Home > Search Result

Search Result

Result 52 for 悪い大人

BitSummit MMXIV 特別編 ポリポリ☆クラブin京都

「しゅうさんとこの店、何人くらい入ります?」

随分前の話だ。ニコニコと良い笑顔で話すPANDAさん。もうこのセリフと表情自体がフラグみたいなモンだけど、今度は一体何やらかすつもりですか。「いや、ここ貸し切って生放送やろうかと」、はい来ました。無茶来ました。「ポリポリクラブのメンバーが来るそうなんで、折角だからみんなで集まってワイワイやろうって」、マジですか。「今の所、参加するメンバーは20ちょいで」、いやあのちょっと待って下さい、そんな危険な人らが集団でウチ来るんですか!「何人行けます?」、25…いや、30くらいは何とか。「生放送もやります」、はい!?「じゃ、それで」、それで!?

17時、木村さん・ZUNさん・ならむらさんのトークセッションを終えて急ぎ店へ戻る僕。今日に至るまで、最低30人は来るという計算で準備を行ってきた。オカン、兄、オカンの友人で臨時手伝いに来て下さったMさん、たまたまBitSummit会場に遊びに来ていた鉄の羊毛(居酒屋店員)、僕の5人で一気に店の形を変える。今日だけは、ここは宴会場である。

平行して、ポリポリの配信を担当されている杉山圭一さん( @fiberjelly )、ポリ☆アンナさん( @PORI_ANNA )も来訪、準備を開始。まさかここで、僕のミキサー(MACKIE 1402-VLZ PRO)やマイク(SHURE SM57)が役に立つとは思わなかった。本職である杉山さんに触って貰えるこの喜び。「安いケーブル買うならサウンドハウス一択ですよ、300円とかで売ってますから!」といった美味しい話も沢山聞かせて頂いた。ポリ☆アンナさんともメチャクチャ面白い話をしたんだけども、謎の女性という事なので秘密とする。

ここでポリポリクラブについて簡単にご説明を。ポリポリクラブとは、「30~40代のおっさんゲームクリエイターたちが、お菓子をポリポリ食べながら、真面目にゲームのことを語り合っちゃうUstream(時々ニコ生、時々リアル)番組(公式サイトよ転載)」だ。主催であるOnion Games( A-15-a/C-30)の木村祥朗さん( @yoshiro_kimura )は『moon』『チュウリップ』『NO MORE HEROES』『王様物語』などを手掛けた方で、NHKで放送されて大きな反響を読んだ『れんまん!』の考案者でもある。エリック・シャイー討論会に遊びに来られた時にたまたま声をかけて頂き、今では何故か普通に遊びに来て貰ったり。縁ってホント不思議です。今回木村さんは、独立して初めてのゲームとなるアクションパズル『Million Onion Hotel』を引っ提げてBitSummitに参加、その流れでウチへ来て頂く事になった。

開場。はい、あっさり30超えました。カメラに入りきりません。最終的には40を超え飽和点に達し、流石のPANDAさんも青い顔。更には主役の木村さんたちが放送5分前になっても到着せず、杉山さんもポリ☆アンナさんもヒヤヒヤだった。場内はアクシデントに飢えているダメな大人たちで一杯だ。開始2分前、ようやくタクシーが到着。場内の盛り上がりはマックスに。

それでは本放送をお楽しみ下さい。提供は『野犬のロデム』PSVita版『La-mulana』のピグミースタジオ・デジタルおもちゃ工場長さん( @PygmyStudio )です。

見ての通り、無茶苦茶である。大人しかったのは最初の内だけで、後は生放送そっちのけであちこち大騒ぎになっていた。デベロッパーが、パブリッシャーが、メディアが、BitSummitの運営さんが。飲んで食って、立って座って、闇鍋のような状態が延々と続く。カメラマンも無茶苦茶多くて、生放送を撮影するという訳の解らない状態に突入。遅れて『モンケン』の飯田和敏さん( @iidakazutoshi )たちが、とどめにUnityの大前広樹さん( @pigeon6 )が来店され、もう理解が追いつかない。恐らく今、日本で一番インディーな店になってます。石を投げたら開発者に当たる。

大体ね、ウチの椅子に上海アリス幻樂団のZUNさん( @korindo )が座ってる時点で異次元なんですよ。場のテンションに煽られてか、あの真面目なPLAYISMの水谷さん( @playismJP )が出演と同時に壊れ、あのボコスカウォーズを作ったイタチョコシステムのラショウさん( @itachocosystems )が舞い(しかも全員でボコスカウォーズの歌を歌う)、Maruchuさんが( @Maruchu )ニコニコで自分が提供した番組の宣伝(!?)を行い、ええいもう誰がまとめるんだこの場を。

一方その頃二階の荷物置き場では、天谷君の師匠であるnao_uさん( @nao_u )さんが「ホントはBitSummitに間に合わせたかったんだけど…」というオリジナルゲームを公開、サミエルさんやduplexさんによる品評会が行われていた。自由過ぎる。下の写真は我らが悪い大人の長であるtaigooooさん( @taigoooo )による写真。特等席羨ましい。

しっちゃかめっちゃかの内に生放送は終了、そこからまだ飲み会は続く。流石に僕らスタッフも体力が持たずにグッタリ、元から衰弱していた僕は干からびそうになっていた。24時を過ぎて少しずつ解散し始め、全ての片付けが終わったのは26時過ぎ。手伝って下さったtaigooooさん、Maruchuさん、QのIさん、鉄の羊毛に深い感謝を。

しかしまあ、とんでもない盛り上がりを目の当たりにしちゃったな。2年前のあの頃は『インディーゲーム』なんて単語、ほとんど見かけなかったのにね。気付いたら色んなジャンルの色んなの人たちが立ち上がって、スクラム組んで、突き動かして。勿論今日来られなかった人たちも一緒になって、今まさに、僕らは黎明期の真っ只中に居る。こんな面白い事、そうそう無いよ。幸せです。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

BitSummit MMXIV Media Dayの出会い

ここからは昨日の設営時と今日のメディアデイに出会ったゲーム・チームをご紹介。僕自身が熱心なレトロゲーマーなので、かなり偏りがありますがご了承を。このとんでもない腕章は、さとうさん( @Satohk1 )が用意してくれていました。出発2時間前に完成したそうです。貴重な時間を使って何してくれてるんですか。ちゃんとこれ付けて場内歩き回りましたよ。ああもう恥ずかスー。

まずはハチビッツ ファナティクスさん(C-07)の『1001 Spikes』。針山地獄とも言うべき迷宮内を突破していくアクションゲームで、エゲつないトラップ満載の死にゲーだ。本作はAban Hawkins & the 1000 SPIKESの続編なんだけども、導入部分が前作よりマイルドになっていて初心者でも安心。不安になるくらい安心。少し進んだらいつも通りなんだけども。

個人的な話で恐縮なんだけれども、作者のヲサ田サムさん( @wo60000 )は今回のBitSummitで絶対お会いしたい人の一人だった。だって、ハチビッツ ファナティクスさんですよ。僕らの学生時代からハイレベルなゲームネタ画像作ってる人ですよ。洞窟物語のウラガワにハイクオリティな絵を投稿してくれた人ですよ。あの『きよしの挑戦状』をツクール(!)で作った人ですよ。コンシューマ版洞窟物語と同じパブリッシャーという事で天谷君は何度も会った事があるらしいけど、どんだけ羨ましかったか。

昨日の設営中の話。たまたま近くで、1001 Spikesのポップを置いてあるブースを発見した。近づいて行くと、傍にいた男性から「ひょっとして、宮澤さんですか?」と声が。ヲサさんだった。おお、初めまして…って、何で僕のこと知ってるんですか!?「いや、カメラ持ってる背の高い人って聞いてたんで」と人懐っこい笑みを浮かべるヲサさん。「天谷君からも聞いてます、BumperBumpも遊ばせて貰ってますよ!」、ぎゃあ。あのヲサさんが、僕のゲームを遊んでる。もうこれ以上ない位に恐縮した。

聞けばヲサさん、本当は2人態勢で来る予定だったんだそうだけども、トラブルが発生して自分一人京都へやって来たそうだ。右も左も解らない状態との事だったので、出来る限りの情報をお教えしてサポートする事を約束する。3日間、頑張りましょう。

続いてはDot Warrior Gamesさん(B-01-b)の『BLOCK LEGEND』。レトロチックなアクションパズルRPGだ。現場では音まで聞こえなかったんだけれども、メチャクチャ良いチップチューンじゃないですかこれ。ゲームルールは単純明快、2つ以上くっついているブロックをタップして消す、これだけ。ただ、本作にはかなり色濃いRPG要素があり、レベルアップあり、買い物有り、モンスターとの戦闘有りで、どの場面でどのパネルを消すかの選択を迫られ続ける訳だ。

作者のAlivi Phuさん( @datponpon )はアメリカ出身で東京在住のソフトウェアエンジニアさん。「
日本のレトロゲームが大好きで、アメリカのゲームと日本のゲームを融合させたものを作りたかった」そうだ。BLOCK LEGENDは何と本日iOSにてリリース、Androidでも発売されているとの事。現在は英語表記のみなんだけども、「いずれは日本語でもリリースしたいですね、やっぱりドラクエみたいに平仮名だけが良いですか?」との拘りを見せたAliviさん。僕も平仮名オンリーが良いと思います。

この日、僕が触った中で一番グッと来たのがFunktronic labsさん(B-05)の『NOVA-111』。基本はターンベースのローグライクなんだけども、幾つかリアルタイムで動くキャラが居て、これらが絶妙のバランスで成り立っている。突如リアルタイム敵に囲まれ、急いで倒そうとしたらターンベースの強敵がハンパない勢いで肉薄というパニック具合はなかなかのもの。デザイン良し、音楽良し、世界観良し、ゲーム性良し。隙が無い。非常に良く練り込まれており、プレイしながら何度も唸らされた。現在もまだ作り続けているとの事で、リリースされたら間違いなく購入するゲームだ。

Funktronic labsさんは基本2人で、何人かのサポートメンバーが居るという小規模開発チームだ。全員京都在住の外国人だそうで、代表はEddie Leeさん( @eddietree )。そう、以前僕ら悪い大人が迷惑をかけてしまった、あのEddieさんだ。TGSにも参加されていたそうなんだけども、あの時にはお会いする事が出来なかった。まさかこんな形でお会いする事になろうとは。パンイチ腕章を見せ、謝りに謝る僕。Eddieさんもすぐ僕を解ってくれたらしく、「大丈夫よ、No problem!」と笑って許して下さった。他のメンバーさんにも腕章を見せ大笑い。ぼく汗びっしょり。おそろいのロゴ入り黄色Tシャツに黄色のハッピと、実にお祭り感たっぷりのチームです。

ひときわ異彩を放っていたのがRIKIさん(C-06)の『キラキラスターナイト』。以前動画で拝見した事があったんだけれども、まさか京都にまで来て頂けるとは。ご覧のとおり、ファミコン実機にオリジナルのROMが挿さっている(写真有難うございますtaigooooさん)。この時点でも若干ビビるのだが、ゲーム画面で更にビビる事に。僕が撮影したVineのビデオと、Youtubeに上げられている前バージョンのビデオ、大きく違う所があるんだけども解るだろうか。そう、地面を見てみると、今回のバージョンでは背景がラスタースクロールしているのだ。他にもスプライト64枚出して処理落ちしない(スプライトダブラーでは無かったそうです、失礼しました)、チラツキを最小限にまで抑え込むなど、見たことも無いような技術満載。どうなってんのこれ。

ハアハアしながら画面を見てたら、RIKIさん( @riki2riki )に声を掛けて頂いた。RIKIさん自身はプロの漫画家・イラストレーターで、ゲームが好きでチームを作り、こういった活動を続けられているそうだ(RIKIさんはグラフィック担当)。「ROM焼いたりもしたんですけど、これがなかなかコストがかかって…」なるほどガチですね。すぐ隣にはオリジナルハード(!)の格闘ゲームまで置いてある。これ、パッドMSXのやつじゃないですか!「いやー、このハードATARI規格なんですよ」爽やかな笑顔でサラッと言い放つRIKIさん。漫画家さん、ですよね…?

こちらはクアッドアローさんの『EF-12』。各地で話題をさらっている3D格闘MODだ。遊ぶだけでは無く、作る事も出来る非常にクオリティの高いソフトなんだけども、キャラコンテストを行ったら何故かカオス(かつハイクオリティ)なキャラばかりが集まる稀有(?)なソフトでもある。これが無料だって言うんだから恐ろしい。今回BitSummitでは、メッチャ強いボスキャラを3体引き連れて、『俺たちを倒してみろキャンペーン』を行っていた。これがまたアツくてですね。僕も事前にテストプレーヤーとして参加させて貰ってました。

ブースのほうにはクアッドアローの代表である小野口さん( @EF12project )と、悪い大人たちの縁で繋がったコッペリアさん( @doll_coppelia )が仁王立ちしていた。かつてPLAYISMさんの2周年パーティーで、足を使ってLa-Mulanaをクリアした、あのコッペリアさんである。新しい足コントローラを携えて、遠く石川からやって来たのだ。上記の寿司と彼のプレイは大いに耳目を集め、EF-12界隈は常に盛況だった。このあと彼とも対戦をしたんだけれども、その話はまた後日に。

そして現れましたMaruchuさん一派(B-04)。名古屋のHSPレジェンドMaruchuさん( @Maruchu )、ゲームジャマーのくるくるさん( @mkd214 )たちが集まっているテーブルだ。それぞれ先日開催されたGlobal Game Jam(通称GGJ・初顔合わせの人同士が48時間で1つのゲームを作る全世界同時開催のイベント)で作ったゲーム『TRIRIS』『Janken Tag!』を持ち込んでいる。同じくGGJに参加していた久野裕介さん( @YusukeHisano )、Hiroshi Ogawaさん( @hiropon808 )、matsudasuさん( @matsudasu )も一緒に参戦。すぐ隣のテーブルには樹さんが居られるんだけども、彼の紹介は後日しっかりさせて頂く。ここのメンバーとは、何かと色んな場所で顔を合わせているよなあ。

パズルゲーム大好きのMaruchuさん、イチオシはと聞くと「『EXITRIS』ですね、一番気に入ってます!」との事。さんざん『ぐっすんおよよ』と言われたそうな。あちらと違い、こちらはバンバン振り続けるブロックをマウスで並べるちょっとユニークなゲームだ。隣のテーブルのくるくるさんは会期中に結婚式があるそうで、「今日は正装で来ました!」とスマホ版JumpGun片手に良い笑顔。うむ、会場内で一番ジェントルマンに見える。

写真を撮影したのに掲載し損ねていたノベクタクルさん(A-10)、大変申し訳ございませんでした。ブースでは開発に4年の歳月を費やした珠玉のビジュアルノベル『ファタモルガーナの館』の英語版デモやノベルスフィア版デモを初公開。日本語版の売上を全てローカライズに回しているとの話だったけども、来ましたかついに!サミエルさんがしきりに「ファタモルはもっと評価されるべき」と言ってたけど、世界デビューすれば一気に…

代表であり、『レイトン教授VS逆転裁判』のゲームデザインも手掛けた縹けいかさん( @hanadakeika )とはPLAYISM2周年の時にお会いしてたんだけども、なかなかちゃんとお話する機会が無かったので良い機会になった。「よく間違われるんですが私はシナリオライターで、絵は彼なんですよ」と靄太郎さん( @moyataro3 )を紹介して頂く。更に劇中歌を歌われているがおさん( @GaoAquila )まで居られ、「普段みんなバラバラの所で引き籠ってるから、これだけ集まるのはレアなんです」と縹さん。チームの皆さんはみな『この世は腐った水の底』Tシャツを着用していた。何となく『水曜どうでしょう』を思い出しますねと話すとバカ受けしてくれた皆さん。スイマセン要らんこと言いました。

今日は体力が尽きたのでここまで。少し見てはロビーで休憩、少し見てはロビーで休憩を繰り返し、何とか最後まで参加出来たけども、taigooooさんに支えられる形で帰宅、21時には床に就き、泥のように眠った。今日回れなかった分は、明日から一気に取り戻す。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

BitSummit MMXIV 前夜祭

ついに明日からBitSummitだ。今まさに、沢山のゲーム開発者たちが京都入りを果たしているのだろう。勿論我らがNIGOROさんも京都へやってきた。「取材を受けるので場所を貸して下さい」との事で、店のテーブルを一つ貸してゆっくりしてもらう事に。取材内容についてはじき公開されると思うのでここでは触れないが、何だろう、危険な言葉ばっかり飛び交ってたのは気のせいか。どういう記事に仕上がるんだろうか。

そうそう、ならむらさん( @naramura )に会った瞬間に例のアレを詰問されました。目を合わせられませんでした。

無事取材も終わり、さあボチボチみやこめっせに資材を運びますかという段階でPANDAさん( @shoji_nakamura )が声を上げる。「duplexさん、取材受けてるのに頭モサモサ過ぎ」、ここでまさかの散髪タイムに突入、近場の安い散髪屋に駆け込んで貰った。以下、劇的ビフォアアフター。

何だこれ。折角だからご紹介いたしますと、左からNIGOROのボスであるならむらさん(ディレクター・グラフィッカー・サウンド)、長老のduplexさん(プログラマー)、武闘派のサミエルさん( @Samieru_NIGORO プログラマー・サウンド)の愉快な3匹です。この愉快な人らがLa-Mulana2作ってます。余談だけれどもduplexさんは九州からの来訪で、上着も無しにこのクソ寒い京都をウロウロしていたそうで。あまりに気の毒なので、会期中は僕の上着を貸す事に。

資材を積み込み、いざみやこめっせ。道中La-Mulana2の裏話がポンポン飛び出す。「どうしてみんなニーズヘッグを倒そうとするかねえ…」と話すならむらさん。「確かあれ、ダメージは通るけど倒せないって設定じゃなかった?」「いや、あれ俺が倒せるように変更したんですよ」、こちらサミエルさん。「それでか!ヘタに倒せるようにしたから、余計に苦しむ人が増えたと」、車内が悪い笑いに包まれる。「登場シーンでビビらせて逃げて貰うって狙いだったんだけども、ウチのプレーヤーみんな毒されてて、あれくらいじゃ逃げないみたいで」、ゲラゲラ笑い続ける僕ら。

程無くみやこめっせへ。事前に分かっていた事だけれども、場内はかなり広い。テーブルの数も多いし、ステージもデカい。この時点で去年のBitSummitとは比べ物にならない規模なんだけども、明後日以降はこれが更に倍になるんだから恐ろしい。導線も確保できているようだし、準備されている機材やスタッフも十分のようだ。これで取り敢えずの心配はなくなった。

今回NIGOROスタッフはかなり数が多く、社長のPANDAさん、ならむらさん、duplexさん、サミエルさん、ニュージーランド(!?)から訳者のSさん、明日から参戦する千葉のデザイナーさとうさん( @Satohk1 )、神奈川の技術屋であり我々悪い大人の長であるtaigooooさん( @taigoooo )、そこに僕が加わった総勢8名。大所帯である。更にはいつもお世話になっているPLAYISMさんや、PSVita版La-Mulanaでお世話になっているピグミースタジオさんなど、関わっている人たちを上げると恐ろしい数になる。上記の写真は、スタッフ一同による内職作業の様子。一つ一つ心を込めて、皆さまにお届けいたします。作業してるのはオッサンばっかりですけど。

設営作業も終わり、居合わせた皆さんで近場へ飲みに行く事となった。一旦NIGOROさんのホテルへ荷物を置きに戻り、店へ向かおうとした矢先にEF-12の小野口さん( @EF12project 通称・覇王)と遭遇。まさか同じ宿やったとは。折角なので一緒に飲みに行く事に。かくして、デベロッパー・パブリッシャー・メディア・開発支援会社など、何が何だか解らない組み合わせによる13名の飲み会がスタートした。

で、最初の話題が何って、僕のパンイチ話ですよ。このメンツで、何でパンピーの僕の話になるんですかね。まあならむらさんが「彼がパンイチマンです」って焚きつけたからなんですけども。「ああ知ってる知ってる、TL上でよく見かけるよね」何で知ってるんですかW社のAさん。「どうせならここのメンツで立派なパンイチマンを作り上げてですね」やめて下さいならむらさん。「素体ならすぐ用意出来ます」やめて下さい覇王。「パンツ部分はパーティクルで作って、ダッシュとかすると慣性で置いて行かれる形で」「エフェクト部分はウチのソフト使って下さい」「最終的にはUnity上で動かせるようにすれば良いですか?」ちょっとまって何言ってんのこの人ら。初対面の、パンピーですってば。違いますパンツピープルじゃないです。

ゲーム開発者はロクに飯を食わない話。日頃カロリーメイトばっかりの覇王と、ぼんち揚げばっかりのサミエルさんの殴り合いが始まった。「カロリーメイトは栄養バランス食なんだよ!?」「何言ってんすか、ぼんち揚げは米で出来んですよ、日本人の主食の米!」「ぐ…確かに3D化した場合、面白みがあるのはぼんち揚げ…」あ、覇王変な方向に走った。まあ僕に言わせれば、ちゃんと毎食普通のご飯食べましょうよと。「何だぁ!?カロリーメイトディスってんのか!」覇王やめて下さい。

突如覇王がクエスチョン。最近僕らの間で流行っている『ゲーム画面トリミングクイズ』なんだけども、「このパンイチマンは古いゲームならどんなトリミングでも当てる変態なのよ」と酷い紹介をしてくれた。しかしこれ何だ…パッと見では解らず、皆で回して検討し合う。歴戦の兵が集まってるんだから、誰か一人くらい…「ヒント、これ知らなかったら業界干されるくらいに有名なゲームです」、あ、これ森と道か。ゼビウスですか。「変態!」、失礼な!

第2問。が、これは流石に瞬殺ですわな。回し見て貰ったら結構な数の人が解ったみたいで僕も一安心。ほら、僕だけじゃないんですって。僕普通なんですって。と、ここでtwitter経由で見知らぬ外国の方から答えが飛んできて全員噴飯。後で解ったんだけども、フランス人ゲーム記者のアンさんだったのねこれ。

会はさらに暴走。たまたま近くで飲んでいるというC社のIさんを呼び出し、「おうパン買ってこいよ」などの傍若無人大会が始まる。一応念の為に言うておきますけど冗談ですからね。てか、Iさん既に酔っぱらって足元おぼついてないですけど大丈夫ですか。「いやあ大丈夫です、それより今日は僕いろいろ(ry」、あ、ヤバい雰囲気になってきた。会場大盛り上がり。「よし録音だ!」と嬉しそうな覇王。やめてあげて下さい。インディー界隈こんなんばっかりか。「大体インディーなんて怪しげなモンやってる連中にマトモなヤツなんて」ならむらさんが言うと説得力が。

散々ぱら酷い殴り合いをして、ようやく解散という事に。全員すでに打ちあがった感があるんだけども、残念なことに本番は明日からです。大人しく帰って寝ましょう。京都人が僕しか居ないということ最寄駅やホテルまでみんなを誘導して、僕も終バスに乗って帰還。用事を済ませて布団に入り、さあ目が覚めたらBitSummitだとワクワクしながら目を閉じた。

が、そのワクワクはものの数分で吹き飛ぶ事になる。布団を飛び出し、洗面にもたれ掛り、何度も何度も吐き続ける僕。まさかの食中毒だった。その日結局、一睡もする事は敵わず、全てを吐き終えた頃には朝を迎えていた。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

悪い大人の名刺制作祭

突如TL上で始まった名刺制作祭。BitSummitに参加するコッペリアさん( @doll_coppelia )が名刺を持っていないという所から始まり、周囲の人が凄い早さで案や素材を提供、僕が一気に仕上げるというコンビネーションだった。いやあ、出来る人が集まると早いわ。僕が一番チンタラしてたんだけれども、それでも時間内にしっかり組み上がって入稿まで行っちゃうんだから大したモンです。こういう作業、楽しいわ。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

久々に悪い大人が暴走しまして

僕が去年撮影した写真の中で、一番気に入っているものが公開された。和歌山の加太砲台跡で撮影した、ならむらさんの写真だ。ちなみにこの壁紙もキャッチコピーも僕が作っている。ちょっと綺麗過ぎるかな、でも一般の人も見るだろうしあんま無茶は出来んよな、という感じで作ったんだけれども、ここから悪い大人達が暴走を開始する。

流れと勢いで、大変な事になってしまった。画像は特に英語圏でバカ受けしたようで、あちこちから「しっくりくる」「最高」などという評判が返ってきた。脂汗が出る。確かにインタビューや生放送を見てる人ならば、このキャラでも十分通じると思うんだけども。変に一人歩きしない事だけを願いたい。首謀者の一人の祈りです。次は何を作りますか。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

オールドゲーマーの集合知

悪い大人達がトリミングしたゲーム画面を見せ合ってタイトルを当てるクイズを行う最中、「この人たちならどんなゲームでも知ってるんじゃないか」という流れに。taigooooさんのはさっぱり解らなかったけど、やっぱり知ってる人居るモンですな。オブルダさんのは画面は知ってたけどタイトルまでは知らなかった。集合知恐るべし。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

見た事の無いおみくじ

自分のソースコードと格闘している間に迎えた2014年。明けましておめでとうございます。朝方に墓参り、昼からは初詣に行ったんだけれども、今までに見たことも無いようなおみくじを引いて狼狽する。4番引いちゃったから腹は括ってたんだけれども、何やこれ。家族大ウケ、悪い大人に至っては「美味しい」と羨ましがられる始末。僕はもっと普通の内容を求めてるんだけれども。ちなみに兄が大大吉(これも聞いたこと無い)で、オカンが大吉でした。そんな感じで、本年もよろしくお願い致します。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

ゲーム開発喫茶店

たびたびゲーム関係のイベントで遊んで貰っている樹さんが来訪。行楽シーズン真っ只中という事で、ひょっとしたらお店バタバタかなと思ったんだけども意外と普通の忙しさで助かった。カウンターから、時には席に座りながら樹さんとゲームの話をする。

今作っているゲーム『マジックポーション・ストーリーズ』は開発を初めて2年半が経ったとの事。間もなく公開出来るそうだ。楽しみ楽しみ。折角なんで次のBitSummitに参加したらどうです?と声をかけてみたら「いやいや、僕なんかが!」と腰を引いたのでみんなで引っ張りましょう。

他にもゲームの販売方法や開発環境の話をした。昔は何でも自分でこなさないとゲームなんて作れなかったけど、最近ではツールや素材も増えて随分ハードルが下がりましたよねと。コンテストや公開する場も増えて、個人制作ゲームが良い感じに盛り上がって来て。この流れでドンドン盛り上がって欲しいのと、関西でもロケテショウみたいなのが起こって欲しいなと。PLAYISMさんどうですかと。いや、人任せじゃダメなんですけどね。

折角なのでゆっくり作業もしてもらった。持ち込まれたvaioでウディタが唸りを上げる。どうやらかなり捗ったそうで、更に4度もオーダーを頂いて何か申し訳ないです。気に入って貰えてホント良かった。ちょっと遠いですが、また是非。悪い大人の集まりにも来て下さいね。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

紙の手紙と、電子の手紙

悪い大人関東支部の一員であるhasuさんの身に起こった。20年越しの素敵な話。いやはやまさか、こんな展開を迎えるとは思いもしなかった。しかもローランドの社長さん経由とは…僕が何かを書くのも無粋なので、是非上記リンクから二人の記事をご覧頂きたい。hasuさん、男前やわ。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

本気の冗談

悪い大人まわりで軽く冗談を言うと、何故かそれが実装されるという不可思議現象が続いている。みんな出来る人ばっかなので、冗談のレベルが冗談でなくなっているのが怖い。本気出し過ぎ。みんなちゃんと本業やってる?僕?ぼくはちゃんとおしごとがんばってますよ。ええそれはもう。

それにしても良く出来てる。誰でもブラウザで遊べるので、是非リンク先からプレイして頂きたい。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > Search Result

Search
Feeds
Meta

Return to page top