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ハトの首振り

  • 2009-10-11 (日) 0:35
  • 知識

ハトは歩行時に首を前後に振りながら歩くことで知られている。この動作はハト科以外の多くの鳥でも見られるが、ハト(特にドバト)は、警戒心が非常に弱く、歩いている状態で身近に見かける機会が多いため、多くの人々から「首を振る鳥」として認知されている。


この首振り歩行は、暗闇や、ベルトコンベア上を逆向きに歩かせたときは行われず、胴体が前進しているときでも頭部だけはなるべく長時間にわたって空間内で静止するよう首を前後させているため、視覚情報(あるいは聴覚、平衡感覚なども)を安定して得られるように行われているものと考えられている。また、首振りのタイミングは、体重を片脚で支えている間も重心が安定する位置に来るようになっている。それゆえに「安定して歩行するため」という説もあるが、ハトも高速での歩行時では首振りを行わないため、やや疑わしい。

男前(?)なハト。

某所で偶然ハトの習性を知り驚いた。あの首振りにそんな深い理由があったとは。ベルトコンベア上で鳩を歩かせている所を想像するとかなり笑える。写真は去年、六角堂で撮影したハト。ここに行く時は食べ物を見せて歩かないようにしたほうが良い。十中八九、集団暴行の憂き目に会う。

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