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hxblog | 909

昔の尺度が違うんですよ

実にLSIゲームチック。

撤収していた時の話なのだが、このエアコンのアニメーションが実に昔のゲームっぽいという話になって、20代前半である役者のT君が「『F-ZERO』みたいっすよね」と言ってジェネレーションギャップを感じた。僕は『スクランブル』を思い浮かべていたのだ。ファミコンが発売される前のゲームで、丁度ゲームウォッチが持て囃されていた頃のものだ。『F-ZERO』なんて最近のゲームじゃないか、と思う僕は30代前半。

解放

舞台公演2日目。現場入りは11時だが、それまでにどうしても片付けたい仕事があったので朝から頑張った。間に合わなかった。嗚呼、打ち上げに行けなくなるかもしれないなと思いつつ現場へ。無理に急いでいい加減な仕事をする訳にもいかないし、致し方無い。

入り過ぎて結構焦った。

程無く公演時間。今日は昼の部と夜の部(千秋楽)があり、昼のほうが客入りが悪いと言う話だったが、開けてみれば空席はほとんど無し。夜の千秋楽は危うく桟敷席を作らなければいけないくらい満席になり、公演全体を通して見ても上々の客入りだった。

本番中は昨日と同じくホールの外で待機していたのだが、廊下の電気を消すため、辺りはかなり薄暗い。1時間ちょっとの公演中、役者さんの声だけを聞きながら静かに座っていた。そう言えばここの所、こんな静かで落ち着く環境で一人になった事無かったなあ。今月はゆっくり物事を考えられる余裕なんか無かったから、この時間帯は本当に有意義だった。

昼と夜の間、休憩時間が1時間出来たので、これはいけると事務所へ戻って仕事を再開。データチェックを済ませて、何とか印刷所にデータを送る事が出来た。これで打ち上げに参加出来る、万歳。時間ぴったりに現場へ戻って、場内整理、のち再び有意義な時間。

18時半、千秋楽終了。最後の舞台はセリフの記憶が危うかったり何やりと大変だったようだが、帰っていくお客さんの顔はみんな満足そうだった。長い間みんなで頑張ったこの舞台も、これで大団円。無事に全てが終わって本当に良かった。

バラし(撤収作業)は5人ほど協力者が現れたので、恐ろしい速さで完了。打ち上げまで時間があるので、差し入れと日本酒(!)で乾杯、一人ずつ感想を述べた。僕は今回、活動にあまり深く関わることが出来なかったのだが、みんなに快く受け入れて貰えて幸せだった。それと、役者のNちゃんに携帯の赤外線通信のやり方を教わったのは大きかった。PCばっか扱ってる人間は携帯に疎いという言い訳に、音響のAさんがウンウン頷いてたのが面白かった。

21時より打ち上げ。久々バカ話全開。ここに来て一気に新密度が増し、何故だか恋愛話でヒートアップ。と言っても、下は20代から上は50代。会話の噛み合わなさが最高に面白い。いやー、舞台関係者の恋愛はハンパ無く特殊だわ。余所では絶対聞かないような話がバンバン飛び交って、涙が出るほど笑った。

舞台のほうも、仕事のほうも、これでようやく一段落。明日はしっかり寝られるし、久々の休養になりそうだ。舞台でお世話になった皆さん、どうせこの業界は狭いんだし、また色んな舞台でお会いしましょう。有難うございました。

初日は上々

調整は続く。

14時から会場入り、いよいよ舞台の本番当日。ゲネプロを見て、夕方くらいからいよいよ本番モード、という時に、役者のMさんが腰をイワした。エラい事だ。急ぎバンテリンと骨盤ベルトを買出しに行ったのだが、ソフトとハードがあり、どっちを買えば良いのか解らずオタオタする。結局ソフトを購入、これで良かったようだ。

夜になり、いよいよ本番。僕の仕事は場内整理だ。と言っても、客席は30くらいの小劇場なので、誘導自体は簡単なのだ。問題なのは、段差が多いのと、天井が低い事。一番奥の席は、僕だと天井が耳の位置くらいの所に来る。ガンガン打つので注意が必要だ。サクサク誘導を行っていると、2年前に一緒にやった演劇メンバーが4人も駆けつけてくれた。みんな有難う、次は5月だ。

証明が並んでいるのが綺麗。

本番中は、遅れて来られたお客さんの誘導をする為、ホールの外で待機。つまり、僕は本番の演技を見る事が出来ない。ドア越しに役者さん達の声を聞きながらドキドキしていたのだが、そのうち安心して声を聞けるようになってきた。ゲネよりも、ずっと良い声が聞こえてきたからだ。長ゼリフに不安を感じていてた役者のTさんの堂々たる事。実際演技も練習よりずっと良かったそうで、本番に極端に強いTさんという異名を貰っていた。

結局ほぼ満席入った1回目の公演、大きなミスも無く、大成功だったと言えるだろう。舞台監督のMさんも音響のAさんも絶賛だった。明日もこの調子で、無事乗り切って欲しい。楽屋に戻ってみたら、腰をイワしたMさんが激しく治療を受けていた。頑張れMさん。

ギリギリのギリギリ

直感一発。

昨日急遽発生した依頼を片付ける。本当はゆっくり寝てからピアノ練習をしようと思ったが、そんなヒマは何処にも無い。昼から劇場入りしなければならないからだ。頭を捻って捻って3案作成、印刷して打ち合わせに備える。今日も一切遊びは無いようだ。

誰かが見てるとしか

家を出た瞬間に土砂降りになり、カッパを着て走り出したら陽が差してきた。濡れなかっただけマシかとも思ったが、納得行くかこんな天気。しかも4月も後半と言うのに恐ろしい寒さ。どうなってる177。

いっぱいいっぱい

高い梯子は楽しい。

舞台の本番前日、朝から現場入り。周りのスタッフはみんな舞台慣れしており動きがテキパキしている。素人は僕だけ。心細くて仕方無い。邪魔にならないよう手伝いをし、合間に素材用として写真を撮りまくった。こんな時でしか撮影出来ないものも多いので楽しい。

途中、若い音響のIさんと話が出来る機会があった。音のプロと話をしたのは久しぶりで、機材やケーブルの話で盛り上がった(僕はついていくのに必死だったが)。恐ろしい事にこの現場、キャノンケーブルが一切備わっていないそうだ。その流れで、「ゲネで使いたいんですが、手持ちでゴッパありますか?」と言われ、数秒考えて理解した。ゴッパとはSHURE SM58、超定番のダイナミックマイクだ。先日僕が持ち込んだSHURE SM57の姉妹品である。ゴーナナならありますよ、と答えたが、よく考えたら手持ちのキャノンケーブルが1.5mしかない。僕のゴーナナは出番を迎える事無く帰宅する事になった。

ミーティングで明日の入りが遅くなりますと言われ喜んでいたら、緊急の仕事電話がかかってきた。何だこの奇跡的なタイミングは。ちょうど空いた時間で作業出来そうだが、これで寝貯めは中止。確認したい事もあるので、時間のある内に小一時間ほど事務所に戻らせてもらう事に。現場が近いのが幸いだった。

良いんじゃないでしょうか。

事務所に戻って短時間作業。限られた時間で色んな事を全部済ませてしまう。何だかんだ言いながら、結構気に入るカタチに仕上げる事が出来て満足。メールを送って、すぐ演劇の舞台へ戻る。2つの綱渡りを同時に渡ったのは、これが初めてだ。

まあ何処でも仕事しますよ。

現場に戻って、今度は音源の修正作業。要望のあった部分をカットしたり繋げたりするのだが、メインPCは光学ドライブが死んでいるので、わざわざCR500を持ち込んで一緒に作業。電源確保できる場所がほとんど無く、廊下や階段でPCを立ち上げ作業していた。また、データの移動にはデジカメのSDカードを使用。さながらサバイバルをやっている気分だ。音楽ファイル整理をしていなかった為、何度か混乱。猛省する。

特等席から。

ゲネプロが始まる頃には全ての作業が終わっていたが、流石に身体はボロボロだった。幾つか判断ミスをして、無駄が出てしまった事が悔やまれる。劇自体は順調に仕上がっているようなので何よりだった。後は明日の本番を迎えるだけだ。出来る事は全部やった。

思えば遠くへ来たもんだ

絵心のある人が羨ましい。

按摩師のKさんとIさん来訪。オープンまでのスケジュールが確定したので、詰めの作業に入った。こういった立ち上げに最初から関わったのは初めてだ。しかも自分の作ったものが掲げられるなんて、生まれてこの方想像だにしなかった。緊張と同時に興奮する。思えば遠くへ来たもんだ。

KさんはPCに造詣が深く、専門的な話題を振ってもスパッと打ち返してくるので楽しい。逆にIさんは、ほとんどPCを触ったことが無いらしく、変わった技術を見せる度「おおおぉ…」と唸ってくれて、こちらも楽しい。空いているPCを貸してみたら、タッチパッドとペイントだけという劣悪な環境で器用に絵を描いてくれ、逆にKさんが唸っていた。良い凸凹コンビだ。

最近やたらと壊れてばっかり

ここの所仕事の話ばかり書いていてつまらないが、実際仕事しかしていないので仕方無い。そんな中、今日は仕事以外の出来事を日記に出来そうだ。何があったかと言うと、土砂降りに祟られてズブ濡れになった。最低だ。

雨の日は当然雨合羽を着て原チャに乗るのだが、どうやらこの雨合羽に穴が空いたらしく、左腕が袖からズブ濡れ。科学繊維関係で働いていた父が貰ってきた高性能雨合羽だったのだが、穴が空いては意味を成さない。まあ補修すれば使えるとは思うのだが、今日の所はどうしたものか。舞台パンフの印刷に出たいのに、陸の孤島状態だ。

狩りの時間

帰り道、3台パトカーを見かけた。それぞれ原チャ、車、原チャを捕まえていた。恐らくスピード違反だろうが、3台も立て続けに見たのはこれが初めてだ。それもこんな深夜に。春の交通安全運動は終わった筈なのに、一体何があった。走るのが怖くなるではないか。

最後の山が現れた

今週最後の山が登場。ただ、事前に準備をしっかりしておいた為に、一番楽に乗り越えられそうだ。いつもこうならば苦労しないのだが、あまり早くに作業をし始めると、仕様変更で死ぬ事にもなりかねない。結構難しい所だ。本当はもっと汎用性の高い体系を作ってしまえば楽なのだが、生憎その時間が無い。それにしても今月の仕事量は何事だ。何処かのタイミングで山に篭りたい。あとピアノ触りたい。

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