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続・この法が本当に禁じようとしているものは何

各種業界から一斉に反対声明が出るという異常事態を巻き起こした『児童ポルノ禁止法改定案』の衆院提出。あちこちで大騒ぎになってるんだけれども、そもそも何でそんな騒ぎになってるん?というのを、僕が見た範囲でまとめてみた。あくまで僕が見た意見なので、その辺り宜しくお願いします。

まず最初に、被害者が実在しない絵や漫画、アニメなどの表現にまで踏み込んでいるという点。改定案の中に、『6 その他 (2)-1 児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、疑似児童ポルノ等)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究(施行後3年を目途として勘案しつつ検討、その結果に基づく必要な措置)』という項目がある。参議院議員 山田太郎氏のブログ記事に掲載されているのでご覧頂きたい。

実際、こういった疑似的なもので性犯罪を誘発するのかどうか。上記のtweetと記事は、2010年6月にデンマーク国法務省が自国の性科学クリニックに依頼して調査した結果の日本語訳だ。結果は、『マンガ・アニメは性犯罪と因果関係が無い』というものだった。では何故、今回新たに調査研究がが行われるのだろうか?東京都の青少年育成条例改正案の時にも調査が行われ、因果関係が無いという結果が出たという話も聞いているのだが。

といった懸念を抱いている人も居るようだ。

次に、『児童ポルノ』の定義が極めて曖昧な点。あやふやな定義を恣意的に解釈する事で、幾らでもアウトのゾーンを増やせるよ、と。下の二つは極端な例のようだが、実際に海外であったお話だそうだ。また、先日ご紹介した『「嫌だから規制する」なのか──児童ポルノ禁止法改定案、その背後にあるもの(ITmedia News)』という記事にも書かれているけども、これは芸術でこれは児童ポルノ、ってどうやって線引きするのだろうか?研究目的の資料所持(医療や絵画など)と性的好奇心による所持を、どうやって見分けるのだろうか?

加えて、漫画やアニメなどでは年齢があってないものも多く、上記tweetのような話も出てきてしまう。こういったややこしい事案を、誰がどうやって公正にジャッジするのだろうか?それとも、『疑わしきは罰せよ』で業界に表現自粛を促そうとでも言うのだろうか?

更なる問題点として、『単純所持禁止』という点がある。これに関しては過去未来全てにおいて効力を発揮する訳で、例えば懐かしの『ハレンチ学園』や篠山紀信氏が撮影した宮沢りえ『Santa Fe』を所持していた場合はアウトの可能性が高い。何もこれだけではなく、こういった表現は古今東西様々なシーンで見受けられた訳で(『らんま1/2』や初期の『ドラゴンボール』なんかも危ない)、自分の記憶の中に無いものに関しても所持していれば当然アウトになる訳だ。

この法には『自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポルノ所持等についての罰則は、本法施行日から1年間は適用しない』とも明記されていて、要は施行されたら1年以内に処分しろ、と。それも、誰かの手に渡る可能性がある処分法では違法なので、燃やしたりシュレッドしたりしろと言う事だそうだ。この行為を焚書(ふんしょ)と呼ぶ。歴史の教科書なんかで見かけた言葉だと思うが、まさか現代の日本で見る事になろうとは。

さて、これらの問題点がごちゃまぜになった時に、どういった事態が発生するか一度考えて頂きたい。冒頭で紹介した様々な業界からの反対声明には、この法がもたらさんとする何かに対する、強烈な懸念が込められているのだ。

こういう部分に関する懸念もある。勿論、筋の通った話であれば警察が動く事は当たり前だと思うんだけれども、今回のようなあやふやな法案の場合は、一歩間違えればとんでもない事がまかり通ってしまう可能性がある。また、遠隔操作ウィルス事件の冤罪のような事が起こる可能性は十二分にあるだろう。

今回の法を提出した議員に対する意見。今回の法案が、『児童ポルノ』という強烈なフレーズの力だけで、強引に押し通されているように見えるのは僕だけだろうか。今までに挙げてきたtweetと合わせて読めば、これが一体誰のための何の法案なのか疑問を持たざるを得なくなる。

こちらは今回の法案に関する様々な意見だ。また、以下の様に今回の件を『今まで好き勝手やって来たことに対する警鐘』として受け取っている人も居る。これはこれで正しい意見だと思う。何でもかんでもオッケー、というのはおかしな話なのだ。

僕自身としては、やはりこの法案には反対だ。あまりにもあやふやな点が多く、『児童ポルノ』という言葉が本来の枠を超えて首を締めに来る、というイメージしか持てない。正直、これはマズいやろという表現も幾つか見た事があるけれども、そう言った事を含めて上記の死に舞さんと同じくレーティングやゾーニング策定を先にすべきだと思っている。今のままでは誰も救われず、苦しむ人が無暗に増えるだけだろう。

締めくくりとして、この法案に対して反対活動をすべく赤松先生と共に奔走されている、ちばてつや先生(『あしたのジョー』作者)が描かれた『―と、ぼくは思います!!』をご紹介したい。

逆走する喜び

僕が逆走を初めて体験したのはリッジレーサーだったなあ。え、逆に走っても良いの!?と知って、実際に走った時のあの感覚。現実世界では出来ないという背徳感もあって、ゾクゾクしたものだ。景色がちゃんと逆に見えたり、下り坂が登り坂になったりといった当たり前の事すらも新鮮で、新しいコースが増えたと認識出来るほど興奮出来た。単純な仕組みなんだけど、効果は抜群のルールだと思う。

この法が本当に禁じようとしているものは何

突如舞い込んだ『児童ポルノ禁止法改定案』のニュースが、TLを一気に埋め尽くした。明確な判断基準が全く無い上に単純所持で捕まる可能性があるなど問題点が非常に多く、「児童ポルノとは名ばかり」「実態は恣意的な表現規制」「別件逮捕の足掛かり」という声ばかりが聞かれる本案件。詳しい解説や僕の見たtweetは、また明日まとめて掲載しようと思う。

一歩前に進んだフレージング

ピアノの調子が良くなってきている。勢いで突っ走らず、ちゃんと我慢が出来るようになり、盛り上げ方を考えられるようになり、少ない手数でも有効なフレージングを思いつけるようになってきた。良い傾向。ガムシャラになっちゃいかんよ、冷静に冷静に。

超神ネイガーを応援しよう

数ある御当地ヒーローの中でも、かなりの破壊力を秘めている秋田発・超神ネイガー。良いわー、秋田弁良いわー。バーテンダーのKさんは青森出身で、実家へ電話をしてる時は何を喋ってるのかサッパリ解らんのやけども、秋田も似たような感じなんやろか。未だ東北へは行った事が無いので、是非生の東北弁を聞きに行きたい。

* 変換ミスで「御当地」→「五等地」になってました、秋田の皆さん、超神ネイガー、申し訳ない…

ムネリン良くぞ打った

九回裏の二死フルカウントから逆転サヨナラ2点タイムリー。球場の雰囲気が凄まじい事になっており、川崎ホンマに愛されてるんやなというのが解る。感動するよこれ。自由契約から良くぞここまで這い上がってきたよなあ。記事の方に掲載されてる写真、映画やん。輝いてるわムネリン。素晴らしいよ。

5人×2組でパニック

来客、同時に2組、それぞれ5名ずつ。事前に連絡はあったけど、まさか同じタイミングで同じ大人数とは。一組は、先日のニコ生などでお世話になった、記者のGokubutoさん一行。立命館大学で、『国際日本ゲーム研究カンファレンス2013』というイベントを開催されていたようで、その続きで登壇者の方々とお越し頂いたようだ。もう一組は、僕の三脚を活用している陸上のM一家。てっきり一人で来るんかと思ったら家族総出で、しかも「PCの面倒見て」と来たもんだ。一瞬で喫茶店がパニックに。

どうにか声が出るようになった僕、必死でオーダーをこなす。それが終わったらMのノートPCとスマホを繋いでデータ転送のテスト、しかしPCが古くて作業が進まない。仕方なく僕のPCを持って来て作業したら10倍ぐらいのスピードで完了。バックアップツールか何かあるんかなと思ったけど、この端末はMicroSDカードの全コピーだけで行けるんか。助かった。ついでにモバイルバッテリーやらの紹介もして、一旦席を立つ。Gokubutoさんのほうへ改めてご挨拶、お客さんのうちお二人は海外のゲーム研究家の方だった(ハワイとカナダ出身の留学生さん)。日本語も達者で、熱くゲームを語られていた。ホンマにウチの店、いつのまにかゲームの人ばっかりになってきたな。楽しいんやけども。今日はGokubutoさんの奥さんと、もう一人の記者さんである死に舞さんが。帰られてから連絡先のアイコンを見て気付く大失態。申し訳ありませんでした。かなりバタバタだったけども、どちらも無事に満足して貰えたようで良かった良かった。

耳鼻科de薬まみれ

喉の状態はほんの少し良くなったんだけれども、今日は来客がある。待ったなしの状態になったので、耳鼻科を訪れた。土曜の朝だったけれども患者さんの数は少なく助かった。鼻の穴からスコープを突っ込まれて、録画したものを即見せて貰える文明の進歩。へー、と思って見てたんだけれども喉はそこまで大荒れでは無かった。風邪という訳でも無いんだけども、取り敢えずと沢山薬を貰って帰ってくる。今日の所は、頓服パワーに期待するしかない。

続・喋れません

今日も案の定声が出ない。昨日はそれをあまり理解していなかったオカン、いつも通りにコミュニケーションを取ろうとしてミスが連発していた。普段オーダーやウエイターは僕がやってるんだけども、今日だけは出来るだけカウンターから出さんといてとお願いする。全く役に立たないからだ。二日続けての強烈な無力感。時間が経てば治るんだろうけども、心の底から凹む。電話の応対すら出来ない。コミュニケーションが取れないだけで、ここまで陰鬱な気分になるとは。今の僕にはtwitterだけが生命線だ。龍角散、龍角散のど飴、のどぬーる、のどぬーるスプレーを併用、早く治ってよホンマに。

接客業における声の重要性

朝起きたら、喉が焼け付くように痛く、声が全く出なくなっていた。先週、酔いつぶれて帰宅したオトンが風邪を発症したんだけれども、それがオカンへ、そして僕へ波及したらしい。かなり強力な風邪の様で、オトンは今でも咳が止まらない。要らんモンを貰ってしまった。普段はPC相手の仕事で喋る機会の無い僕だけれども、マズい事に今日は夜から喫茶店の手伝いがある。寄席をやるのだ。

取り敢えず身体は元気なので、カウンターの中に立つ。店内は賑やかで、かすれた声では何も聞こえない。挨拶が出来ない。話し掛けられても応えられない。オーダーを取りに行けない。カウンター内での連携も取れない。下足番すらもこなせない。物凄い無力感が僕を襲う。声が出せないというのは、接客業に置いて死を意味する。特に僕のような、喋りで場を作る人間にとっては。コミュニケーションにおける声の重要性って、こんなにも大きなモノやったんか。声が出るという有難み、すっかり忘れていた。

寝る間際、うがいや喉の消毒を行うも、喉の痛みは一向に引かない。これ長引くかもしれん。明日明後日も喫茶店に立たなきゃならんのに、どうすりゃ良いのよ。

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