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鍛錬 Archive

Webサイトは融通が利かない

近年、Webサイトで出来る事が飛躍的に増えた。少し前はサイトへ動画を掲載しただけでも大騒ぎだったのに、今では買い物、ネットゲーム、画像編集、果ては作曲まで出来るようになってしまった。今や多くの無料サービスが氾濫し、手軽で便利なコンテンツが増え続けている。

本来Webサイトは、ユーザーにリクエストされた情報を表示する事だけを目的に設計されたものだ。ブログやショッピングカート、ネットゲームといった双方向性サービス(閲覧者からも情報を発信出来るもの)は全て近年に登場したもので、特殊な技術を用いて運用されている。JAVAScript、CGI、PHP、FLASHなどがそうだ。

ただ、Webサイトの内部を触る機会の無い一般の人々は、何処にどういった技術が使われているのか解らないだろうし、知る機会もほとんど無いだろう。実は画像のフェードアウトやランダム表示を行うだけでも、ちょっと特殊な技術が必要になる。掲示板やショッピングカートとなれば尚更だ。こういったものを全部一から作って組み込むとなると、正直かなり時間がかかる。

そこで、一般公開されている様々なライブラリやサービスを利用する。大掛かりなものになれば、お金を払ってサービスに加入する事もある(別途ソフトを購入しなければならない場合もある)。こういったサービスは手軽な上に大変便利なのだが、それぞれ独自の仕様やルールが存在し、場合によってはサービス同士がケンカをして機能しなくなったりする場合がある。中には特定のブラウザ(InternetExplorer等)でしか動かないというマズいサービスも多々存在する。

Webサイトと言うものは、思った以上に融通が利かないものなのだ。自分でWebサイトを作った事がある人ならお分かり頂けると思うのだが、好きな場所に文字や画像を配置するだけでも(CSSを知らなければ)難しいのだ。

次々と新しい技術が発表される中で、我々は日々もがき続けている。

親指がピンチ

勢いだけで解決してはいけない。

久々に指を痛めた。あんまり調子が良かったので、興奮して力を込めたまま弾き過ぎてしまった。親指の付け根に鈍痛がある。ちょっとマズい。取り敢えずアンメルシンを塗りたくって様子を見る事に。直後、晩飯のから揚げを作り出してアンメルシンが全部流れてしまった。泣ける。

求められるものが変わった

悪くは無いが。

セッションに参加する度に発見がある。以前は一生懸命演奏して、疲れ果ててお終いという事が多かったのだが、この所随分余裕が出てくるようになった。『There Will Never Another You』や『But not for me』なんかも普通に弾けるようになってきた。何より、弾いた事も聴いた事も無い曲でも、何となくアドリブ出来るようになってきたのに驚いた。

プロのドラマーであるNさんが、「良い所まで来てる」と誉めてくれた。「勿体無いのはアーティキュレーションが弱いのと、色気が無いのとやね。折角ここまで来たんやから、引き出しをもっともっと増やさにゃあ」とも。

何時の間にか、僕は一つ上のステージに辿りついていたようだ。求められているものの質が変わった。嬉しいのと同時に、これからはより大変な世界が待っているなとも思った。

今の僕のピアノは、とても大雑把だ。良い意味でも悪い意味でも『適当』なのだ。特にコード進行に対する意識は大雑把で、結構いい加減な部分も多い。リズムに関しては意識をしているつもりだが、よれたりする事もある。今また、大きな壁が自分の前に佇んでいるのだが、これを乗り越えるには悪い『適当』から脱却する必要がある。それと同時に、良い『適当』である『遊び』をもっと持たせなければならない。

いつかみんなの前で演奏出来れば、と思っている。

創業勉強会に行ってきた

30代の人達が集うという勉強会に参加してきた。キッカケは元同僚のHさんからのメールで、創業に関するセミナー+懇親会という内容らしい。Hさんの友人も参加されるとの事だったので気軽に参加したが、行きがけに買った本のせいで財布が軽くなり、肝を冷やした。

会場で元同僚Hさんの友人、陶器のHさんと知り合う。実は事前に性別以外の情報を何も知らされていなかった為、Hさんから声をかけて貰う事で初めて誰が友人なのかという事が判明した。ちょっとドキドキ。今書いていて気付いたが、元同僚のHさんも陶作家だ。どう書き分けよう。

今回の講師は何と大阪の商工会議所の方で、僕が来月参加するセミナーの予習といった内容だった。2時間という短い時間の中で、幾つか重要な言葉を頂いた。創業塾を経験して、実際に創業する人は、全体の2割らしい。また、控除や手当などの知識も少し付いた。青色申告の意味を今頃知ったというのは、ちょっとマズい気もする。

セミナー後、近場の居酒屋で懇親会。20名弱の様々なバックボーンを抱えた人達が、ざっくばらんに話し合っていた。僕も折角なので名刺を持って挨拶に回ったのだが、ここで改めて京都の狭さを実感した。どうやら以前の職場ですれ違っていた人も居たようだ。

たまたま同席になった弁護士さんがユニークな方で、『弁護士』という仕事の特異性について聞かせてもらった。曰く、「弁護士の所に明るい仕事が来る事はほとんど無いですよ」。よくよく考えてみたら、そりゃそうか。エグい話が日常茶飯事になり、大抵の新人弁護士は、半年以内に一度大きく体調を崩すらしい。唯一例外なのが公然猥褻の事案で、申し訳無いが笑ってしまった。話によると初犯、二犯までは大体罰金刑、三犯で起訴猶予、四犯で実刑となる事が多いらしい。公然猥褻だけで四回捕まるのは色んな意味で難度が高いと思うがどうか。また、立件には必ず動機が必要で、調書は取ってみるのだが理解し難い内容ばかりで困るらしい。

何だか公然猥褻に詳しくなった事ばかり書いている気がする。全然違う話だが、陶器のHさんがビールの泡立てに並々ならぬ力を注いでいたのも印象的だった。

ライバルはカメラ

脆い。

セッションで弾くのにはそこそこ慣れてきたのに、カメラの前だとどうにも緊張したり守りに入ったりして良いのが録れない。ミスを恐れて演奏が極端に萎縮してしまうのだ。意識し過ぎているのが問題だと思うので、録りっ放しにしておけば問題は無いのだが、そうなるとデジタルビデオカメラが欲しくなる。

調子は、とても良いのだ。

今日は発表会

ここの所、不甲斐無い演奏ばかり繰り返していたので、万全を期すことにした。午前中にしっかり練習し、午後からは普通に仕事や作業。夕方に昼寝をして、時間ギリギリまで再練習。無茶をせず、とにかく一つずつしっかりやって、『出来る』というイメージを固める。

正直、恐怖心がある。練習があまり楽しめていないのだ。頭ばかり使って演奏しているからちっとも面白くないし、フレーズに説得力や魅力が無い。どうにかして状態を上げないと、恥をかくことになりかねない。名古屋から一時帰郷しているギターのY君も来るとの事で、余計に緊張する。

でも、ここまで万全を期したのだから、どうにかなるだろう。あとは、出たとこ勝負。

8月初セッション

頭を抱えた。

久々にセッションに参加したのだが、最初から狂いっぱなしで、リズムを外す、フレーズがまとまらない、コードを追いかけられないと完全に見失ってしまった。こうまで真っ白になると、もう自分でも何をどうして良いのか解らなくなる。久々に脂汗がダラダラ出る程の、最悪の出来だった。

少なくとも、今の練習内容や時間の割り振りを変える必要性がある事だけは解った。月末に向けて立て直すことにする。嗚呼無茶苦茶悔しい。もっと楽しまんでどうする。

主婦洗脳とスロージョギング

オカンが『ためしてガッテン』に洗脳されてそろそろ1ヶ月、ずっと30分間のスロージョギングに付き合っている。なんでも会話出来るくらいの余裕を持ちながらダラダラ走る(歩くのではない)事で、体脂肪を落とす事が出来るらしい。

もう還暦は過ぎているのだが、体力だけはあるオカン。ずっと音を上げずついてくるので、ちょっと感心している。実際体型もちょっと変わってきており驚いた。付き合いとはいえ良い運動にもなるので楽しいのだが、この後に自分自身の運動を始めると、都合1時間半ほど運動している事になる。腕立て腹筋までちゃんとこなす頃にはフラフラだ。部活動か。お陰で短期間で体型が全盛期に戻ってきた。

指が痛い

最近は午前中にピアノ練習をするようにしている。何となく気恥ずかしいのでヘッドホンを着用。こういう時、クラビノーバは助かる。でも本物のピアノが恋しい。

演奏時間が増えた事で、指への負担もちょっと大きくなってきた。色んな意味で歯止めが利いていない所があり、気が付いたら親指、小指の付け根がおかしくなっている。一応マッサージやアンメルシン等の対策を施してはいるのだが、疲労は蓄積。そもそも、弾き方がマズいからこそ負担も大きくなっているのだと思う。ミスタッチも増えていて、良い事は何一つ無い。

加えて、マウスやキーボード操作の量が格段に増えた事も原因の一つだと思う。こればっかりはどうしようも無いのだが、良い対策法は無いのかちょっと悩んでいる。按摩師Nの出番は近い。

『天界』に通ずる坂

何となく体調が良いのと、何となく自分が許せないのとが混ざり合い、高校時分に毎日走っていたランニングコースを走破した。キョリ測で調べてみたら、6.5km、カロリー消費量は627kcalと出たが、このコースはとんでもく高低差があるので、もっと消費していると思う。山の斜面にあるかのような住宅街を目指して走るのだ。

途中までどうと言う事は無かったが、折り返し地点に当たる住宅街に差し掛かって倒れそうになった。地元でもこの住宅街は有名で、別名『天界』と呼ばれた事もある。ここへ住んでいる友人に会いに行くには、相当の覚悟が必要だった。どういう訳か、住宅街の中腹辺りで更に傾斜角が上がる鬼仕様なのだが、住んでいる友人達は自転車でガンガン登る。非日常的な光景が、そこにはあった(余談だが、この坂を知らない人を麓に連れて行った時の反応が楽しい)。

僕とスーパーのKがこの坂にチャレンジしたのは高校1年の頃。体力が有り余って仕方なかった僕たちは、冗談半分にあの坂を征服しようとランニングを開始した。徐々に距離を伸ばし、1ヶ月ほどして本当にチャレンジ。登りきった時の事は今でもよく覚えている。街を一望出来る頂上からの景色は最高だった。以降雨の日も雪の日も、あの坂を駆け上ったものだ。この影響で、学内・部活の記録を幾つか残した事もあった。

あれから15年。あの頃ほどの体力は無いが、根性だけは当時よりついたと思う。足も呼吸も相当乱れたのだが、意地だけで坂を駆け上がり、久しぶりに街を一望した。

当時40分を切る勢いで走ったこのコースも、今日は45分。ただ、最後に50mダッシュ出来るほどの余力はあったので、今の自分もまんざらではないなと思った。

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