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Result 52 for 悪い大人

ちゃんと動くモンですね

来週の月曜に悪い大人達がやってくるとの事で、色々と懐かしいものを引っ張り出してきた。ちゃんと電源が入って嬉しかった。残念ながらツインファミコンの方はピクリとも動かなかった。これはちょっとバラして確認してみようと思うけども、今回はパスだな。手持ちのモニタやら何やらどんどん引っ張り出して、月曜はお祭りを開催する事になる。

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PLAYISM2周年パーティーに行ってきました

Twitter経由でお越し頂く方が多いようなので、簡単に自己紹介を。僕は『開発室Pixel』の天谷君の友人で、専門学校1年生からの長い付き合いです。彼が最初にゲーム開発を始めた頃から遊ばせて貰った縁もあって、PC版『洞窟物語』などのテストプレーヤーをやらせて貰ってます。あと、『めがね』の音楽は僕が作ってます。HNは『くろいひと』。専門学校卒業後、ゲームからはずっと離れていたんですが、一昨年にお台場のカルチャーカルチャーで開催された『洞窟物語のウラガワ』というイベントで何故か僕まで登壇、こっちの世界に帰ってきてしまいました。その時のイベントレポートは、サイドメニューのボタンからどうぞ。

喫茶店を兄に任せて、やってきました大阪は北浜のイタリアンレストラン エズ。今日はここで、インディーズゲームのダウンロード販売を行っているPLAYISMさんの設立2周年パーチーがあるとの事。このお店に来るのは2回目だったりする

中へ入ると、先日のBitSummitでお会いしたPLYAISMのIさんが出迎えて下さった。ご無沙汰してます。今日は至ってノープランなパーティーと言う事で、飲んで食ってゲームやって騒いで下さいといった内容だそうだ。参加者もアマ・プロのゲームクリエイターからゲームファン、企業の人まで何でもあり。PLAYISMの運営元がゲーム専門のローカライズ会社と言う事もあって、お客さんの3割くらいは外国の方で、BitSummitで見かけた方も多数居られた。受付を済ませて中へ入るとNIGOROのPANDAさんが。どもども。抱えた荷物を控室に置かせて貰って、デジイチ抱えていざ参戦。

最初に目に飛び込んだのは、NIGOROさんのデモ機だった。ああ、女の戦いをマウス操作のビンタで描いた『薔薇と椿』…これ『La-Mulana』のネブルさんとムーブルクじゃないか!前にネタ画像で見た事あったけど、実際に遊べるなんて聞いてないぞ、どうなってんだ。オリジナルのストーリーまで付いてる徹底ぶり。何やってんですか、ならむらさん。通称『薔薇ムラ』だそうで。後程ご紹介するkawanakaさんがハマって、臨時インストラクターになったりも。

こちら、プレーイズムマン1号と呼ばれたジョシュさん(先日の日記参照)の私物。サターン、ドリキャス、スーファミ、プレステ3とメチャクチャなラインナップ。あとこれ何だ、アストロ筐体のコンパネ、セガサターン版!?バーチャスティックプロなんてものがあったとは。ちなみに当日稼働率が一番高かったのはサターンでした。

徐々に会場に人が集まりだし、乾杯の時間となった。プレーイズムマンJこと水谷さんが挨拶され、続いてクリエイター代表と言う事でNIGOROのならむらさんが挨拶。「PLAYISMの2周年、本当は昨日でした、今日はNIGOROの6周年記念日です」、流石ならむらさん、綺麗にパーティをジャック。それでは乾杯。

ここで本日のDJをご紹介。Justin Pfeifferさん( @xanadujin )、ゲームDJとの事なのだが、どんなのをやるのかな…と思ったら初手から『VIEWPOINT』が流れて来た。素晴らしいチョイス、何者だ。Mixcloudで詳しい日本語プロフィールとミックスを試聴出来たんだけども、凄い方でした。お見逸れしました。

2階へ上がると、A君こと天谷君はサインを描いていた。一般のファンだろうが何だろうが誰でも参加出来たこのパーティ、開発者さんに会いに来た人も居たようで、中にはこうやって色紙を持ってこられている方も。様々な形で『ゲーム』と関わっている人達が一堂に会しており、あちこちで面白いシーンが見られた。写真のカエルは、dekoさん( @de_ko_ )による『アマガエル(天谷+ゲロブラスター)』。この他、「僕、奈良出身だから…」と『奈良むら』というネタシールも作られていた。ならむらさんバカ受け。撮影し損ねて悔しい。と思ったら、dekoさんが送って下さいました。最高。

天谷君のプログラミングの師匠であるnao_uさん所有の立体視出来るHMDを使って、『La-Mulana』の超絶テストプレイヤーである暴満館さん@szsk )がLa-Mulanaをデモプレイ。解る人にしか解らない、ご飯三杯分のシチュエーション。実は今回初めてLa-Mulanaのスタッフが全員揃っているのだ。仙台(!)から来た暴満館さん、福島(!)から来たもう一人の超絶テストプレイヤー+攻略本担当の憤死確定さん、そして九州(!)から来たNIGOROの長老、プログラマduplexさん。やっぱりNIGORO祭りじゃないか。暴満館さんと憤死さんは震災直撃だった筈で、大丈夫でしたかと尋ねてみたら口を揃えて「ずっとテストプレイやってました」と。この人たちはホンモノです。

duplexさんは九州にお住まいとの事で、なかなかこちらへ出てくる機会が無く、NIGORO結成後にメイン3人が揃ったのも今回で2回目なんだそうだ。当然僕もお会いするのが初めてで、折角なので沢山話をさせて頂いた。「僕はいつも小さいゲームを作ろうと…例えばグーニーズの1面くらいの規模のを考えてたんだけど、あの二人がどんどん大きくしちゃって」と笑うduplexさん。物腰柔らかで、大人という感じがする。「いや、それはね、あの二人が濃いから!その対比ですよ」、あ、ちょっと納得しかけた。話している中で一番衝撃だったのは、「NIGOROではプログラマをやってるんですけど、本職はプログラマじゃないんですよ」という言葉。GR3 PROJECTの頃から、プログラミングは単なる趣味でやっていただけだと。えええ…それでLa-Mulanaみたいな恐ろしいモノを作れるようになるんですか。ならむらさんもサミエルさんもハンパ無いけど、duplexさんも尋常じゃない。ホントに奇跡的な出会いをしたんだなあ。それも『MSX』というキーワードに惹かれて。

何処行ってもゲーム。全部ゲーム。集まって話すのもゲームの話。プロも、アマも、学生も、ユーザも。何の垣根も無く、ゲームについて語り合う。面白い。全部面白い。PLAYISMさん、とんでもない場を作ったなあ。2年で良くぞここまで。以前からちょくちょくお話を伺ってたので、この風景を見ているだけでもグッと来る。ここから更に沢山の人を巻き込んで、より面白くなっていくんやろうなあ。何度でも言うけど、PLAYISMさんの頑張りは素晴らしいですよ。

今日も沢山の出会いがあった。まずはBitsummitでお会いして仲良くなった『ロッコちゃん』のkingさん( @king_75 )、わざわざ東京から夜行バスで駆けつけてくれた。やはりロッコちゃんの知名度は抜群で、沢山交流をされていた。お互い気になっていた『インコを口の中に入れている感じのアイス』、時間があったので阪神百貨店まで見に行ったら売り切れだったそうで残念。次回作、期待してますよ。

続いてパズルゲーム『カラフルマイン』のMaruchuさん( @Maruchu )。Bitsummitにも来場されていたんだけども、僕がカラフルマインを知ったのがつい最近でご挨拶が出来ていなかったのだ。嬉しい初(?)対面、アイコンからは想像出来ないくらい紳士で真摯な方だった。僕の周りのインディーズゲーム開発者が変人揃いなので、恐らくMaruchuさんも…と思い込んでいた自分を詰り倒してやりたい。Maruchuさんはとても気さくで、すすんで会話の輪に入られていた。

そう言えばカラフルマインはHSPプログラムコンテスト2012でPLAYISM賞を受賞されていたんだけれども、同じ回にHSP3Dish部門・優秀賞を受賞したのが、我らが悪い大人仲間のtaigooooさん謹製『部長の印』。不思議な縁を感じた。

ファタモルガーナの館


PANDAさんに「撮影撮影!」と引っ張られていった先に居られたのは、京都で様々なインディーズゲーム関連の企画を立てられていて僕の日記にもちょくちょく出演される、デザイナーのKさんことkawanakaさん( @kawanakakiyoko )と、ノベルゲームを作られているNovectaceの縹 けいかさん( @hanadakeika )。常々「ゲーム系イベントに女子が少ないのが許せん」とキレているkawanakaさん、今日は素敵な女性を見つけて大喜びの様子。「写真撮ってください!」との事だったので撮影したら、後ろに背後霊(という名の笑顔のPANDAさん)が写り込んだ。kawanakaさんブチギレ。この二人、いつも酷い殴り合いをしてるな。その横に『BLACK ART』というシューティングを作られている、ゆまんくさん( @yumeneko )が立たされていた。男子禁制恐るべし。その後ちゃんと、皆で撮影しました。

そのkawanakaさんが主催するもくもく会の常連、天谷君オススメのビジュアルノベル三部作を公開している樹ひかりさん@ARTIFACTS777 )や、Unityとjsを振り回して活躍中のmatsudasuさん( @matsudasu )、同じくUnityでゲームを作っているひもさん@himojii )も来られていた。最近何度も会ってるのでナチュラルに紹介を忘れてました、申し訳ないです…

更には、無料でRPGが作れるという事で大きな話題を呼んだ『WOLF RPGエディター』と、そのエディタで作られた『片道勇者』の作者でもあるSmokingWOLFさん( @WO_LF )が。まさか大阪在住だったとは。本も書かれてます、スゲー方です。会場でも引っ張りダコだったなあ。二次会でも沢山面白い話をされていた。

最近加速しまくっている、Unityのユーザも多数来場。なんもさん@nanimosa )もその一人で、手持ちのタブレットで『TorqueL』というゲームを公開されていた。ユニークな操作感でPANDAさん大苦戦。また、大学院生でUnityを使いこなしている、くるくるさん( @mkd214 )が『ワンナイト人狼をスマフォで遊べるアプリ』で実際にテーブルを囲んで遊んでいた。面白い事を考える人が居るもんだなあ。そしてOUYAの開封の儀まで執り行っていたCRI Middlewareの一條 貴彰さん( @Takaaki_Ichijo )さん、残念ながら僕はタイミング悪く遊ぶ事が出来なかった。OUYA気になる。


写真を整理していて後から気付いたんだけど、『メゾン・ド・魔王』のプチ・デポットより、しごとさんも参加されておりました。本当に申し訳ないです、名札に『しごと』とだけ書かれていて、何の仕事やろう…と勘違いしておりました。訛り実況のキリンさんと共に大人気のタイトルですので是非是非。

久野裕介さん( @YusukeHisano )が持っていたのは、NIGOROショップで販売されているiPhoneケース。PANDAさん曰く「シャレで作った」そうなんだけれども、メンバー以外で所持している人を見たのは初めてだそうで、ならむらさんと一緒に大笑いしていた。こういう交流も面白いなあ。ちなみにスタッフが来ているNIGOROTシャツもこちらのショップで購入可能です。La-Mulana文字で書かれた時計も売ってるよ。

あと、作者さんと会場でお会い出来なかったんだけども、エジプト人が作ったビジュアルノベルを紹介された。メチャクチャ気になる。『イブン・アンナフィース ビジュアルノベル』、是非チェックを。先日のニコ生でお世話になったGame*SparkのGokubutoさんとも再会出来て嬉しかった。また色々、お話伺いますよ。

忘れてはならないメインのプロジェクタ。足でパッドを操り洞窟物語をクリアしたcoppeliaさん( @doll_coppelia )による、魅惑の生足生プレイ。ラスボスと足で殴り合っている。変態だ。誉め言葉としての変態だ。どうしてこう、La-Mulanaには変態ばかり集まってくるのか。実際coppeliaさんのプレイは大人気だった。NIGOROスタッフ陣も笑いながらプレイを見ていたんだけど、ならむらさんが小学生みたいなちょっかいばっかかけようとしてる。

そんな傍若無人なならむらさんに、coppeliaさんはアイコンを模したクッキーを焼いてきたのだ。何という報われない愛。その後、ちゃんとならむらさんからサインを貰ってました。遠く石川から参戦して場を盛り上げてくれたcoppeliaさんに盛大な拍手を。


ところで、coppeliaさんか暴満館さんがLa-Mulanaをクリアした時、DJのJustinさんが『ガリウスの迷宮』のテーマ流したんですけど、これ偶然ですか?知っててですか?どっちにしても鳥肌立ったんですけどね。ここから更にファルシオン ステージ3(ファミコン)→TMNT ステージ1(ファミコン)→X-MENステージ1(アーケード)と、僕の知り得る最強のコナミ繋ぎを披露するJustinさん。興奮し過ぎて居ても立っても居られなくなり、サミエルさんと一緒にブース前へ突撃して腕を突き上げた。海外にもこんなに『解ってる』人が居るのか。

そんなこんなで4時間くらい経過して、流れるようにパーティは終了。続いて同じ会場で2次会がスタートした。ゲーム台が空いていたので、立体視La-Mulanaをプレイさせて貰っていたら電話が。天谷君やん、何で電話…と思ったら、「1次会で帰っちゃった、挨拶せずにゴメン、今から仕事場に戻ります」っておおい。みんなビックリしてたぞ。僕は良いけど、せめて開発者の皆さんには挨拶していきんさい、ホンマにこの子は。そんな天谷君の本日の名言、「ゲロブラスターってタイトルどう思う?って娘に聞いたら、ご飯食べてる時にそんな事言っちゃダメでしょ!って怒られた」だそうで。

ここで東京から参加されていた、またの名をsuiheilibeさん( @Antouchable )にとあるブツが贈呈されていた。洞窟のウラガワにも参加されてましたよね、遠路はるばる有難うございました。

場は一気にマジメモードへ。HALの学生さんも交えて、ゲームの未来に関する座談会が開かれた。コンシューマ開発者・インディーズ開発者・アマチュア開発者・パブリッシャー・学生・ゲームファンという、今までに無かった何でもありの座談会。オフレコの話も多く、流石にここで書く事は出来ないのだが、題材だけ箇条書きでご報告を。物凄く貴重で面白い場だった事も付け加えておく。PLAYISMのIさん、アツかったなあ。

  • ゲームのチュートリアルに命を懸ける話
  • インディーズブームの話
  • インディーズとコンシューマの立場の話
  • ローカライズにまつわる面白話
  • 社会には色んな大人が居るよ話
  • 5年後のゲーム業界はどうなっているか話

ジョシュさんの濃い話も炸裂。「最近ファイブ・スター物語にハマってるんですよ」「ガンダムの放送開始は1979年でしょ?」等、PANDAさん曰く「もう日本人だろ、外国人とは認めねー」といった評価を得ていた。

22時、2次会もお開きに。合計8時間近く動いて喋っていたのか、道理で喉が枯れる筈だ。まだ数人残るようだが、僕らは終電もあるのでこの辺りで。帰り道、『洞窟物語のウラガワ』や『エリック・シャイー討論会』に参加してくれていたはしもとさん( @HashimotoRST )と一緒になったのでゆっくり話をさせて貰った。彼は洞窟物語のウラガワに参加した事で急激にモチベーションが上がり、La-Mulanaに大きな影響を受けて自作ゲーム『怪奇瘴忌譚』を作り上げたんだそうだ。この事でNIGOROさんと縁が出来、きょう沢山話が出来た事をとても喜んでいた。天谷君やNIGOROさんのような最前線で戦っているクリエイターを見て、俺も俺もと立ち上がってくれる。これぞウラガワのイベント時に願っていた形だった。心底嬉しい、と同時に、僕も頑張らなアカンなと思わされた。やっぱ僕も、ゲーム作らんと。

帰宅したのは0時過ぎ。聞けばサミエルさん達は25時くらいまで飲んでいたそうだ。今日来場されていた皆さん、沢山話をさせて頂き有難うございました。あらゆる方角からゲームの話が出来るという貴重な場で、心底楽しく、良い勉強になりました。また、これだけの規模のイベントを企画運営して下さったPLAYISMスタッフの皆さん、心より感謝いたします。大変だとは思いますが、また是非こういった場を作って頂ければ幸いです。それでは最後に、拍手が巻き起こったこちらの画像と首謀者の寝姿で失礼いたします。

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悪い大人たちが朝まで飲み続ける一日

始めに。今日の日記はグダグダです。Game*SparkのGokubutoさんが真っ当で素晴らしいイベントリポートを上げられているので、詳細な内容を知りたい方はまずそちらをお読みください。グダグダを楽しみたい方は、先にこちらをお読みください。

0時過ぎ、地下鉄御堂筋線の終電で本町へ。大阪一のビジネス街、流石にこの時間に降りる人は少ない。真夜中のビジネス街って興奮するよね、立派な建物に囲まれてるのに静かで誰も居なくて。Googleマップを頼りに歩く事数分、オフィスに入る前にA君こと天谷君と遭遇した。PANDAさん、ならむらさん、プレーイズムのスタッフさんもお揃いで。どうやらコンビニへ買い出しに行った帰りだそうだ、ナイスタイミング。

皆でプレーイズムさんのオフィスへ移動、立派な会議室に陣取る。1時間後には、ここから悪い大人たちによるニコ生配信が始まるのだ。平日月曜の25時~27時ですよ、無茶苦茶過ぎる。そもそも何でこんな時間に生放送をやるのかというと、ならむらさん達のチームNIGOROが作ったゲーム『La-Mulana』が世界最大のゲームプラットフォームである『STEAM』で配信(販売)されるのに合わせたという理由がありましてですね。要は向こうの現地時間の10時だかに配信が始まるから、それを皆で見守る名目でパーチーしようぜと。僕と天谷君は賑やかしです。今日の配信、パブリッシャーであるプレーイズムさんが一番緊張してるんじゃないかな。

配信前に色々と準備。背景が寂しいからと、お便りやFAXが届いた事にしようと皆で落書きを始めた。ならむらさん、左利きだったのか。知り合って3年近くになるのに初めて知った。ここで僕、事務所で作ってきた三角の名前の書いてあるアレを取り出しバカ受け。生放送中にも散々イジって貰えて何よりです、プレーイズムさんの分も作っておいて良かった良かった。ちなみにここからならむらさん分をダウンロードできます。お祝いはサミエルさん大好物の蕪村庵のおかきだったんだけど、サミエルさんは今日お留守番らしい。また渡しそびれてしまった。

25時、放送開始。こんな平日の夜中なのに、結構視聴者が居る事に驚いた。始まる寸前まで緩やかだった空気も少し張り詰める。が、早々にならむらさんがくだけ始める。名前の横に『他』と書かれていたのに笑った。元ネタはこの記事。6人中5人まで名前書いておいて、何でもう1人紹介せんのよと。大変根に持っておられました。お隣はプレーイズムの水谷さん、ハチャメチャ働くプレーイズムのリーダーだ。実は僕らよりかなり若かったりする。

さて、どんな感じの立ち上がりになるかなと思ったら、のっけから良い感じの殴り合い(ならむらさん「心中相手を探していた」水谷さん「実はウチも海外で死んでくれる人を」)で現場もニコ生もホットに。「昔、NIGOROさんのtwitterアカウントに無視された事が」という暴露話まで飛び出して、これ公式放送やんね?と確認したくなる位にぶっちゃけ始める。一応断っておきますが、NIGOROさんとプレーイズムさん仲良いですからね。開発室Pixelともお互い仲良いですからね。NIGOROさんが中心に居ると全部カオスになっていくんだけども、とても良い事だと思います。

途中から登場したのは、プレーイズムマン1号ことJoshua Weatherford氏、通称ジョシュさん。ガンダムとゲームにかけては社内一詳しいと噂される人で、日本語ペラペラの翻訳者さんだ。ゲーム系ニュースサイトGame*Sparkのほうに掲載されたGDCの記事でもその姿を確認出来る。ホントに気さくなナイスガイです。「ジョシュ来た!」とのコメントに驚いてたなあ。有名になってしまいましたね。

更なるゲスト、開発室Pixelの天谷君。「近所だったから呼んだ」というならむらさんの言葉通り、La-Mulanaとほとんど関係無いのに呼ばれたという素敵ゲストだ。とは言え、同じ国内を代表するインディーズゲームクリエイターだし、しょっちゅう会ってる友人だし。持ち前のフリーダムさで混迷を極めさせた、当放送の台風の目であります。背景の絵ドンドン描いて、ってけしかけたのは僕だけど、そこまでやれとは言ってない。この二人のフリートーク面白いわー。いずれ是非、公開対談をやって欲しい。

そして僕と一緒に登場したのは、Game*Sparkの記者さんであるGokubuto.Sさん。上記のGDC記事を書いたその人だったりする。実は朝まで高熱でうなされていたそうで、解熱剤で押さえ込みながらの参戦、にも関わらずノリノリだった。番組中にならむらさんから「じゃ、インタビューお願いします」という無茶振りをされるも気合で応え、何とその日のうちにこの放送の記事まで仕上げたというプロ根性。その後、また熱を出したそうで。そりゃそうなりますわ、お身体大事にして下さい。上の写真は、その無茶振りされた瞬間の表情です。ちなみに手持ちのカメラはNikon D300。仲間仲間。

生放送には顔を出さなかったけど配信を頑張っていたPANDAさん、今日の機材は全て自前のものだそうだ。キャリーバック一杯の機材運びとセッティング、お疲れ様でした。ホントに何でも出来るなあ。NIGOROで一番謎が多いのって、ひょっとしてPANDAさんなんじゃないだろうか。経理も法務も出来るスーパー社長だ。

そういや、ゲームクリエイターでも何でもないのに何で僕が居るんやと言われますと、PANDAさんが「記録係はよ」と呼んでくれたからです。この所すっかりNIGOROさんと天谷君の記録係になってる気が。ウラガワのイベント以来、ホント仲良くさせて貰ってます。一応La-Mulanaのテストプレーヤーでもあるので、天谷君よりはLa-Mulanaとの関連性が高い気がする。気持ち程度。

番組のほうは至ってノープラン(ならむらさん曰く「タイムテーブルだけは考えてた!」)で、話す内容すらマトモに決まっておらず、これほどに『やりたい放題』という言葉がシックリくる事は無いんじゃないかというフリーダムさだった。改装初日という会議室の壁にベタベタ貼り紙をし(「生放送を見てる社長に何を言われるか」と水谷さんガクブル)、生放送中に戸棚が外れてバーンと倒れ(倒したの多分僕ですスイマセン、元から壊れてたとの事)、時間通りにLa-Mulanaが配信されないどころか配信ページ自体にアクセス出来なくなり(Gokubutoさん曰く「大抵時間通りに配信されないという通称『Valve Time』というのがありまして」→数分遅れで配信開始)、酒やメシを食べながら配信を続け、絵を描き過ぎて紙までおかわりし、26時からの放送休憩時間にオフィスの電話が鳴り(「社長からのお叱り電話か」と水谷さんが再度ガクブル→営業課の社員さんからのお祝い電話だった)、放送終了10秒前になって初めてPANDAさんからカウントダウンが提示されたりと、よく無事に放送が終わったなと。それなりに起承転結が付いてるのも奇跡的だった。「このノリがウチららしくて良いよな」とならむらさん。全くです。夜中27時(3時)まで、想像以上に沢山の方に視聴頂き有難うございました。この放送の為に半休取ったという人が居たんですけど、大丈夫ですかtaigooooさん。

放送も終わり、STEAM配信も無事開始され万々歳。後は地下鉄の始発を待つばかり…2時間半ほど。外に出るにも店は無いし、結局会議室に残って座談会となった。GDCの話なんかはマジメな内容だったけど、だんだん皆おかしくなって「これまだ録音してるんですか!?止めて止めて!」と天谷君が悲鳴を上げたりと、とても書けない話連発になりましてね。あ、ならむらさんのスケッチブックは圧巻だったなあ。流石プロのイラストレーター。他にもLa-Mulanaの売り上げランキングで一喜一憂したりと、全員ハイテンションのまま日の出を迎えてしまった。毎回思うけど、このメンツやと時間が立つのが早い早い。

早朝5時半、朝日を浴びつつ解散。PANDAさんが「今から伏見稲荷へお詣りに行く」と言うと、「今から!?今から行くの!?」とならむらさん。何度かそのやり取りを繰り返して「あー解ったよ!真っ直ぐ家に帰ってやるよ!」と何故か逆ギレしたPANDAさん。NIGOROさんはホント面白いチームです。お疲れ様でした。

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平日の方が自由が効きまして

突如イベントのお知らせが舞い込んだので、明日の分も含めて思いっきり仕事を頑張った。途中で思い立って買い出しにも行った。ネタも仕込んだ。我ながら、残り12時間では頑張った方だと思う。もう少し時間があれば、偽パッケージなんかも作れたと思うんだけれども、しゃあない。

23時から京阪で大阪へ向かう。この時間にこっちへ向かうという事は、つまり早くても朝帰りと言う事を意味する。こんな無茶をやらかすのは学生時代以来じゃないだろうか。悪い大人達の競演、間もなくです。

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夜の忘年会with梅酒

たこ焼きパーティーを後にして、大阪は梅田へ移動。道中、Sさんに渡す用の誕生日プレゼントを忘れた事に気が付く。でももう間に合わない。さようなら、花満月。目の前の電車にも乗り遅れ、愕然とした気持ちで電車に乗った。待ち合わせ場所に着くと、恐ろしい人だかりが。何で2日前に忘年会の予定立てて、11人も参加してんのよ。悪い大人忘年会って言うてたから、てっきり4人くらいやと思ってたのに。更に、トイレに行って帰ってきたら誰も居なくなっていた。何だこの嬉しくないサプライズは。泣くぞ。慌ててA君が迎えに来てくれた。

何とかお店まで辿り着き、席に着いて自己紹介。半分くらいは初対面の方だったけど、全員何らかの形でゲームに関わっている人ばかりだった。一安心。酒が届く前から非常に濃い話がスタート。ではダイジェストで。

  • 「じゃあタバコの人はこっちの席で」「ヤニーズはこっちで」「ヤニーズJrで」「Jrなんすか」
  • 「じゃあ自己紹介を」「あ、僕あま○ ○○すけなんですけど」「そんな自己紹介があるか!」
  • 「あ、こちらが僕のセミナーで人生を狂わされた方ですね」
  • 「入籍した!?」「したらアカンのか!」「仲悪いの?」
  • 「ヒポポタマスの歌って知ってます?」「まーるさんかくしかっくー♪」
  • 「今年凄い仕事してるやん」「働いてるよ」「どんどんでてくる はたらく あま○~♪(ハモリ)」
  • 「今年、初めて健康診断で何も出なかったんよ!」
  • 「悪の力が無ければ戦えないじゃないですかー!」
  • 「MSX知ってる人いますか?」「その質問は適切じゃない、MSX知らない人居ますか?」「(大多数が手を挙げて)何ぃッ!?」
  • 「出来ない理由を言うのは簡単」
  • 「どうせならインタビューで聞かれてた人、ウチのボスにしてくれれば良かったのに」
  • 「開発中は珈琲だけでも生きていける」「手が震え出したら、砂糖を舐めるんよ」
  • 「高橋名人の連射が速過ぎてバグったって、ホントに有り得る話?」「キーバッファクリアを突き抜けたんならあるんじゃ」
  • 「長期開発してたゲームがリリースされた後、主人がリビングの椅子に腰かけてたんですけど、顔見たら10歳老けてた」
  • 「プロジェクトが立つ前に、趣味で既に作り終えてるという異次元集団が」「趣味で基盤買って目コピする集団です」
  • 「何でみんな3Dスペハリ持ってるんですか?」
  • 「コンシューマも正直変わりないですよ、上とか下とか無いです」
  • 「御社の社員さんは、何というか、変人ばっかりですね」「日本に定住してる外国人なんて変人ばっかりですよ」
  • 「何でサンプルで送ったメールをそのまま使うのよと、しかも名前そのまんまやし」「他は細かい所まで直したのに、ここ直してって言ったら譲れないって断られたんですよ」

  • 「不親切なのが当たり前、というオールドゲーム世代の人にはβ版のほうがウケが良いかも」
  • 「新しいタイトルなんやけど、○○○○(際どい名前)ってどうかな」「良いやん!」「君は僕に毒され過ぎてる」
  • 「画面開発写真を載せたら、ドット絵をパクられる…」「じゃあ、画面写真を手書きで模写」「実は今それやってて」
  • 「twitterとかではほとんど喋らないから、気難しい人やと思ってたんですよ」「ただの変な人ですよ」「そんなもんや!」
  • 「実績で褒め殺し」「アドオンは必ず付けて、って話はよくありますね」
  • 「開発資料として渡されたのが○○○」「いやまあ、ぶっちゃけ便利なんですけどね、機能充実してますし」

  • 「(乾杯前に自分でおちょこいっぱいに熱燗を注いで)熱い!乾杯出来ない!」「(無理やり乾杯して)熱っつ!熱っつ!こぼれた!」
  • 「写真を撮る段階で、既にキャプション用スペースを考えちゃってるんですよね」「普通に写真を撮る事すら出来ない!」
  • 「デザイナーと名前が付いてるけど、デザイン以外の仕事が大半…」「僕らの仕事って、一体何なんだろうね…」
  • 「どうやってコピーって思いつくんですか」「うーん、そうですねー…」「いや、これは企業秘密なんよきっと」「良いから教えろよ!」
  • 「御社のどなたかをtwitter上で罵倒したんですけど、どなたですか?」「あ、僕です」
  • 「このゲームは女性として嫌悪感があります」
  • 「大丈夫、殴られるの好きなんで」
  • 「(殻ごと頭まで食べながら)このエビ、口の中で刺さるんやけど」「それ、そこまで食べるモンなん?」「美味しいけど、痛い」
  • 「地元特産だから、毎日食卓にエビが出るんです」「今日もエビの味噌汁か…ヒゲ邪魔」

  • 「濡れタオルを回すと、タバコの煙が消えるんやって!僕、おかしい人じゃないって!」
  • 「無糖派、無糖派、無糖派…」「何で3回言うたんすか?」「言ったかな、と確認を反芻してるんよ」
  • 「僕は否定しない!間違える事なんて無い!」
  • 「(卵焼きを見て)これ竜田揚げです」「(ケーキを見て)それ枝豆ですか?」
  • 「プログラマはSなんですか?」「ドMですよ制作業は」
  • 「今日はとことん謝るで!」

11人も居るもんだから、いつもに増して収拾がつかないけど大変面白うございました。最後に残った2人が僕とMさんというのも面白かった。来年も期待してますよ、Mさん。

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【1-2】ナツゲーミュージアムから悪い大人会議へ

ひとつ前の記事からの続きです。

僕が無理を言ってお願いした集合場所、それは秋葉原にある『ナツゲーミュージアム』さんだった。その名の通り、懐かしいゲームを懐かしい筐体で遊べる、実にオッサンホイホイなゲーセンである。僕が滞在する間では今日だけしか営業をしていなかったので、どうしても覗いてみたかったのだ。

で、案の定辿り着けない。事前に地図を見ていたにも関わらず辿り着けない。そこでこのiPhone5ですよ。何故かGoogleMapで表示されなかったので、ナツゲーさんの公式サイトを覗いて歩いていく。地図は解ったけど、これ僕いまどっち向いてるんだ。ここかな、こっちかな…と歩いていたら、遠くからゼビウスのBGMが聴こえてきた。120%間違い無い、ナツゲーさんだ。他にそんな店があってたまるか。

うわあ。まんま80~90年代やん。『マイケルジャクソンズ・ムーンウォーカー』とか『ワンダーモモ』とか『イシターの復活』とか、僕らの中高生時代の、あのゲーセンそのものだ。既に関東悪い大人会のtaigooooさん、chaboko_tさん、千葉のデザイナーSさんことげばらもさん、hasuさん、PANDAさんが滞在していたのでご挨拶。久々の再会と懐かしいゲームが組み合わさって、僕ずっとニヤニヤしてる。気持ち悪い。taigooooさん撮影有難うございました。

折角なので僕も1プレイ遊ばせて貰った。テーブル筐体なんていつ以来やろう…と思い出してみたら、確か高1の時までは駅前のゲーセンが健在で、沢山置いてあったんよなあ。と言う事は19年振りか。そもそも最近ではレバーを握る事すら少なくなった僕、ファンタジーゾーンは敢え無くボランダにて全滅。クラブンガーくらいまでは行きたかったなあ。そうそう、先程宿の前で落としたカメラバッグ、レンズフードが御釈迦になってました。ぎゃあ。

会議の時間が惜しいので、残念ながらすぐに店を後にする。近場の居酒屋さんにお邪魔して、ついに関東悪い大人会議with僕がスタート。hasuさん以外は、みんな去年のイベント『洞窟物語のウラガワ』に参加していた人間だ。hasuさんはグラディウスメドレーを通して知り合い、しょっちゅう僕らとtwitterで遊んでいる、いわゆるレゲー(レトロゲーム)仲間だ。今回、初顔合わせとなる。ちなみにこんな方。曲とのギャップが。握手したら握りつぶされそうになった。

まずはtaigooooさんとげばらもさんのHSPプログラムコンテスト受賞をお祝い。デカい栗入りのどら焼きセット+A君直筆熨斗紙。一緒にPANDAさんとhasuさんにもお土産を渡して、これで荷物が軽くなった。以下、ダイジェストで。

  • 執拗に寿司やビネガードリンクを勧めてくるPANDAさん
  • 「スイマセン、日曜日に集まって貰って」「全くだ!」「東京怖い」
  • 「波形メモリ音源って良いですよね」「京都の人は良い人だ」「東京怖い」
  • 「ここに居る人間の『普通』は普通じゃない」
  • 「信じ難い事に、去年の11月までは全員赤の他人だったのね、それがこんな濃い付き合いに」
  • 「どうやって旦那さんをTRPGの世界に引きずり込んだんですか」「娘さんを下さい」
  • 「お台場に凄く良い撮影スポットあるんですよ、レインボーブリッジのループのど真ん中」「死ぬじゃないですか」「『撮影に出掛ける』ってtweetが残されてて、iPhoneの位置検索したら海のど真ん中とか」
  • 「デバッガの精度が高過ぎる」「世界記録持ち過ぎ」
  • 「とにかく外す、全部外す」
  • 「いつもケンカしてますけど、何だかんだ、良いコンビじゃないですか」「え?」「え?」
  • 「特化型をまとめる、そして活かす為の器用貧乏」
  • 「セガ党なんですか?」「いやそんな事は…ただメガドライブは常時出しっぱなしで、サターンやドリキャスもすぐ繋げます」
  • 「親がファミコン買いに行ったら、店員にテレビゲーム機ですねってSG-1000II渡されたみたいで」「それ、ひょっとして親がセガ信者で教育の為に…」
  • 「結婚式の受付には歴代ハードを並べておいて、『初めて触ったハードをお選び下さい』みたいに書いておいて、サターンやプレステ選んだらお帰り下さい、って対応するのはどうかな」

しくじった事に、この時メモを持ち込み忘れていた僕。抜けてたら、後から追記します。3時間近くギャーギャー叫んで解散。初日の最初が一番濃いというこの旅、この先どうなってしまうのか。

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iPhone買うた

買うた。16Gの黒。悩んで悩んで悩み倒して、結局買うた。ちょくちょく人に触らせて貰っては拒否反応を示していたスマホ。しかし、それも限界だった。ガラケーとスマホでは、あまりに実力差があり過ぎる。また、東京へ行くのにどっちが便利かと言われれば、間違いなくスマホだろう。LTEも使えるし、15日以降はテザリングも出来る。モバイルルータとしての実力も買う事にしたのだ。ショップの親切なお兄さん、色々教えてくれて有難う。昨日のお姉さんより対応がハッキリしてて解りやすく、随分助かりました。

で、まあ買ってきて触ってみる訳ですが。事前に得ていた僅かな知識だけで、少しずつ操作を理解していく。この行為自体がゲームみたいでとても楽しい。なるほど、確かに直感的に出来てるわ。説明書が無くても、何となく解る。文字入力だけ苦戦してるけども。取り敢えず、A君の『あざらし』と関東悪い大人連合の『部長の印』をインストールしてみた。うん、良い感じだ。さあ東京行くまでにマスターするぞ。

という訳で、ガラケーともお別れとなった。以前使っていた3機種には色々思いいれがあったけど、今回のはあんまり思い入れなかったなあ。活躍はしてくれたんだけども831SH。3年半以上頑張ってくれて有難う。しばらくはワンセグ見る用とアラーム用で現役を続けて下さい。

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12月に東京へ行きます

仕事が一段落したので、東京に行ってきます。宿を予約して、帰りの夜行バスを押さえ、悪い大人達に連絡を入れ、旅のスケジュールをガンガン組んでたら物凄く興奮して来た。1年振りの東京。去年会えなかった友人達にも会える。もう楽しみで楽しみで。どうしても生で見たかった『クラタス』にも会いに行ける。

お恥ずかしい話、興奮し過ぎて寝付けなかった。遠足前の子供か。

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全世界へ向けて

悪い大人たちの本気、間もなく見られます。

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やってきた悪い大人たち

仕事明けの喫茶店。カウンターから一番近い席に、悪い大人たちが鎮座している。名を、神奈川の技術屋Tさん、NIGOROのサミエルさんという。

そもそもの始まりは、先日のtwitter。おもむろにTさんとサミエルさんが密談(という名の公開トーク)を始めた。「そういやまだ、しゅうさんとこの喫茶店行ってないんですよね」「じゃあもうすぐ出張あるから一緒に行きましょうか」「どうせならMSX的なもので武装して喫茶店を襲撃しましょう」と。ちょっと待って。本人を目の前にして、一体何を。


MSX。1980年台に国内外で活躍した、ホームコンピュータの統一規格だ。テレビに繋いで使える事と、当時としては非常にリーズナブルな価格帯で人気を博しており、僕ら3人もそれぞれMSXを所持していた。自分でプログラムを書いてゲームが作れる、という喜びに満ち溢れていたあの頃。ファミコンフィーバーを尻目に、日々プログラムを書いては遊んでいたものだ。ファミコンユーザーには(特に描画能力面で)散々バカにされたけども。そんなMSXを未だに愛してやまない大人達が、本気でMSXネタを持ちこんでくるという。怖い。一体何を持ちこんでくるんだろうか。一般のお客さんが引かない程度にお願い致します。

かくして夕方にやって来た2人。「MSX本体をショルダーバッグにして持ってくるのではないか」と噂されていたが、実に普通に来店され、店内では非常に大人しかった。それはそれで逆に怖い。お店が忙しかったこともあり、この時はあまり話が出来なかったのだが、どうやらお楽しみはこの後だそうだ。そうそう、先日のお礼に、とTさんからお酒を頂いてしまった。地元の水で作られた日本酒で、『はやぶさの故郷』というグッと来るサブタイトルまでついている。それを見たサミエルさんが、「しまった、ウチの地元で販売されてる水道水持って来れば受けたのに!」と悔しがっていた。ハイレベル。

閉店後、3人で河原町方面へ向かう。道中ずっとオリジナル版La-Mulanaの話で盛り上がり、原チャとベンツの接触事故を見た後に三条河原町に到着。適当に歩いて、適当なお店に入り、お好み焼きを食べながら、いよいよ悪い大人たちが全力全開に。

最初に飛び出したのは、サミエルさん所蔵のMSXPLAYer(1chip MSXの前に出た公式エミュレータ)に、何とMIDIサウルス。「しかもMIDIサウルスはVer1.0です」という、解る人にしか解らない激レア具合。僕とTさん悶絶。更に飛び出したのがソフトコレクション。「MSXユーザーなら是非遊んでおきたいラインナップです」との事だが、何故テープ版レリクスが。しかもMSX2用レリクス(ROM)もある。「レリクスに関してはX1やX68kのも持ってます」と。おかしい。やっぱりサミエルさんおかしい。しかもソフトケース、良く見たらポニーキャニオン純正のMSX用ソフトケースですよ。こんなん一体何処で。ソフトの状態も恐ろしく良くて、テープなんか新品に見える。「ホンマはね、最初MSX用テープレコーダー持ってこようと思ったんですけど、何処に仕舞ったのか見当たらなくて…」、恐るべし、サミエルさん。

折角なので、サミエルさんイチオシの隠れた名作『アラモ』の動画を。MSX1でクォータービューのスクロール有とは無茶な事を…

続いてTさん、懐からとあるROMを取り出した。これは…先日コッソリ見せて貰ったアレじゃないですか。ダメっすよ、これヤバ過ぎて載せられないっすよ。「これは…」とサミエルさんも驚愕。機会があれば是非ご紹介したいけども、出来る日は来るんだろうか。取り敢えずモザイクかけておこう。

適当に酒と焼き物を頼みつつ、悪い大人達のトークが加速する。恐らく周りのお客さんは誰一人として解らないであろう、レトロハードの話やゲームの話が中心。まずはTさん、自身が所持されていたPC-8001の仕様を挙げて、「解像度たったの160×100で、メモリ16k、画面内で使える色に変更回数制限がある(Enri’s Home PAGE参照)んですよ!音もBeep音だけなんですよ!それに比べたらMSXって、凄い高性能やったんですって!」と力説。激しく噴き出すサミエルさんと僕。先日伺った工業高校時代のエピソードもバンバン出てくる。「BASIC触るくらいならアセンブラのほうが解りやすいす」とサミエルさん、「工業高校時代はハンドアセンブルが常識でした」とTさん。ダメだ僕では太刀打ち出来ない。

続いてサミエルさんの当たり判定話。「昔のアクションゲームのキャラ、ニュートラルポーズって足を開いてるでしょ?あれ、プレーヤーに地面との当たり判定を認識させやすくしてるんですよ。ガケとか階段の前に立った時に解りやすくする為です」と。おお、この話、A君もしていた。「最近のゲームで、それが直立になってるのがあるんですよ…当たり判定が解りづらくて、許せなくて」、なるほど解ります。と、ここでTさんから質問が。「La-Mulanaの地形当たり判定って、どうなってるんですか?プレイしてて思ったんですけど、あれ特殊地形だらけじゃないですか?」、あ、ホンマや。

ここから、La-Mulanaの技術的な話がバンバン飛び出してきた。Tさんと僕、のけ反りっぱなし。特にテクスチャの話を聞いて、引いた。狂ってる。良くぞこんな事を、たった3人で。普通の人だったら絶対やらんような事を、NIGOROの3人は血反吐を吐きながら実行してる。ここで書いても良いんだけど、どうせならまた何らかの形で、皆さんに聞いて貰えるような何がしが出来れば良いなあと思う。La-Mulanaのウラガワ、恐ろしい深さだ。

話はこれだけで収まらず、実は半分くらいは真面目な話をしていた。悪い大人達は、意外に真面目な大人達でもある。で、気が付いたら終電間近。ノンストップで5時間(サミエルさんとTさんはウチの喫茶店と帰りの電車でも喋ってたから7時間)も喋っていた。それでもあっという間と感じたんだからよっぽどだ。近くの駅まで二人を見送り、僕は終バスを逃し、結局地下鉄で帰路についた。お二人とも遠路はるばる、本当に有難うございました。最高の仕事明けになりました。また、近々。

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