Home > 教習 > たった二言で大変身

たった二言で大変身

  • 2009-09-28 (月) 0:35
  • 教習

教習4日目。教習所に顔を出してみたら、誰も居ない。受付にも人が居らず、配車券用PCの電源も落ちている。うわっ、ひょっとして定休か?と思ったら、奥のほうで2輪教習だけ行っていた。教習前から心拍数を上げさせないで貰いたい。

さて、ついに現れた『一本橋』。かつて数々の教習生を飲み込んだと言われる魔のアトラクションだ。高校時分、単車の免許を取りに行く奴らの話題は専らこれだった。この橋、ご丁寧な事にスタートとゴールにセンサーが付いていて、タイムを計ってくれるのだ。幅30cm、長さ50m、7秒以上維持。ちなみに橋とは名ばかりで、高さは数cmくらいの段差といった感じ。

結論から先に言うと、僕は4回連続橋から落ちた。ハンドルがブレまくり、橋に乗った瞬間に落ちたり、真ん中辺りで足をついてしまうのだ。特に4回目は、教官について貰ったのに落ち、焦ってアクセルを握って壁につっこみかけた。物凄い自己嫌悪感に包まれて項垂れる僕。挙句の果てに坂道発進で後退したり、全然関係無い所でエンストしたりと、どうしようもない状態に。先日までの好調振りとは真逆だ。

その時、教官がたった2つだけアドバイスをくれた。

驚いた事に、そこから僕は終了時間まで一度も橋から落ちなかったのだ。

「橋に乗る時の勢いが足りないから、もうちょっとスピードを出して、乗ってから足ブレーキとクラッチだけで速度を調節して」「足元を見ると手がブレるから、遠くを見て走って」、たったこれだけ。全然ハンドルがブレない。止まる事も無い。普通にやってて9秒台が出た。こんな、こんな簡単な事で人間は進歩するのか。誰が驚いたってやってる自分が一番驚いた。別人と呼んでも差し支えないレベルの安定っぷりだ。小躍りしながら帰路に着いた。

ちなみに急制動、ギアチェンジ、スラロームだけには自信がある。

Home > 教習 > たった二言で大変身

Search
Feeds
Meta

Return to page top