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2009-11-08
従兄妹の子供と真剣遊戯
- 2009-11-08 (日)
- 日常
久々に従兄妹の子供に会いに行った。最近何度か顔を出したのだが、いずれも塾で出かけておりフラストレーションが溜まっていた。部屋の電気が付いていたので勢いよくドアを開け、電気按摩でご挨拶。3人とも元気そうで何より。
長女(中1)、次女(小5)は勉強らしき事をやっており、長男(小3)はDSに夢中。トモダチコレクションというゲームで、友達の似顔を大量に作ってマンションに住まわせ、その生活を眺めるという内容らしい。面白そうなのでプレイを覗いていたら、長男、次女が僕の個人情報を勝手に登録し、僕そっくりのキャラがマンションに軟禁された。腹立たしいくらい顔が似ている。
続けて「服選んで!」と急かされるので、良さげな服を選んでみたら、「あんまりこの服は好みじゃない」と画面の中の僕に愚痴られた。更に「部屋の中身を選んで!」と言われたのだが、何故か僕の意見は無視され、金で溢れ返る悪趣味な部屋に早代わり。『とても良い部屋で気に入りました!』と画面の中の僕。許しがたい気持ちになったので長男に電気按摩を施した。
どうやらこのゲーム、登録したキャラクタが勝手に歩き回って交流を深めたりするらしい。そうこうしていると、とある住人が長男たちの母親に告白したいと相談してきた。不倫ではないか。大興奮する子供達を尻目に、この家庭の危機を乗り越えなければと、ダサい服、有り得ない告白場所、上から目線の告白を指示。『今付き合ってる人が居なければ、付き合ってやっても良いよ』などと問題だらけの告白を行なわせた。返事はOK。嗚呼、不倫成立の現場を目の当たりにしてしまった。笑っている場合か子供達よ。
全てを忘れんが為に寝室のピアノへ向かう僕。大人気ない演奏を披露した後、恒例の怖い話シリーズ。不協和音やdimコードで雰囲気を作りながら、桃を切ったら桃太郎も切れてた、勿体無いから食べたというベタなストーリーを展開。中身よりも緩急で勝負がモットーなのだが、今日はグダグダになってしまったので部屋の電気を消して逃走。後ろから悲鳴が聞こえた。ちなみに、肩車をしたまま暗い場所へ向かう等も有効だ。
続けて次女の部屋へ連れて行かれ、自身の漫画コレクションを披露してもらった。適当に手にとってみたのだが、最近の少女漫画は、ある意味少年漫画よりずっと過激だ。余り煩く言うつもりも無いが、これ良いのか教育上。取り敢えず次女の脇腹を突きまくって、笑いによるショック療法(要らぬ知識の忘却)を試みた。
長女は相変わらず勉強みたいな事を続けていたので、どんな勉強をしているのか尋ねてみたら歴史だった。僕が一番苦手だった科目だ。更には得意げに英語の教科書を朗読したりするので、大人の威厳を見せるべく大外刈りを敢行。億から無量大数までの全ての単位を暗記していた長男も内股で撃破。力こそ正義だ。
19時になり、ご飯になったので、子供達を居間へ誘導。する筈が、何故か一人ずつ肩車をしていく事に。何で中1の長女まで肩車せにゃならんのかと疑問を抱き、階段を逆さ向きに、小ジャンプしながら降りていった。響き渡る悲鳴。そのまま帰ろうかと思ったのだが、伯母や叔父の奥さんにお茶を頂いてしまい、結局食事を監視する事に。
それにしても、この3人は本当に良く懐いてくれている。小さい子供にとって、僕みたいな大きな大人が全力で遊んでくれるのは嬉しいのだろう。僕は子供と接する際、例え短い時間でも出来るだけ全力で接するようにしている。体力は使うが、お互い楽しいし、お互い得られるものがあるからだ。
結局2時間も滞在してしまい、原チャの威力を見せ付けながら帰路についた。良い一日だった。
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