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2012-04-02

温泉で茹で上がる

宿に入り、部屋に通されたらそこは宴会になっていた。オトンオカン、そして兄がひたすら貪り食っている。3人は先に家から車で来ており、既に1回温泉にも入ったとの事。すっかり出来上がっている。昼は粗食で、その後何も口に入れていなかった僕。一気に飯を頂き始めた。

うめえ。うめえよ城崎の地元料理。刺身も、蟹も、豆腐もしゃぶしゃぶも焼肉も天ぷらも。元々我が家は飯の時間が早いのだが、美味いものとなると更に加速する。ご飯を運んできた中居さんが仲居さんが、目をひん剥いて「早っ」と声を上げて爆笑が起こった。スイマセン、ウチいっつもこんなんなんです。

しこたま食った一家4人、少しの休憩を挟んでようやく温泉街に飛び出した。と言っても、オカンは足を痛めているので、近場のお風呂屋さんだけにするらしい。この温泉街、宿泊客にバーコードチケットを持たせてくれて、それでピッとやるだけで、城崎温泉内の全ての温泉がフリーパスになる『外湯めぐり』システムとなっている。素晴らしい。

で、兄は一番遠い温泉から全部制覇すると意気込んで消えていった。僕とオトンは、取り敢えず手近な温泉『一の湯』に入る事にした。なんか久しぶりに温泉なんか入るモンで、人前で裸になるのが妙に恥ずかしかった。流石にカメラは持ち込めないので写真は無いが、ここは露天風呂である『洞窟風呂』が名物だそうだ。ホンモノの洞窟ではなかったけど、やはり露天は気持ちが良い。ついつい長湯する。

続いて、「せっかくやから一番遠い所に行かんか?」というリクエストで、端にある『鴻の湯』へ。が、思ったよりもかなり遠い。10分以上歩いただろうか、外はまだ寒く、浴衣に一枚羽織ったくらいでは結構キツい。送迎バスみたいなものも出ているようだが、乗り場が分らない。二人でヒーヒー言いながら辿り着いた頃には、すっかり身体は冷え切っていた。ここの露天は屋根も無く開放的。しっかり浸かって身体を温め直した。そうそう、ここでは外国人の観光客に出会った。裸の付き合いだ。

「流石にまた身体が冷え切るのはたまらん」という事で、帰り道にあった『御所の湯』へ。京都の御所を模したという立派な建物だったが、やる事は同じだ。再度身体を温め直して、これにて外湯巡りは終了とする。外へ出て、歩き出したのだが、妙に身体がフラフラする。ロッカーのキーを握りしめたままだ。恐ろしく頭がボーッとする。これ、ひょっとして湯あたりか(実際には湯疲れというらしい)。

ほうほうの体で部屋に戻る。身動きが取れなくなってしまった。写真を撮る気力も無い。そのまま眠る事にした。何しに来たんだ僕。

温泉街へ逃避行

P社のTさんにお呼ばれして、京都駅で打ち合わせ。久しぶりに技術屋のTさん達とも再会出来て喜ぶ。お仕事の話を2時間ほどして、そのまま電車に飛び乗った。『特急きのさき』、目的地は城崎温泉。オカンの退院からしばらく経ち、入院中に頑張ってくれたお礼という事で家族旅行をする事になったのだ。

新幹線以外で特急券を利用するなんていつ以来か。座席は良い感じだ特急きのさき。ノートPCを広げて、窓からの景色を楽しみながら仕事でもすっかと思ったら、この特急、意外と遅い。あと、恐ろしく揺れる。マウスなんかガクガク震えちゃって、ほとんど仕事にならなかった。おのれ。

福知山駅で普通電車に乗り換え。が、ドアが開かない。これ、ボタンで扉を開けるヤツか。これもいつ以来だ。寒冷地対策なんやろうけども、かなり面喰った。で、乗ってみたら整理券箱があるじゃないですか。これ、こないだの京福と同じシステムか。2両編成なんだけども、降りられるのは前の車両だけ。バスと同じ整理券箱があって、そこに切符やお金、整理券を入れるらしい。ああ、行先ん所にワンマンって書いてある。同じく初体験っぽい中学生が、降り方が分からずパニックになっていた。

一応事前に経路は調べておいたのだが、どんどん山奥へ突き進んでいくもんだから怖かった。これで間違えて違う方面行っちゃったらどうなるんやろう、と。豊岡駅で更に乗り換え。どんどん車両が古くなっていく。これもボタンでドアが開くヤツだ。ホントに大丈夫か、と思ったら次の駅が城崎温泉駅。ここまで3時間弱、長かったような短かったような。

駅前に宿の送迎バンが来ていた。それに乗せてもらって今夜の宿へ。道中(と言っても2分くらいだけども)、良い感じの温泉街に入りテンションが一気に上がった。これからメシを食って、この中を闊歩するのだ。かなり楽しみだ。

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