日常 Archive

それはもう桜どころの話ではなく。

ストリートダンサーのYちゃんと仕事。大阪へ行ってきた。5月にスタジオの発表会があるという事で、チラシデザインとパンフ制作を任されている。今日は出演者の写真を撮りに来たのだが、何人くらいと事前にメールで聞いてみたら「99人」という力強い返事が返ってきて頭を抱えた。A4サイズではとても掲載しきれないので、他の方法を色々考える。

合同練習場となっていた体育館では、恐ろしい数の生徒さんが蠢いていた。これは苦戦するなと思ったが、みんな元気で礼儀正しく、Yちゃんのアシストもあり1時間かからずに撮影終了。子供の影響か、どんどんおかしなテンションになって楽しかった。出先でノートPCを2台並べて仕事が出来る幸せ。素晴らしい。

この日一番驚いたのはYちゃんの手際の良さ。特にExcelの扱い方が常人離れしている。普段事務系で仕事をしているとはいえ、これほど速いとはと唸らされた。その後ミスドで話をしていたが、「時間内に全力で仕事をして、定時になった瞬間に帰る」という考え方やその理由、会社での立場までもが同じで笑った。

そう言えば撮影中に子供達と何気なく会話していて、自分の年齢が高1（15～6歳）の倍だと気付いた。立ち直れなくなった。

公私共々、自分の置かれている立場がどんどん不思議な方向に転がっていくのを感じている。1ヶ月前までは想像もしなかったような毎日。僕が今出来る事と言えば、基盤を固める事くらいか。

朝起きたらアラレちゃんをやっているというのは、それなりに贅沢な気がする。改めて見ると、アラレちゃんの世界観やキャラの立ち方は凄まじいと思う。そう言えばアニマックスなんかでも再放送をやっているが、それを見て従兄弟の子供たちが爆笑していたのが凄く新鮮だった。

ノーアポでスーパーのKが顔を出しに来た。折も悪くピアノの練習中で、凶悪な顔でスーパーのKのほうに顔を向けた。そのまま数秒無言でピアノを弾いて、そこではじめて抱きかかえた1歳半になる娘の存在に気が付いた。刹那、号泣。

基本的に子供と動物とオバチャンには好かれるのだが、流石にこの状況では僕の神通力も通用しない。必死に二人であやすも、全く受け入れられず。飴もダメ、おもちゃもダメ、ポニョですらダメ。結局10分もせずにスーパーのYは退散。嗚呼申し訳無い。

間の悪い日というのはあるもので、その日は何をやっても大抵間が悪くなる。数年振りに電車のドアに思いっきり挟まれたりもして、立ち直れない。

通勤電車の雰囲気が違うと思ったら、新社会人が大勢乗っていた。そうか、世間では新年度か。昨日も花を持ったサラリーマンが大勢居たが、みんな定年を迎えた人だったのかもしれない。新社会人たちの表情は、明るい。

もう長い間、こういった世間一般の節目と縁が無い。今の職場に入るまでは、普通の人が働く時間に休み、休んでいる時間に働くのが僕の基本的なライフスタイルだった。正直今でもそのライフスタイルに戻したいと思っている。

久しぶりに、世間一般で言う『普通』を感じた一日だった。

僕の後釜が決まらない。随分前から抜ける事は伝えてあるし、引継ぎの準備は出来ているので後は会社次第。何となくだが、僕が居る内には決まらないような気がする。だからと言って何か特別な事をする気は毛頭無い。

• フォントのわかる男（DailyPortalZ)
  http://portal.nifty.com/special05/10/14/index.htm

僕も少しくらいならフォントが解るようになってきた。もう少し価格が安ければ、AXISフォントやモリサワ、モトヤにも手を出したいのだが、悩ましい所。モトヤのアポロなんかストライクど真ん中なのだが、全ウエイト揃えるとなると懐具合に問題が。

• bohemia piano / upright piano / 111a attractive
  http://www.bohemiapiano.cz/uprightpianos/111att2.htm

世の中には様々なデザインが溢れているが、中には見た瞬間に何らかの感情を抱くものもある。人によってそれぞれ感じ方も違うだろうが、僕らはこれを見た瞬間『エロい』と思った。

その昔、国内には沢山のピアノ製造会社があったらしい。古いピアノを調べてみると、意外と知らないメーカー名が出てくるものだ。思えば僕は本物のピアノと接する機会が少なく、本当の意味でピアノを良く解っていない節がある。良い機会なので、もっと触れてみたいと思う。