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プロカメラマンへの絶大な信頼感

  • 2013-04-08 (月) 0:30
  • 日常

串焼きのNさんから、新メニューの撮影をやるんで覗きにきませんかと入電が。何とか時間を作って覗きに行かせて貰った。実は以前から、次に撮影をする時に呼んで貰えませんかとお願いしていたのだ。理由は、撮影技術の勉強の為。Nさんのレストランメニュー写真、凄まじくクオリティが高いのだ。

店内では既に準備が進んでいた。Nさんたちの友人でもある、プロカメラマンのOさん。カメラはNikon D4だ。僕のD7000の数段上に当たる、プロ仕様のデジタル一眼。レンズは昔から使ってるマクロレンズですよ、との事だった。早速見学をさせて貰いながら、合間に話を伺う。

解り切っていた事だけれども、まず装備が違う。コメット社の『TWINKLE 02 III』というモノブロックストロボを使用、光を柔らかくするためにトレーシングペーパーのロールを間に挟んで料理に光を当てている。逆サイドからはレフ。このストロボ、何もしない状態では電球色のライトが当たっているだけだが、シャッターに連動して追加でストロボがバシッと来る。こんな機材があるのか。出来上がりを見せて貰ったら、まるで柔らかな日光が差し込んでいるかのように料理が照らされている。凄い。

また、Oさんの写真は全て調整を済ませた状態で撮影されていて、持ち帰ってPhotoshopで補正なんて事は稀だそうだ。「それやってる時間が無いんで、出来る限り現場で一発で合わせます」と。おおお、流石プロだ。僕にはとても真似出来ない。考えてみたらフィルムカメラの時代はそれが当たり前やったんよね。僕らが甘えてるだけなのかもしれない。話しながら、「この写真はどういう形で使われますか?」と質問を貰ったので、こういう感じで…と伝えると「デザイナーさんが居ると話が早くて助かります」と笑ってくれた。恐縮です。僕も助かります。かつてない、絶大な信頼感。

出来上がった他の写真も見せて貰う。溜息が出る程に素晴らしい。当然、一朝一夕で身に付く技術ではないだろう。しかし、今日僕は大きなヒントを沢山貰う事が出来た。少しだけ背伸びして、装備を揃えてみようか。ちょっとの工夫で仕上がりが全然変わるという事も解ったし、照明類も思ったよりは安いので、出来る範囲からコツコツと。良い写真が撮れるようになりたい。Oさん、今日は本当に有難うございました。

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