Home > Archives > 2009-11

2009-11

2歳の娘が懐かない

スーパーのKがやってきた。珍しく今日は娘を連れていない。いつもは一緒に来てはジュースを飲んで、遊ぼうと誘ったら泣いて嫌がるというループに陥るのだが、今日はその心配も無い。が、別の心配もあるようだ。いつまで経っても、娘が家族以外に全く懐かないらしい。

公園で同年代(2歳)の子供が居ても、一緒に遊ぼうとしない。それどころか排除しにかかるとか。暴力を振るう訳では無いし、言葉遣いが荒い訳でも無いのだが、とにかく家族以外と接する事を極端に嫌がるらしい。嫁さんはフレンドリーな人だし、スーパーのKも孤独を愛するタイプでは無い。トラウマらしき事も無いらしい。謎だ。

が、こういった事は良くあるらしい。「2~3歳の頃は、何でもイヤと言いたがり、第1次反抗期に突入するんや」とオカンが笑いながら話していた。その頃の記憶はほとんど無いので何とも言えないが、ひょっとして誰もが通った道なのだろうか。

アナログパックマン

ルンバという自動掃除ロボットをご存知だろうか。僕が事務所を構えたら買いたいアイテムの一つなのだが、それを5台揃えて環境を作り、パックマンを再現したとんでもない輩が現れた。紙で作られたドット(エサ)を食べ(吸い込み)、パワーエサでモンスターに逆襲する所まで再現出来ている。使われている技術も、ちょっとハンパ無い。こういう技術力とユーモアを持っている人を、心から尊敬する。

器用貧乏の戦い方

解らない事も、また楽しい。

2日連続で椅子からほとんど動いていない。

色んな事にチャレンジ出来る事は、とても幸せだ。その中から、共通の繋がりを見つけ出したり、予想もしなかった発見があったりすると、更に幸せだ。器用貧乏には器用貧乏なりの戦い方があって、僕はそれを使って飯を食っていこうと思っている。

動かない1日

25時頃になって、やけに目がショボショボするなと思ったのだが、よくよく考えてみれば、今日は朝から晩までずっとPCの前に鎮座していた。久々に『動かない』1日だったと思う。5時間しか寝ていなかった割には、かなり成果を出す事が出来た。集中出来ていたのだろう。

従兄妹の子供と真剣遊戯

何じゃこの写真は。

久々に従兄妹の子供に会いに行った。最近何度か顔を出したのだが、いずれも塾で出かけておりフラストレーションが溜まっていた。部屋の電気が付いていたので勢いよくドアを開け、電気按摩でご挨拶。3人とも元気そうで何より。

長女(中1)、次女(小5)は勉強らしき事をやっており、長男(小3)はDSに夢中。トモダチコレクションというゲームで、友達の似顔を大量に作ってマンションに住まわせ、その生活を眺めるという内容らしい。面白そうなのでプレイを覗いていたら、長男、次女が僕の個人情報を勝手に登録し、僕そっくりのキャラがマンションに軟禁された。腹立たしいくらい顔が似ている。

続けて「服選んで!」と急かされるので、良さげな服を選んでみたら、「あんまりこの服は好みじゃない」と画面の中の僕に愚痴られた。更に「部屋の中身を選んで!」と言われたのだが、何故か僕の意見は無視され、金で溢れ返る悪趣味な部屋に早代わり。『とても良い部屋で気に入りました!』と画面の中の僕。許しがたい気持ちになったので長男に電気按摩を施した。

衝撃的なシーン。

どうやらこのゲーム、登録したキャラクタが勝手に歩き回って交流を深めたりするらしい。そうこうしていると、とある住人が長男たちの母親に告白したいと相談してきた。不倫ではないか。大興奮する子供達を尻目に、この家庭の危機を乗り越えなければと、ダサい服、有り得ない告白場所、上から目線の告白を指示。『今付き合ってる人が居なければ、付き合ってやっても良いよ』などと問題だらけの告白を行なわせた。返事はOK。嗚呼、不倫成立の現場を目の当たりにしてしまった。笑っている場合か子供達よ。

全てを忘れんが為に寝室のピアノへ向かう僕。大人気ない演奏を披露した後、恒例の怖い話シリーズ。不協和音やdimコードで雰囲気を作りながら、桃を切ったら桃太郎も切れてた、勿体無いから食べたというベタなストーリーを展開。中身よりも緩急で勝負がモットーなのだが、今日はグダグダになってしまったので部屋の電気を消して逃走。後ろから悲鳴が聞こえた。ちなみに、肩車をしたまま暗い場所へ向かう等も有効だ。

けしからん。あと上着を返しなさい。

続けて次女の部屋へ連れて行かれ、自身の漫画コレクションを披露してもらった。適当に手にとってみたのだが、最近の少女漫画は、ある意味少年漫画よりずっと過激だ。余り煩く言うつもりも無いが、これ良いのか教育上。取り敢えず次女の脇腹を突きまくって、笑いによるショック療法(要らぬ知識の忘却)を試みた。

長女は相変わらず勉強みたいな事を続けていたので、どんな勉強をしているのか尋ねてみたら歴史だった。僕が一番苦手だった科目だ。更には得意げに英語の教科書を朗読したりするので、大人の威厳を見せるべく大外刈りを敢行。億から無量大数までの全ての単位を暗記していた長男も内股で撃破。力こそ正義だ。

謎の刀でなまはげごっこ。

19時になり、ご飯になったので、子供達を居間へ誘導。する筈が、何故か一人ずつ肩車をしていく事に。何で中1の長女まで肩車せにゃならんのかと疑問を抱き、階段を逆さ向きに、小ジャンプしながら降りていった。響き渡る悲鳴。そのまま帰ろうかと思ったのだが、伯母や叔父の奥さんにお茶を頂いてしまい、結局食事を監視する事に。

それにしても、この3人は本当に良く懐いてくれている。小さい子供にとって、僕みたいな大きな大人が全力で遊んでくれるのは嬉しいのだろう。僕は子供と接する際、例え短い時間でも出来るだけ全力で接するようにしている。体力は使うが、お互い楽しいし、お互い得られるものがあるからだ。

結局2時間も滞在してしまい、原チャの威力を見せ付けながら帰路についた。良い一日だった。

喫茶店に立つ

二年振りに母親の店に立った。ボランティアとは言え、久々の立ち仕事だ。来週で一旦閉店するという事で、小さい店にお客さんがガンガン来る。その為の臨時店員という訳だ。あまり何も考えずに顔を出したのだが、ブランクの割には意外に身体が覚えていて驚いた。

2年も経つと、手順や状況判断などの考え方がゴロッと変わる。以前に比べれば、随分良い動きをしていると自分では思っている。頭が働いているうちは、だが。

仕事後、京大近くのコピー屋さんへ立ち寄った。B4以下なら1枚4円、50枚以上で1枚3円、501枚以上で1枚2円という破格中の破格だ。何故もっと早くに知らなかったのか、心底悔やまれる。これで採算が取れるのならば、FedEx Kinko’sの料金設定は一体何なのか。

その後、自分のどんくささから五条・四条間をダッシュしたりするハメになった。自分のイケてなさを心底呪う。ジェットコースターのような一日だった。

ファッションと妥協

昔から僕と付き合いのある人は知っていると思うが、僕は学生時代、オシャレと呼ばれるゾーンの対極に居た。と言うより、そうならざるを得ない状況だった。簡単に言えば、服のサイズが無い為、普通の店で服を買う事が出来なかったのだ。加えて言えば、僕はデブだった(86~88kg、現在より+10kg)。

今でこそ街中でXXLサイズの服を見かけるようにはなったが、僕の学生時代にはB系ぐらいしかデカいサイズは存在しなかった。必然的に、僕はスーパー等の『大きいサイズ』コーナーへ吸い込まれる事になる。絶望的にバリエーションが無いそのコーナーで、僕は長らく冬の時代を過ごした。自分が気に入った服を着られた例が無かったのだ。

『アメ村』というデカいサイズの宝庫を見つけたのは、学生卒業後の事だった。パッと見はB系の山だが、幾つかのセレクトショップではカジュアルなものも扱っていた。ここで僕は、生まれて初めて『自分好みで着用できる服』を探し当てる事に成功する。服選びに妥協する事が無くなったのだ。この時の嬉しさは、今でも忘れる事が出来ない。

その後、ダイエットを行う事で、僕のファッションバリエーションは驚くほどの広がりを見せた。あれだけ拒んでいたジーンズを何本も所持し、タンスの中はシャツで溢れ返り、苦しいローテーションでシーズンを過ごす事が無くなった。今では京都にもセレクトショップが増え、僕は幸せな日々を過ごしている。

経理本とのタイマン勝負

イヤー経理イヤー。

新たなる壁が現れた、その名も経理。今年の春、僕がトラウマになった、あの経理だ。数学は大好きなのだが、正直経理は大嫌いだ。まず専門用語が解らない。お金の流れが解らない。プラスマイナスが解らない。それでも、避けては通れないのが経理なのだ。

幸い、素人でも出来る経理用ソフトが世の中に出回っている。これを利用すれば、そこそこ経理とも渡り合えるのだが、それでも基礎的な知識は必要だ。仕方なく適当に本を買ってきたが、まだ読み始めていない。こぼした芳香剤が充満した部屋で、僕はこの本と睨み合いを続けている。

ジェフリー・ウィリアムス退団

僕が最初に好きになり、一番好きだった外国人ピッチャーが日本を去る事になった。ジェフ・ウィリアムス、本名ジェフリー・ウィリアムス。オーストラリア出身の数少ないメジャー経験者で、クォーター気味の左サイドスローから繰り出される高速スライダーは打者を震え上がらせ続けた。異常とも言えるその曲がり具合で、「このコースならど真ん中に来る」と思って振った右打者の体に当たる等の珍事を引き起こした事もある。

僕は2003年に優勝した時の外国人ピッチャー陣が大好きだった。ユーモア溢れるヒゲ男ムーア、夏にやってきた速球派のリガン。個性満点、三者三様のピッチングを見るのが楽しかった。だがリガンはケガで、ムーアは内紛を起こして退団。ただ一人残ったウィリアムスは、阪神で7年セットアッパーを続け、外国人ながら投手陣のリーダーとして選手を鼓舞し続けた。2000年代最高の功労者だと個人的には思う。

もう、あの三振後に絶叫するウィリアムスを見る事が出来ないのかと思うと、寂しくて仕方ない。また一人、僕の好きな選手がグラウンドを去った。

Oscar Peterson – Caravan

自分が練習している曲の参考にしようと思ってYoutube界隈を歩いたりしていると、心の底から凹んだりする事がある。Oscar Petersonが異常なのは重々承知しているが、このイントロ、テーマは何事だ。こんなのを目の前で見せられたら、出家したくなる。

Home > Archives > 2009-11

Search
Feeds
Meta

Return to page top