- 2013-03-01 (金) 0:30
- 日常
20年くらい前のパソコン雑誌「MSX・FAN」に自作ゲームが採用されると、ROMに焼いて賞金と一緒に送ってくれた。手元にあるのはこの3本。他にも2〜3本採用されたが、途中からROMは送ってこなくなった。レア物、宝物ですな。^O^ twitter.com/tomtombox/stat…
— 菊地友則さん (@tomtombox) 2013年3月1日
小さい頃、僕が唯一定期購読していた『MSX・FAN』という雑誌があった。ファミコン少年だったらみんな『ファミマガ』は覚えていると思うけれど、あれのMSX版だ。MSXとは何ぞやという方は、この記事をお読みください。要は昔の家庭用PCなんだけども。
この雑誌、MSXで発売されたゲームなどの記事とは別に、大きな目玉があった。『ファンダム』という読者参加型のプログラム投稿コーナーだ。下は小学生から上は社会人までが参加し、BASICという簡易言語を使ったゲームが毎月投稿される。市販ゲームを買って貰えなかった僕にとって、このファンダムに投稿されたゲームは家で遊べる唯一のテレビゲームだったのだ。毎月の発売日が、どれだけ待ち遠しかったことか。
上記のtweetは、そんなファンダムの常連投稿者だったTOMすけさんのものだ。偶然発見してグッと来た。ファンダムに採用された投稿ゲームがROMカセットに焼かれてプレゼントされるという話、ホンマやったんや。これ嬉しいやろなあ。世界にたった一つの、自分のゲームが納められたROMカセット。一雑誌社が、投稿者に対してそこまでしてくれるなんて。いかにこのファンダムというページに力を入れていたのかが窺い知れる。MSXが衰退していく中、最後の最後まで戦ってくれたMSX・FAN、一生忘れません。