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僕の取り留めの無さが解る一日

  • 2009-11-28 (土) 0:35
  • 日常

おめでとう。

11時半、新京極にて画家のA夫妻の結婚パーティに出席。実は知り合ったのは今年の春なのだが、かなり似た方向性を持って頑張っている仲間として、仲良くさせてもらっている。似顔絵を描く事を生業としているのだが、本当に上手い。近々詳細を書こうと思う。笑いの絶えないパーティで楽しませてもらった。A夫妻、末永くお幸せに。そして今後とも宜しくお付き合いの程を。

パーティで同席した人から、JR特急くろしおに『パンダシート』という謎の席がある事を教えてもらった。調べてみたら、何か、ちょっと無理がある感じがするシートだった。

14時半、パーティも終わり、その足でLoftへ。ポーカーチップとバッグ、楽器屋を覗く。チップはAmazonで見かけたものと同じものしかなく断念。バッグは良く考えたら自分で作ったほうが満足する事に気付き購入中止。楽器屋はNord Electro3が置いてあって興奮したが、流石に中古ピアノは置いていなかった。

15時、十字屋へ寄る。VinusRecordのCDが紙ジャケになって1,500円とお買得だったので、まずはEddie Higgins TrioのHAUNTED HEARTを買う。これの3曲目、『Stolen Moments』の演奏が素晴らしい。紙ジャケは試聴が全然出来なかったので、他のCDに関しては帰宅してから再検討。

15時半、新京極を南下していたらヴィレッジヴァンガードを発見。ポーカーチップは見当たらなかったが、軍艦島の写真集を発見。久々に衝動買いするも、中身が濃くて大満足。良い買い物だった。店内ではウサビッチがヘビーローテーションで放映されていて楽しい。

16時、更に南下、寺町電気街へ。事務所/ギャラリー用に大き目の液晶モニタを買おうかと悩む。外付けチューナーがあればテレビの代わりにもなる。一頻り悩んだ後、マルツパーツ館にも寄った。他所では見られない工具が沢山並んでいて、それだけでも十分楽しい。余裕があれば、良い工具セットを一つ買いたい。

16時半、COCON烏丸から大垣書店へ。どちらも大した収穫無し。ずっと立ちっぱなしなのでだんだん足が痛くなってきた。ちなみに探していたのは、世界の盗塁王・福本豊の『走らんかい!』。

17時、新風館。本日二度目のヴィレッジヴァンガード。意外とポーカーチップというものは扱っていないらしい。その後、3階の吹き抜け部分のベンチにてようやく腰を下ろせた。かなり疲れていたので仮眠。急に外気温が下がってきて凍死しそうになる。すぐ側のレストランで、ちょっとヤバいテンションのパーティをやっていた。

18時、按摩師N登場。美味い魚が食いたいと言ったら、伊右衛門サロンの北向かいにある炉辺・蛍に連れて行かれた。写真を撮りそこなったのだが、ここの魚は本気で美味い。ししゃも一つでも唸らされる美味さ。ブリの刺身の脂がまた。トラフグも分厚い。今年食べた魚では一番美味しかった。お値段もそれなりなのでお覚悟を。全然関係無い話だが、按摩師Nと話していて『通風』と『糖尿』の区別が付かなくなった。酔っていない。

19時半、二件目。新京極の西にあるバー雪月花。恐ろしく細長く薄暗い廊下が緊張感を高める。意外な所に店員さんが居て更に驚く。バー自体は地下にあって、ほんのり明るくオシャレな感じ。デート向け。何故むさい男二人でこんな良いバーへ行かねばならんのか。

20時、三軒目。本日最後にして最大の山場、キャバレーreve。実はこれが人生初キャバレー。勝手も何も解らないまま按摩師Nに連れて行かれる。入口でキャバ嬢10数名によるお出迎え。ドラマみたいで半笑いになる。店内は意外に普通の明るさで、派手な内装も無く落ち着いている。そのお陰か、緊張はあまりしなかった。

程無くしてキャバ嬢が2人来た。早々に初心者宣言をしておく(按摩師Nはこの店は3回目らしい)。勝手が解らないというのは怖くもあり、楽しくもある。どうぞどうぞと気楽に勧めればお会計が跳ね上がる程度の知識しか無いので、キャバ嬢からの質問には頭をフル回転させながら返事をする。知的なゲームで駆け引きをしているようで、スリル満点だ。

少し会話をして解ったのだが、どうやらキャバ嬢は指名しないとローテーションで変わっていくらしい。良かったらもう少し話しませんかと指名を迫られたので、一瞬考えてからOKした。コロコロ変わられると毎回気を使って消耗するからだ。と言うのも、僕も長く接客をやっていたので、接客される側にどうしても回りきれないのだ。どうせなら相手に気持ち良く仕事をして貰いたいと考え、相手の意図を汲んで先回り行動をしたり、話しやすい話題を提供したりと自然とこちらから接客的な行動を取る。結果、相手からの警戒心が無くなり、気楽に会話が出来るようになるのだが、これを数十分おきにやるのは疲れる。

この僕の指名選択は、結果的に良い方へ転がった。それはこのキャバ嬢が僕と同じ、『演奏バカ』『野球バカ』だったからだ。特に野球バカのほうが酷く、高校野球は予選1回戦から見に行き、現役大学生ピッチャーのストレートが見たいとバッターボックスに立ったりキャッチャーを志願したり、終いは野球部員でも無いのにスコアブックまで付けられるようになったらしい。「2年前の福知山成美のピッチャーが…」と真顔で話すキャバ嬢。好感が持てる。

結局色気一切無しのマニアックトークを繰り広げ、僕のキャバレーデビューは無事終了した。何だか単に雑談しにきただけみたいだったが、とても楽しかったので良しとする。年に1回くらいならこんな金の使い方も悪くない。ちなみに向かいの席に座っていた按摩師Nは、隣のキャバ嬢と終始夫婦漫才を演じていた。なかなか見応えがあった事を報告しておく。

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