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日常 Archive

それは160分

母親が映画を見に行ってきたらしい。面白かったけど思ったより長かったようで、やや興奮したように「1時間60分もあってん!」と仰られた。それは2時間というのでは?と僕と父がツッコむと、「1時間60分は2時間40分やないの!」と真顔で言われた。母よ、それは160分だ。

この様に、我が家では頻繁にマジボケが炸裂する。日頃僕が天然ぶりを発揮しているのは、この家族あってのものだという事を理解して頂きたい。

頑張れオペラのUちゃん

オペラのUちゃんが仕事を立ち上げるという事で、打ち合わせに行ってきた。大阪は鶴橋の隣、今里駅。意外に閑静な住宅街といった感じで、何となく大阪らしくない所だった。ただ、マンションからの景色は良い感じにカオス。

首だけ捻って根性で撮影。

一通り打ち合わせをした後、折角だからと実際に仕事をしてもらった。所謂マッサージなのだが、これがまた凄まじく気持ち良い。流石に何年もやっているだけあって、全身ガンガン揉まれていく。「ちょっと背骨と骨盤が…」と言いながら、デカい僕の身体を面白いように動かし、持ち上げ(!)、あっと言う間の1時間。本当に身体が軽い。正直、Uちゃんを甘く見ていたと言わざるを得ない。

ついでに今ちょっと痛めているヒザの皿についてアドバイスを貰った。「外の筋肉はしっかりしてるけど、内側の筋肉が弱いからバランスが崩れてる。で、ヒザを動かす度に皿が外へ動いて、神経に障ってるんじゃないかな」と。「ここで動かすのを止めると退化する…お年寄りに多いパターンやね、ぎっくり腰になった後とか。動かして痛い場所があるのなら、それを避けて筋トレすれば良いんよ」と、ヒザを曲げずにヒザを鍛える方法を伝授してもらった。なるほど。

ドンキーコングJRとミッキー&ドナルド。

その後、何故か部屋に置いてあったゲームウォッチで遊んだ。二十年以上経っても普通に動作する所に、任天堂の意地を見た。どうでも良い話なのだが、ドンキーコングJRってこんなに難しかったか。2回助けるのがやっとだ。

おのれ券売機

券売機で切符を買った時の『ドジャー』という音ほどテンションの下がる事は無い。全部10円玉お釣り攻撃の事だ。自販機の場合は1枚ずつ『チャリン』『チャリン』と来るのでまだ可愛げがあるが、券売機は一気に塊で来る。これを財布に収めるのかと考えると憂鬱になる。ましてや二日連続で『ドジャー』をやられると、何かの陰謀に巻き込まれたのではと勘繰りたくもなる。

逆に、券売機や自販機に延々と10円玉を入れ続けるのは楽しい。自分でも良く解らないのだが、何だか得をした気分になる。出てくるものは同じなのに。

本場もこんなにコシがあるのか

入口。

占いで一頻り凹んだ後、たまたま丸亀製麺を見つけたので入ってみた。セルフ讃岐うどんの店で、以前から何度か話には聞いていた。入店してから、そういや昨日の晩もざるうどん食ったなと思い出した。

勝手が解らず、前の人に続いて動いてみる。セルフと言っても、自分でお盆を動かす部分だけがセルフで、後は店員さんがやってくれる。冷やしぶっかけうどんの大(380円)をチョイス。

結構美味しい。

麺が太い。そして、コシがハンパ無く強い。噛み切るのにやや力を必要とし、ヘタに飲み込むと胃がもたれそうな重量感だ。油断すると何かに負けそうな感じというか。美味しい事は美味しいので、コストパフォーマンス的には申し分無いのだが、若干体力を消耗するレベルのうどんだった事を報告しておく。

次回は贅沢にかき揚げをトッピングしたい。

人生初の手相占い

ひょんな事から、ヨガのHさんに連れられて、手相占いバーへ行ってきた。お金を払って占いをする、というのは人生初なので、妙に緊張する。

そもそも僕は占いというものが苦手だ。嫌いではなく、苦手。何故かというと、学生時代にやったらタロット占いで当てまくる友人が居て、「骨を折るかもしれん」と言われて本当に折ってしまったから(右手小指)。つまり、怖いのだ。当たるのが。当たらなくても、内容に振り回されるのが怖いのだ。

結果から言うと、過去については8割方当たっていた。いつ自分の個人情報を漏らしたのか、というような内容もあって、驚きを通り越して笑いが込み上げる。そんなに手に出るものなのか。こちらの先生は具体的にどうしろ、というような事は言わず、こういうのはどうか、というようなアドバイスを頂いた。いい加減な未来像を語ったりしない分生々しく、やはり恐怖感で一杯になった。

ちなみに一番刺さったのは、「自由にして良いと言われると、自由に出来なくなる」「万全を期し、鉄壁を築き上げているけど、予想外の攻撃にとても脆い」という指摘。これは仕事、私生活、そしてジャズピアノに通ずる僕の弱点だ。それを克服すべく、日夜色々試してきている。

あくまで個人の体験談だが、手相というのは手の表面に現れる原始的な情報を元に推論し、相談内容と照らし合わせて情報を変換して伝える、という事を行っているのではないかと感じた。これを応用すれば、ひょっとしたら面談や商談でも事を有利に運べるのでは、等と邪推した。俗物で申し訳無い。何にせよ、当分占いは控えよう、と思った。

もし手相を見て欲しいという方が居られるならご連絡をば。ダンサーAちゃんも、役者のMさんも、当たり過ぎて悲鳴を上げたという恐るべき手相占いの世界へご招待しよう。

御通夜へ行った

恩人Tさんの御通夜へ行ってきた。半世紀も会社に籍を置いたという事もあり、弔問者の数も相当なものだった。

こんな形で元同僚のみんなと再会する事になるとは、夢にも思わなかった。Tさんと共にお世話になった常務に挨拶をし、詳しい話を聞かせてもらったのだが、ここまで容態が悪くなっていたという事実は誰も知らされていなかったらしい。つまり、みんなも突然訃報を知らされたのだ。

みんな俯いている。泣いている。僕はまだ現実感が沸いてこない。どういう事なのかよく解らない。こんなん無いですよ、シャレにならんからはよ出てきて下さい、と遺影を見ながら心の中で呟いた。

Tさんの撮った写真。

帰宅してから気付いたのだが、挨拶状と一緒に一枚の写真が添えられていた。Tさんが撮った写真だった。

余談だが、社長はどうしても仕事が抜けられず、御通夜も御葬式も出られないらしい。

祇園祭と祇園と

ご立派。

母親の店で面白い物を見せてもらった。自作の祇園祭スタンプ帳だ。驚いた事に毎年作っているそうで、ほとんどの鉾、山のスタンプも押してあった。しかもこれ、山を出している町内会で手伝いをしていた時に、知らない人から偶然貰ったものだそうだ。こんな貴重なものを…良い人過ぎる。面白いものを見せて頂いて有難うTさん。

あんまり変わってない祇園。

その後、半年振りくらいに祇園へ行った。昔の職場跡地を見に行く為だ。仕事が無ければなかなか通らないもので、随分景色も変わっただろうなと思っていたら、あまり変わっていなかった。ただ、一箇所を除いては。

ここで働いていた時は毎日楽しかったなあと思っていたが、懐古に浸るような歳でも無い。自分が出来る事を、しっかり一つずつやっていくだけだ。

筋肉痛と僕

我が家には何故か4種類の筋肉痛用の塗り薬がある。アンメルツ、アンメルシン、バンテリン、サンツールIDというラインナップなのだが、これが微妙に性能差があり、定位置も順に居間、僕の部屋、薬箱、両親の寝室となっている。

僕はアンメルシン1%ヨコヨコひろびろを愛用している。塗るのは主に指や掌で、ニオイも少なく効果も抜群、コストパフォーマンスも良いと良い事尽くめだ。ただ、僕のノートPCの天板を溶かしたという悲劇も招いているので、取り扱いには注意が必要だ。

そんなアンメルシン派の僕だが、別室に居る時や自室へ戻るのが面倒な時、手近な薬に手を出す事もある。個人的な感想だが、効果が一番短いのがバンテリン、無難なのがサンツールID、ニオイの主張が激しいのがアンメルツといった印象を持っている。特にアンメルツは強烈で、随分離れた所からでもその存在を確認出来る程の威力だ。以前、特に何も考えずに塗ってしまい、直後の来客でとんでもない事になったという苦い思い出がある。アンメルツには気をつけたほうが良い。ちょっとした閉所テロなりかねない。

訃報

大抵訃報というのは突然やってくるもので、その時僕はランニングに出かけていた。時間確認の為に携帯を持って走る事が多いのだが、電話が鳴ったので走りながら出た。5月まで働いていた職場の、恩人の訃報だった。

前職での思い出にはあまり良いものが無いのだが、僕が唯一心を許せる小さな小さな部署があった。恩人Tさんは、そこでこの春まで働いていた。会社の生き字引とまで言われたTさんは、半世紀に渡ってこの会社を見てきた人で、強く優しい、皆から愛される長老だった。仕事でしょっちゅう憤慨していた部外者の僕に、いつも声をかけてくれたのを昨日の事のように思い出す。僕が会社を去るという話をした時も、随分残念がって貰った。満面の笑みで収まっている送別会の写真は、頂いた日から机の上に飾ったままだ。

そう、実際、つい先日の事なのだ。僕があそこで働いていたのも、Tさんが働いていたのも。

Tさんの退職前、肺ガンの手術で入院するという話を聞かされてはいたが、退職退院後にいつも通りの元気な姿を見せていた為、まさかこんな知らせを聞く事になるとは思わなかった。訃報を受けて文字通り絶句し、立ち止まり、どうすれば良いのか解らなくなった。親族や旧友が亡くなったという経験はあるのだが、恩人が亡くなった、というのはこれが初めてなのだ。正直、ダメージが大きい。

木曜日に御通夜があるそうだ。まさかこんな形での近況報告になるとは。とても、辛い。

LA-MULANAがWiiwareに

たまたまニコニコ動画で『LA-MULANA』を見たのがキッカケで、久しぶりにNIGOROのサイトへ行ってみたらとんでもない事になっていた。どうも今日発表があったらしく、驚き過ぎて笑いが止まらない。

『LA-MULANA』というのはフリーのアクションRPGゲームなのだが、かなり特殊なフォーマットを採用している。僕が幼少の頃に愛用していたMSXというマシン環境を模して作られたゲームなのだ。色は16色しか使えない上に制約があり、スプライト(キャラクタ)も音も相当貧弱。一部の機能を除けば、ファミコンより悲惨な環境を誇る8ビットマシンだったのだが、未だに熱烈な信者が居たりする。かく言う僕も、その一人だ。

このゲームが発表された当時、僕はピアノでとんでもないスランプに陥っていた事もあり、逃避するかの如くこのゲームに没頭した。昔のゲームと同じような強烈で難易度の高い謎解き(ヒントがかなり少ない)に、攻略サイトで必死に情報交換を行うユーザー。面白い事に、誰もが答えを口にせず、ヒントだけを伝え合っていた。恐らく、『自力で解く』という当時の苦労と喜びを知っている人間ばかりが集まったせいだろう。

それにしても、洞窟物語に続いてLA-MULANAまでもがコンシューマに移植されるとは。どちらも僕に縁深い作品なので、とても嬉しい。

余談だが、このLA-MULANA、隠された最後の秘宝が悶絶する程凄い。

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