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忘年会の皮を被ったレトロゲーム大会

  • 2014-12-30 (火) 0:35
  • 日常

京都に戻って師匠宅へ。「先月メッチャ掃除したんよ」と苦笑していた師匠、ホントに綺麗になっていた。このタイミングでちょうどMaruchuさんもやってきて、魔窟を見て言葉を失っていた。ですよね。多少耐性のある人でも、ここ見たらビビりますよね。師匠、プレステって10台くらいあるんでしたっけ?「いや、30台くらいかな?」、失礼しました。

ここに来たからにはこれから体験して貰わないと始まらない、とスターブレード達にに火が入る。小川さんからアンダーカバーコップスの裏話なんかを聞いて色々唸る。みんな色んな経緯があるもんで、凄い話からヤバい話から飛び交いまくってて書けません。

こちら、先日手が届かなくて火を入れられなかったレトロPCたち。おお、88のイースが動いてる!実はイース、MSX版のIIIしか触った事が無い。早速触らせて貰ったんだけども、カーソルキーを押しても動かない。あれ、と思ったら「この時代のゲームはテンキーでしょうがね」と師匠に苦笑された。ああそうか、まだそんな時代か!今の若い人は知らないと思うけども、昔のゲームは何故かカーソルキーではなくテンキーで上下左右に操作していたのだ。シューティングだとショットが何故か『5』キーだったりするんよね。やりづらくて仕方ない。ただ、この時代のキーボードはメカニカルで音もタッチも良い。「今じゃ聴けない音ですよね」と樹さんが感慨深そうに漏らした。下のtweet、さんが抜けててスイマセンMaruchuさん。

その樹さん、部屋を軽く発掘する度に発狂していた。PASOPIA7版ドアドア、パッケージに中村光一さんが。そうか、この頃まだ在学中やったんか。この辺りの経緯を樹さんは知らなかったそうで(知ってる人の方が少ないか)、「え?え?え!?」と叫んでいた。ですよね。

そして本日最後のお客さん、Focha!の重光さんとオオギシ君がやって来た。最初に触ったハードがスーファミという重光さん、魔窟を見ておかしくなった。一番面白かったのがNEOGEOとの初遭遇で、「本日のNEOGEOのお品書きですが」とカセットを取りだしたサミエルさんに「何ですかこの墓石みたいなの」「これカセットなんですか!?本体じゃなくて!?」「(起動音を聴いて)クリスマスみたいな音がした!」と面白レスを連発。その反応に全員が噴いた。そうよね、20代の子らに見せたらそういう反応があってもおかしくないやね。

ここからサミエルさんと小川さんによるガロスペ組手が始まった。ジジイ推しのサミエルさん、タン先生と十兵衛で連勝の山を築く。僕も対戦させてもらったけど、ボッコボコにされました。

何をやっても良い反応をする重光さんが面白い。熱心なMOTHER信者でもある彼女、デカい画面でスーファミが出来た事に感激していた。そうよね、今じゃテレビに普通に繋ぐことすら出来んもんね。不便な世の中になったもんやわ。続けざまにリブルラブルを遊んだんだけども、なるほどこういう風にコントローラを持つか。実は初プレイだったんだけども、これ綺麗に操作出来る人尊敬するわ。リブルとラブルが交差した瞬間にワケ解らんようになる。

この日一番の盛り上がりを見せた、PCE版ボンバーマン’94。ルーイの初登場作品でもある。実はこれの為に、PCEのパッドをハードオフで調達してきた師匠。晴れて5人対戦が実現した。このゲームも相当シリーズあるよね、パッと見でどれがどれか解る人って居るんだろうか。ここで強さを見せたのはMaruchuさんだった。

一方その横ではサミエルさんにより餓狼3の模範プレイが行われていた。「これが本来のスピードなんですよ、リアルバウトは軟弱」と、物凄い速さで3ラインを使って相手を追い込んでいく。去年の夏にも見せて貰ったんだけども、やっぱり真似出来ない。このあと『風雲黙示録』や『龍虎外伝』の模範プレイも飛び出し、非常にマニアックな雰囲気を醸し出していた。僕、初めて生で「うおおおおおおおおおおおおおおお」を聞いた。

そしていよいよやって参りました、MSXの時間でございます。サミエルさんが持って来たゲームで遊ぶのかなと思ったら、何故か僕がBASICでプログラムを組む事に。物凄く簡単なおみくじプログラムを書いて、重光さんオオギシ君に解説をする。と、そこへMaruchuさんがちょっかいを出してきた。「すいません乱数って何なんですかね?」「すいません引数って何ですかね?」「どうして毎回結果が同じになったり変わったりするんですかね?」と矢継ぎ早に質問が飛ぶ。おのれプロのプログラマ。幼い頃の知識を必死に引っ張り出して説明する僕。師匠は横でニヤニヤ笑っていた。

そうだ、どうせMSXがあるんだったらと、メンバー総出でLa-Mulanaをかき集めた。手前より、PSvita版La-MulanaEX、STEAM版La-Mulana、PC版オリジナルLa-Mulana、そして元ネタであるMSX版ガリウスの迷宮。これが揃う環境って、そうそう無いぞ。特にMSX版ガリウスの迷宮が高難度だ。綺麗にタイトルを揃えて撮影しようと、樹さんが頑張ってくれた。

「ここで隠し玉を…」とサミエルさんが取りだした2つのROMカセット、一つ目は『ソフィア』。電波新聞社がオリジナルで出したMSX1用アクションゲームだ。電波さんがMSXにオリジナルゲームを出していた事自体知らなかった。これが非常に出来が良くて、ギミックの細かさやアクションの気持ち良さが当時らしくないレベルになっている。主人公、移動とジャンプだけしか出来ないのに面白いんですよこれが。続いてはdBソフトの『クロスブレイム』、これも全く知らないソフトだ。詳しい紹介をされているページがあるのでご紹介する。このゲームも当時としてはかなり良く出来ていて、凝ったシステムと快適なスクロールがウリの名作だ。ちなみに両作とも、検索すればプレイ動画が見つかる。

そして、MSXユーザなら大半の人が知っているコナミの『F1スピリット』。師匠がこの画面をどうやって実現しているか説明してくれた。今となってはロストテクノロジーだけども、なるほどなあ…

最後の最後に飛び出したのは、まさかのバーチャルボーイ。「みんなバーチャルボーイの事バカにしてるけど、これ凄いんよ?」と師匠。ただこれが少し故障していて、左目側が何も表示されず満足に遊ぶ事が出来なかった。遊ぶのは次回に持ち越しとなる。

帰り際、サミエルさんから新旧3DSの性能差を確かめるべくセガ3D復刻アーカイブスを渡される。「新3DSの性能はマジヤバいですよ、躊躇なく買い直すレベルです」と言う通り、表現力が段違いだ。視線も追いかけてくれるし、確かにこれなら買い直しを検討するなあ。ここのメンバーと遊んでいると、1日で恐ろしい量の知識が蓄積されていく。「次に集まる時はデコカセだな」という恐ろしい話も飛び出し、この日はお開きとなった。お疲れ様でした、徹夜にならなくて良かった。

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