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悪い大人たち、お盆に再び来襲

昨年のお盆に開催された、悪い大人達による店をジャックしてのゲーセン喫茶。今年も開催と相成りました。しかも今回は、もよよん師匠( @dodompa45 )が初参戦。あの、ハードとソフトの魔窟を形成している、もよよん師匠です。

が、この日は朝から尋常ならざる雨が降っていまして。TL上に見たことも無いような京都の光景がバンバン流れてくる。これ、去年の台風直撃よりもヤバいよな。今日は大文字の送り火なんやけど、開催出来るんか。

そうこうしている内に18時、どうにか雨も治まってきたな…と思った所へもよよん師匠一家が現れた。それも、大量のハードとソフトを抱えて。あまりの持ち込み量に、オカンも目が点になっている。師匠、本気出し過ぎです。土砂降りの中、よくこれだけ積み込みましたね。

ここ、ついさっきまで、常連のお客さんがノンビリ珈琲を飲んでたのにね。たった数分で全く違うお店に早変わりですよ。師匠とほぼ同時に来訪したtaigooooさん( @taigoooo )親子、あまりの状況に半笑い。去年でも十二分に凄かったのに、それを一瞬で上回ってしまうもよよん師匠の圧倒的物量。

続いてNIGOROさん部隊が到着、惨状を見たPANDAさん( @shoji_nakamura )とduplexさんの顔が引き攣っている。サミエルさん( @Samieru_NIGORO )は既に師匠宅で体験済みなので笑っていた。何とか現状を飲み込めたduplexさん、喜び勇んでx68kの前へ。「いやーやっぱり良いですよねx68kは!」とグラディウスで遊び始めた。

で、背後はこれですよ。グラディウスの後ろで別のグラディウスが動いてる。恐らくいま地球上で、こんな狂った環境で遊んでるのはウチだけだろう。こちらのグラディウスをプレイするのは「コミケ行きの夜行バスに乗る前に、1時間くらいお邪魔します」と滋賀からやって来た樹さん( @ARTIFACTS777 )。taigooooさん達は神奈川からの帰省ついでだし、PANDAさん達は奈良だし、サミエルさんは兵庫だし。何なんだこの人ら。

指をくわえて見ているのは関東悪い大人軍団。特にさとうさんは参加を熱望されてたんだけども、流石に千葉からは遠過ぎた。いや、予定さえ会えば普通に乗り込んでくる人だと思いますけども。

異次元環境に異次元ソフトの組み合わせが続く。「いやー、家じゃこんな事出来ないでしょ?これだけ環境揃わないもんねえ」って、ほぼ全部一人で持ち込んでるじゃないですか師匠。少なくともいま稼働してるの、全部師匠の持ち物ですよ?

ここで樹さんが意外な才能を発揮、「レイフォースだけはやり込んだんですよ」とノーコンティニューで最終面までやって来たのだ。サミエルさんとduplexさんによる解説入りプレイで大盛り上がり。「じゃ、これコンティニュー無しでクリア出来たら夜行バス乗って良いですよ」とPANDAさん。どういうプレッシャーのかけ方ですか。結果は残念ながら1コンティニューでのクリアだった。いやいや、十分凄いです。

キリが付いたので一旦休憩、「実は五山の送り火、見たこと無いんですよ」と樹さん、taigooooさん、もよよん師匠の奥さんが言ったのでお連れする事に。徒歩5分くらいで送り火を見られる場所があるのだ。ただ、急がないと終わっちゃうかも。腐れ縁であるハンペリオン( @hanperapera )も連れて、急ぎ観覧ポイントへ向かった。それにしても面白い組み合わせだなこれ。僕以外とは全員がほぼ初対面なんだけども、ゲームと言う共通項だけですぐに仲良くなれる。師匠の奥さんも、実はゲーマーなのだ。

幸いにして終わる寸前の送り火を見る事が出来、みな満足して店へ戻ったら更に酷い惨状になっていた。アウアーアーアー(解らない人はググって下さい)初めて見ましたよ。もよよん師匠とサミエルさんが嬉しそうにダメ出ししながらプレイしている。更にファミコン版を見ながらサン電子の技術力を称えるという、並大抵の人ではついてこられないディープ過ぎる世界へ突入。ここで樹さんはタイムアップ、PANDAさんの車で京都駅へ。気を付けて行って来て下さいね。

入れ替わるようにしてMaruchuさん( @Maruchu )が来訪。なんとこの人、コミケ帰りにわざわざ京都で下車して、そのままウチへ寄ってくれたのだ。そこまでするか。ゲーム機の方はスーパーカセットビジョンが満を持して登場、映像ケーブルが見当たらなかったので、適当にその辺の余ってるケーブルを割いて(!)無理やりアンテナ線入力に差し込んで(!?)画面表示させている。力技も良い所だ。てか、それで映るんだ。

参加者の大半がスーパーカセットビジョン初体験という事もあって、コントローラを取り出す所から盛り上がる。当然ソフトの内容も解らない。適当に『パンチボーイ』というカセットを挿してゲームスタート。うん、まず何をしたら良いのか解らない。上記の動画を見ればなんとなくルールも解るんだけども、何ら手掛りの無い状況から始めたので超手さぐりだ。だが、それが面白い。みんな口々に「これどついたらええんちゃう?」「何か押せた!」「うわ手ぇ伸びた!」と大騒ぎだ。完全に子供の夏休みである。

ここで再び小休止、ゲームから離れて、もよよん師匠のドット絵講座が始まった。つい先日見せて貰ったテクニックを、どうしても皆さんに見て貰いたかったので。恐ろしい速さで仕上っていくドット絵を見て茫然とする皆。誇らしげな僕。いや僕なにもしてないんだけども。冷静に考えたら、この場に居る半数以上がプロのゲームクリエイターなんよな。

話は更にディープなゾーンへ。「ファミコンのカセットって、こうやって傾けて挿すと、バグってBGとスプライトが見分けられるようになるんですよ」と師匠、店内に大きなざわめきが。これあれだ、ニコ動にアップされてる『BGとかスプライトとか色分けしてみた』を物理的に実現してるんだ。てか、何でそんな技知ってるんですか。

そして今日一番の笑いが生まれた、『星をみるひと』のプレゼン大会。噂には聞いていたけど、実際動いてるのを目の当たりにして話を聞くと破壊力が段違いだ。涙が止まらない。

この日最後の主役となったのは、映像作家であるFocha!の重光さん( @achabox )。「初めて触ったゲーム機はスーファミ」というピチピチの20代である。「ファミコンのスーパーマリオ、初めてやりました!」という発言に全員(taigooooさんの息子さんである猫号くんも)衝撃を受け、電源を切らずにカセットを引き抜こうとして止められるなど大騒ぎ。そうよね、ファミコン初めて触ったんやもんね。クルクルランドをプレイして貰ったんだけど、これがまた面白かった。実況動画を見ているようで、全員からツッコミが入りまくる。コインが数枚めくれた所で僕が図柄を当てるとブーイングが。だってー。

そして皆が「あー」「うわー」「そっち…いや違…」など悶絶した『バベルの塔』。「パズルゲームの、チュートリアルの1面としては理想」と全員から大絶賛だった。実際良く出来たゲームで、僕も大好きだ。散々苦労して重光さんがクリアした2面を、たった2手でクリアしてみせたりして全員大笑い。重光さんも相当気に入ったようで、「これバーチャルコンソールとかで無いんですか?」と聞いていた。

夜中の4時を回り、良い時間になってきたという事でお開きに。みんなで分担して片付けるも、僕はこの辺りから記憶が相当怪しい。皿を洗ったりしながら、半分寝ていたのだ。何とか持ち堪えて明朝6時頃、皆を送って無事解散。丸半日レトロゲームにまみれゲーセン喫茶は幕を閉じた。去年があれで、今年がこれだと、来年は一体どうなってしまうのか。またのご参加をお待ちしております。

謎の植物成分現る

今月最初の山である、児童演劇のパンフ入稿完了。これでちょっとは楽になる。と、そこへタイミングよくオブルダさん( @ob_luda )が彼女さんを連れて来訪。このところ雑談をする相手も居なかったので、これでもかと喋り倒させて貰った。ゴメンねオブルダさん。

そんなオブルダさんが置いていった、謎の錠剤。「これ、ミヤザワさんにピッタリやと思って」との事だけれども、何ぞ…と思ったら味覚を狂わせるミラクルベリーの錠剤なんだそうだ。酸味を甘味に感じさせるという謎の果実だそうで、天然製品で害も無いとの事。「レモン丸かじりでも甘く感じます」ってホントに大丈夫なんですかこれ。僕のビネガー対策にとの事だったんだけども、僕は酸味がダメなんじゃなくてアレの味と臭いがダメなんですってば。例えこれで甘く感じられたとしても、体内に入る事自体を拒んでるんですってば。仕方ないので、この錠剤は腐れ縁のハンペリオンにでも投与しようと思う。

タイトロープ上をひた走る

恐らく過去最高の作業量をこなしている今週。ひたすら作業、作業、作業。仕事でサイト作って、チラシ作って、打ち合わせ行って。児童演劇で写真直して、パンフ作って、台本読んで、音編集して。もうホンマに何やってんのか解らんくらいに手を動かしてる。あと1日耐えられれば、僕の勝ちだ。

飛ばないPLAYISMさん

大作が出る度に吹き飛んでいた(失礼)PLAYISMさんのサーバが、超弩級の波に打ち勝った。いや、実際には一回飛んでるんだけども。

だって同人界のラスボスですよ。オンリーイベントやって、5万人とか来るんですよ。恐らく過去最大級だった今回の波を乗り切ったPLAYISMさんに、怖いものは無い、かもしれない。

これを見ないと夏休みが始まらないのに

ええええ関西以外じゃ高校野球2局中継(NHKとABC)やってないの!?チャンネルパチパチ切り替えて、うわーどっちのチャンネルも同じのやってる、って興奮するんじゃないの!?住友グループのワイプCMも見たこと無いの!?そんなん、夏休みちゃうやん!

僕たちのお盆はどっちだ

泣いて、ない、っすよ。

アナログならではの表現法

今となっては誰も真似する事の無いロストテクノロジー。劇場版AKIRAは10億円の製作費で制作されたそうだけれども、なるほど納得だ。今だったらCGのエフェクト使うだけで出来上がるんだろうけども、こういう味は出ないだろう。アナログのセル画を描いてた人、バケモンばっかりだ。

子供らOK、僕NG

10年振りに帰ってきた、京都こども文化会館(エンゼルハウス)の小ホール。うわー何も変わってない、当時のまんまやん。今からやる事も、10年前と同じやん。キチンとした形で通しリハやるのはこれが初めてで、音響機材も業務用CDデッキ1台にiPhoneという貧弱さ。前の時はこれがMDやったんよね、そこだけ時代の差を感じる。

で、実際に通してみたら、子どもらのほうは思ったよりずっと良くなっていた。広い場所で動き回れるという事もあってかテンションも高く、これなら何とか本番までに仕上がるかなといった感じだ。逆に僕の音響は練習不足が否めずミスを連発、台本に赤を入れまくって猛省している。まあ昨日の今日で全部出来るようになったら世話無いけど、本番まで間も無いんやから泣き言なんか言っていられない。あの子らに恥をかかす訳にはいかんので。

事務所に戻ったら今度はパンフの編集。撮ったばかりの子どもらの写真を埋め込み、各スタッフにチェックしてもらう。ホントは全員同じ日に同じ環境で撮影してあげたかったんやけども、欠席者が出たのは仕方が無い。腕でカバー出来ればええんやけど、そこまでの実力は残念ながら持ち合わせていないのだ。出来る事を出来るだけ頑張る。

京都→名古屋→京都

児童演劇レッスンからの。

緊急名古屋出張(付き添い)。「今から名古屋行かない?」というPANDAさんからの入電があり、16時から新幹線で名古屋へ向かった。

今まで色んな無茶をやってきたけど、今日のはかなり上位に入る無茶だったんじゃないかなと。テーブル筐体(麻雀)が残ってるというレトロ喫茶で味噌カツを頂き、そのまま京都へとんぼ返り。滞在時間はたったの4時間でした。出来るビジネスマンみたいな一日に。

10時間ゲーム音楽放送

台風来たりて児童演劇レッスンお休み。ここに来ての1日休みはメッチャ痛いんだけれども、その分この日曜を作業に充てさせて貰う事に。何か良いBGMあるかなあ、と思ったらNHK-FMの『今日は一日○○三昧』でゲーム音楽三昧やってるやないですか。一般的なニュースには大抵薄い反応を示すウチのTL陣、今日ばかりは見たことも無いような速さでtweetを重ねていた

こんなん聴いてたら興奮して仕事にならんかもなと思ってたんだけども、ここで改めて自分のストライクゾーンの狭さを思い知らされる事に。新しいの(PS1・SS以降)解らない。RPGやSLG解らない。放送開始直後は比較的新しいゲームからの選曲が多く、それこそお店で有線を聴いているかのような感覚に陥った。これはこれで悪くないけど、知ってる曲がいつまで経っても出てこないのは寂しい限りだ。僕の知ってるゲームミュージックと違う的な。

正しい大人の姿勢である。僕も見習って、PSGやSSGやFM音源モリモリの曲をリクエストし出す。と、そこへ元ナムコの慶野由利子さんが登場。ディグダグやゼビウスなど、オールドナムコを支えた伝説的サウンドクリエイターですよ。神様です。そして話を聞くのはパーソナリティである高橋名人。何この夢空間。小学生の自分が失禁する組み合わせだ。以下に過去、大学で講義を行った時のまとめを掲載。

「最大同時発生数3音のうち2音・3音を効果音に使う贅沢」や「ディグダグの歩行音についての思い入れ」といった話がバンバン飛び出し、おおよそ2014年の会話とは思えない内容が続く。バキュラ256発や名人逮捕の都市伝説が、まさか本人の口から語られようとは。TLに目をやると、若いリスナーは意味が解らず混乱し、オッサン世代はみんな大興奮という二極化が起こっていた。多分今日の放送、こういう二極化がバンバン起こるんだろうな。以下、オッサンホイホイされた人たちのログ。

もうここ聴いてるだけでご飯10杯くらいいける、といった濃厚なゲストコーナーだった。ここから選曲はRPG系へ。『SAGA2』のBGMなんかが流れ始めたんだけども、初めて聴いた、ってtweetしたらエラい驚かれた。いやいや、僕マトモに遊んだRPGって片手で収まるくらいですよ。TLを見ると、手元にラジオが無くて非常用ラジオのハンドルを回し続けて聴いていた樹さんの姿が。泣ける。

あ、これは知ってる。そうこうしていると、16時からはZUNTATAさんがやって来た。初手から『DUDDY MULK』とかやってまたオッサン達大興奮ですよ。更には現役のプロまで多数参戦。お祭りである。クレジット音の話、面白かったなあ。タイトーさんのクレジット音、長いんですよ。

続いてSEGAのBlind Spotさんがやって来た。ああもう好きにしてくれ、作業なんか出来るか。

TLの染まり具合ハンパ無い。みんなおかしくなってる。原曲を欲してる所にたまにアレンジが来るとガクッとなるんだけども、それはそれで理由があるんだろう…けどもさっき1個致命的なミスやらかしたよね。

まさかYoutubeから音源拾ってきてるんじゃなかろうなスタッフさんよ。さておき、セガの後は歌モノ特集…というか色モノ特集じゃないのかこれ。『Bugってハニー』とか『豪傑時一族』とか『ナハナハ』とか『湯川専務』とか。

少しの休憩を挟んで、ここからすぎやまこういちさんが登場。TLは一気にドラクエ…あれえ『ウイングマン2』と『ジーザス』が来たぞ!ひょっとして初PCゲーBGM?そこからドラクエモードになったんだけども、解説のミスにTLからとんでもない速さのツッコミが入る。

ラスト1時間、ここに来て再びPCからの刺客が。『ソーサリアン』だ。ファルコム勢歓喜。

濃い。若者完全に置いてけぼりの濃さだ。僕も必死に食らいつくけど、解らないネタが多くてビビってる。番組は残り1時間を切り、エンディング特集へ。前日徹夜だった高橋名人に疲労の色が。そりゃ10時間も放送やってたら倒れますよ。

あいや、言われてみればそうでした。ラストはドラクエ3の『そして伝説へ』。とうとう最初から最後まで全部聴いてしまった。

いやあ楽しかった。夕方くらいに「ようやく前半戦が終わりましたが」って聞いた時は焦ったけども、終ってみればまだ聴き足りない位で。近年、ゲームミュージックの地位が少しずつ上がって来て、各地でイベントが開催されて、伝説の人たちの話も伺えて。幸せな事ですよ、オッサンになってからこんな楽しい事が待ってたなんてねえ。また数年後なんて言わず、是非年に1回くらいのペースでお願いしたいです。有難うございました。

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