている。

今日もまたシミュレーターで教習を行うとの事で、待合所で検定試験の様子などを見ていたら、クランクで女性がハデにコケてゾッとした。

事故現場周辺。

シミュレーター教室は待合所のすぐ側の部屋で行われており、中から教習生の悲鳴が聞こえてくる。経験した人なら解ると思うが、シミュレーターはアクセル、ブレーキの感覚がとても掴み辛い。加えて後ろで他の教習生が見ているというプレッシャーも加わり、あらぬ動きをする事も度々なのだ。

その後、教室からガンガン漏れる声に耳を傾けていると、卒業生の免許取得1年以内の事故率について教官が話し出した。パーセンテージを聞くとそんなもんか、と思ったが、大きい事故を起こした場合、教官や学校が始末書を書いて公安に提出するらしい。成る程これは大変な仕事だ。

程無くしてベルが鳴り、次は僕の番となった。今日は実際に街中を走って交通ルールを確認するという授業で、座った席が悪く僕が最初に搭乗。シミュレーターは体重移動では曲がらず、ハンドルだけで曲がるようになっており、勝手が解らず最初の交差点で歩道に乗り上げる僕。平常心、平常心と言い聞かせ、その後は問題無く進んで行った。『バス優先道路』が現れるまでは。

僕が普段走行しているルートではあまり見かけない『バス優先道路』の標識。あ、これ確かこのレーンは走ったらアカンって遠い昔に習ったような、と気付いて右車線へ移動。ただ、正直あまり自信が無く、単車は左端によったほうが良かったんかなあと思った、次の瞬間。

左車線をアクセル全開でバスが追い抜いていった。

左ミラーを全然確認していなかったので、いきなり真横に現れたような錯覚に陥り全身にサブイボが。原チャでの街乗り経験から言って、あのバス絶対60km以上出してる上に避ける意思すら感じられない。今ちょっとでも躊躇してたら、間違い無く殺られていた。

シミュレーターのキラーっぷりは留まる事を知らない。何とか僕は無事に目的地に辿り着けたが、次の教習生は交差点で右折しようとセンターラインに寄った瞬間、後ろから救急車に跳ね飛ばされた。余りの出来事に固まる僕ともう一人の教習生。「接触事故が発生しました」という淡々とした案内が更に恐怖心を煽る。更に次の教習生は、見通しの悪い住宅街の交差点で、フルスロットルのスクーターに脇腹をエグられた。思わず声を上げる教習生。何が怖いって、どちらの事故も相手が一切ブレーキする気配を見せなかった事が怖い。特にスクーターのほうは、どう見ても死亡事故レベルのクラッシュだった。

このシミュレーター、ご丁寧な事にリプレイ機能やカメラアングルの移動まで備わっていて、教官が事故の様子を細かく説明してくれる。僕のバス優先道路も見せて貰ったが、交差点を恐ろしい速さで左折しながらブチ抜いてくるバスに狂気を感じた。救急車の事故に至っては、ミラー越しに恐ろしい速さで突っ込んでくる様子が映し出され、「殺ったらあああああ」という声が聞こえてきそうな程狙い済ましたライン取りであった事をご報告しておく。救急車が突っ込んでくる、というのは想像以上にシュールで怖い。

「まあ現実にはこんなエグい事は無いですけどね」という教官の話からするに、シャバに対する恐怖心を植えつける目的があるような気がしてならない。まあ実際、早めに怖い思いをしておく事は大事だとは思うのだが。

Home > Archives > 2009-10

Search
Feeds
Meta

Return to page top