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技術 Archive

独り言が致命傷になる技術

シャレになってない技術が開発された。上記のビデオはサンプルとしてバスケットボールの試合での実験を紹介している。歓声に紛れている筈のコーチの声がハッキリ聞こえ、風船ガムを弾いた音まできわめて普通に拾っている。こんなん導入されたら、独り言が言えなくなるではないか。

定点カメラと合成技術

定点カメラとフォトレタッチソフトのタッグで、摩訶不思議な写真を作っている人たちが居るようだ。なるほど、これは面白い。カメラさえガッチリ固定出来れば、案外手軽(レタッチは大変だろうが)に造れそうだと思う。あと必要なのは、発想力か。

奇妙なコメント集

これはお遊びじゃなくて、技術者の心の声なんだろうなあ。泣けてくる。

説明しづらいメンテナンスの重要性

ソフトウェア業界(特に受託開発業界)は、基本的に正直者が馬鹿を見る世界である。顧客(あるいは経営者)が、保守性というソフトウェアの最も重要な品質を正しく評価できないという、情報の非対称性が存在するからだ。ソフトウェアの品質が、本当にいいか悪いかではなく、いかにまともであるかのように見せかけて、手を抜くかが経営者の腕の見せ所になった(売り手と買い手の間の情報の非対称性を是正する手段を持たない産業では、どこでも同様であろう)。

リンク先に例として示されているコード、似たような話を学生時代に聞いたことがある。そこそこ有名な市販双六ゲームの中身が、switch-case文の山だったそうだ。曰く、「動けばそれで問題無い」と。

僕らWeb屋も、似たような状況に直面する事がある。「昔に作って貰ったんやけど、何か表示がズレるからちょっと見てくれる?」と渡されたソースは、大体中身が滅茶苦茶で、手の付け様の無いものがほとんどだ。それでも納品時には、ちゃんと家として建っている(ように見える)から通ってしまう。タチの悪い話だ。で、「何で直すのが難しいの?」と聞かれたりする。

こういう場合、僕は大抵、土台が腐ってるから上に何を立てても崩れるんです、と説明する。良い作りの家は、百年経ってもメンテし続ければ綺麗に住めるが、作りが悪ければすぐに雨漏りしたりするし、修繕しようにも人が登れるほどの耐久性が屋根に無い、みたいな事になっていたりする訳だ。

こういう話は、一度痛い目に遭った人ならば比較的すんなり理解して貰えるのだが、初めてWebサイトというものに触れ合う人に説明するのは凄く難しい。可読性が高く、汎用性も高いソースを組み上げたとしても、喜ぶのはメンテナンスや保守をする側の人間で、クライアントではない(間接的には喜ぶだろうが)。事故さえ起きなければ住んでいる人間には違いが判らないし、メリットを感じる事も無い。こういう理由から、メンテナンス性を重要視しない(理解出来ない)人は結構多かったりする。曰く、「住めれば問題無い」と。

指紋よりハッキリ残る証拠

大事件。『自宅に証拠のFDを持ち帰って、改竄が無いか調べたが、特に問題は無かったので、データをイジって遊んだ』って、幾つツッコめばいいんだこれは。素人が危ないツール使って自爆した、と説明すれば簡単だが、状況や立場がどれも最悪過ぎる。真っ黒だ。検察にとってはどうしようもないうくらいの致命傷。取り敢えず、口封じだけはさせないようにね。あとこの件と小沢の件は別問題だから、勘違いしないでね。

文化庁メディア芸術祭京都展でゾクゾク

壁のサインがいつも素敵な京都芸術センター。

京都芸術センターで開催されている、文化庁メディア芸術祭京都展に行ってきた。アクセサリのOさんのブログを見て、あんまりにも楽しそうだったので足が向いたのだが、もうこれが最高に面白かった。以下、ゾクッと来たものを紹介。

1F、『BEACON 2010』。20分ループの映像作品。白い真四角の部屋で、東西の壁に壁と全く同じ色の額縁だけが飾ってある。そして、部屋の真ん中にはプロジェクタが背を向けあうように2台。これが、ゆっくりとしたスピードで水平に360度回転し、壁に風景映像を映し続けている。

これだけなら、単なるちょっと面白い映像表現だが、しばらく見ていて目を疑った。額縁の前を通った時に、額縁の中だけに映像が表示されるようになったのだ。最初はあまりに自然過ぎて気が付かなかったが、タイミングと位置を完璧に合わせた錯覚表現だ。恐らく撮影時も放映時も、全く同じスピードでカメラやプロジェクタを回転させているのだろうが、恐ろしく凝っている。次の場面では、この部屋自体を撮影したものに変わり、ドアや非常口に差し掛かる度に人が現れたりドアが開け放たれる映像がドンピシャで現れた。本当にドアが開いたように見える。よくこんな面白い事を考えたなあ。

もう少し解りやすい写真が撮りたかった。

2F、『scoreLight』。天井からレーザーが照射されていて、白以外のもので触れるとブロック崩しゲームのように反射しだしたり、沿って動いたりするという作品。同時に音も出る。上手くやれば手の中に収める事も出来るし、腕を沿わすことも出来るという面白い作品。レーザースキャナの技術を応用しているそうだが、何がどう動いているのか良く分らない。が、面白い。

同上。

同じく2F、『Parallel Lives』。大きな2つの画面と、小さな2つのタッチパネル。大きな画面とタッチパネルはセットになっていて、それぞれ左側には『実体のみで影がない人』、右側には『影のみの人』が住んでいる。タッチパネルで人を触ると、静電気らしきものによる触覚(驚いて手を少し引く程度)と共に、画面内の人が倒れ込む。次の瞬間、もう片方の世界の住人が増えている、という仕掛け。『人は触れられることで、その存在の形態を変えながら2つの世界を行き来する。実体と影の2つの世界が、触覚を通して結ばれることで、わたしたちの見る触るという感覚と、何かが存在するということの意味を問いかける』そうだが、何だかよく解らない罪悪感が湧く。触覚と共に人が倒れ、消えるからだろうか。

これは秀逸。

3F、『loopScape』。今日一番衝撃を受けた作品。対戦型シューティングゲームなのだが、上下左右に動き回って、相手の機体を打ち落とすという単純なもの。だが、舞台となる画面は360度ぐるっと並んだ3色LEDディスプレイなのだ。

自分も追いかける、というのが斬新。

自機の移動に合わせて、自分も歩いて追いかけないと見失ってしまう。また、世界がループしているので、無暗に弾を撃ち過ぎると一周してきた自分の弾に打ち落とされるという事も。その為、慎重に弾を撃ち、かつ自身も大きく歩き回って画面状況を把握する必要があるという、従来には無い面白さや駆け引きがある。ディスプレイを変えるだけで、これだけ斬新なゲームに変わるのかと。発想の転換って素晴らしいなあと感じさせられた。

3人くらいが一番面白いかもしれない。

展示案内のお姉さんが対戦相手を務めてくれるという事で、僕も喜び勇んで参戦した。2連敗。いずれも、自分の撃った弾にオカマを掘られたという結果だった。ちなみに写真は僕ではなく、次の順番待ちをしていた人。楽しそうだ。このゲームは本当に良く出来ていると思う。

他にも、2Fの講堂では映像作品を上映していたりもした。土日には『サマーウォーズ』も放映されるようだ。平日の昼間の割には若者が多く、みな芸術・美術関係を思わせる風貌だったのが印象深かった。こういう人たちが、また新たに面白い物を作っていくのだろう。結局1時間半ほど居たのだが、本当に良いリフレッシュになった。

責任とインフォメーションと

図書館のデータベースに直接アクセスして、クローラと言われるプログラムで新着図書情報を取得していた技術者が逮捕されたよ、というニュース。定期的にデータベースから情報をダウンロードしていた事によって、他の閲覧者が閲覧しづらい状態になったと。

記事を読んで貰えば解るのだが、これ、技術者側には何の落ち度もない。図書館側のデータベースシステムがクソだっただけなのだ。技術者のプログラムは常識的な範囲で動作・運用されており、キチンと作られたデータベースならば適切に処理されて問題は発生しない。逮捕後、徐々に問題点が浮かび上がり、技術者は起訴猶予処分となったそうだ。気の毒過ぎる。

こういう事件が起こる度に思うのだが、せめて組織内に2人くらいはこういったシステムを理解出来る人間を入れておいたほうが良い。(割と頻繁に起こる)有事の際にも素早く対応が出来るし、業者にふっかけられる事も無くなるだろう。何でもかんでも丸投げにするのではなく、理解をした上で投げるのが正しき姿なんじゃないのか。

何にせよ最低限仕組みを理解して、正しくインフォメーションする事が責任だと思うのだが、そこんとこどうなのよ岡崎市立中央図書館。あと、ちゃんとケツは拭いてもらわないとね、三菱電機インフォメーションシステムズ。

超ビッグ3D映像

うおおお、これは何事だ。上手い事作ってあるなあ、かなり立体的に見える。イベントとかで何の前置きも無しに放映したら、逃げる人も出てきそうなリアルさだ。

心を読まれたかのような

侮れん。

15~20の質問に答えるだけで、頭で想像していた有名人の名前を当てるというWebサービス。そんなバカなと思ってやってみたら、ものの見事に当てられた。アメリカで2年前くらいに始まったらしいのだが、プレイする度に恐ろしい勢いで学習しているようで、とんでもない正答率を誇っている。更に、漫画のキャラクターまでフォローしているというのだから恐ろしい。遊び半分で試した『毒島大広(ストッパー毒島)』『シュウ(北斗の拳)』なんてのも一発で出てきて引いた。誰だ、ここまで教え込んでいるのは。

ド迫力電気自動車

日産サニーを電気自動車にして16年間改造しまくっている人が居るらしい。動画を見れば一発で解ると思うのだが、電気自動車の既成概念をふっ飛ばす、驚愕のパフォーマンスを見せている。世の中色んな人が居るもんだ。

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