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日常 Archive

THEATRE BROOK – カウント9

誰しも、気合を入れる為の曲があると思う。かく言う僕にも幾つか気合ソングがあるのだが、学生時代によく使用していたのがこの曲だった。ベース、ドラム、歌がケツを蹴ってくれる感じで、何度も奮い立たされたものだ。間奏の7/8拍子も良い感じ。

この曲を教えてくれたのはバイト仲間の女性ベーシスト。当時作曲家志望だった僕が、毎週手当たり次第にTSUTAYAでレンタルしていたのを見て、絶対オススメと教えてくれたのがTHEATRE BROOKだった。一緒に貸してくれたのがジャコ・パストリアスのCD。今思えば渋いチョイスだ。

久しぶりの同窓会

ちっとも変わらん。

早いもので、僕が専門学校を卒業してから、来年で10年になる。当時僕は『ゲーム学科サウンド専攻』に在籍しており、毎日シンセをイジって過ごしていたものだ。元々はプログラマ志望だったのだが、在学中にサウンド専攻へ移り、そして今はWebデザインをメインに活動しているのだから人生面白い。そう言えば、この日9年振りにあった友人は、僕がシンセを片付けてピアノを弾いている事を知らない筈だ。勿論、学生時代は自分でもそんな事想像もしなかった。

それにしても10年近く経つというのに、この日集まった面子の変わらない事変わらない事。唯一変化があるとしたら、四国のTぼんに子供が生まれた事くらいで、後は学生時代からホントに何も変わっていない。それがとても嬉しかった。ひょっとしたら、一番変わったのは僕なのか。涙が出る程バカバカしい話をしながら、ふとそんな事を考えた。

このメンバーの中で、一番無茶苦茶な生き方をしているのは、多分僕だ。学生時代から変わらないとは言え、それぞれ皆のバックボーンはどんどん大きくなっている。名刺の肩書きも立派になりつつある。正直、焦りが無い訳では無い。

僕に出来る事と言えば、手を動かす事だけだ。

酒の席でも話題になったのだが、ゲーム学科に居た割にはゲーム業界に携わっている人間がほとんど居ない(卒業時にはそこそこ居た)。僕の周りでは社長(あだ名)とA君ぐらいのものだ。懐かしい名前も沢山飛び出し、それぞれの現状も聞いた。一番驚いたのは、2回生の時の担任が、僕の前職場のすぐ近くでゲーム制作会社を興していたという事実だった。毎朝通勤時にその会社の看板を見ては、何の会社やろうと思っていたのだが、まさかまさかだ。

遅延でゴー

大阪で飲み会があるとの事でJRに乗ろうとしたら、車内で迷惑行為があったと電車が20分も遅れて来た。こりゃ遅刻するかもなと乗り込んだら、今度は新大阪駅で僕の車両から急患発生。ホーム内でも色々やり取りに手間取ったらしく、車掌アナウンスで「そんな事無理です」と半ギレになっていた。あまりのストレートな物言いに、逆に車内は和んだ。

余談だが、帰りの電車も20分遅れで到着した。

Ubuntuを試してみる

これが無料とは。

以前から興味のあったLinux『Ubuntu』をインストールしてみた。と言っても、VMware Player上の仮想デスクトップとしてだが。思ったよりもずっと軽快で、操作感も悪くない。一台マシンが余っていたら、ちゃんとインストールしてみたいと思った。

LinuxやUbuntuをキチンと説明するとなると日が暮れるので、思いっきり端折った上に誤解を恐れず説明をする。無料で使える、Windowsの代替品だ。

中に入っているソフトも全て無料のものばかりで、ExcelやWordの代わりとなる『Openoffice』も用意されている。操作感覚もWindowsに似ており、ネット閲覧やメールのやり取りから動画の再生まで問題なく出来る。プリンタのドライバもネットを探せば見つかる。本当に最低限の環境で良いのなら、全て無料で揃える事が出来るのだ。

例えば、中古のWindowsマシンを譲り受けたとする。が、元々付属していた筈の再セットアップディスク等が無い場合、一度Windowsが壊れてしまったらお終いだ。わざわざWindowsだけ買い直さないと、もう起動する事すら出来ない。どうにかしてこのPCを復活させたい…そこでLinuxの登場となる。HDDさえ生きていればインストールも簡単だ。急場を凌ぐには十分な機能が揃っている。勿論この他にもデータのサルベージやサーバ運営にも大活躍するLinux。覚えておいて、損は無いと思う。

腰が爆発

14時頃から急に腰が痛くなりだした。全く何の予兆も無く、腰と尻の間辺りに鈍い痛みがある。座って仕事をしている以外は特に何もしていなかったのに、どんどん痛みは増す一方。15時くらいになり、椅子に座るのも辛い状態に。こんな経験は初めてだ。悶絶しながら床に転がり、静かに相撲中継を見ていた。

夜を待ち、按摩師Nにメール。N宅で診てもらえる事になったので移動しようとするが、階段を降りるのも辛い。こんな時に限って忘れ物を2回もしたりする。ほうほうの体でN宅に辿りつき、ガッツリ1時間ほど揉んでもらった。曰く、「姿勢が悪い」。ごもっともで。

そもそも僕の作業机、足を入れるスペースが無い為、どうしても腰をいがめて座らざるを得ない。恐らくこれが原因だろう、今まではこの姿勢で長時間作業する事も無かったのだが、ここ最近では毎日この状態だったのが祟ったと見るべきか。

この問題を解決しようと思うと、いよいよモニターアームが必要になってくる。

毛マニアさん

リアルかつシュール。

立ち寄ったギャラリーで、変わった作品を作っている作家さんと出会った。『毛マニア』という女性2人組グループの方で、主にフェルトを使って羊やラマ等の立体作品を手がけて居られるのだが、これがかなり面白かった。許可を得て撮影させて頂いたのが左の写真。高さが1mくらいあるのだが、首から上はかなり生々しく、逆に首から下は達磨のような形をしている。「触ってもらって良いですよ」との事だったので、恐る恐る触ってみたら、起き上がりこぼしになっていた。

一見、かなりシュールで怖そうに感じるかもしれないが、実際目にすると真逆の印象を持った。上手く説明出来ないのだが、リアルなのに温もりと優しさがあるのだ。他の作品も同じ形をしていたのだが、だんだんこの形に目が慣れてくるのだから面白い。聞けば先日、この作品を持って牧場で撮影会を行ったそうだ。無茶苦茶面白そうだ。

続・夢見が悪い

何故か以前の会社で使っていた内線(Wiilcom)が手元にあって、「たった今、お父さんがご逝去されました」と告げられ、声にならない声を上げた所で目が覚めた。父は元気だ。

風呂に入っていたら、換気用の窓から兄が散弾銃で僕を狙っているという夢も見た。緊張と恐怖で完全にイカレてる兄の表情が忘れられない。撃たれた瞬間に目が覚めた。ちなみに兄も元気だ。

立ち止まれば

ちゃんと撮影し直したい。

画家のNさん宅にお邪魔し、サイト構築の仕上げを行った。ギャラリーの追加方法やサイトの更新方法、ブログの設置、アクセス解析の導入など。事前に想定していた通りに事が運び、自分の設計にまた自信が持てた。

自分が作ったものを喜んで貰えるというのは有難い事だ。まして、それを使いこなして貰えれば、技術屋冥利に尽きる。制作の意図まで理解して貰えれば、もう言う事は無い。以前の職場では、こういった事をする機会が全く無かった。

写真は画家のNさん所蔵の顔料。日本の伝統的な顔料ばかりで、正直読み方すら解らないものばかりだがとても綺麗。

SOTEC消滅

ついに、あのSOTECブランドが消える。iMacの外観をパクり、信じられないほど初期不良が多くて『クソーテック』と呼ばれ、サポートは知識が無くてサポートすら出来ず、価格の安さだけで初心者を騙し続けた、あの忌まわしきSOTECが。

と言っても、近年ではONKYOに買収され、パーツも組み立ても全部国内製に移行して良いPCを作っていたらしい。が、『SOTEC』というブランドの負債は信じ難いほど悲惨なものだった(Slashdotでも書かれているが、何故この名をONKYOが受け継いだのか謎)。2000年前後にWinMeとセットで買わされた人は、きっとこの名を一生恨んでいる事だろう。近年になっても、僕はSOTEC製のPCだけは絶対に勧めなかった。

日本人より日本人らしい

作りこみがハンパ無い。センスもハンパ無い。

スイス人の茶人、Mさん宅でお茶を頂いてきた。元々は母の喫茶店の常連さんだったのだが、ちょっと離れた場所に新居を構えられ、長らくご無沙汰していた。が、この新居と言うのが凄い。

と言うのも、元々は住むのも難しいくらい荒れていた一軒家を、Mさん達だけで2年かけて改修、土壁以外はほとんど自分達で作ったというから末恐ろしい。砂利も瓦も、竹も木も、天井も襖飾りも、果ては庭までも自作。これを外国の人がやるのだから尚更驚く。

もう驚くしかない。『日本風』ではなく、『日本』そのもの。

Mさんは日本語が上手くないのだが、それに反比例するかのように茶道に長けている。振舞い一つとっても緩急や止めが素晴らしく、ここまで出来る日本人はそうそう居ないだろう。一緒にお茶を頂いた従兄妹のAちゃん(茶道教室に通っている)とのやり取りが完璧過ぎて笑える。知識も豊富で、「銅鑼と鐘は陰陽の関係(銅鑼は低音なので明るい昼間に鳴らし、鐘は高音なので夜に鳴らす)」という話もして頂いた。これで日本語が堪能だったら、多分何をやっても太刀打ち出来ない。ちなみにMさんは、合気道と居合道の先生でもある。

僕にもう少し英語力があれば、何故そこまで日本にどっぷりハマったのか尋ねられるのだが。

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