難波でアクターMさんとメシを食う。モノづくりや今後の活動について話し合って盛り上がった。その席の中で、最近自分の中で気付いた事を話してみた。自分の軸は何か、自分の武器は何か、自分の立ち位置は何処か、これから何をすべきか。どうやら間違っていなかったようで、アクターMさんに滅茶苦茶誉められた。Mさんは歳こそ5つも下だが、表現者としてはずっと先輩。素直に嬉しい。
僕はずっと、自分の持っている技術は大したことが無い、誰もが簡単に習得出来る技術だと思っていた。別に今日に至るまで強烈な努力をした訳でも無いし、元々引っ込み思案だという事もあって、常々自分は『普通』だと思っていた。
でも実際はそうじゃなかった。一般的な社会と関わりを持って分かったのだが、いつの間にか僕の技術は普通のレベルを越えていたらしい。僕にしか出来ない事は、意外に沢山あったのだ。いつの間にか僕は、『技術屋』と呼ばれるポジションに居た。それが解ったのが昨年末。
以来、僕は意味も無く自信喪失する事が無くなった。
周りの友人からPC関係の相談を受ける際、「お前は凄いよな」とか「俺には無理やわ」なんて言われる事がある。僕は自分自身が凄いなんて一度も思った事が無い(偶然凄い結果が出て舞い上がった時を除く)。ただ単に毎日、ちょっとずつ勉強をしただけで、毎日箸を使ってたら慣れたみたいなモンだと思っている。こういった話もよくするのだが、分かって貰えない事が多い。正直、物凄く寂しくなる。
僕の次の仕事は、これを何とかする事だと思う。
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