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2014-05-06

二度目の陸上観戦

陸上のMに誘われて、高校陸上の大会へ赴く。約一年振りに、西京極陸上競技場へやってきた。陸上部のマネージャーであるMが「部員が沢山出るから撮影しまくって!」とお願いしてきたのである。

競技開始時間ギリギリに到着した僕、すぐさまスケジュールを受け取り撮影場所を探す。が、これよく見たら3か所同時に競技やったりしてるやん、どうすんの。取り敢えず何処で何をやるかを把握して、運が良ければ全部撮れるかな、という感じで動き回った。

しかし何といっても僕の興味は棒高跳び。こんな機会でも無ければ見られない競技なもんでね。今日は女子の決勝があるという事で、果たしてどれくらい飛ぶモンなんかな、とバーの真ん前に陣取った。どうやら棒高跳びにも右利き左利きがあるらしく、たまに背を向けて飛んでくる選手がいる。

それにしてもまあ、みんなバンバン飛ぶな。折角なので色んな角度から撮影してみた。今日は京都府の高校新記録(3m52)まで飛び出したようで。目の前で観てたけど、高い高い。ちなみに日本国内では4m10が最高記録だそうで。男子は5m41。何食ったらそんな跳べるんよ。

合間にトラックを走る男子800mを撮影。予めユニフォームの色を教えて貰ってるんだけども、同じようなのを着てる他校の選手も居てややこしい事この上ない。特に望遠で追いかけようとする時、間違って全然関係無い子に合わせてしまったりも。ええい、もっと差別化を図ってくれんか。更に1年生に至ってはまだユニフォームが届いておらず、中学時代のユニフォームで出場してるとか。解るかそんなもん。

それに比べて、走り幅跳びはじっくり選手を見られるから間違える事は無い…んだけども、こっちは撮影のタイミング自体が非常に難しい。あと、計測やら何やらで邪魔が多く、綺麗に収めようと思うと運も絡んでくる。祈るような気持ちでシャッターを切る。

素人から見たら泣きそうなくらいの記録を次々と目の当たりにし、ひょっとしていまこの競技場内で一番足が遅いのは僕なんじゃないかという錯覚に陥る。一番遅いは言い過ぎにしても、少なくとも下位5%には入ってるよな。男女共に、みんなムキムキやないか…鍛わってるなあ陸上部。

そんなこんなで観戦を続ける事数時間、顔が焼けてヒリヒリする。次の競技まで小一時間空くという事で、ちょっと隣のわかさスタジアム京都(西京極球場)へ行ってみた。あら、京都成章vs立命館宇治なんて良いカードやってるやないの。バックネット裏へ入り、バッシャバッシャ撮影した。すぐ横には京都外大西の選手がスピードガン構えて分析してる。本格的やなあ。

試合終了まで見届けて、再び陸上競技場へ。大会はクライマックスである4x400mリレーが始まろうとしていた。夕日を背に受けて全力疾走する選手は美しい。Mの友人である棒高跳びのRちゃんも走っていた。メッチャ速いんよね、短距離でも長距離でも負ける自信がある。

スタンドで声を合わせて声援を送る各校の姿も美しかった。広い競技場いっぱいに各校の声援が響き渡る。人間の声って、こんな大きく響き渡るもんなんか。人数で言えば1,000人くらいしか居なかったと思うけれども、目を瞑ったら大観衆が居るかのように錯覚する。ゾクゾクした。

良いよなあ、全力で走って、全力で応援して。インターハイへ行くために、みんな必死になって頑張って。一つの『チーム』の力強さが、これでもかと伝わってくる。自分にもこんな頃、あったっけか。すっかり忘れてたわ、こういうの。

最後まで試合を見届け、荷物を抱えて帰路に就く。良いモンを見させて貰ったと同時に、何とも言えない寂しさも感じた。

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