- 2009-11-25 (水) 0:40
- 日常
世の中には様々な規格があって、それに沿って製品は作られていく。当然ソフトウェアも同じで、定められたルールに則って動作している。だが、PCのように進化が速い世界の場合、この規格が思わぬ足枷となる事がある。継ぎ足し継ぎ足し拡張されていく規格や、様々な形に枝分かれしていく規格が増え、結果、過去のものと互換性が無い規格になってしまったり、似ているようで微妙に動作が違う規格が生まれ、いつまで経ってもバグが取れない、と言った事態を招く事がある。本当によくある。
僕が今対峙している、Mac OSX Mailのアドレス帳。これをWindows Outlook Express 6のアドレス帳へ移動させたい。言うだけならば簡単で、見た目もほとんど同じなので、それほど苦労無く移行出来そうだと思う。が、現実は非情なものだった。以下、僕が2時間かかって編み出した、苦肉の策。
- MacMailのアドレス帳からvCard形式でエクスポート
- Outlookではそのまま読めない(データが一部読み込まれない)ので、ソフトを使ってvCardをCSVに変換
- 文字コードがUTF-8なので、ソフトでSHIFT-JISに変換
- CSVをtxtにリネームし、Excelでインポート、整形、再びCSVで保存
- OutlookExpressのアドレス帳でインポート
この手順に至った経緯を話せば長いので割愛するが、仕様というものは時と場合によっては凶器となる。多分頭の良い人は、もうちょっと良い手順を考えると思う。取り敢えず無事にデータ移行が出来た事を喜びたい。万歳。