- 2012-04-27 (金) 0:30
- 日常
恐ろしく天気が良かったので、素材写真を撮りまくるべく外へ出た。日差しは夏のようだが、湿度が高くないせいか、そこまで暑くは無い。自転車をガシガシ漕いで鴨川や下鴨神社、出町柳などへ向かう。が、まだあまり緑が生えそろっておらず、あまり良い写真を撮る事が出来なかった。それでも折角天気が良いので、風景写真を撮りまくる。
そういや長い事、あの猫に会ってないなと思い出し、例の場所へ赴いた。居た。しかも、しょっぱなから目が合って、こっちに向かって真っすぐ歩いて来た。まさかこの猫、僕の事を覚えてるのか。それとも良いカモが来たと思ったのか。階段に腰を下ろしてみたら、僕の背中に身体をこすり付けて来た。コイツ確信犯だ。辺りの草を少し食べたと思ったら、おもむろに僕の身体に載ってきた。
前回は膝の上だったが、今回はモロに身体の上。寝そべって猫目線で写真と撮っていた、僕の上に。前より明らかに人慣れしている、というか躊躇も遠慮も何も無しか。散歩してる人にガン見されるも、この状況のほうが美味しいと判断して、我慢して撮影を続ける。が、モロに腹筋に来る体勢なので、抱きかかえて座りなおす事にした。延々と撫でる。
撫でまくっていると、突然猫がでれんと転がった。思いっきりハラを見せている。これはあれか、『失われた野生』か。大胆なのか呑気なのか、取り敢えずハラを触ってみたらウットリしだした。超無抵抗主義。ならばとことんやったるわい、と撫で回し続けながらシャッターを切りまくった。今日一番の大フィーバーだ。途中何度かくすぐったかったらしく、手や足で抗議された。すんまそん。
と、急にスクッと立ち上がり、そのまま自分の住家へ向かって歩き出した。どうやら満足したらしい。一度も振り返る事無く悠然と歩く姿は、先程までの痴態からは想像もできない程男前だった。結局30分近くこの猫に奪われてしまったが、十二分に楽しませて貰ったので良しとする。これから暑くなったら、もう触らせて貰えんかもなあ。