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長谷寺に行った

  • 2009-06-15 (月) 0:35
  • 日常

正面から見たら、普通のお寺っぽい。

続けて、同じ奈良の長谷寺へ行って来た。境内一杯に紫陽花が咲いているという情報しか持たずに訪れたのだが、ここは本当に良い所だった。夕方、入山時間ギリギリにお邪魔した為か、ほとんど人も居らず、静寂を堪能出来た。

一歩足を踏み入れたらこれ。

最初に目に飛び込んできたのは、幾何学的とも言えるほど美しく整った登廊。素晴らしいとしか言い様が無い。紫陽花を見に来たのに、廊下に圧倒されるとは予想外だった。余談だがスピーカーの配置配色が見事で、一瞬何処から解説放送が流れているのか解らなかった。

8000株あるらしい。

どんどん登っていくと、境内様々な場所にこれでもかと紫陽花が。街中で見かけるものより大きい印象があった。背丈が僕よりも高いものも。小さなカタツムリもくっついていたりして季節感満載だ。

観音様は本当に度肝を抜かれた。

山の一番高い所に本堂があり、長谷寺の公式サイトにも掲載されている『長谷寺大観音』とご対面。撮影禁止だったのでここには掲載していないのだが、思わず声が出るほど大きく立派な観音様だった(高さ10m)。紫陽花を見に来たのに、それ以外の部分でも圧倒され続けて大興奮。

聞こえてくるのは鳥と虫の音のみ。

更に、展望台から眺める景色もまた格別だった。下から見た時は想像出来なかったほど木々に囲まれている境内。聞けば境内には枝垂桜、紫陽花、紅葉、寒牡丹が育てられており、四季折々の姿を見せてくれるとの事だった。天狗杉と呼ばれる一際大きな杉の先には、何と避雷針がついていた。

秋にも来て見たいと思える。

余談だが、長谷寺は温泉街でもあるらしい。平日にお邪魔したので賑わいの程度は解らないが、良い感じにレトロで地酒や物産品店も豊富にある。残念ながら町並みの写真を取り忘れたのだが、調べて貰えれば沢山出てくるだろう。長谷寺駅から長谷寺までの道程も、また味わい深いのだ。年配の方に限らず、静かで落ち着いた所へ行きたい人には心からお勧めする。

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