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Result 52 for 悪い大人

4日ほど留守にします

布団に入ったのは早い時間だったのに、ほとんど寝る事が出来ずに朝を迎える。いやもうホンマ子供みたいで情けないけども、興奮と不安で寝つけなかったのだ。どっちかと言うと、不安の方が大きい。

各方面からの連絡などを受け、準備を進める僕。今晩から4日間も事務所を空ける為、仕事や作業も全部前倒しだ。ノンストップ作業。荷物のパッキングも行い、忘れ物が無いか何度もチェックする。去年は千葉も東京もかなり暑かったけど、今年はどうなんだろうか。

思ったより早く準備が終わった。晩飯食う時間あるかなと思ったけれども、風呂に入っても十分にお釣りがくる程の余裕っぷりだ。流石にランニングに行くほどの時間は無かったんだけれどもね。

ビジネスデイ2日目も無事に終了したようだ。現地の悪い大人情報によれば、やはりビジネスデイはそこまで混雑も無くスムーズだったそうだ。それよりも、「インディーゲームブースの場所が良過ぎてヤバい」と。僕らが参戦する一般デイ、一体どうなってしまうのか。

それじゃ、行ってきます。

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開幕TGS2014

TGS ビジネスデイ初日。いよいよ開幕である。既に関東の悪い大人達が集結し、NIGOROさんの元でガシガシやっているようだ。僕ら関西組は一般デイである20日からの参加となる。さてさて、今年はどうなる事やら。

…どうなる事やら。

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会社を辞めた日の事

悪い大人関東支部の一員であるhasuさんが、今日を持って退職、フリーランスへと転身した。今年は周りでも沢山フリーランスになってるんだけれども、hasuさんについては以前から話を聞いていたので感慨深いものがあった。と同時に、自分が会社を辞めた時の事もふと思い出した。気持ち良かったよなあ、あの日。

余談だけれども、解る人には解る、サミエルさんの粋なひと言もご紹介。

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10年経ったら

とうとうこの日がやって来た。10年振り、3度目の舞台の日が。

午前9時に会場入り。荷物を楽屋に置いてホールへ上がると、ステージ上に寝転がる人が。近寄ってみたら、脚本演出をやっている役者のMさんだった。「本番前はこうやって寝転んで、ステージと仲良くするねん」との事。今回、私は舞台には立たんねんけどねと笑うMさん。なるほどそれは良いなと思い、僕も軽く寝転がる。8時間後には、ここで本番が行われるのだ。

ホールの外へ出ると、誰一人欠けることなく子どもとスタッフが集合していた。総じてテンションは高い。鬼ごっこや発声練習、軽いダンスの練習をして身体を温める。どうやら問題は無さそうだ。ここに来て、より一層真剣さを増す子ども達に安心する。まあ、あんまり変わらん子も居るけども。

舞台から客席を見る。こういう光景、なかなか見る機会無いやね。今日ここに立ってお客さんを迎えるのは、1年前まで素人だった16人の子ども達。10年前、20年前に僕らが味わったように、この子たちにとっても今日は忘れられない日になるだろう。

元々、僕らの活動は1993年に始まった。翌年に平安建都1200年を控え、その事業の一環として子ども主体で舞台を作り上げるプロジェクトが発足。50人近くの子どもを集め、まるまる1年間レッスンを行い、1994年に京都会館第二ホールにて公演、大盛況の内に幕を閉じる。これにてプロジェクトは解散、となる筈だった。

「10年経ったら、またやろう」、これは当時の参加者たちから自然と発せられた合言葉だ。10年経ったらまた皆で集まって、舞台を作り上げようと。大抵、こういう話は熱が冷めたり忘れられたりで叶わないものなんだけれども、ここのメンバーは違った。劇を通じて、様々な夢を実現した人間ばかりだったのだ。当時子役だった10数人の大人が中心となり、二期目のプロジェクトが発足。30人近い子どもを集め、再び舞台へと帰ってきた。1年間のレッスンを経て、京都こども文化会館(エンゼルハウス)大ホールにて公演。再び大盛況となる。ちなみに僕はこのプロジェクトが初参加であり、作曲・編曲・音響スタッフ兼指導員として参加した。ブログでちょくちょく出てくる『教え子』とは、この時の子役の事を指している。

そしてまたも発せられた、「10年経ったら、またやろう」。流石に3回目は無いかもな、と思っていたのに実現してしまうのだから恐ろしいものだ。ただ、二期目の子役たちは大半が高校生で、運営や企画などまでは任せられない。三十路となった一期生達が主体となり、三度舞台に舞い戻る事になる。それぞれ抱えるもの・守るものが増えた中、必死に時間を捻出し続けての一年間。集まった子どもたちが小学生オンリーで、10年前とは比べ物にならない位に苦しい一年間だったけれども、どうにか這うようにして3回目の本番へと辿り着いた。子ども達だけではなく、僕ら一期生・二期生にとっても、今日は特別な日となるだろう。写真は自慢の教え子達である陸上のM、英国帰り改め児童福祉のR、役者のN、軽音のMちゃんだ。三期生の面倒を見てる姿なんか、ちょっとグッと来たよオッサンは。今日は来られなかったけど、卓球のY、坂の上のM、ラクロスのK、薬学のT、東京の大学へ行った役者のM、手伝ってくれて有難う。みんな立派に成長したな。

14時過ぎ、ゲネプロも終わり、本番まであと数時間。子ども達の仕上がり具合は悪くない。僕のほうは、ミスを一つ出していた。劇中、なぞなぞが出題されるシーンがあるんだけども、片方のプレーヤーでBGMを再生して片方のプレーヤーでSE(ピンポンピンポンetc)を鳴らさなければならない。このなぞなぞ、実はスタッフしか出題内容を知らないガチなぞなぞなのだ。当然SEを鳴らすタイミングも毎回違う訳で、キチンと舞台を見ていなければならない。その上、次の出題までのインターバルもほとんど無く、トラック停止→次の曲へ移動→トラック再生を繰り返さなければならない。サンプラーがあれば、こんな苦労は…

開場直前、最後の自主トレ。やはりみんな不安なようで、「あの曲かけて!」「もう1回だけやらせて!」と音響卓の僕に声がかかる。オーケーオーケー、時間の許す限り何でも応えてみせよう。出番じゃない子どもたちも出て来て、一緒に踊ってチェックしてあげている姿に再びグッと来る。ずっとおちゃらけてばっかりやったのに、ここに来て大きく成長したな。何故か軽音のMちゃんまで一緒に踊ってたけども、面白いから許す。

17時、ホール開場。事前の予想より遥かに多い来場者数に驚く。先ほどまで降っていた豪雨で厳しいかなと思っていたのに、エントランスはイモ洗い状態だ。嬉しくなって楽屋へ走り状況を伝える。出来るだけ沢山のお客さんの前で演じて欲しいと願っていたスタッフ一同、一気に表情が明るくなった。後はもう、子どもらにブチかまして貰うだけだ。

驚いたのは、わざわざ大阪からすぎむらさん( @tokiwa777 )、滋賀から樹さん( @ARTIFACTS777 )が観に来てくれた事。当日にtwitter上で声をかけたら、ホントに来てくれたのだ。他にもお馬のHちんや声楽のYさんの彼氏さん、更には児童福祉のRのお母さんや坂の上のMのお母さんまで音響卓に挨拶に来て下さった。Rのお母さんとは10年振りに、全く同じシチュエーションで再会した事になる。縁ってホントに有難いものだ。

本番15分前、iPhoneの電源を落とす。が、雨の為、開演は10分押しとなった。つまり25分前か。舞台裏と繋がるインカムを聞きながら息を吐く。10年前は3公演あって、公演ごとに慣れていったんだけれども、今回は何もかもが一発勝負。僕がミスをすれば、子ども達の足を思いっきり引っ張る事になる。集中して、一つずつこなす事だけ考えよう。再度音源の確認を行い、隣に座るプロの音響Wさんと雑談をし、場内に開演5分間のベルが鳴る。暗くなったホール内で舞監さんの合図を待ち、僕の音出しで幕が上がった。

結論から言うと、僕はやらかした。ゲネプロでもやらかした、なぞなぞの部分。どういう訳か、出題音のSEが鳴らなかったのだ。「第2問!」という掛け声の後に入る筈のSEが出ず、一瞬困惑する子どもたち。しかしここで、機転を利かせた小1のBがもう一度「第2問!」とキッカケを出してくれたのだ。僕のSEは間に合い、何事も無かったかのように劇は続いた。まさか小1の子どもに救われようとは。観客席の一番後ろから、念仏を唱えるかのように小声で有難うを連呼する僕。それ以外は一つもミスする事無く、ゲネプロで上手くいかなかった『セリフの始まりに合わせて一気にBGM音量を下げる』も成功。全てが終わった後、ホール外のソファから立ち上がる事が出来なかった。

あとはもう、ね。感動して泣く子は出るわ大人は出るわの大騒ぎ。最後まで踏ん張り続けてくれたダンサーのN夫妻、役者のMさんには本当に頭が上がらない。この3人が居なければ、ここまでの成功を収める事は出来なかった。3人のサポートに集まってくれた沢山のダンサーや役者さんにも大きな拍手を。このご恩は、必ず。

悩みに悩んだ一年だった。自由に動き回れた10年前とは違い、今の僕には店がある。レッスン日である土曜と日曜、僕は必ずカウンターに立たなければならなかった。どうにか午前中だけでもと顔を出したけれども、やはり何もかもが中途半端に。慢性的なスタッフ不足(指導役が固定出来ない)+場の重苦しさがあり、短時間でも盛り上げようと全力で馬鹿をやったり遊んだりと手を尽くしたが、結果として真剣味の薄い、緩い場が出来上がってしまった。子ども達は楽しんでいるようだけれども、これでは意味が無い。自分は一体どうすべきなのか、何度も頭を抱えた。

転機が訪れたのは今年の春、一期生であるダンサーのAちゃんが帰ってきてくれた時だった。旦那さんであり、これまたダンサーのR君(N夫妻)と共に子ども達を鍛え直し、役者のMさんとのタッグで土台を固め始める。子ども達は彼女らを慕い、レッスンを重ねていった。道筋が見え、これで何とかなるという安堵と共に、僕は一つの決断をする。裏方に徹して、子ども達から一歩距離を置こうと考えたのだ。自分から積極的に子供たちへ接するのは止めようと。中途半端な状況の僕が下手に接すれば、恐らく子ども達はまたバランスを崩し緩くなってしまう。ならば出来るだけ前に出ず、フォローに徹する方が良い。

その日を境に、僕と子ども達との関係は変わり始める。カメラマンを務めていた事もあり、自然と距離を開く事が出来たのは幸いだった。毎回付き合っていたランチも、時間が来る前にひっそりと退席する。いつも馬鹿をやって遊んでくれる大人から、ちょっと付き合いの悪い大人へ。子ども達の反応は解りやすいもので、拗ねられたり「ケチ!」なんて言われたりする事もしょっちゅうだった。でも、レッスンを進めていくにつれ、それくらいの距離感が丁度良いんだと実感した。十分に余裕のある環境ならば僕の存在もアクセントになっただろうけども、今回のプロジェクトは常にギリギリの状態だった。僕の出番は少ない方が良い。正直、寂しかったけどね。

一つ、大きな心残りがある。それは今年の3月でプロジェクトから抜けてしまった、小3のTの事だ。ちょうどN夫妻が来る前で、プロジェクトが一番厳しかった時の事。それまで主役級の頑張りでみんなを引っ張ってくれていたTからの退会届。凄まじい衝撃だった。それもこれも、僕らの力が足りなかったからだと思う。本当にごめんな、T。

10年前のように子ども達と深く関われなかった事は残念だけれども、その分頑張ってパンフやチラシを作り、沢山良い写真を撮ってアーカイブしたつもりだ。10年経ったら写真の見え方も変わるかもしれない。
何かを感じて声をかけてくれれば、その時は喜んで話をしようと思う。

このプロジェクトに関わった全ての皆さまに心からの感謝を。1年間、本当にお疲れ様でした。10年経ったら、また会おう。

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悪い大人たち、お盆に再び来襲

昨年のお盆に開催された、悪い大人達による店をジャックしてのゲーセン喫茶。今年も開催と相成りました。しかも今回は、もよよん師匠( @dodompa45 )が初参戦。あの、ハードとソフトの魔窟を形成している、もよよん師匠です。

が、この日は朝から尋常ならざる雨が降っていまして。TL上に見たことも無いような京都の光景がバンバン流れてくる。これ、去年の台風直撃よりもヤバいよな。今日は大文字の送り火なんやけど、開催出来るんか。

そうこうしている内に18時、どうにか雨も治まってきたな…と思った所へもよよん師匠一家が現れた。それも、大量のハードとソフトを抱えて。あまりの持ち込み量に、オカンも目が点になっている。師匠、本気出し過ぎです。土砂降りの中、よくこれだけ積み込みましたね。

ここ、ついさっきまで、常連のお客さんがノンビリ珈琲を飲んでたのにね。たった数分で全く違うお店に早変わりですよ。師匠とほぼ同時に来訪したtaigooooさん( @taigoooo )親子、あまりの状況に半笑い。去年でも十二分に凄かったのに、それを一瞬で上回ってしまうもよよん師匠の圧倒的物量。

続いてNIGOROさん部隊が到着、惨状を見たPANDAさん( @shoji_nakamura )とduplexさんの顔が引き攣っている。サミエルさん( @Samieru_NIGORO )は既に師匠宅で体験済みなので笑っていた。何とか現状を飲み込めたduplexさん、喜び勇んでx68kの前へ。「いやーやっぱり良いですよねx68kは!」とグラディウスで遊び始めた。

で、背後はこれですよ。グラディウスの後ろで別のグラディウスが動いてる。恐らくいま地球上で、こんな狂った環境で遊んでるのはウチだけだろう。こちらのグラディウスをプレイするのは「コミケ行きの夜行バスに乗る前に、1時間くらいお邪魔します」と滋賀からやって来た樹さん( @ARTIFACTS777 )。taigooooさん達は神奈川からの帰省ついでだし、PANDAさん達は奈良だし、サミエルさんは兵庫だし。何なんだこの人ら。

指をくわえて見ているのは関東悪い大人軍団。特にさとうさんは参加を熱望されてたんだけども、流石に千葉からは遠過ぎた。いや、予定さえ会えば普通に乗り込んでくる人だと思いますけども。

異次元環境に異次元ソフトの組み合わせが続く。「いやー、家じゃこんな事出来ないでしょ?これだけ環境揃わないもんねえ」って、ほぼ全部一人で持ち込んでるじゃないですか師匠。少なくともいま稼働してるの、全部師匠の持ち物ですよ?

ここで樹さんが意外な才能を発揮、「レイフォースだけはやり込んだんですよ」とノーコンティニューで最終面までやって来たのだ。サミエルさんとduplexさんによる解説入りプレイで大盛り上がり。「じゃ、これコンティニュー無しでクリア出来たら夜行バス乗って良いですよ」とPANDAさん。どういうプレッシャーのかけ方ですか。結果は残念ながら1コンティニューでのクリアだった。いやいや、十分凄いです。

キリが付いたので一旦休憩、「実は五山の送り火、見たこと無いんですよ」と樹さん、taigooooさん、もよよん師匠の奥さんが言ったのでお連れする事に。徒歩5分くらいで送り火を見られる場所があるのだ。ただ、急がないと終わっちゃうかも。腐れ縁であるハンペリオン( @hanperapera )も連れて、急ぎ観覧ポイントへ向かった。それにしても面白い組み合わせだなこれ。僕以外とは全員がほぼ初対面なんだけども、ゲームと言う共通項だけですぐに仲良くなれる。師匠の奥さんも、実はゲーマーなのだ。

幸いにして終わる寸前の送り火を見る事が出来、みな満足して店へ戻ったら更に酷い惨状になっていた。アウアーアーアー(解らない人はググって下さい)初めて見ましたよ。もよよん師匠とサミエルさんが嬉しそうにダメ出ししながらプレイしている。更にファミコン版を見ながらサン電子の技術力を称えるという、並大抵の人ではついてこられないディープ過ぎる世界へ突入。ここで樹さんはタイムアップ、PANDAさんの車で京都駅へ。気を付けて行って来て下さいね。

入れ替わるようにしてMaruchuさん( @Maruchu )が来訪。なんとこの人、コミケ帰りにわざわざ京都で下車して、そのままウチへ寄ってくれたのだ。そこまでするか。ゲーム機の方はスーパーカセットビジョンが満を持して登場、映像ケーブルが見当たらなかったので、適当にその辺の余ってるケーブルを割いて(!)無理やりアンテナ線入力に差し込んで(!?)画面表示させている。力技も良い所だ。てか、それで映るんだ。

参加者の大半がスーパーカセットビジョン初体験という事もあって、コントローラを取り出す所から盛り上がる。当然ソフトの内容も解らない。適当に『パンチボーイ』というカセットを挿してゲームスタート。うん、まず何をしたら良いのか解らない。上記の動画を見ればなんとなくルールも解るんだけども、何ら手掛りの無い状況から始めたので超手さぐりだ。だが、それが面白い。みんな口々に「これどついたらええんちゃう?」「何か押せた!」「うわ手ぇ伸びた!」と大騒ぎだ。完全に子供の夏休みである。

ここで再び小休止、ゲームから離れて、もよよん師匠のドット絵講座が始まった。つい先日見せて貰ったテクニックを、どうしても皆さんに見て貰いたかったので。恐ろしい速さで仕上っていくドット絵を見て茫然とする皆。誇らしげな僕。いや僕なにもしてないんだけども。冷静に考えたら、この場に居る半数以上がプロのゲームクリエイターなんよな。

話は更にディープなゾーンへ。「ファミコンのカセットって、こうやって傾けて挿すと、バグってBGとスプライトが見分けられるようになるんですよ」と師匠、店内に大きなざわめきが。これあれだ、ニコ動にアップされてる『BGとかスプライトとか色分けしてみた』を物理的に実現してるんだ。てか、何でそんな技知ってるんですか。

そして今日一番の笑いが生まれた、『星をみるひと』のプレゼン大会。噂には聞いていたけど、実際動いてるのを目の当たりにして話を聞くと破壊力が段違いだ。涙が止まらない。

この日最後の主役となったのは、映像作家であるFocha!の重光さん( @achabox )。「初めて触ったゲーム機はスーファミ」というピチピチの20代である。「ファミコンのスーパーマリオ、初めてやりました!」という発言に全員(taigooooさんの息子さんである猫号くんも)衝撃を受け、電源を切らずにカセットを引き抜こうとして止められるなど大騒ぎ。そうよね、ファミコン初めて触ったんやもんね。クルクルランドをプレイして貰ったんだけど、これがまた面白かった。実況動画を見ているようで、全員からツッコミが入りまくる。コインが数枚めくれた所で僕が図柄を当てるとブーイングが。だってー。

そして皆が「あー」「うわー」「そっち…いや違…」など悶絶した『バベルの塔』。「パズルゲームの、チュートリアルの1面としては理想」と全員から大絶賛だった。実際良く出来たゲームで、僕も大好きだ。散々苦労して重光さんがクリアした2面を、たった2手でクリアしてみせたりして全員大笑い。重光さんも相当気に入ったようで、「これバーチャルコンソールとかで無いんですか?」と聞いていた。

夜中の4時を回り、良い時間になってきたという事でお開きに。みんなで分担して片付けるも、僕はこの辺りから記憶が相当怪しい。皿を洗ったりしながら、半分寝ていたのだ。何とか持ち堪えて明朝6時頃、皆を送って無事解散。丸半日レトロゲームにまみれゲーセン喫茶は幕を閉じた。去年があれで、今年がこれだと、来年は一体どうなってしまうのか。またのご参加をお待ちしております。

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ゲームバーとインディーゲームの新たな関係

知らなかったんだけども、ゲームバーでお客さんにコンシューマゲームをプレイさせる事は貸与権・上映権の侵害に当たるらしい。既に警告を受けているゲームバーもあるとの事で、ゲームバーなのにゲームが出来ないという悲惨な状態になっている。そこへ立ち上がったのは、我らが悪い大人神奈川支部のtaigooooさん。「インディーゲームだったら一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会も関係無いから、本人らのサジ加減で行けるんじゃ?」という話になり、物凄い速さで事が動き始めた。これ、ひょっとしたらチャンスかもしれない。先日京都のゲームバーへお邪魔した時、インディーゲームの認知度の低さに愕然としたばっかりだったので。

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ちゃんと服着て立ってますから

僕の知らない所で、悪い大人達が本気を出して、僕のイメージがどんどんあらぬ方向へ。

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絶体絶命、三組の来客

今日から悪い大人関東支部のhasuさん( @hasu2010 )が京都入りを果たす。滞在中はウチをベースにしてもらう事になっている。15時過ぎくらいに到着らしいので、まあノンビリやりますか。昼間には教え子である陸上のMが友達を連れて喫茶のほうへ来るらしいので、その準備もしとかんと。事務所到着後、一旦自宅へ車を移動させて再度出勤。

ちょっ15時に来るんじゃなかったんですか!あれこれヤバくないか、陸上のMとバッティングするかも。しかしこの氷雨の中、長旅の客人を観光に出すわけにもいかんし、取り敢えずウチ来て貰う事に。ちょっとウロウロしてから来たhasuさん、13時着。そして逆に、教え子たちが来ない。昼過ぎに来るって言うてたのに連絡が無い。気になってメールしたら、「来年度の教科書配布がメッチャ混んでる!」との事。ええい、どうなっとるんじゃ今日は。

取り敢えず教え子が来たら軽く挨拶して、それからちょっと観光でも行きましょうかとhasuさんを事務所にイン。音楽談義やら何やらでエラい盛り上がる。15時前になってようやく教え子JKズが到着、ちょこっと相手をしてからhasuさんを観光へ連れ出した。外に出た途端、再び嵐のような氷雨が。「僕、京都に拒まれてます?」とhasuさん。気のせいです。

で、下鴨神社に着いた途端にピタッと止むのはどういう事なん。ビックリするくらい綺麗に晴れて唖然とするばかり。境内回って、パンパン手ぇ叩いて、一通り堪能したので鴨川にネコでも見に行きますかと西へ進路を向けた。途端、強烈な氷雨が。「僕、拒まれてます?」、大丈夫です。

で、猫、居ませんでした。こんな天気やから橋の下に居るかなと思ったら、影も形も見えませんでした。雨は止んだけど強烈な風が僕らを襲い続ける。俯きながら土手を歩いてたら、土手横にある垣根から鉄砲玉らしき尻がチラッと覗いた。その間、わずか1秒。それがわざわざ東京から遊びに来てくれた客人に対する態度か。

寒さでボロボロになりつつ、何とか店へ帰還。そこにはヨガのHさんが。おおい何だこれ、客人が増えてるぞ。hasuさん、陸上のM、ヨガのHさんという全く違うコミュニティの友人がバッティング。流石にテンパる僕。長旅と寒さで疲れ切ったhasuさんは事務所のソファでダウン、その間にMとHさんの相手をする事に。が、ここでこの2人に思わぬ共通の友人が居た事を思い出し、一瞬で仲良くなった。そうか、どっちもダンサーのAちゃんに関わりがあるんやったな。

で、そこから2人は結託して「何で結婚せえへんの攻撃」を仕掛けてきましてね。ちょっと待て、Mはまだ若いからともかく、同年代のHさんに言われる筋合いはないぞ。「私こないだまで同棲してたもん」、こないだまでやろ。「そっちは全く音沙汰無いやん、レベルが違うわ」、おのれ貴様言わせておけば。横からはMからの容赦ない援護攻撃が続く。いいかい二人とも、僕ぁ病気で弱ってる上に氷雨に叩かれた、可哀想な人なんよ?

17時前になり、ようやく2組の来客は帰っていった。ダウンしていたhasuさんも回復し、夜は四条河原町で飲み会となる。さあバス乗っていきましょう、10分に1本来るからすぐ来ますよ…来ますよ…来ない…20分待っても来ない。遅刻しそうになってきたので、仕方なくタクシーを利用。「拒まれてます?」、忘れましょう。

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BitSummit MMXIV イントロダクション

こちらは2014年3月7日(金)~9日(日)、京都のみやこめっせで開催された『BitSummit MMXIV』のイベントレポートです。期間前後の記事も少しだけ掲載しております、上から順にお読みください。

BitSummitとは?

年に一度、国内最大の規模で開催される『インディーゲーム(個人・小規模・独立開発など)』をテーマとしたゲームサミット。今回が2回目の開催となり、100チーム以上のインディー・同人ゲーム開発者たちが京都に集結しました。また、今回より京都府さんの力強いサポートを頂き、KYOTO CMEX2013のトリを飾る一大イベントになりました。

開催日程は2014年3月7日(金)~9日(日)の3日間で、初日の7日は1F展示場を半面使用したMedia Day(メディア向け)、8~9日は全面使用したPublic Day(一般向け・入場料500円)。開発チームの参加料は、何と無料です。

著者・Shuhei Miyazawa( @room_909 )について

京都在住、MSXや8bit文化が大好きなフリーのWebデザイナーです。『洞窟物語』を作った開発室Pixelの天谷大輔くん( @amaya_pixel )とは専門学校時代からの友人で、彼がゲームを作り始めた頃から遊ばせて貰った事が僕の人生を変えました。イベント『洞窟物語のウラガワ』にて憧れのNIGOROさんと出会い、以降カメラマンとしてチームNIGOROと行動を共にする機会が増え、現在に至ります。主なレポートは以下の通り。

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BitSummit MMXIV ゲームという名の巨大な渦

この3日間、沢山のゲームに出会えて最高に幸せだったんだけども、それと同じくらい幸せだったのは様々な出会いや交流を見届けられた事だった。知らない人同士が、憧れだった人が、作る人が、遊ぶ人が、最新の技術が、最古の技術が、国籍も人種も関係無く『ゲーム』で繋がっていく。これが興奮せずに居られるか。上記の写真は、Metanet Softwareさんのブースで話し込むFunktronic LabsさんとCuBeatさんだ。

まずは王の巣窟のキングさん( @king_75 )とtaigooooさん( @taigoooo )。DIYの達人であるtaigooooさんが「何かBitsummitに持って行きたいなあ」とミニ駄菓子屋筐体を作ったのが始まりで、会期中それを知ったキングさんが打診、設置と相成った。「誰かのネタになれば良いなと思ってね」とアテもなく制作し、神奈川から運んできたtaigooooさん。見事に実を結んだ。

カラーリングも含めて、恐ろしくマッチしている。先日まではテーブルの上にノートPCを置くだけの簡素なブースだったが、今日は遠目から見てもインパクト抜群。顔を出すたび居るわ居るわ、お客さんが一杯だ。特に女性人気が高く、通りがかったPANDAさん( @shoji_nakamura )が「あァ!?」だの「チッ」だの解りやすく嫉妬していた。筐体にマッチするオリジナル版をチョイスした為か、肝心の新作『ROKKO CHAN 3D』が霞んで…

続いては先日も紹介したピコリンネソフトさん( @picorinne_soft )。あまりの80年代っぷりに恐れおののいた『INFINOS2』。僕がtaigooooさんに勧め、taigooooさんがNIGOROの開発陣に勧め、上記のような結果に。オールドスクールにとことん厳しいサミエルさん( @Samieru_NIGORO )が、「これ良いわ、ちゃんと解ってる」と絶賛していたのだ。勿論細かい部分でこうしたほうが良いという指摘もあったけど、BitSummitが終わった後も「あれは良かった…」と繰り返し呟いていたのが印象的だった。どうやらこの後、ZUNさん( @korindo )も遊びに来られたようで。BitSummit主催者のJames Mielkeさん( @jamesmielke )も上記の通り大喜び。ピコリンネソフトさんには、どうかこのスタイルを貫いていって欲しい。

こちらも先日紹介したPixelCrusadersのIoさん( @wizards_io )。先日帰宅してから気が付いたんだけども、このゲームのサウンドをやってるのが『夢大陸アドベンチャー』のアレンジを公開しているGryzor87さん( @Gryzor87 )だった。今日再びIoさんの元を訪ね、Gryzor87さんの事を尋ねたら「ああ、仲の良い友人だよ!」と笑顔。僕がMSXバカで、彼のアレンジの大ファンですと伝えると、「ホントに!?MSX良いよね!欧州に来る予定はある?遊びに来なよ、彼を紹介するよ!」と大興奮。何だ、IoさんもMSX好きだったのか。BitSummit、MSXユーザだらけか!

話は更に広がっていく。よくみたら、椅子に座ってるのはKIDD GAMESの謝さんと、昨年のIndieStream会場へ向かうバスの中で一緒だった台湾のKEITAIさんじゃないか。今回、KEITAIさんは「新作が無いから、メディアとして来たんですよ」との事。ここにギリシャ、中国、台湾、日本という異色のグループが産まれる。謝さんもKEITAIさんもバイリンガル(英語・中国語・日本語)で、僕らの会話を手助けしてくれた。ようやくIoさんとマトモに会話出来るようになり、気になっていた質問をぶつける。Ioさん、日本語のポップは用意してこなかったんですか?

「いや、ちゃんと用意してたんだけどね…今、アフリカにあるんだ…」

驚愕する僕ら。聞けば今回のポップやチラシは全て空輸で送ったそうなんだけれども、配送事故でアフリカに足止め。「3日後にお届け出来ます」と連絡があったそうだ。3日後って、丁度BitSummit終わっとるわ。気の毒過ぎる…「良いんだよ、今回こうやって、沢山友達が出来たからね!」、Ioさん、メッチャ良い人です。これも後で気付いたんだけども、Linkedinを見てみたら、Ioさんは拘りまくったオールドスクールゲームを作っているLocomalito gamesに在席していたそうだ。道理でGryzor87さんと仲が良い訳だ。

折角なのでもう一度宣伝しておこう。PixelCrusadersさんの『Wizards The Magical Concert』はiOS向けに$0.99で配信中。タップでタイミング良く花火を炸裂させるアクションゲームだ。打ちあがった花火はどんどん煙が短くなり、花火本体と煙が重なった瞬間にタップするとPERFECT。連鎖や連爆が気持ち良い。多種多様な花火と、いかにも洋ゲーらしい世界観を是非お楽しみあれ。

ARTIFACTSの樹ひかりさん( @ARTIFACTS777 )は、ウディタの生みの親であるSilverSecondのSmokingWOLFさん( @WO_LF )や『ファタモルガーナの館』のノベクタクルさん( @Novectacle )、記事を書いてくれた窓の杜の記者さんにも『マジックポーション・ストーリーズ』を体験して貰い、更には外国のお客さんにも遊んで貰えたようだ。樹さん大満足。

そうそう、ブースにはならむらさん( @naramura )もふらっとやってきまして。ウディタ製で面白い表現してるんですよと紹介すると、画面をジーッと見て「おお、これ良いなあ、見たことない表現だ」と興味津々。樹さんから詳しい説明を受けた上で「これ、パクって良い?」と聞いていた。ド直球過ぎます。

更に面白い事に、樹さんの手伝いに来てくれていた漫画描きのすぎむらさん( @tokiwa777 )も交流という名の渦に巻き込まれていた。神出鬼没のMaruchuさん( @Maruchu )、貴方はもう出会っただろうか。

BitSummitの中において、一番インパクトのあった人と言えばこの人、イタチョコシステムのラショウさん( @itachocosystems )。自身が26年振りに手掛けたゲーム『野犬のロデム』のロデムになりきり、ブース前でじっと座ってたり、寝転んだままピクリともしなかったり、差し出した手にお手をしたり。「ボコスカウォーズの作者さんです」と聞いて更に衝撃を受けた人も多かっただろう。以下にまとめがあるので、現場に居なかった人も是非衝撃を味わってほしい。

先日のポリポリ☆クラブ生放送でもお会いしたんだけども、ラショウさんは実に真摯で物腰柔らかな方で、プロの役者さんだなと感じさせられた。Macユーザで前作の『野犬ロデム』を遊んだ事のあるならむらさんは、「ラショウさんスゲーよ、伝説の人なのに身体張り過ぎだよ!」と恐れおののいていた。

そう言えば、クアッドアローさんの『EF-12』の手伝いに来ていた足プレーヤーのコッペリアさん( @doll_coppelia )も、小野口さん( @EF12project 通称・覇王)とはBitSummitで初対面なんだった。悪い大人たち経由でコッペリアさんの事を知った小野口さんが、twitter経由でヘッドハントしたのだ。結果、ブースは大盛況となり、コッペリアさんまでもが海外メディアに取材を受けるという超展開に。

その上、コッペリアさんは強い。「格ゲーは苦手なんですけど」と言いつつ、自慢の足でお客さんを葬り続けていく。じゃあ僕が土を付けてやろうじゃないのと対戦を申込み、あっさり敗戦。いや、これは使い慣れてないコントローラだから。僕いっつもキーボードだからと再戦を申込み、今度は辛勝。どうよ見たかキーボードの力!と、後ろを振り返ったら凄い人だかりが出来ていた。うわあ。格ゲー全盛期の対戦台時代でも、こんなギャラリーついた事無いぞ。足vsキーボードの対戦がこれほど耳目を集めるとは。時間を置いて決着を付ける第3戦を行ったんですが、結果は上記の4コマ通りで。握手を求めたら足を差し出してきたコッペリアさん。ガッチリ握ったら撮影されまくりました。おのれ覚えておれ、この借りは必ず。

一方その頃ブースの主である覇王はステージをジャックし、EF-12のBitSummit版特別デモンストレーションを行っていた。対戦相手はPLAYISMのジョシュさん( @BudokaiMR2 )、対戦前からこの有様である。何と覇王、イベント公式キャラであるBitRiderをEF-12に登場させてしまったのだ(「二日で作った!」覇王談)。試合の方は覇王が完勝、まあ創造主ですから…と思ったら、そこに主催者のMielkeさんがやって来た。

覇王、まさかの敗戦。後で話を聞いたら、「ガチだよ…」と悔しそうに笑っていた。恐るべしMielkeさん。ねぇ覇王どんな気持ち?ねぇどんな気持ち?とは口が裂けても言えない。ここにまた新たなリベンジの誓いが打ち立てられた。

最後は、僕の友人であるFochaさん。重光あさみさん( @achabox )、オオギシトモヒロ君( @azurefox13 )の二人による映像ユニットで、僕の日記にもたびたび出てくる巨大ショートケーキのGranewton( @_Granewton_ )主催者でもある。今回、BitSummit側で映像を撮れる人を探しているとの事で、僕が彼女らを巻き込んでしまったのだ。

正直、彼女らを巻き込んだ事を、僕はかなり気にしていた。無類のゲーム好きでTHE KING OF GAMESさんのモデルもやった事があるとはいえ、3日間という長丁場、100を超えるブースがある大規模なイベント、事前情報もあまり渡す事が出来ず、ぶっつけ本番に近い撮影。出来る範囲で、無理の無いようにやってくださいと繰り返し頭を下げ、イベント中も常に気に病んでいた。出来ればイベントを通じて、沢山のクリエイターさんと仲良くなって欲しい。そう願っていた。

杞憂。3日間、精力的に会場内を歩き回り、ゲームを遊び、目をキラキラさせながら「ホント楽しいです!」と言ってくれたFochaの二人。「重光が夢中になり過ぎて、しょっちゅう撮影の事忘れるんですよ」と苦笑するオオギシ君。

重光さんやオオギシ君の横に、ならむらさんやPANDAさん、PLAYISMさん、木村さんたちが立って談笑している。フランス人ゲーム記者のアンさん( @katsudon45 )ら撮影チームと技術談義しいてる。何だこの画、夢でも見てるのか。つい先日まで全く交わる事の無かった線が、こうも綺麗に交わるものなのか。いや、当たり前っちゃ当たり前なんだけども。これ、僕が繋いだのか。まるで実感が無い。

この写真を見た時、彼女らを呼んで良かったと心の底から思った。リスペクトを持って人と人とが繋がっていく、この面白さ。僕が見た範囲でもこんなに凄いのに、これが会場全体で起こりまくってたんだから今回のBitSummitは神憑ってる。そりゃ参加した人みんな良い顔して帰って行くよ。

夢のような三日間。BitSummit MMXIVはそろそろエンディングを迎えようとしていた。

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