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日常 Archive

2人目の来客は突然に

台湾人のTさんと談笑していたら、見覚えのある男が入ってきた。クールビズでも背広を着る、厚着のTではないか。全くの不意打ち訪問で動揺を隠せない僕。何故なら今、事務所は大変な荒れ模様だからだ。

更にタイミングの悪い事に、お客さんがバンバン入ってきてマトモに相手が出来ない。平日に来てくれりゃ良かったのにと思ったが、普通のサラリーマンは土日しか休みが無い。すっかり平日休み思考が染みついているなと苦笑。

なんとか時間を作り、荒れ果てた事務所へ案内する。今まさに頑張っている会社案内のデザインを見せたり、最近の仕事っぷりを見て貰ったが、まあとにかく座る所も無いくらい散らかっている(大半は仕事の資料)。こんなに散らかっている事務所を見せたのは、これが初めてだ。つくづく悪い事をしてしまったが、喫茶店のほうは楽しんで貰えたので良しとする。

台湾からのお客様

喫茶店のほうには、ちょくちょく外国からのお客様がやってくるのだが、今日は台湾からの留学生さんが来て下さった。日本に来て1年ほどになるTさん、かなり日本語が堪能だ。

台湾と言えば、今やPCやメモリ市場で日本以上に世界を牽引している国。個人的にも、AcerASUSMSITransendとお世話になりまくっている国だ。ちょっと嬉しくなったので、MSI CR500を携えて話を伺いにいったら「MSI?台湾の会社ですか?」と。焦って調べてみたら、どうやら台湾内では『微星科技』という名前で通っているそうだ。PCの底面にある企業情報をスラスラと読むTさん。『MicroStar International』だから『微星』か、なるほど。

読むと言えば、台湾では『簡体字』を使わず、『繁体字』が使われているそうだ。中国本土で使われているような、あの略しまくった漢字は読めないそうで、これは意外だった。日本でも昔に使われていた『國(国)』や『體(体)』という字は、台湾では現役で使われているとの事。かなり興味深い。一生懸命台湾の事を教えてくれるTさん、とても良い方だ。

PCの件もあって、台湾には好印象を持っている(哈台族なる言葉があるらしい)。北海道、沖縄と並んで、今僕が旅行に出掛けたいスポット、台湾。日本語が通じる場所も多いそうなので、是非一度は行ってみたい。

作業速度の成長

サイト構築が5件、印刷物3件、音探し1件。10月いっぱいまでにこなさなければならない仕事だ。間違いなく過去最高の量で、以前だったらパニックものだったが、今は割と落ち着いて(それでも手は素早く)仕事をしている。自分の作業スピードがだんだん把握出来て来たからだ。

お金もそうだが、時間を見積もるというのはかなり難しい。依頼内容から作業量を推測し、更に余裕を持たせて時間を取るようにはしているが、自分の作業スピードを理解していなければ、なかなか上手く数字が出せないものだ。最近になって、その辺りがだんだん解るようになってきたのだが、そのスピードは自分が思い込んでいたものよりずっと速かった事に気が付いた。

技術的な進歩は、過去を振り返ればすぐに解るものだが、速度的な進歩というのは案外気が付かないものだ。多め多めに見積もるクセもあるのだろうが、これが解るだけでも気分的には随分楽になる。勿論、急病などの事も考えておかなければならないが、指でも怪我しない限りは何とかなるという事も、今、身を以て感じている。

腰地獄 – 意外な繋がり編

治療で通っている近所の整骨院に、大家さんのお母さんが通っていた事が判明。

そこそこ近所とはいえ、想像だにしなかった事だった。治療中の雑談で、事務所の場所やら何やらを話していたら、「あそこって、○○さんのお家やったよね?」という話になり、お互い驚いた。痛みに悶えながら現在の状況を説明する。

賀茂川には沢山鳥が居て面白い。

で、腰の方だが、多少マシにはなってはいるものの、まだ痛みはかなりある。先生曰く、「歩いて下さい、散歩」と言われたので、賀茂川沿いを30分ほど歩いてみた。すっかり秋らしい空気になったが、日差しの下はまだまだ暑い。タオルくらい持っていけばよかった。

腰地獄 – 生殺し編

腰の状態は芳しくない。早いとこ何とかしたいので、今日は仕事を早めに終わらせて、按摩師のN宅へ向かう事にした。どうでも良いが、事務所を出た途端土砂降りとはどういう事か。特にこんな状態の悪い時に。

家にお邪魔すると、ちょうど阪神が負ける所がテレビに映し出されていた。大型REGZAで見る敗戦はことの外虚しい。と、そこへ謎のBGMが流れてきた。

耳を疑った。クレモンティーヌというフランス人のアーティストらしいが、『はじめてのチュウ』がマジもんのボッサになっている。続けざまに聴かされた『バカボンメドレー』の、まあ何というクオリティの高さ。他の曲も全部、とんでもない完成度のアレンジ。コード展開がバリバリのジャズだ。アニメンティーヌというアルバムらしい。買う。

その後、何故か『エヴァンゲリヲン 破』と『サマーウォーズ』を中途半端に見せられるという生殺しに合う。特に『サマーウォーズ』は良いシーンを見させられながら激痛マッサージという、拷問のような状態に。やめてー再生止めてーやめてー。

紙選びって楽しいですよね

マイナーチェンジですけど。

店の名刺をリニューアルするので、ついでに印刷に使う紙も見直してみた。いつもは一番安い、ベタなコート紙でお願いしているのだが、調べてみたら然程変わらない値段で他の紙も使える事が解った。A4サイズなんかになると値段の差も大きくなるのだが、これは盲点だった。刷れば刷るほど差額も無くなっていくので、ちょっと攻めても良いかなと。

音楽の衰退

昔はこういうイベントに憧れたりしたものだが、これも時代か。90年代に盛り上がったものって、総じて加熱し過ぎて枯渇しちゃったイメージがある。単純にバブルだったという話もあるとは思うが、そのイメージを引きずったまんまだからこうなるんだろうなあ。

コメントの中にもあったけど、CDが売れてないのは違法ダウンロードのせいだとしたら、音楽イベントに客が入らないのは何故なのか。答えは恐らく、『商業音楽』だろう。音楽自体に興味を無くさせたのは、音楽業界のせいだと思う。周りでも、音楽を聴かない人が驚くくらい増えている。真面目に音楽やってる人が本当に気の毒だ。

腰地獄 – バッティング公開治療編

餡子のHから電話があり、色々話しているうちに喫茶店を見学しにくる事になった。20時くらいから按摩師のNが回診にやってくるので、それまでならと思って早めにどうぞと伝えたが、こっちに来られるのは19時との事。じゃあそれで、と決まったのだが、しばらくしてから按摩師のNから『早よ終わったから19時半くらいに行くわ』とのメールが。ちょっと微妙な時間だが、二人とも遠い所から来るので待たせるのもアレだし、まあ何とかなるかと。

19時、餡子のHが到着。と同時に、按摩師のNから『今、川端七条』というメールが届いた。うん、これは何とかならない。幸い餡子のHと按摩師のNは面識があるのだが、このままでは僕が背中、ともすれば尻まで丸出しで治療される所を観られてしまうではないか。

あんまり綺麗じゃないな背中。

かくして15分後、僕の予感は的中する。まさに『俎上の鯉』といった状態の僕、按摩師のNより針→マッサージ→ストレッチ→テーピングと執拗に攻め立てられる。特にマッサージは過去最強に強烈で、悲鳴すら上げられない。そんな僕を尻目に、治療内容について和気藹々と話し合う按摩師のNと餡子のH。おのれ健康体。悔しいので写真を撮ってもらうことにした。

しかし流石はプロだけあって、按摩師のNの治療は効果覿面。あれだけ辛かった痛みが、かなり抑えられている。立ち座りも圧倒的に楽になった。過去に何度も治療をしてもらったが、今回ほど威力があったのは初めてだ(それだけ身体がボコボコだっただけだろうが)。東洋医学、恐るべし。

腰地獄 – 器用な生活編

「座りっぱなしはよくない」というお医者先生のアドバイスにより、立ちっぱなしで仕事をするようにしている。モニターの背丈を高くし、キーボードやマウスも台の上に載せて作業。かれこれ25年ほどPCを触っているが、立ちっぱなしでPCを操作するのは初めてだ。

ギックリ腰生活において一番辛いのは、ものを落とした時だ。普段からポロポロとボールペンからメモから落とす僕、足元に落ちたものを拾う事がこれほど辛いとは思わなんだ。前屈して取ろうとすると激痛、腰を落とすにも姿勢を正さないと激痛、目線を下げるのにも気を使わないと激痛。ものを落とす度、本気で憂鬱になる。

だが、椅子に座っている時のみ必勝法が存在する。つまり、足を使うのだ。人一倍大きな足指でターゲットを挟み、サッと持ち上げる。寝転ぶ度に何かと足の指に挟みたがった僕の悪癖が、こんな時に役立つとは。ボールペン、メモ、タオル、水の入った魔法瓶でもグッと持ち上げられる。念の為に言っておくが、普段はここまで自堕落な行動は取っていないので誤解無きように。

こんな感じで、ギックリ腰でも何とか日常生活は続けられている。決して馴染みたくない生活ではあるのだが。

腰地獄 – 病院探し編

とにかく、腰をどうにかしなければならない。今日は15時から四条で打ち合わせなのだ。バナナを口に放りこみ、朝一でやっている整骨院を探す旅に出た。姿勢を保てば、何とか自転車は漕げるようだ。

最初に向かったのは、通勤時に毎日前を通る整骨院。幸い9時から空いていたので飛び込んでみたら、「予約制ですので…昼まで埋まってます」と恐ろしい返事が返ってきた。そんなに待ってたら自我が崩壊する。すぐに飛び出して病院探しを続けるが、ここも予約制、ここは保険が効かない等、診て貰えそうにない所ばかり見つけてしまう。

10分ほどして諦め、事務所に戻って今度は原チャを引っ張り出してきた。ちょっとの段差を乗り越えるのも一苦労だが、こちらも乗ってしまえばまだ耐えられる。方角を変えて、祈るような気持ちで走り出したら5分と経たずに発見、予約制じゃない接骨院だ。

中へ入って初診表みたいなものを書く。最初は座るのが怖かったのでずっと立っていたが、このままだとただの変な人なので意を決して座る。目の前に置いてあるテレビでは、舘ひろしが「たまにバスローブのまま局に来る」とかいう話を延々している。どうでも良い。10分ほどして名前を呼ばれたので、気合を入れて捕まり立ち。若いスタッフが半笑いで「大丈夫ですか…」と声をかけてくれた。残念ながら大丈夫ではない。

中ではベテランぽい先生がおられて、マッサージ→電気治療→針→ストレッチ→テーピングのフルコース。これってぎっくり腰ですかねえと聞いたら「そうですね」と止めを刺してくれた。聞けば寝違いから起こるぎっくり腰もあるそうで、恐らくこれが原因ではないかと。あと、単純に運動不足。10年くらい前に腰を痛めて接骨院と同じ事を言われた。「肉を取り除かんとねえ」と。

20代後半の頃に僕と知り合った人は想像出来ないかもしれないかもしれないが、僕はかなりの肥満体質だ。メシは人並み(より少ない時も)、間食もジュースも摂らない、酒もタバコもやらない生活でも、運動しないとすぐに太る。どうやら、燃費が以上に良いらしく、ほおっておけばとんでもないスピードで肉が溜まっていくのだ。五体満足で何不自由な衣生活だが、この体質ばっかりは恨む。

閑話休題。治療は20分ほどだったが、恐ろしく身体が軽くなり、痛みも軽減された。それもこれも、どうやらキネシオテープという筋肉を補助するテープのお陰のようだ。筋肉の筋に沿って貼る肌色のテープで、スポーツ選手なんかがよく使っているあれだ。たかがテープと思っていたが、これが半端無く効く。ラクチン過ぎる。これで昼からの打ち合わせも乗り切れそうだ。先生有難うございました。ひょっとしたら明日も通う事になるかも。

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