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hxblog | 909

噺家のペース

この日の為にパイプ椅子を導入(写ってません)。

喫茶店のほうで落語会を開くという事で、昼過ぎ辺りから手伝いを始める。後で数えてビックリしたが、43名+αの人間が二階の11畳に集まるという盛況ぶり。足の踏み場も無かったくらいの状態だった。

会場セッティングなども手伝ったのだが、出囃子を鳴らす為にウチで用意したCDプレーヤーが貧弱で、音がかなり小さいと言うことで急遽パワードスピーカーを引っ張り出してきた。学生時代に愛用していた、YAMAHA YST-MS55Dだ。実際に使うのは数年振りだったので起動するか心配したが、全く問題無く動作した。当時テクノに傾倒しており、とにかくローが出るスピーカーが偉いという発想で購入したこのスピーカー。またこうして日の目を見る日が来ようとは。ちなみに、噺家さんはみんな笛と太鼓がを演奏出来るそうだ。三味線が必要な場合だけ、演奏者を呼んでくるとか。

17時半、下足番などをやりながら開場を待つ。意外にこの仕事は身体を動かすようで、汗が出てきて驚いた。一度に大勢来られると簡単に混乱する。従兄妹のAちゃんや画家のNさん、法律のSちゃんのお母さんまで来て貰って感謝感激だ。静かにテンションが上がる僕。

桂紅雀さん。

18時半、開演。今回は2人の噺家さんにお越し頂いたのだが、トップバッターは桂紅雀(かつら こうじゃく)さん。マクラ(導入)からして大きな笑いが起こる面白さで、お客さんの扱いも流石だ。演目は『出来心(花色木綿)』。ネタバレになるので解説は控えるが、涙が出るほど笑った。生の落語をちゃんと見たのは初めてだが、こんなに面白いとは。

桂こごろうさん。

2人目、というかトリは桂こごろうさん。演目は『茶の湯』。お茶をやっている従兄妹のAちゃん直撃の噺だ。マクラで紅雀さんが爆笑を起こしまくっていたので焦ってると言われたが、徐々にテンションが上がっていき、後半は文字通り大フィーバーで爆笑が収まらず呼吸困難に。若い人もお年寄りも、身体をくの字に曲げて笑い続け、大変な状態になった。

と、1時間半ほどずっと笑いっぱなしだったのだが、感じたのは面白さだけではなかった。緩急の付き具合、切り替えの早さ、滑舌の良さ。途切れ目の無い長台詞でも、独特の抑揚やテンポで聞き取りやすく無理が無い。どんな短い間でもスッとキャラクターが入れ替わり、知らぬ間に噺家さんのペースに巻き込まれていく。これぞプロだ。落語、恐るべし。10月にもまた開催する予定なので、ご希望の方はご連絡を。

3台目のノートPC

後継機をついに発見したっぽい。現在慎重に調査中。これでようやく、この古いDELL Inspiron 640mから抜け出せるかもしれない。YoutubeのフルHD動画でカクカクになるのはもうゴメンだ。MSI CR500は喫茶店に出張する予定。

心かき乱す3つの音

窓の外が大通りという絶好のロケーションである当事務所。目の前をバスやトラックが豪快に行き来する様は壮観であり騒音が凄い。気持ち程度に防音カーテンは引いているが、締め切るとフィンランド人もビックリのサウナが完成する為、夏は使えず音は筒抜け。自宅がそこそこ静かな場所にある為、当初はこのギャップに悩まされていたものだが、慣れた。普通に昼寝が出来るレベルで慣れた。何だか怖いものが無くなったような感覚だ。だが、未だに慣れない音が三つだけある。

一つ目、救急車。大きい通りなのでホントにしょっちゅう通るのだが、救急隊員のマイクアピールが凄まじい。「あーい救急車通ります救急車通ります道空けて下さーい」という途切れの目無い関西弁で煽る様は、まるでパチンコ屋。道を譲ると「あいどうも」と、微妙に不機嫌そうな挨拶を返してくる。2~3日に一度、毎回この口調でやってくる救急車。気になる存在だ。

二つ目、覆面パトカー。普通のパトカーではなく、覆面。どうやらこの通りは覆面の巣窟となっているようで、計ったかのように僕の事務所前辺りからサイレンを鳴らして交差点手前で確保する。大変心臓に悪い。経験のある人ならば、誰だってあの音を聞きたくない筈だ。それが救急車と同じく2~3日に一度のペースでやってくるのだからたまったモノではない。ちなみに捕まるのはほぼ100%原チャ。

3つ目、これは季節限定だが、選挙カー。煩い。本当に煩い。政策どうこう聞く前に、最大限のマイナスイメージが沸き起こる。大通りと言うことで、車を止めて演説を開始したりする輩が居るのだが、絶対に投票してやらんからな。もっと時代に合った活動をしたほうが良いのではないか。

今年の外国人野手は素晴らしい

11回に席を離れて、戻ってきたらとんでもない事に。マートンもブラゼルも、今年の外国人は本当に良く働いている。特にマートンは何年振りかの新顔優良助っ人だ。キンケード、スペンサー、フォード、メンチ…キンケードは3本しかホームランを打たなかったのだが、その内の貴重な1本を生で見た。確か按摩師Nと一緒に見た試合だった。

最初に苦労すれば後が楽に

少なくとも僕には真似出来ない。

アクセサリのOさん来訪。名刺とショップカードのデザインについての打ち合わせ。先日作り上げたパターンを用いての作業なので、かなり楽だ。シームレスなパターンというのは汎用性が高く、部分部分で使用する事も出来るので便利だ。ただ、原型を作るのが難しい。特に、僕のようなイラストが描けない人間にとっては。

デザインが決まったら、次はお楽しみの紙選び。数十種類の紙から、これぞという紙を選んでもらう。Oさんが選んだのは、機会が無くて一度も手をだしたことの無い、特殊用紙だった。値段も上がるがテンションも上がる。出来上がったらサンプル用に3枚下さいと約束を取り付けた。

木のスプーンですよ。

写真はOさんが持ってきてくれた、マールブランシェのフレッシュプリン。凶悪な美味さ。上部のカラメル部分もゼリーのように弾力を持っており、プリン本体はレアな柔らかさ。昨日の疲れが抜け切らずフラフラしていたが、一気に目が覚めた。

両面タッチスクリーンのノートPC

これはまたキワモノを。面白そうではあるけど、何に使えば良いのかイマイチよく解らないPCだ。CPUも微妙、バッテリーも微妙、サイズも何だか微妙な気がする。キーボードの配列をいつでも切り替えられるのは面白そうだが、うーん。

方法は一つではない

思い掛けない話を耳にした。組織論というか、立ち回り論というか。自分が全く考えていなかった可能性でアタマを殴られたような気分だ。僕はずっと一人で走り回る事だけを考えていたのだが、それ以外に方法が無い訳ではない。嬉しいショックだった。

Hotmailの恩恵

大阪から事務所に戻ってすぐ来客。休む間も無く、漆のSさんの講習がスタート。掃除中はフラフラだったが、話を始めたら急に元気になってきた。今日はメールの使い方を中心に、インターネットの仕組み、アドレスの仕組み、サーバ(メールサーバ)の仕組みなどを実践を交えながら学んでもらう事にする。

割と最近知ったことなのだが、Windowls LiveメールはHotmailをそのまま使えるので重宝する。以前ならばプロバイダから渡されたメールアドレスを大事に大事に使っていたものだが、今では携帯からでもメールアドレスの取得が出来るようになったし、何より設定が簡単過ぎる。ローカルにメールを残しておけるというアドバンテージも大きい。本当に良い時代になった。

応用を利かせられるように、手順追随方式の教え方は一切していないのだが(『何故』を重視する)、Sさんは理解が早くて予想以上にサクサクと話が進んでいく。添付ファイルの解説から、ファイルのプロパティまで話を進める事が出来て嬉しい。最終目標はIllustratorで絵を描く事だが、当初の予定よりずっと早く辿り着けるかもしれない。

講習後、ついに体力が底を尽きた。フローリングがひんやりして気持ち良い。

大阪喋りっぱなしツアー

昼からは一旦放出のC社へ戻り、Web担当のJさんと打ち合わせ。そこから更に心斎橋へ移動し、税理士事務所でロゴデザインの打ち合わせという予定だ。移動中は技術屋のTさん、総務部長のTさんとマニアック・デンジャラストーク。つまり、丸一日喋りっぱなし。

二人のTさんはかなり気さくな方で、『運転の上手さはブレーキに現れる』とか『今横を通ったパトカー、○○刑事さんや』とか『ヘビメタは不当な評価を受けている』とか、色々な話を聞かせてもらって随分楽しかった。総務部長のTさんは恐ろしく博識で多才な方だ。

打ち合わせのほうは上手く行った。依頼を受けていたロゴマークのほうも予想以上に気に入って頂けたようで一安心。新しい展開も見えてきた。来月辺りはかなり忙しくなるかもしれない。それなりに緊張もあったので、体力消耗が激しく、帰りのラッシュにも巻き込まれて京都駅でフラフラになっていた。だが今日は、京都に帰ってからも仕事があるのだ。大丈夫か僕。

再びビジネス街へ

クールビズで朝から大阪・四ツ橋へ。技術屋のI君からの紹介で、C社の方と一緒にWebサイトの打ち合わせをしに行く事になった。JRの通勤電車に乗るなんて、何時以来のことだろうか。片手に小説、片手に吊り革で小一時間、あっという間に四ツ橋駅へ到着。今日は電車の遅延も無く、余裕がある。

大阪・梅田へは4年ほど通学していた僕だが、梅田以外の地理にはかなり疎い。多少心得があるのは心斎橋と日本橋くらいのもので、後は地名と場所のイメージすら一致しない。『四ツ橋』という名前は聞くが、どんな所なのか。地上へ出てみたら、そこはビジネス街だった。

一瞬仰け反り、さぶいぼが出る。放出での仕事イメージが残っていたので、取引先の会社で打ち合わせと言っても、もっと住宅街の中といった感じの場所かと予想していたのだ。去年の退職後から、僕は所謂オフィスビルと呼ばれる建物に入ったことが無い僕。僕のビジネスモデルからして、当分入る事も入る必要も無いだろうと思っていた場所へ、こんなタイミングで入る事になろうとは。自分でも驚いたのだが、オフィスビルに対して軽い拒絶反応を起こしている。去年まで働いていた職場のイメージが、まだ抜け切っていないようだ。

と、後ろから声をかけられた。C社技術屋のTさんだった。聞けばどうやら今日は4人で会社へお邪魔するらしい。Tさんはネクタイをしていたので、僕も急いでネクタイを取り出す。念の為にとカバンに忍ばせておいて良かった。そこへ税理士事務所のKさんという方が合流。事前に僕に連絡を下さったC社総務部長のTさんは少し遅れるとの事で、3人パーティで目的の会社へ。嗚呼、戻ってきてしまった。ビジネス街へ。

だが、懸念していた抵抗感も時間と共に薄れていく。ビルの8階にあったオフィス内で色んな打ち合わせがスタート。僕はデザイン部分だけの担当なので、聞き手側に回って質問にお答えする、というスタンス。1年振りくらいにBtoBの現場に立ち会ったのだが、第三者的な立場から見ているせいか、以前とは違う不思議な感覚を覚える。営業職に就いたことの無い僕からすれば、この1時間半は学ぶべき点が非常に多かった。

しかしこの日の本番は、ここからだった。

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