【追記】今日改めて現物を見てみたら、魔方陣ではなく、魔法陣風の柄だった事が判明。3×3マスの真ん中に数字が入っておらず、縦横一列の和は12だった。ずっと魔方陣だと思い込んでいたのだが記憶違いだったようで、大変申し訳ない。何故魔方陣ではなく、魔方陣もどきの柄を採用したのかについては謎のままだ。
父方の祖父母の遺品を引き取るに当たり、僕の部屋を模様替えする事になった。今までほとんど使っていなかった棚を外へ出し、ついでに要らないものをガンガン捨てる。今まで大事に取っていた機材の箱や梱包材を一気に捨てる事で、ちょっとビックリするくらいのスペースを確保出来た。逆に言うと、それだけ僕の部屋には無駄があったという事だ。
掃除をしている中、衝撃的なものを発掘した。僕が幼少の頃着ていたチョッキだ。母の手編みなのだが、縫ってある柄がちょっとというか、かなり変わっている。縦横斜、どの列の和も15となる『魔方陣』なのだ。
僕は幼少の頃から数字が大好きで、図書館へ連れて行ってもらっては算数の本を漁っていた。小学校に入る前から3桁の筆算に夢中になったりと妙な子供だったのだが、ある日見た図鑑でこの魔法陣を発見していたく興奮。来る日も来る日もチラシの裏に魔法陣を書いて、ついには母に魔法陣が入った服を作ってくれと懇願したのだ。こうして、恐らく世界でも類を見ない手編みの魔法陣チョッキが誕生した。
その後も僕は、延々と2の階乗を記憶したり(2,4,8,16,32,64…PC少年ならば誰もが通る道)、桁を記憶したり(一、十、百、千、万、億、兆、京、亥…学研の付録で覚えた)と、妙な事ばかりしていた事を思い出した。結局それの延長が今の仕事に繋がっている、というのも何だか面白い。
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