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教習 Archive

1段階終了

教習9日目、これにて1段階が終了。今日は検定用のコースを走るという事で、久々に単車に跨った。やっぱり単車が一番楽しいなあと思っていたら、今日のバイクは何かヘン。ローで出ようとすると、若干のモタツキがある。アクセル無しで走行してみると、いつもよりずっと弱弱しい。お陰でクランクでフラフラになった。

車のときは見極めがあったのだが、自動二輪にはそういったものが無いらしい。それが解ったのは教習後だった。検定用のコースは結構長く、神経を使いながら延々走っていると消耗が激しい。教習が終わった後、結構な虚脱感に襲われた。

何はともあれ、次から2段階だ。

もうバイクだらけ

これはマズい。

8日目。教習に出てみたら人だかりで凄い事になっていた。

解っていた筈なのに。日曜の昼一番と言えば一番人が集まる時間だと解っていた筈なのに。迂闊だった。しかも今日は検定を受けに来た人も多い。余計気を使うではないか。嗚呼来るんじゃなかった。

が、教習はこの日初めてのオートマ車、所謂ビッグスクーターでぐるぐる回るだけという単純なものだった。僕を含めた3人の教習生は全員原チャ乗り。ごく簡単な説明だけを受けて、後は適当に流すだけの1時間。余裕というか、淡々と乗っているだけといった感じ。

「どう、つまらんかったやろ?」「はい、やっぱ単車のほうが…」というやり取りからして、消化試合的な単元だったと言えよう。逆に言えば、それだけマニュアル車(単車)が面白く感じられるようになったという事だ。正直今は、125ccのスクーターより400ccの単車が欲しい。上手くハメられたか。

土砂降りシミュレーター

土砂降り。

教習7日目。今日も雨。と言うより土砂降りだ。流石にこれでコースに出るのは躊躇われるというレベルだったのだが、今日はシミュレーターによる教習なので安心だ。受付で予約確認をしていざ教習、あれ、表示がおかしい。すいませんこれ何ですか。

「時間、間違われてますよ、教習は1時間後ですね」

待合所で配布されていたLapinでカタログを読みながら涙を堪えた。悔しくなってビデオ上映されていた筆記検定の練習問題に真剣に答えたりもした(悲しい事に全問正解)。

1時間後、教習開始。シミュレーターは三菱が開発したRS-6000というシロモノで、音以外は結構出来が良い。今日は急制動における前後ブレーキ配分についての教習だったのだが、ちゃんと物理演算して動いているようで、ギア、ブレーキ制動距離、ブレーキ配分、タイムなどがキッチリ計測されていた。

ご存知の方も居られると思うが、単車というのは、右手で前ブレーキを、右足で後ブレーキを担当する。実は様々な場面で前後の使い分けが必要となり、ヘタに使うと転倒やスリップの原因にもなる。まだ死にたくは無いので、かなり真剣に教習を受けた。

この教習を通じて感じたのは、何時の間にか僕は感覚で単車を操作しているという事実だった。勿論目で見る情報も大切だが、それと同じ以上にエンジン音や風、身体への荷重で判断をしている節がある。実写教習では急制動は完璧なのに、シミュレーターでは悉くオーバーランしたからだ。恐らく原チャの経験が長い為に起こった現象だとは思うが、ちゃんと考えて運転する部分も持たないと、いざと言う時に困る事になりそうだ。

人生初の雨中走行

緊張しております。

6日目、間も無く第一段階が終わる。そこそこ慣れてきたので今日は気楽にやれるやろう、そう思って窓を開けたら雨が降っていた。

『雨男』と呼ばれ続けて十数年、原チャでの雨中走行経験は豊富だ。台風や雪でも出撃した事は数多くある。が、単車の、しかもまだ教習レベルとなるともはや別世界。何故神は容易くハードルを上げるのか。気楽に教習をさせようと言う気は起こらんのか。

今日の教習内容は先日までの復習。『発進→3速40kmからの急制動→坂道発進→一本橋→スラローム』というBコースと、『発進→3速40kmからの急制動→クランク→8の字』というCコースを交互に走る。ここに『雨』という未知の要素が加わる訳だ。ハラを決めてバイクを発進させた。

正直な話、具合が良い。原チャに比べて、晴れの時と雨の時の差が少ないように思う。ブレーキは効きづらくなっていると思うのだが、車重のせいかかなり安定感がある。気になっていた一本橋も、クランクも、特に何ら問題無く走れる。それどころか、今日はほとんどミスが無い。教官も指導する所が無いらしく、「何か疑問点あります?」と尋ねてきた。

単純で申し訳無いのだが、教習が終わる度『人間って短期間でこんな簡単に変わるんか』と感じている。この歳になって、ここまで肌で成長を感じられる事があるとは思わなかった。今日の出来は75点だ(浮かれすぎてギアチェンジでフカした為)。

伏兵と交通道徳

教習コースのすぐ側に修理工場が。

教習もこれで5日目。今日の敵はクランクと8の字だ。昨日の一本橋に比べればどうって事無い、と思っていたらこれがとんだ伏兵で。どちらも微妙なクラッチ&足ブレーキワークを必要とする難関で、接触や店頭こそ無かったものの、相当梃子摺った。一番の原因は、足ブレーキの認識不足だ。

原チャに乗りなれていると、どうしても手のブレーキに頼りがちになるのだが、手のブレーキは前タイヤ用のもので、遅いスピードの際にはバランスを崩す要因となる。後ろタイヤ用である足ブレーキこそが、車体を安定させる為のコツなのだ。これを忘れたばっかりに、昨日上手く行った一本橋で即落ちしてしまった。また強烈な自己嫌悪がやってくる。

足ブレーキを認識しなおしてからは、そこそこに安定するようになったが、どうにもクランクと8の字が不安定だ。あんまりカクカクするので、教官にローで周回練習をして感覚を養うよう指導された。恥ずかしい。

そう言えば、教習所に通うようになってから明らかに運転の質が変わった。原チャで通学しているのだが、停止線前停止を厳守するようになったり、ハンパ無く道を譲るようになった。勿論後方確認も抜かりない。どうやら車の運転まで変わったらしい。間違い無く教習の効果だと思う。自分でもちょっと笑える。

たった二言で大変身

教習4日目。教習所に顔を出してみたら、誰も居ない。受付にも人が居らず、配車券用PCの電源も落ちている。うわっ、ひょっとして定休か?と思ったら、奥のほうで2輪教習だけ行っていた。教習前から心拍数を上げさせないで貰いたい。

さて、ついに現れた『一本橋』。かつて数々の教習生を飲み込んだと言われる魔のアトラクションだ。高校時分、単車の免許を取りに行く奴らの話題は専らこれだった。この橋、ご丁寧な事にスタートとゴールにセンサーが付いていて、タイムを計ってくれるのだ。幅30cm、長さ50m、7秒以上維持。ちなみに橋とは名ばかりで、高さは数cmくらいの段差といった感じ。

結論から先に言うと、僕は4回連続橋から落ちた。ハンドルがブレまくり、橋に乗った瞬間に落ちたり、真ん中辺りで足をついてしまうのだ。特に4回目は、教官について貰ったのに落ち、焦ってアクセルを握って壁につっこみかけた。物凄い自己嫌悪感に包まれて項垂れる僕。挙句の果てに坂道発進で後退したり、全然関係無い所でエンストしたりと、どうしようもない状態に。先日までの好調振りとは真逆だ。

その時、教官がたった2つだけアドバイスをくれた。

驚いた事に、そこから僕は終了時間まで一度も橋から落ちなかったのだ。

「橋に乗る時の勢いが足りないから、もうちょっとスピードを出して、乗ってから足ブレーキとクラッチだけで速度を調節して」「足元を見ると手がブレるから、遠くを見て走って」、たったこれだけ。全然ハンドルがブレない。止まる事も無い。普通にやってて9秒台が出た。こんな、こんな簡単な事で人間は進歩するのか。誰が驚いたってやってる自分が一番驚いた。別人と呼んでも差し支えないレベルの安定っぷりだ。小躍りしながら帰路に着いた。

ちなみに急制動、ギアチェンジ、スラロームだけには自信がある。

ギアチェンジに余裕が

教習もはや3時間目。何となく1日1時間のペースで通うようにしている。そのほうが面白い事に沢山遭遇出来そうだし、予習復習も沢山出来そうだからだ。

実際、今日の為に僕は教則本を読み漁って予習復習を行った。主にギアチェンジについて。更に、バイクに乗る際、自分で教官の真似事をするようになった。声に出して、次に何をするのかを把握するのだ。はい2速ー、コーナーで減速してー、はいここから一気に加速ー、3速ーといった具合に。これが結構効果があった。バカみたいな話だが、安心するのだ。驚いた事に、30分と掛からずにギアチェンジがスムーズになったのだ。

こうなればしめたもので、運転にも余裕が出てくる。少しずつ微調整が効く様になりだした。楽しい。単車を動かすのが楽しい。急制動(急ブレーキ)練習に移行しても調子は落ちず、常時落ち着いて運転が出来た。教官に「えらい慣れてますねー、経験あるんですか?」と聞かれたりして余計浮かれた。昨日とはえらい違いだ。浮かれすぎて1回エンストしたのは秘密だ。

「じゃあ次の時間からは一本橋とかやりますからねー」

ちょっと待って、まだ3時間しか乗ってないのに、もう最高峰?

いい歳こいてギアの一つも

運動機能がほとんどC。超平凡。

教習2日目、恐ろしい事にもう実戦投入だ。10人以上の生徒に対し、教官は3人。当然ずっと側に居る筈も無く、ポイントポイントに立って声を掛けてくれるのみ。当たり前と言えば当たり前だが、車の時と違って安心感が全く無い。しかも初心者ゼッケンを付けているのは2人だけ。邪魔になって申し訳無い皆さん。

「じゃー昨日の続きからやってみましょうか、センターラインを1速、2速でゆっくり回って下さい」とだけ声を掛けられ、あっと言う間に一人になった。覚悟を決めてエンジンを掛け、いざ発進。エンスト2連発。ベテランの教官が飛んで来た。

取り敢えず発進に関してはまずまず出来るようになった(3000回転まで回して半クラッチ→ゆっくりアクセル、これをメーターを見ずに音だけでやる)。が、ギアチェンジが無茶苦茶ぎこちない。何となくピアノを始めた頃の事を思い出した。いい歳こいて、こんな簡単な事も出来んのかという敗北感だ。遠くで一本橋にチャレンジしている生徒を見つけて、果たして僕に辿り着けるのかと疑問を抱いた。

そうこうしている内に停車の練習も行い、更には3速まで入れて速度を上げろという注文が。ホームストレートと呼ぶには短い気もする直線で、果たして3速まで上げられるのか。不安をよそにスタート。案の定間に合わない。横を見ると、何と原チャを片手運転しながらメガホンを持ち、併走しつつアドバイスをしてくれる教官の姿が。ちょっとしたサーカスみたいだ。そのままコーナーも併走してくる。素人には絶対真似出来ない技術に驚かされたと同時に、コケたりぶつかったりしないかと心配になって運転がガクガクになった。

安心感が無い時の1時間というものは長い。秋と呼ぶには相応しくない暑さも相まって、結構な疲労が。いつまで経ってもギアチェンジでガクンガクン揺れる自分に焦りがつのる。いい加減ギアチェンジの方向くらい覚えたらどうだ僕。その後、何とか3速→ブレーキングまではどうにかこなせるようになったが、ぎこちなさはまだまだ解消していない。後で理由に気付いた。ギアチェンジの際にアクセルを切れていない(速度が落ちるのが怖い=加速が不十分)のが原因だ。

夜、あんまりにも悔しかったので、教則本を熟読して明日に備える事にした。

入所式から2速まで

重いわ速いわどうしろと。

今日は楽しい入所式。予備知識もほとんど無い状態からの自動二輪教習が、今始まる。

風の噂で、左側がギア担当、右側がアクセルとブレーキ担当と聞いた事があったような、というレベルの僕だが、まあ何とかなるだろう。そう思っていたら「はい、じゃあ今日はローで発進して周回する所までやりますからねー」という教官の声。本気で青褪めた。話が違う。最初の1時間はコケてるのを起こしたりとかエンジンの掛け方とかで1時間過ごすもんだと思っていたのに。

ここから全力で10年前の自動車教習を思い出す事になる。確か、ギアを変える時はクラッチを踏み込んでからチェンジレバーを…だった筈。「バイクのギアは一番下がロー、次がニュートラルですよー、左足のとこにあるのがギアなんでクラッチ握って上下させて下さーい」と教官。何で素直に一番下をニュートラルにせんのか。大体原チャに慣れてる者からしたら、左手もブレーキってイメージしか無いから操作に戸惑いまくる。次々飛び込んでくる新事実にかなり翻弄されるも、隣の人もズブの素人らしく、ちょっと安心する。一緒にエンストしたりもした。

10人ぐらいで数珠繋ぎになりながら周回練習。最初はクリープ現象のみで、次はローでアクセルをほんの少し。そしてまさかの2速チェンジ。頭の中ではずっとI.QのBGMが流れていた。怖さ半分、楽しさ半分。感じたのは、圧倒的なパワー。原チャとも車とも違う、もっとダイレクトな力。帰り道、原チャに乗った時にその差を感じ、驚いた。

これ、本当に17時間で何とかなるんやろうか。

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