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hxblog | 909

二度目の陸上観戦

陸上のMに誘われて、高校陸上の大会へ赴く。約一年振りに、西京極陸上競技場へやってきた。陸上部のマネージャーであるMが「部員が沢山出るから撮影しまくって!」とお願いしてきたのである。

競技開始時間ギリギリに到着した僕、すぐさまスケジュールを受け取り撮影場所を探す。が、これよく見たら3か所同時に競技やったりしてるやん、どうすんの。取り敢えず何処で何をやるかを把握して、運が良ければ全部撮れるかな、という感じで動き回った。

しかし何といっても僕の興味は棒高跳び。こんな機会でも無ければ見られない競技なもんでね。今日は女子の決勝があるという事で、果たしてどれくらい飛ぶモンなんかな、とバーの真ん前に陣取った。どうやら棒高跳びにも右利き左利きがあるらしく、たまに背を向けて飛んでくる選手がいる。

それにしてもまあ、みんなバンバン飛ぶな。折角なので色んな角度から撮影してみた。今日は京都府の高校新記録(3m52)まで飛び出したようで。目の前で観てたけど、高い高い。ちなみに日本国内では4m10が最高記録だそうで。男子は5m41。何食ったらそんな跳べるんよ。

合間にトラックを走る男子800mを撮影。予めユニフォームの色を教えて貰ってるんだけども、同じようなのを着てる他校の選手も居てややこしい事この上ない。特に望遠で追いかけようとする時、間違って全然関係無い子に合わせてしまったりも。ええい、もっと差別化を図ってくれんか。更に1年生に至ってはまだユニフォームが届いておらず、中学時代のユニフォームで出場してるとか。解るかそんなもん。

それに比べて、走り幅跳びはじっくり選手を見られるから間違える事は無い…んだけども、こっちは撮影のタイミング自体が非常に難しい。あと、計測やら何やらで邪魔が多く、綺麗に収めようと思うと運も絡んでくる。祈るような気持ちでシャッターを切る。

素人から見たら泣きそうなくらいの記録を次々と目の当たりにし、ひょっとしていまこの競技場内で一番足が遅いのは僕なんじゃないかという錯覚に陥る。一番遅いは言い過ぎにしても、少なくとも下位5%には入ってるよな。男女共に、みんなムキムキやないか…鍛わってるなあ陸上部。

そんなこんなで観戦を続ける事数時間、顔が焼けてヒリヒリする。次の競技まで小一時間空くという事で、ちょっと隣のわかさスタジアム京都(西京極球場)へ行ってみた。あら、京都成章vs立命館宇治なんて良いカードやってるやないの。バックネット裏へ入り、バッシャバッシャ撮影した。すぐ横には京都外大西の選手がスピードガン構えて分析してる。本格的やなあ。

試合終了まで見届けて、再び陸上競技場へ。大会はクライマックスである4x400mリレーが始まろうとしていた。夕日を背に受けて全力疾走する選手は美しい。Mの友人である棒高跳びのRちゃんも走っていた。メッチャ速いんよね、短距離でも長距離でも負ける自信がある。

スタンドで声を合わせて声援を送る各校の姿も美しかった。広い競技場いっぱいに各校の声援が響き渡る。人間の声って、こんな大きく響き渡るもんなんか。人数で言えば1,000人くらいしか居なかったと思うけれども、目を瞑ったら大観衆が居るかのように錯覚する。ゾクゾクした。

良いよなあ、全力で走って、全力で応援して。インターハイへ行くために、みんな必死になって頑張って。一つの『チーム』の力強さが、これでもかと伝わってくる。自分にもこんな頃、あったっけか。すっかり忘れてたわ、こういうの。

最後まで試合を見届け、荷物を抱えて帰路に就く。良いモンを見させて貰ったと同時に、何とも言えない寂しさも感じた。

恐るべき愛・ハードウェア編

お呼びがかかったので、雨の中、とある秘密基地(という名の個人宅)にお邪魔してきた。既に数名のお客さんが来訪している。「いらっしゃい、まずはこちらのルートを」と笑顔の家主さん。通されたのは、魔窟だった。

おかしい。今まで色んなゲーム好きな人と出会ってきたけれども、プレステ1が6台積んであるお宅にお邪魔したのは初めてだ。てか、何で6台もあるんですか。「いや、全部型番が違うのよ」、えっ。「一部の型番は中身を見ないと解らないのもあってねえ、中古で買っては中を見て、ダブったらまた売って…」、しょっぱなのジャブとしては申し分のないエピソードだ。普通の人ならフィニッシュブロー級のパンチだろう。ちなみに奥のほう、サターンが4種類揃っていた。

「じゃ、こっち座って」と家主さん。目の前に鎮座しますはナムコのスターブレード。写真を見てお分かりの通り、プレステ版では無くアーケード版である。コントローラも純正。事前に伺っていたのでそこまで大きなショックは無かったけれども、5歳の娘さんが華麗に遊んでて噴いた。「これがウチで一番高価なハードだね」、ええ、間違いなく。実は筐体ごと所持していたんだけれども、家の床が抜けそうになった(200kg強?)ので、泣く泣くガワを廃棄したそうで。そのエピソード自体が常軌を逸している。この日一番のRTを頂いたネタだった。

すぐ横にはカプコンの純正筐体であるミニキュートが設置されていた。中身は上記の通りアイレムのアンダーカバーコップス。この筐体どうしたんですか、と尋ねたらあまりにも斜め上のエピソードを聞かせて頂いた。別に非合法でも何でもないんだけれども、書けない。おかしい。

とにかく目に映るもの全てがおかしい。富士通が作った最初で最後のMSXであるFM-X(何とFM-7と繋げられる!)なんかネット上の画像でしか見たこと無かったのに。ファミベのデータレコーダーなんか外箱以外は完全に新品ですよ。PC88、98、X68kにMacなどは言うに及ばず、棚の上には前述のFM-X、東芝のPASOPIA7、SONYのSMC-777、富士通のFM-7とFM-NEW7、SHARPのX1 turbo(色違いで2台)、EPSONの98互換機であるPC-286VG、CASIOとSHARPのポケコンの山、撮影出来てなかったんだけれども足元には日立のS1まで転がっていた。どうなってんのここ。

書籍類も充実。ゲームの説明書や雑誌のオマケなどはファイル10冊分くらいあり、とてもじゃないけど読み切れない。本棚は昔ジュンク堂で見かけた技術書コーナーのようになっている。Oh!シリーズなんてXとMZとPCしか知らんぞ。何だPASOPIAって。何だHitBitって。『アスキー・システム・バンク PC-8801 マシン語入門』まで置いてある。BASICしか知らなかった僕が図書館で出会った、人生最初のマシン語の本だ。当然、全く理解出来なかったんだけどね。今でも理解出来ないと思う。アスキー・システム・バンクの本はどれも輝いて見えたんよなあ。本当に懐かしい。

頭がクラクラするようなハードの海から這い出ると、そこはゲーム機の山だった。無造作に投げ出されたコントローラに目を剥く。さあここに写っているコントローラと周辺機器、どれがどのハードのものか解るかな。6機種全部答えられたらなかなかのものです。

聞いて下さい。僕ね、小さい頃、親にゲーム機を買って貰えなかったんですよ。来る日も来る日もファミコンファミコンって泣き叫んで、「そんなにファミコン好きやったらファミコンと結婚しよし!」ってオカンに怒られる始末だったんですよ。それほどにゲームを渇望していた僕が、今、引いてる。あまりの状況に、言葉が出てこない。ちなみにツインファミコンは7台ありました。書く必要も無いかもしれないけど、WiiUなどの最新機種までバッチリ全部揃ってます。Xbox360は2台あったと思います。

周辺機器の充実ぶりもおかしい。ディスクの3Dシステムは普通として、トップライダー、ドレミッコ、ワイルドガンマンセットにロボット、ジャイロ、スーパースコープetc…特殊コントローラについてはもう数えきれないくらいにあって、いちいち説明していられないレベルだ。ケーブル類に至っては、最早どれが何用なのかすら分からなくなっている…筈なのに、「あ、これ○○用の」とすぐ判別がついてしまう人ばかりの会合となっております。僕が一番凡人です。「そうそう、これRGBモニタ一台余ってるんだけど、要る?」、えっあのどういう事ですか。

お待ちかねのMSXコーナー。リビングにNationalのRGBモニタが2台鎮座してる時点でどうかしてるんだけれども、片方はコンポジットで片方はRGB接続してあって、発色の違いをそのまま見比べる事が出来るという贅沢仕様になっていた。何処の博物館だ。当時、僕はほとんどRGBモニタに接する機会が無かったので、コンポジットの方が見慣れて自然に見える…と呟いたら「ふざけんなー!」と各方面からツッコミが入った。お赦しを。

一頻りゲームを堪能した後は、何と修理大会になってしまった。X68kの外付け5インチFDDをどうにか動かそうとし始めるメンバー。手際良くバラして、テスター片手に通電チェックを行いながら検討しあってる。ソフトだけじゃなくてハードにも強い人らが集まると、こうなってしまうのか。合間にウチのA1STとGTのFDDドライブベルトも交換して貰う。頼もし過ぎる。

で、横では何故かマークIIIでMSXのゲームが動いている。同じZ80をCPUに持つマシンで、仕様的にはほぼ同じとは聞いていたけれども、これどうなってんの。さっぱり解らない。

みんなが黙々と修理を始めて手持無沙汰になったので、再びハードの海へ。何だこれ、見たことも無い巨大な磁気テープが出てきた。これあれか、昔のデータセンターとか銀行とかでガチャッとはめ込んで高速回転してたテープか。更には見たことも無いハードが出てきた。1977年製、PANAFACOM Lkit-16。TK-80の翌年、というか僕が生まれた年じゃないか。これ、キーボードを見てみたら、16進数キー以外にアセンブラ入力用のキーが付いている。出るモン出るモン衝撃的過ぎて、パンチドランカーになってきた。

怪しげなハードも続々登場。これWiiのパチモン、Vii 威力棒じゃないですか、どうやって…「いや、留学生の子が里帰りする時に、ついでに買ってきてって頼んだのよ」「そしたらその子、これ偽物ですよ!って言うんだけど、良いから買ってこいって言ってね」と笑う家主さん。「ちなみに横のエレメカTRONは激レアよ」、どういう取り合わせなんですかこれ。

そしてP6。ついに出会った、憧れのマシン。僕が初めて目にした(と言っても本でだけれども)PCだ。原寸大の印刷物でブラインドタッチの練習をしたのは5歳の時だったろうか。以来、頭の片隅にPC-6001という機種名がずっと残っていたのだ。おじいちゃん、やっと触れたよ、あの頃の最新機種に。

折角なので、P6の特徴でもあるTALK文で何か喋らせてみようと思ったんだけれども、これがどうにも上手くいかない。家主さんも現れて、二人でマニュアルを見ながらあーだこーだ検討し合う。いま、2014年よね。

これ以上ないくらいにハードとソフトを堪能し、そろそろ良い時間になってきたのでお開きとなった。と言っても、今日体験出来たハードは全体の10%にも満たないという恐ろしい事実があるんだけれども。次はお盆くらいに集まって、掃除や整理も兼ねましょうという事になった。では、お疲れ様でした。

と思ったら、最後の最後に超ド級の隠し玉が用意されていた。デコカセである。僕はつい最近までその存在すら知らなかった。コピー対策に独自仕様のカセットテープを使ってやり取りをするという、前代未聞のシステムだ。テープを変えれば別のゲームを動かす事も出来るというメリットもあるのだけれども、テープメディアは消耗品である。この辺りについては、ゲーム保存協会さんの記事に詳しい。「本体の方は、ちょっと修理してみるわー」との事だったので、次回お邪魔した時にはひょっとしたら起動しているかもしれない。

結局丸半日近く異次元空間に滞在し続けた僕。家に帰ってリビングに座った時、ようやく現実が帰ってきた気がした。僕も大概ゲームバカだと思っていたけれども、月とすっぽんとはこういう事を言うんだと痛感させられた一日だった。何回か足を運べば、あの世界にも馴染めるんだろうか。

極端に偏ったプレーヤー

長い事ジャズやってる割には名曲の数々を全然知らない僕、楽譜が読めないという事もあって、聴いた事はあるけどもタイトルが解らないものなら山の様にある。この『Tea for Two』もそうだったり。そうか、これがTea for Twoやったんか…

今日びのJKはカッコイイ

近場で教え子たちが初ライブをやるとの事で、陸上のMと一緒に観に行く事にした。演奏するのは軽音のMちゃん、その友人であるベースのSちゃん。以前ジャズバーに遊びに来てくれた2人である。学内ライブは何度もやっているんだけども、外で一般向けにやるのは初めてだそうで。折角なので写真も撮ってあげる事にした。

2人とも、なかなかサマになってるやん。Mちゃんは俯きがちにギュインギュイン音を出し、Sちゃんは実に楽しそうにベースを弾いている。特にSちゃんは堂々としたもので、ベース初めてまだ1年とは思えない演奏っぷりだった。Mちゃんはもっと自信を持ってやれば良いと思うよ。今日びのJKはなかなかにカッコイイな。こういう文化系の青春ってのも良いもんだ。

撮影しながらボーッと演奏を眺めていて、ちょっと羨ましさを感じた。僕は演奏する事にそれほど楽しみを見いだせていない気がする。しんどい事ばっかりで、あんまり楽しんでこれらんかったからなあ。

演奏が終わって、陸上のMと出待ちをする。何かこういうのも久し振りやな。「全然アカンかった…」と凹むMちゃんと「楽しかったです!」と笑うSちゃん。今回はバラバラのバンドで演ってたみたいやけども、次は一緒にバンド組んだらええんじゃないですかね。しっかりMちゃんを引っ張ってあげてね、Sちゃん。その後、何故か陸上のMにお好み焼きをオゴる事に。僕よりしっかり食ってたのは気のせいかねMよ。

それを社会的差別と呼ぶ

成程。何となく前から感じてたんだけども、こうやってキチンと説明されると解りやすい。人って何かと正当化しがちよね。気を付けねば。

PCをセットアップしたら足蹴にされた

「新しく購入したPCでメールの送信が出来へん」との相談を受け、やってきましたヨガのHやん宅。つい先日引っ越したばかりの部屋は柔らかめのピンクで統一されていた。どうした何があった、今までこんな乙女チックにした事なんか無かった筈やのに。

それはさておきPCのチェック。どうやらWin8に乗り換えてから、デスクトップアプリのメーラーとWindowsストアアプリのメーラーがゴッチャになってしまっていたようだ。「何かパスワード入れろって言われるねん」ってMicrosoftアカウントの事かい。ええいもう、説明するのが大変やないかMicrosoft。何でこんな要らん手間ばっか増やすんじゃい。結局ストアアプリのほうを無視して、デスクトップのメーラーを使って貰う事に。

取り敢えずこれでメールの送受信は出来るようになったんだけれども、今度は手元のスマホにメールが転送されないという話に。auのandroidスマホだったんだけれども、あたしゃiPhoneユーザなんで良う解らんわ。色々調べて、どうやら迷惑メールフィルタが邪魔しているようなので例外リストを作って何とかなった。もーホンマにどいつもこいつも手間かけさせおって。そもそもPCからのメールはOKって設定にしてるのに、何で弾くんよ。

これで僕の作業は終わったんだけれども、メーラーを見ると受信欄が広告メールで溢れかえっていた。前からアホみたいな未読量になってたけれども、引っ越す前は1万件近くになってたとか。何故なんとかしようとしない。配信停止の手順を教え、後ろについて全ての配信停止を見守る。この時ばかりは鬼教官の形相である。ついでに受信欄も整理して、ようやっと未読ゼロの状態になった。

するとヨガのHやん、「ちょっとそこに寝転んでよ」と促してくる。何じゃい何じゃい、と思ったらおもむろに全身を踏み始めた。ぐお、これはなかなか…どうやらインド式のマッサージ法らしいけども、かなり気持ちが良い。仰向けになって股関節まで踏まれた時はお嫁にいけないと思ったけれども。いやはや感謝感謝。

アクションモグラをクリアしました


息抜きに遊んでいた『アクションモグラ』をクリアした。上記の通り、メッチャ良く出来ている。Multimedia Fusion 2で作られているとの事だが、昨今のツールはここまで作る事が出来るのね。勿論作者のクロボンステーションさんの高い技術力あってのものなんだけども。

最初のステージを遊んでいる分には普通のアクションゲームっぽいなと思ってたんだけれども、少し先へ進むとクセがある事に気が付く。特に、高い所から飛び降りた時に出る着地の僅かな隙や、歩きながら攻撃が出来ない部分には結構悩まされた。ロックマンやメトロイドをイメージすると、結構痛い目に遭う。また、後半は○○無双な感じになって、求められるアクションも相当ハイレベルになる。可愛い顔してとんでもない牙を隠し持っているゲームだ。どのボスもゴリ押しが効いちゃうのが残念だけれども。

プレイしていて常時気になったのがこれ。パッと見で判断出来ないオブジェクトが多数あって、えっ、と声を上げる事があった。少し明暗差を大きくするだけで、このストレスは避ける事が出来るんじゃないだろうか。それ以外は非常に完成度の高い仕上がりになっていると思う。ステージ構成も良いし、アイディアも満載だ。これがフリーで配布されてるんだから恐ろしい。裏ステージ、凶悪過ぎていまのところ太刀打ち出来てません。抜けられるかな…

丁度良い乗り換えのタイミングですよ

先日発生した、IEの深刻な脆弱性の話。いつもの話っちゃいつもの話なんだけれども、XPのサポートが終わったばっかりだから、さあ大変。いやはや、こんな早くにお葬式がやってくるとはね。身近でXP使ってる人には口を酸っぱくして乗り換えて下さいって言うてたけども、さてはてどれくらいの人が悲鳴を上げているのやら。会社じゃもっと騒ぎになってるんやろうねえ。

で、今回の問題は全IEが対象になっている訳で、Vistaや7、8を使ってる人でもやられてしまう可能性がある。これを機会に、ChromeやFirefoxを使う事をお勧めしますよホント。IEなんか、サイト作る時とe-Taxの時くらいにしか立ち上げんもん。「IEって何?」という方、ニュースでもちゃんと解説されてるので、この機会に知っておくと良い事があると思いますぜ。

なるほど、その発想は無かった。

散髪と撮影の話

ようやっと散髪に向かう。毎回毎回ボーボーになるまで気付かん僕が悪いんだけれども、ウチの店も美容院も月火が休みなので中々タイミングが合わないのだ。雨が降っていたので、珍しく歩いて美容院へ向かう。

今日の話題は、先日撮影旅行で訪れていたロンドンでの出来事について。ウィッグ一つだけをトランクに入れて運んだ話や、超高級美容院の存在の話、出来上がった写真についてなど、散髪をして貰いながら沢山聞かせて貰った。やはり異なる文化圏の話は面白い。

出来上がった写真は店の入り口正面に飾られていた。B2サイズの額に入れられているんだけども、間違ってB1サイズで印刷注文してしまったそうで、上手く切り抜かれて飾られていた。元データがiPadに入っているという事で見せて貰ったら、腰辺りまでフレームインしていて、もう美しいの何の。ウィッグ、モデルさん、衣装、そして撮影技術。ちゃんと揃うと、ここまで写真って凄くなるんやなあ。流石に真似したくても真似出来ん写真やわこれは。こういう現場、一度で良いから立ち会ってみたいなあ。

10年前の資料

手元にある資料を見ながら、ボーッと昔の事を思い出していた。良い時代やったなあ。でももう、あんな奇跡は二度と起こらんやろう。そう簡単に、あれは超えられん。

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