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日常 Archive

バランスの難しさ

三歩進んで二歩下がる。

Webの世界は相変わらず融通が利かず、毎日試行錯誤を繰り返している。自分にとって、クライアントにとって、一番幸せになれるフォーマットとはどんなものなのか。小さな壁に当たった時、出来る限りの可能性を考えて答えを出すようにはしているが、未だ満足する答えには行き当たっていない。何処を押し、何処を引くのか。何処を拘り、何処を妥協するのか。

イジられるフルートのKさん

こっちはカッコ良い演奏者。

「フルートのKさんがライブをやるから来ませんか?」と、ジャズバーの常連仲間であるピアノのNさんからメールが。地図を見たら割と近いし、折角なので顔を出してみる事にした。何かあった時の為に、ピアノの練習もかかせない。

20時、天神川丸太町上ル、『Music Cafe SOEN』に到着。いつもお世話になっているギタリストのT君も一緒だった。ここにベースの方を加えた3人で演奏をするそうだ。席について開演を待つ。聞けばこちらのお店でも月に一度はセッション大会をされているそうで、立派なグランドピアノがあって心が揺れた。ちなみに僕は、いつものジャズバー以外で演奏した事が、ほとんど無い。

程無くライブがスタート、する直前に息を切らしてピアノのNさん到着。どうやら家から自転車で来られたようだが、ずっと上り坂でバテたそうだ。お気の毒に。改めてライブはスタート、最初の曲は『Beautiful Love』、僕の十八番だった。フルートのKさんは僕よりずっとジャズ暦が短いのだが、かなり上手い。今日も安定したプレイで落ち着いて聞いていられる。

こっちはお笑い芸人。

だがこの日、一番盛り上がったのはトークのグダグダ具合だった。演奏時の自由さとは真逆のKさんによるシュールな会話。そこへギターのT君やベーシストさんが容赦の無いツッコミを入れ(「フルートから吹き矢出るんですよね」等)、終始Kさんは顔が真っ赤だった。爆笑するピアノ組の僕ら。申し訳無い。

楽天銀行が見つからない

印刷屋さんに振込みしようと銀行へ行ったら、指定された銀行が見つからなかった。『楽天銀行』である。幾ら探しても見当たらず、行員さんに聞いても見つからなかったので携帯でググってみたら、前身の『イーバンク銀行』で登録されているATMもある事が判明。事無きを得たが、こういうのってもっと告知とかしとかんとアカンのではないのか。

おとうさんおたんじょうびおめでとう

家ではオトンと呼びます。

父親の誕生日という事で、何かプレゼントをしようと画策し、こんなものを作ってみた。昔作ったダミーのスポーツ新聞を流用したものだが、バカさ加減は十分だ。写真は以前僕の事務所をパンイチでうろついていたときの物を使用。何かとパンイチが好きな親子だと思う。流石にここへ載せるのは躊躇われるので、どうしても見たい方は父に打診して欲しい。

作業用ポリスノーツ

作業用BGMとして、名作『ポリスノーツ』の動画を流し続けている。最初から最後までYoutubeなどでアップされているので順に見ているのだが、その長さに驚いた。今見返しても、本当に面白い。戦闘シーンの7拍子の曲は、今でも頭の中で流れる事がある。

ポリスノーツは、1994年にPC-9821専用ソフトとして発売された。まるで映画のような作りのこのゲームはかなりの話題となり、前作『スナッチャー』に心底ハマっていた僕としては是が非でも遊びたかったタイトルだった。だが、当時PC-9821を持っていた人が少なく、長く雑誌の記事を読んで溜息を付く事になる。実際に遊ぶ事が出来たのは数年後、セガサターンの移植版だった。

手に入れてからしばらく、嬉しくて嬉しくて僕はこのゲームに没頭した。世界観、ストーリー、キャラクター(オマージュもかなり多いが)、音楽、ゲーム性、どれをとっても素晴らしく奥深い。SFにありがちな矛盾は多少あるが、良くぞここまで作り込んだと感服させられる。これだけ長いのに全然ダレないというのは、脚本がしっかりしているからだろう。本当に映画を見ている、参加しているような気分になれる傑作だった。

余談だが、エンディングロールを見ていて、アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズの監督をやっている神山健治氏の名前を見つけて驚いた。

何となく矛盾した宣伝

デザインは良いですね。

新しい本を買ったら、ブックカバーがJTの広告になっていた。このCMを見る度に思うのだが、ここまで徹底してタバコの害を訴えるのなら、売らなきゃ良いんじゃないかと。マナーを持って吸えと言う事なんだろうが、どっちかと言うと、タバコの害悪ばっかりに目が行くので。

超文化祭レベルのストップモーション


作者は文化祭レベルと謙遜するが、これの何処が文化祭レベルなのか。『電線上を走る忍者』みたいな妄想を具現化した、まさしく発想の勝利と言うべき作品だと思う。

保護シートで有頂天

上手く張れた。

先日放出へ行った際、帰りに梅田のヨドバシカメラで液晶保護シートを買ってきた。目まぐるしく新しい機種がリリースされる昨今、小さな店では1年前の携帯に対応するシートなんざ用意されていないのだ。ここのヨドバシは、恐ろしい種類のシートを取り揃えていた。

今日になって張り替え作業を行う。古いシートをはがし、これでもかと表面を磨いて新しいシールを貼る。念の為、2枚買ってきておいたのだが、一発で成功するに越した事は無い。一回ずれたので気合で張り直したが、かつてないレベルの仕上がりとなり有頂天。

それにしてもこのシート、1枚350円もしたのだが、原価は幾らくらいなんだろうか。ヘタすると数円くらいのような気がするのだが。

久々の出向一日作業

写真撮影をしにアクセサリのOさん宅へ向かう。事務所を出てすぐに原チャの燃料がヤバい事に気が付いたが、何処にもセルフのガソリンスタンドが見当たらず、祈りながら運転を続けた。アイドリングストップも毎回行う。

ほうほうの体でOさん宅へ。お茶菓子なぞを貰いながら、新しく組みなおしたカタログのページを紹介しつつ打ち合わせ。我ながら、何でこんな簡単な事に気付かなかったのかという位スマートな方法。時間に追われると、思わぬ回り道をしてしまうもんだなあと再認識した。Oさんも喜んでくれた。

何でもくっつくとか。

程無く撮影開始。Oさんが新しく買ったRICOH CX1、接写で威力を発揮するという話通り、良い感じに写真が撮れる。照明を僕、撮影をOさんが行ったのだが、この方法では一人で撮影なんかとても出来ない。やはり三脚が欲しい所だ。ガッツリ時間を取って、一通りの撮影は終了。写真は『カネダイン』なる接着剤を見つけて興奮する僕。どうやらセメダインとは違うメーカーのものらしいが、業界では有名な超強力接着剤だそうだ。

細かい作業なのです。

今日の本番はここから。画像加工についてのレクチャーだ。色々考えた結果、『NAVERフォトエディター』を勧める事にした。商品画像の加工やトリミングなら、これ1本で十分やりくり出来る。が、レクチャーをしているうちに気が付いた。これ、かなり本格的な所までイジれる。何度か遊びで触った事はあったが、強力な色調補正、Photoshopばりの範囲選択、レイヤー、ショートカット、独自形式の保存と、かゆい所に手が届き過ぎる。しかも軽い。Photoshopの入門用としても十分過ぎる、恐るべきクラウドサービスだ。説明しながら一人で興奮して申し訳無いOさん。

最後にサイトのデータを渡して終了…という時に、手渡したUSBメモリがPCに半挿しになった(スライド式のUSBメモリだが、ロックがバカになっている)。あれ、と思った次の瞬間、PCがフリーズ。再度チャレンジしたら上手く行ったが、再び挿そうとしたらまたフリーズ。流石にちょっと引きつった。再起動したら、今度はOS起動中にフリーズ。そんなバカな。ウイルスチェックはしてあるから、ハード的な問題としか言い様が無いが、とにかくシステムの回復プログラムを実行して待つしかない。こんなんで壊れたらシャレにならん。結局15分ほど待って正常に起動したが、寿命が縮まった。こういう時の待ち時間は、本当に長く感じる。このUSBメモリは封印する。帰宅したのは、20時半の事だった。

放出再び・ノスタルジー編

棒幅跳びとかどうか。

来た時の半分以下のスピードで、ゆっくり駅へ向かう。途中、集団下校中の小学生を見かけた。長い長い棒を持って、川底を引っ掻き回しては何かを見つけようと必死になっている。小さい頃は僕も近所の川で似た様な事をやったものだ。ああやってるだけでも、宝探しをしている気分になれる。落ちんようにだけ気をつけてな。

放出の住宅街は、何となく懐かしさを感じさせる。地元の住宅街では見かけなくなった個人商店や、良い感じに昭和っぽい家があちこちにあるせいだろうか。たこ焼きの買い食いでもしてみようかと思ったが、今日は何となく我慢。

登ってみたい。

そんなノスタルジックな住宅街が多いだけに、駅前の新築高層マンションを見ると大きなギャップを感じる。別にマンションを批難している訳ではないが、何だかユニークな構図だ。京都には景観条例でこういったマンションが無いので、余計にシュールに感じる。

15時からビールをあおるオッちゃん在席。

そのまま一気に梅田まで戻った。流石に腹が減ったので、大阪第二ビルの地下をウロウロする。学生時代に通ったラーメン屋を探す為だ。10年も前の事なので、店名はおろか場所すらもあやふやだったのだが、見つけた。『倶知安らーめん』だ。味噌ラーメンを注文する。正直、どう美味しかったのかの記憶も無い。

程無くオバちゃんの手から渡された味噌ラーメン。美味しい。食べてもやっぱり思い出せないのだが、そう言えばこんな味だった気がする。食べログを見てみたら、どうやら作り手によって大きく味の良し悪しが変わるとか。僕はどうやら当たりを引いたらしい。当時もこの人たちが厨房に立っていたのかは解らないが、10年前と同じく、満足して店を出た。

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