日常 Archive

看板は意外と安く作れるようだ。良くある蛍光灯内臓突出看板（店頭に突き出すように飾る看板）なら、本体は2万もしない。そこへカッティングシートで屋号を貼っつければ、立派な看板の出来上がりだ。頑張れば個人レベルでも十分なものを作る事が出来るようだ。今回は喫茶店のものを作るのだが、余力があれば事務所用の看板なんかも作ってみたい気がする。あまり役には立たないだろうが。

アクセサリのOさん来訪。今日で一通りの更新作業レクチャーが修了となる。じっくりやったので半年近くかかったが、これでほぼ安心してサイト運営を任せられるという所までやってきた。万歳。

ついでに大量のデータをメールで送る方法を紹介しようと思ったが、既存のメールサービスを使わずともFTPでそのまま上げてしまえばOKだという事に今更ながら気が付いた。というか、社会人時代は全部それで賄ってたのに、何で忘れてしまっていたのか。重いノートPCまで持ってきてもらったのに、ほとんど使う事も無く申し訳無い事をしてしまった。

作業が終わってからは、マジメな話からしょうもない話まで延々と。僕の（バカバカしい）秘蔵写真も飛び出し、今日は一体何の為に集まったのかと言わんばかりの盛り上がりを見せる二階和室。更にはA君作の『めがね』を紹介、Oさんは崩れ落ちた。このゲーム、実は僕が音楽を担当している。

そう言えばOさんから新婚旅行土産を頂いたのだが、「中のどれか一つが異臭を放っているんで、開封には気を付けて下さい」と恐ろしい説明をしてくれた。厳重に包装されていても、はっきりとシナモンの香りが漂ってくる。が、「それじゃないんです」とOさん。一体何を僕にくれたのか。喫茶店が休みの日に爆弾処理班を呼ぼうと思う。

11年使い続けたメールアドレスが、静かに息を引き取った。

1999年、我が家に初めてのDOS/V機がやってきた。同時にインターネットの存在を知り、A社長などの勧めで地元のプロバイダと契約。以来、ずっと使い続けてきた、このメールアドレス。僕が事務所を構えてからというもの、実家でそれほどネットをする事が無くなり、使用料金も然程安くないという事で他社のプランに乗り換えると兄から連絡があった。今日がその、切り替えの日だったようだ。

「メールアドレスは8文字まで自由に決められるらしいけど、どうする？」と聞かれて、風呂上がりの兄の尻を見て思いついた、実にバカバカしいこのアドレス名。即興の割には語呂が良く、意味も上手くカムフラージュされていて使い勝手は抜群だった（由来を知れば覚えるのも簡単）。思い返せばこのメールアドレスには本当にお世話になったし、忘れられないメールも沢山運んでくれた。最近ではレンタルサーバの障害情報なんかを細々受信するだけだったが、それでも役には立っていた。

今の時代、メールアドレスなんてhotmailやgmail等で簡単に作れる。使い捨てたりする事もあるだろうし、メールアドレス自体に対する思い入れなんて、希薄になってしまってもおかしくない。そう思えば、11年同じアドレスを使い続けるというのは結構凄い事なのかもしれない。今更ながらに、そんな事をちょっと考えた。寂しいが、これでお別れだ。長い間、僕や家族の為に働いてくれて、本当に有難う。

余談だが、僕のgmailアドレスにはこれと同じ8文字がそのまま付いている。出来れば、長く使ってやりたいと思う。

何故だか、右股関節が痛い。足上げ腹筋をやっていると、腹筋より股関節のほうが音を上げそうになる。ランニングに行っても気にならないのだが、何故か腹筋をする時だけアイタタ、アイタタとなる。ストレッチやアンメルシンもあまり効果が無い。ならば自分で揉もうかとも思うが、太ももの付け根というのは、実は脇と同じ位くすぐったいのだ。痛みと笑いで悶絶モノである。どうすりゃいいのか。

久々に司法書士のIさんと会う事に。サイト更新についての勉強会のようなものを開いた。流石に灼熱の事務所には通せないので、冷房が生きている隣の和室へ。こちらは寒いくらいに冷房が効く。

IさんはかなりPCにも詳しいので、HTMLやFTPの話がサクサク進む。実際にソースを触って貰って、理解するまでの早さは今までの人の中で最速だった。余力があったので、CSSについても少しだけ触れてみる。また、Google Analyticsによるアクセス解析や、PageRankの概念についても説明。Iさんは興味津々で僕の話を聞いてくれた。

一通りレクチャーが終わった後で、Iさんが「更新って面白いですね、サイトを育ててる感じで」と呟いた。この言葉、どれだけ報われたか。僕がサイト構築をする上で、最終目標としている事そのものだ。サイトというものは植物みたいなもんで、世話をしてやれば成長するし、放置すれば枯れてしまう。活かすも殺すも更新次第。HTMLが理解出来なければブログだけでも良いのだ。アクションを起こせば、必ず何らかレスポンスが帰ってくる。それがサイト運営の楽しみだと思う。Iさん、自分のペースで結構なので、是非更新、頑張ってください。

毎年思う事だが、8月が終わっても夏は終わる気配が無い。朝晩は少しだけマシになったが、この調子だとまた9月末までパンイチで過ごさなければならんのではないかと危惧する暑さだ。

事務所に詰める事が多くなり、喫茶店の面倒も見るようになってから、植物に対する接し方も変わってきた。毎日庭や植木鉢の植物を見ていると、それだけでも愛着が湧く。以前ならば枯れようが萎れようが何とも思わなかったが、最近はやたらと水巻きを気にするようになった。来年くらいは事務所内で植物でも育ててみようか。虫は嫌いだが。

事務所がある町家の屋根瓦がズレてきているとの事で、喫茶店の定休である月火に修理をして貰っている。僕は定休日は喫茶店で仕事をしているので、作業している様子がチラチラ見える。ガラス戸1枚向こうは灼熱地獄だ。何だか物凄い罪悪感を感じる。

流石に作業場前にある室外機を回す訳にもいかず、別の遠い場所にあるクーラーを使用している。これでも十分涼しい。外気温は36度という表示が出ているが、屋根瓦の上となるとそんなものでは済まされないだろう。いっそ打ち水、したらもっと悲惨な事になるか。

先日ドイツのSさんに頂いたお酒がそのままになっていたので頂く事にした。『hofburg sekt trocken』と書いてある、ドイツのスパークリングワイン。Sさん曰く、「シャンパンはシャンパーニュ地方で作られたものだけにしか付けられないんだけど、sektはそのドイツ版」だそうだ。

知っている人も居るとは思うが、僕はかなり酒に弱い。ビールは苦くて飲めないし、チューハイでも3杯も飲めば轟沈（就寝）する。このsektはアルコール11%という事だが、グラス1杯くらいなら大丈夫だろうか。スパークリングワインは結婚式とかの食前酒でちょくちょく飲むが、嫌いなほうではない。

10分後、僕は床に伏せていた。かなり美味しかったので少しだけガッと行ったら、案の定一瞬で回ったのだ。ぐるんぐるんで、もう何をやっているのかすら解らない。幸い日記は書き終えていたので、頑張って電源だけ落として寝床に倒れこんだ。これ、外で飲んでたらヤバかった。多分自力で家に帰れてない。嗚呼、明日の寝起きがどうなっている事やら。

大通りに面した南向きフローリングの事務所を昼下がりに冷房無しで掃除すると、死ぬ。綺麗にはなったが、陽炎が見えたような気もする。あと半月くらい我慢すれば、エアコン無し生活も完走出来るのか。今は扇風機と氷水だけが頼りだ。

• Oh! FM-7
  http://retropc.net:8080/fm-7/

調べものをしていて偶然発見した、名機FM-7の非公式情報サイト。当時を知る人なら解ると思うが、往年の名PC雑誌『Oh!』シリーズを思わせるページタイトルだ。

驚いたのは、サイトの完成度と中身の充実度。メーカーサイドが用意したと見間違うレベルの（ページによっては凌駕する）出来栄だ。デザインもコーディングも恐ろしく丁寧で、記事の充実度も個人レベルとは考えられない程の量を誇る。日本には様々な名機があるが、ここまで完成度の高い情報サイトは無いのではないか。しかも、未だに更新は続けられている。愛無くしては出来ない、偉大な情報サイトだ。