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日常 Archive

D7000が来てしまった

デカい。

Nikon D7000到来。ついに買ってしまった。独立して以来、一番高い買い物になった(それでも最初に見た時からは2.5万安くなっている)。普段は安い買い物なのにデカい箱というパターンでウンザリする事が多いが、今回ばかりはデカい箱が嬉しくてたまらない。重さもしっかりある。早速開封してみたら、ボディとレンズの箱が出て来た。実感が湧いてくる。

重い。片手でずっと持っているとダルくなる。

が、今日は時間が無い。店の手伝いもあるし、仕事の締切が迫っている。取り敢えず急ぎボディとレンズを組み立て、バッテリーを充電しておいた。合間を見て何回かだけ撮影をしてウットリ。だが、性能を発揮出来ているような写真は1枚も取れていない。

あと、レンズカバーにいつの間にかセロテープがくっついていて、それがレンズにくっついて半泣きになった。幸いPC用のクリーナーがあったので、少し拭いて確認して、少し拭いて確認してで何とか現状復帰。要らぬ汗をかいてしまった。このカメラが最初に火を噴くのは、恐らく9日だと思う。

Googleの人が来た

Google。

朝からGoogleの人が来て、喫茶店の撮影をして貰う事になった。GoogleMapの新しいサービス、『おみせフォト』の掲載用だ。店の手伝いをしていた時に「Googleです」って電話がかかって来た時は焦った。どうやらGoogleMapを使用しているユーザーを中心に、京都全域で声を掛けているようだ。親戚のケーキ屋や母の友人のお店も撮影したと言ってたので。

割と普通の装備。

本日のスタッフは契約社員の女性が一人。名刺は持たせてもらっていないそうで、代わりに『おみせフォト』の名刺を貰った。この辺が何となくGoogleっぽいなあと思う。すぐに撮影を始めるとの事で、ストリートビュー用のカメラみたいなのが出てくるのかとワクワクしていたら、普通のCanon EOS Kissが出てきてコケた。ただ、SIGMAの強烈な魚眼レンズが付いており、90度ずつ撮影するだけで360度キッチリ繋ぐ事が出来るそうだ。他にもワンショットで庭や吹き抜けも撮影して貰った。

撮影自体はかなりスムーズで、ついでに色々と面白い話を聞かせて貰った。以下箇条書き。

  • 撮影キットは全てGoogleからの貸し出し
  • 各スタッフ間で機材(画質・設定)の差が無いよう、全て同じ撮影キットを用意
  • 撮影は3種類の露出補正をかけて連続で行われ、のちに自動選別でマッチする明るさを選ぶ
  • 撮影データは一旦東京でチェックし、加工はアメリカで行う
  • 情報機密レベルが非常に高く、自分の部署以外の事はほとんど何も解らない

徹底してシステム化されたやり取りが、ほんとに、いかにもGoogleだ。ニュースで見た印象のまんまという感じ。これが出来ているからこそあの地位に君臨しているのだろうが、窓口はもう少し広めにとってくれてもいいんじゃないのかと。

これちょっと驚いた。

そうそう、撮影する前に、スマートフォンにQRコードを出して撮影していた。丁度映画のカチンコみたいなものだそうで、撮影者、撮影場所、撮影日などがコード内に含まれているそうだ。勿論スマートフォンも支給品。そこまでやるかGoogle。

仕事以外からの解放

帰宅後、青色申告で散らかった事務所を整理した。必要のないものがハッキリしたのでガンガン片付けたら、恐ろしく部屋が綺麗になった。特に床に散らばっていた資料は跡形もない。これでようやく、仕事とピアノに打ち込める。両肩に圧し掛かったプレッシャーが、一気に解放された。後は修正申告の勧告が来ない事を祈るのみ。

手順は良く理解出来たので、今年の分は早めに入力する事を心掛けようと思う。解ってしまえばそこまで難しくは無い。問題なのは、量だ。

ストレス発散に子供と暴れる

何かマダムっぽい変な歌を歌ってた。

税務署を出て、ふと思い立って従兄弟の家へ顔を出した。ここの所、ホントに心休まる暇が無かったので、癒しを求めに行ったのだ。果たしてそこには、学校帰りの4姉弟が居た。驚いている長男をひっくり返し、取り敢えず電気あんま。悶える長男の横で、ニヤニヤしながら爪磨きをしている長女次女。何じゃ、最近の子供は化粧だけでは飽き足らずネイルの手入れまでするんか、けしからん、と言ったら磨かれた。ちょっとツヤが出てウットリ。

絵は次女によるもの。似顔絵らしいが、何故パーマ。

爪磨きの最中に、長女が「今日はどうしたん?」と聞いてきたので、悪い事して税務署行ってきてんと法螺を吹いたら「警察行き」と言われた。ボケを正論で潰すとはやるな。流石姉妹の年長だけはある。その後、ひな祭りセットに飾ってあった綿菓子を、これでもかと勧めてきた。綿菓子なんて、多分中学生以来だ。

前掛けが素敵過ぎる。

生後6か月となった次男。目がパッチリ開くようになって、随分可愛らしさが増した。以前は『大仏』等という有難いようで微妙なあだ名を貰っていたが、随分脱却が計れたように思う。どうやらミルクの時間が来たようで、長女が器用にミルクを用意していたのだが、「はい、私勉強やるからこれやって」と僕に哺乳瓶を押し付けて来た。ちょっと待て、僕は授乳なんて一回もした事無いぞ。仕方無さそうに長女が手本を見せるので真似てみると、「もっと奥まで押し込んで」と。ええ、大丈夫か…と思ったら、向こうから哺乳瓶まるごと行きそうな勢いで咥え込んできた。おおう。そういうものなのか。

お気に入りらしい少女マンガ。

次女は相変わらずアホな事ばかりやっている。次男にカメラを向けると恐ろしい勢いで入り込んでくるし、突然『ひとりロミオとジュリエット』とか、良く解らない危ない遊びを開発し続けている。性格的に、この子が一番僕に似ており、密かに将来が危ぶんでいたりする。次女脱ぎ散らかしたニット帽を被ってみたら、「何かアレみたい」と言われた。アレって何じゃい。「不審者」、僕は次女を投げ飛ばした。あと、「彼女作らへんの?マツコデラックスどかどう?」と聞かれたので、やはり投げ飛ばした。

全力粛清中。

次男が出来た事で末っ子のポジションを奪われ、圧倒的に構って貰えなくなった長男。聞けばちょっと拗ねたりしているらしいので、今日は思う存分相手をする事にした。塾の宿題をやっていたので、間違えたら電気あんま、正解すればご褒美の電気あんまというルールを適用、大いに歓喜の悲鳴をあげ続けてくれた。しかしここで、信じ難いニュースを次女から聞く。

「この子、彼女いんねん」

僕の中で何かが弾けた。小学生の分際で何たる不道徳、何たる大胆不敵。粛清と言う名の全身あんまを敢行。写真を確認し、相手の子が普通に可愛かったので次男をベッドに投げ込んだ。リア充爆発しろという言葉を、まさか従兄弟の、それも小学生の子供にぶつける事になろうとは。ちなみに他の従姉弟の子供には、既に結婚しているのも居たりする。33歳立つ瀬無し。

子供はホントに元気です。

その後、長男がサッカーをやりたいと言ったので駐車場へ。サッカーボールを蹴るのも10数年振りだ。僕は蹴るのがとてもヘタで、必ずトーキックになる。軌道が非常に不安定になり、子供達も拾うのが大変だ。キーパー役になってPK戦もやってみたが、距離が近過ぎて怖かった。そこへテニスラケットを持った長女が現れ、あろう事かすぐ側で壁打ちを始めた。子供の打球でも十二分に恐怖感を味わえる、恐るべきスポーツ、テニス。

結局ストレスどころか体力まで発散してしまい、帰る頃には汗まみれでヘロヘロになっていた。しかし子供と遊ぶのは楽しいのでやめられない。どうせならもうちょっと近所に居てくれれば良いのに。

2週間分の苦労を提出

駐車場パンパン。

必死こいて作成した青色申告を提出しに、東山税務署へ。いい加減な知識とネットの力で何とかここまでやってきたが、何を提出すれば良いのか解らないので全部持って来た。ハンコ、通帳、領収書の束、クレジットカード明細、ついでにノートPCまで。これだけ持って来れば何とかなるはずだ。建物内は申告しに来た人でごった返している。取り敢えず勝手が解らないので、相談コーナーで話を聞く事にした。

結論から言うと、僕の初めての青色申告は5分で終了した。係の人に「もう完成してるじゃないですか」と言われ、即提出コーナーへ。提出したものは、『青色申告決算書(一般用)』が4枚、『所得税確定申告書B』が2枚。どちらもやよいの青色申告で作成したものだ。てっきり専用の用紙か何かにプリントアウトせにゃならんもんだと思っていたら、やよいの青色申告はその専用用紙の柄ごとプリントアウトしてくれた。普通紙に片面印刷したのだが、別にこれをそのまま出しても問題無いらしい。提出→チェック→お疲れ様でしたまでたったの1分。

ついでなので色々聞いてみた。任意継続保険の場合、入金が確認出来る証明書みたいなものが必要なのか。答えはノー、国保以外はそういった特別な証明書は要らないそうだ。ただ、入金時の記録や領収書は残しておくべきだ。また、市民税や府民税の納付で何か控除を受けられるのか。これも答えはノー、「税で税は控除出来ません」という簡潔かつ一番解り易い説明を貰った。なるほど。

ちなみに今日用意していた、通帳や領収書の束、クレジットカード明細については、修正申告などを受ける際に確認用として必要なものだそうだ。つまり、ミスや不審な点が無ければ、出番は無いのだ。創業セミナーなんかで、「領収書は時系列に貼り付けてキチンと保管して下さい」というのは、後からチェックし直す際に調べやすいから、という理由だったのだ。だから、管理方法さえ自分で決められれば、貼り付けて保管する必要は無い。月毎に封筒に入れておいたりしても良いのだ。

ともあれ、呆気無い程簡単に、僕の青色申告は幕を閉じてしまった。本当にこんな簡単で良かったのだろうか。

海外からの荷物はテンションが上がる

英国の香り。

英国から荷物が届いた。送り主はAmazon.co.uk、思ったよりも時間がかかった。以前に比べて、何だかパッケージがスマートで洗練されている。日本のAmazonだとやたらデカい箱で送ってくることが多いのだが、これはカッコ良い。

決戦は木曜日・青色申告編

領収書をスクラップし、クレジットカードの利用明細と通帳をコピーし、入力したデータもプリントアウトしてファイリング。後は提出用の書類を作成して、明日はいよいよ青色申告本番だ。手元の資料が少ないので、税務署に行って何をするのかあんまり解っていないのだが、これだけ資料が揃っていれば多分大丈夫だろう。

何かの検閲みたいだ。

そうそう、知らなかったのだが、スティックのりの種類によっては、感熱紙を変色させるものがあるらしい。もっと早く言って欲しかった、危うく幾つかの領収書が死ぬところだった。てか、このレシート形式の領収書って、絶対7年(青色申告用保管期限)持たないだろ。1年でも色が飛びかかってるのがあるぞ。

アクセス数が倍になってました

ビビりました。

サイトのアクセスが急増してたので調べてみたら、『券売機による鉄壁のディフェンス』で来たユーザーが圧倒的に多かった。何だ、みんなそんなに券売機のディフェンスに興味があるのか。個人的に券売機のメリットは沢山あると思う。強盗されにくい、食い逃げ出来ない、売上データがすぐ解る、注文を確認しやすい、繁忙期でも取りこぼしにくい等々。

あと、何故か『はぎや整形』で来たユーザーも多いのだが、喜んで良いものかどうか分からない。

付箋の有難み

いやはや。

今更ながら、会計ソフトの付箋が素晴らしく便利だ。仕訳日記帳の中で探し物をしたり、特定の条件の合計を出したりするのに重宝している。特に僕みたいな、プライベートと仕事用のクレジットカードを混ぜて使用していた期間がある人間には。

僕は付箋を4つに分けておいた。『開業費』『プライベートクレジットカード及び口座』『仕事用のクレジットカード及び口座』『現金』だ。こうしておけば、一見ぐちゃぐちゃな仕訳日記帳も絞り込みで一発整理出来るし、何よりチェックがすこぶる楽だ。この辺り、説明書を一切読んでいないのだが、使い方としてはあってるんだろうか。

何にせよ、これで後は現金の領収書チェックを残すのみ。あと1日で何とかなる。

お祝いと同窓会と

前職でお世話になった元同僚のTさんが、今年の春に結婚して埼玉へ越すらしい。事前にちょろっと話を聞いていたのだが、これまた元同僚である陶作家のHさんから「同窓会も兼ねてお祝いやりましょう」と連絡をくれたので、四条烏丸まで出て行った。夕方の四条烏丸は知り合いに遭いそうで怖い。

会場には15人ほどの人が集まっていた。前職でお世話になった元同僚Mさんとも、1年ちょっと振りの再会と、ふと横を見ると見覚えのある方が。まじまじと二人で顔を見合わせ、あまりの衝撃で固まった。前々職の組織で理事をされていた、漆職人のIさんじゃないか。何故ここにと尋ねたら、「いやー、Tさんとは昔っから仕事で付き合いがあってねえ」と。伝統工芸関係の繋がりがあるとはいえ、世間狭すぎ。

後は飲んで騒いで…と思ったら、大トラで有名なTさん、今日は車だから飲めないとか。主賓が飲めないとはどういう事かと。というか、Tさんは飲んで本領を発揮するタイプやのに、と思ったら真横で陶作家のHさんが壊れた。在職中にみんなで何度か飲んだけど、こんな壊れ方する人じゃなかったのに。たった1年で一体何が。

僕の横には元同僚のMさんが座っていた。Mさんはまだ職場に留まっておられるのだが、ここ1年で起こった様々な話(主に人事系)を聞いた。Mさんには申し訳ないが、改めて会社を抜けて良かったと思った。と言うより、Mさんが気の毒だ。明るいニュースは何一つ無かった。

そのまま3時間くらいワーワーやって、たらふく食って飲んで、みんなで陶作家のHさんを介抱しながら解散。Tさんのお祝いなのか何なのか解らなくなってしまったが、楽しかったので良しとする。

同僚のTさんとは、短い会社生活の中でも結構接する機会が多く、また年齢も近いと言う事で随分仲良くやらせてもらっていた。ストレスばかりが溜まったあの会社で唯一楽しく過ごせたのが、Tさんの所属していた小さい部署だった。K常務が居て、K課長が居て、会社の生き字引である恩人Tさんが居て、カメラのKさんが居て、ショップのOさんが居て、陶作家のHさんが居て、僕の前任者であるデザイナーのYさんが居て。あの部署に、僕はどれだけ救われた事か。Tさんとは同時期に退社したのだが、それ以降も随分お世話になった。本当に本当に感謝している。新天地でも頑張って、是非幸せな家庭を築いて欲しい。有難う。

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