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2009-10-12

会議をハシゴする

今日は2件会議をハシゴした。どちらも演劇関係で、微妙に繋がっているのが面白い。まあ狭い世界なので、本当にガッチリ繋がったりするのだが。過去の資料から同級生の名前を見つけた時は心底ビックリした。

会議中、スケジュールを調べようと手帳を開いたら、とある日に○がしてあった。自分で書いた記憶が無いのだが、さて何だったか…と思ったら、法律のSちゃんが「排卵日ちゃう?」という発言をした。そうか、何時の間にか僕は子供を産める身体になったのか。後で気付いたが、この○は飲み会の候補日だった。

Sちゃん提供の豆知識。本屋には毎日シャレにならん量のFAXが届くらしい。新刊案内やサンプル提供等の情報が、あらゆる出版社から殺到するそうだ。そんなに届くんなら、印刷前に画面でチェック出来るヤツにしたら楽なんじゃない?と聞いてみたら、「画面でチェックしてる間に次のFAXを受信して間に合わん」らしい。どんなレベルだ。

テキサスホールデムと僕

無茶苦茶沢山の参加者が居る。

先日、一勝負で家が飛ぶというレベルのポーカー番組を見て、自分もちょっと試してみたいとポーカー・スターズという無料のネットゲームをやってみた。勿論お金は賭けていない。

上記の動画や僕がやったポーカーは『テキサスホールデム(Wikipedia)』というルールで、ざっくり説明すると次のようになる。

  • 最初に一人2枚のカードが配られ、この時点で賭けがスタート
  • 続いて皆に見えるように3枚のカードが置かれ、自分の2枚と合わせた5枚でポーカーの役を作る
  • 更に追加で1枚カードが公開
  • 更に追加で1枚カードが公開、最終的には自分のカードと合わせて7枚のうちから5枚選択して役を作る
  • 最終的に、降りずに一番強い役を作った人が賭け金を総取りする

ルールはシンプルなのに奥が深い。

流れはこのようになるが、各手順の間にレイズ(掛け金上乗せ)やフォールド(勝負から降りる)が選択出来る。自分の役が強いと思ったらどんどんレイズし、弱いと思ったら早い段階で降りるというのが初歩的なプレイだ。勿論ハッタリをカマして、弱いのにレイズして相手をビビらせたり(レイズされたら必ず同じ額を賭けないといけない=コール)、最後の1枚に望みを託してレイズの恐怖に耐え抜くというのもアリだ。

ちなみに上記の動画は、自分の手が100%勝つと解っていて、あえてレイズせずに相手を誘ってレイズさせ(相手もそこそこ強い手だと感付いていた)、そこにオールイン(自分の持ち金全部を賭ける)するという戦法がバッチリ決まったゲームだ。こうなるともう、相手は引くに引けない状態になる。その額$575,700なり。

さて、僕が遊んだポーカー・スターズでは、最初に1,000枚のチップをくれる。これを元手に、世界中の誰とも知らない人たちと戦う訳だ。意気揚々としてスタートした10分後、低いレートのテーブルにも関わらず、僕はケツの毛まで毟り取られた。ワンペアで無謀にレイズしまくった事が原因か。

実はこのゲーム、破産してもすぐ1,000枚のチップを分けてくれる。なので気楽に再戦出来るのだが、とにかく勝てない。と言うより、なかなか良いカードが来ない。手持ちでワンペアが出来ていればかなり強いのだが、そういう時に限って誰かがスリーカードやストレートで総取りしていく。渾身のレイズも空しく、僕の初勝利は2回破産した後に訪れた。

やっていて気付いたのだが、マズそうな手の時は、出来る限り早く降りたほうが被害が少ない。無理に弱い手でダラダラ付き合うから痛い目に遭うのだ。引き際と押し際を正しく理解する事が、このゲームの基本なのだと思う。ヘタなハッタリは被害を甚大にするだけだという事も悟った。

そのうちチョコチョコ勝ちだすようになり、チップも2,000枚ほど貯まったのでレートの高いテーブルに移動。さあいっちょ稼いでやるかと思ったら、1ゲーム最低100枚張らなければならないというヤバそうな所に参加してしまった。下家が初手からレイズ、2,000枚。鼻血を吹き出しそうになり即フォールド。よく見てみたら、このテーブルにはレイズの上限が無い。青天井ポーカーだ。

山盛り。

何ゲームか泣きそうになりながらフォールドしていたら、クラブの8、9という手が入った。フラッシュ、ストレートが狙える手で悪くない。このまま逃げ続けてもジリ貧なので、僕はここで命を張る事にした。場には更にクラブが2枚。レイズ。回りのプレーヤーもガンガン煽って来る。祈るようにしてオールイン、4枚目が公開。クラブだった。数秒後、僕の目の前にとんでもない量のチップが押し寄せてきた。

人間、大金を持つと金銭感覚が狂うもので、さっきまでビビっていたのが嘘のように1,000枚レイズをするようになる。同時に、カードと同じ位チップの量にも強さを感じるようになった。小額の時と違って、ハッタリが効くのだ。多少強引な手でも煽ってみて、場と相手の手の速さで危険度を察知する。行けると思ったら大きくレイズ。何度か途中で降りた後、怒涛の3連勝。場が完全にバラけていたのを見て、オールインの相手を3のワンペアで食った時は心底痺れた。

流れが来た、と思っていた時期が僕にもありました。

画像は絶頂期の僕。初手のカードもスペードのQ、Kと申し分無い強さ。これなら行けるだろうと大きくレイズし、場がオープン。ヤバいスペードもQもKも無い。早まったか、しかしもう後には引けない。相手の高額レイズをコールし、祈るように4枚目。ハートのQ。ブタは免れたが更に祈るしかない。5枚目、クラブのK。ツーペア。土壇場で役が成長した。どうだ。

そこには、スリーカードを持った上家にケツの毛を毟られた僕が居た。損害額は、12,000枚。その後も毟られ続けた僕は、静かにウインドウを閉じた。

最後に忠告をしたいと思う。このゲーム、面白過ぎるから遊ぶ時は本当に気を付けたほうが良い。とんだ時間泥棒になる可能性が高い。

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