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どうしてもこうなってしまう二人

  • 2012-11-13 (火) 0:30
  • 日常

A君来訪。お昼を一緒にとの事だったので、いつものつけ麺屋さんへ…と思ったら定休日。仕方なく、この辺りで一番行列の出来るラーメン屋へ行く事に。幸い12時前だったので行列も無く、帰る頃には行列が出来始めていた。

事務所に戻る。喫茶店のほうでは、オトンとオカンが明日から始まるギャラリーの準備をやっている。レイアウトやキャプション、ライトの位置で迷っているらしく、僕ではなくA君に助言を求め始めた。僕が指摘しても言う事を聞かないのに、A君が指摘するとササッと動くオカン。ええい。

事務所へ戻る。A君は最近家の外で作業場を確保して、そこで毎日かなりの時間仕事をしているようだ。環境的にもかなり集中出来るらしく、実際今までよりもずっと早く作業が進んでいる。やっぱ自宅やウチでは脱線しまくるからアカンよなあ。今日も相当沢山雑談したけど、合間に「さ、仕事仕事…」と真面目モードに入るA君が居た。こんなんA君じゃない。おのれ作業場。

ローカライズの話。最近のゲームは、ローカライズをするとなると『Score』の部分まで『スコア』に変える事があるらしい。えええ。そこはそのまんまじゃないと雰囲気出んやろ、と思うんだけども、「何で中途半端に英語残ってるんですか」って苦情もあるらしい。これ、ひょっとして年代によって認識の差があるんやろうか。僕らの時代なんか、当初ひらがなが出ただけでも斬新な気分になったのに。良くてローマ字表記。

トップページの絵、どないしたん?と聞いてみたら、「最近、理屈をすっとばしてフィーリングだけでモノづくりするようにしたんよ、そしたらすこぶる調子良くて」と。この絵は、そのスタイルの賜物らしい。「これでも結構色々考えてるんよ、配置とか背景とか、下書きもするし」「以前はこういうの躊躇してたんやけど、最近解って貰える事に気が付いて書き始めた」、なるほど。ついにブレーキを踏むのをやめたか。間違いなく絶好調で、喜ばしい。知らん人が見たらビックリするやろうけども。大半の人は知らんか。

ここで、そうそう、こんなんあるんよと『ゴールデンラッキー』を投入。A君の手が止まった。どうやら近しい何かを感じているようだ。しばらく黙って読んでいたのだが、小さく噴き出した。「面白いわ…」と白旗を上げたA君。えの素の作者さんよ、と言ったらちょっと喜んでた。『ゴールデンラッキー』と『えの素』、子供に読ませるのを躊躇うのはどっち?という質問には「えの素のほうがヤバい、子供でも理解出来るから」と返答。「ゴールデンラッキーは常識に染まった大人が読むからこそ違和感を感じて面白い訳で、常識に染まってない子供は違和感を感じず普通やと思ってしまう筈」、おおー。

【事前にご注意】下記の動画(トレーラー)、そこそこショッキングなのでご注意を。

その流れで話がどんどん明後日の方向へ。A君が「忘れられない映画」と称したお気に入りのカルト映画『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』の話になった。あれ、ホラー映画よね?と言ったら「赦さーん!」と怒られた。正しくは、超ブラックユーモアスプラッター人形劇(多分R指定)。でもこれが、良く出来てる。色々限界を超えたヤバいシーンはあれども、個性豊かすぎる登場人物が抱えるストーリーが(半ば強引に)一本になっていく行程が素晴らしい。ただのゲロ映画ではなく、深いテーマが存在する名作なのだ。ちなみに監督はピーター・ジャクソン、後の『ロード・オブ・ザ・リング』の監督である。

とまあ、いつもと比べたら少しだけ仕事してるような気がしたけども、大半はシュールな会話で終わった気がする本日。どうぶつの森DL販売フィーバーとか、ターゲット層の話とか真面目な話もしたけれどもね。思い出すのはロクでもない話ばっかりで。

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