- 2012-11-08 (木) 0:40
- 日常
我が家に現存する、唯一にして最古のデータテープ。ケースは割れてるけど、新品未使用品。 #カセットテープ生誕50周年だから思い出を語ろう twitpic.com/bbewe3
— Shuhei Miyazawa さん (@room_909) 11月 8, 2012
twitterで『#カセットテープ生誕50周年だから思い出を語ろう』というハッシュタグが大流行し、僕も少し乗らせてもらった。カセットテープと言えば音楽を録音・再生するものと思う人が大半だろう。だが80年代のPCユーザにとって、カセットテープと言えばデータを保存するメディアだったのだ。
フロッピーディスクが出回る前の主力メディア、カセットテープ。小さなファイルを読みだすのにも数分かかるのが当たり前。カセットテープなので、保存する場所や再生する場所も自分で早送り・巻き戻しせねばならず、間違えて他のデータの上に録音なんぞしようものなら即ファイルが死ぬというハードコアさ。まあ、当時はそれが当たり前だったんだけども。市販されているゲームともなると、データロードをするだけでも数十分かかってしまう事もあったが、それが意外に苦にならなかった。待っている間にマニュアルを読みふけったりして、ジワジワと興奮度を高めていたからだろうか。『データロードが長い=凄いゲーム』という公式も頭にあったと思う。
と、カセットテープの思い出をつらつら書いているが、実は自宅でテープレコーダーによる保存・再生を行った事が無い。我が家に最初のPCであるMSX2が来た時、発売されたばかりの外付けフロッピーディスクドライブも買って貰ったのだ。それが無ければ、僕も自宅でカセットテープ生活をしていただろう。何せ、市販のラジカセと普通のカセットテープ、後は音声ケーブルさえあればいつでも保存や読み込みが出来たのだから。
それにしても、最近じゃカセットテープはおろかフロッピーさえ知らない子供が居ると聞いて、自分が歳を食ったんやなあと再認識させられる。僕の勉強机には、テレビから直録りしたゲーム音楽のカセットテープなんかが沢山残っている。折角なので、MSX・FANに投稿されていた『FM音楽館』投稿作品テープを聴きながら作業。何もかもがアナログ作業で、『ガチャッ』と音がする度に気持ち良かった。
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