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技術 Archive
エンジニアたちの名言
- じ~んときた!現代のエンジニア22人の名言集(Tech総研)
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001671
不器用の勝利、という言葉がある。不器用だからと逃げずに、それを克服することを考えるところに初めて進歩がある。
西澤潤一 (光ファイバーの発明者)『愚直一徹』(日本経済新聞社)より
熱い。凹んだ時にはこれを読む事にしよう。他の名言もすこぶる熱い。技術屋万歳。
陶作家Hさんの作品を見てきた
陶作家のHさんがみやこめっせで出展しているとの事で、見に行ってきた。僕が先日手伝った地図も一緒に展示してあって、何となくこそばゆい。と言うより、最初、自分が作ったものと気付かなかった。Hさんの作品の可愛さにつられて、地図まで可愛く見えたからだ。相乗効果って凄い(Hさんの注文が完璧だったと言うべきか)。
Tさんのこの作品、写真では見えないのだが、9枚並んでいる皿の表面に、京都の碁盤の目が刻まれている。皿をまたいでいる部分の道もズレておらず、相当苦労されたのが解る出来だ。そこに陶器の京都タワーや五山のお箸置き、落雁なんかが飾ってある。可愛い。単純に皿の模様として見ても十分ユニークで、売ってたら欲しい位個人的には良いと思っている。オカンも大絶賛だった。
今日は伝統産業の日イベントという事で、この他にも色んな展示や実演をやっていた。その中で一つ興味を惹かれたのが、京の名匠(京都市伝統産業技術功労者表彰受賞者)、薗部正典氏の実演だった。墨流しと言われる、水面に墨を落として模様を作って紙や布などに写し取る技法なのだが、実際目の当たりにすると色んな事が解る。
- 楊枝や風を使って模様を動かす
- 水に糊を混ぜることで、模様の広がりをコントロール
- 布や紙は濡れた瞬間に色が入り込む、濡れた後は一切色が入らない
- マスキングは粘度の強いフィルムを張って行う
- 着物を作る際は一反(13m)が入る長い水槽で、一度に写し取る
作品も展示されていたのだが、これが本当に綺麗なのだ。ある程度はランダム要素が絡むとは思うのだが、それも含めた上で表現を行うというこの技法。恐るべし、伝統技法。
スカイツリーが生えてきた
あ、ちゃんと作ってたんだこのタワー。と思ったら、恐ろしい勢いで生えてる。定点観測って、結構気軽に出来るモンだと思うし、根気さえあれば面白い映像が作成出来るという所が好きだ。
恐るべき愛・ドンキーコング編
- 2010-03-13 (土)
- 技術
- D2K Jumpman Returns(ROMHACK)
http://www.jeffsromhack.com/products/d2k.htm
去年くらいにニュースになっていたそうなのだが、アーケード版の初代ドンキーコング(1981年)が好き過ぎて、自力でオリジナル面やインターバルデモを作ってしまい、更にはこのハックロムを片手に任天堂へ商品化を打診しに行った男が居るらしい。
これだけだと、暴走したファンが作ったありがちな劣化ゲームかと思うのだが、動画を見て度肝を抜かれた。恐ろしく完成されているのだ。オリジナルの世界観を壊すこと無く追加要素が組み込まれており、任天堂が作った続編と言われれば普通に信じるレベルの出来だ。細かいアニメーションを見ていても、上っ面だけではなく心からドンキーコングをリスペクトしているのが解る。しかもどうやら、ROMを換装する事でちゃんとアーケード筐体で動く模様。という事は、逆アセンブルして全部解析した上で、プログラムを組みなおしたという事か…恐ろしい…エミュでどうたら、とかツールでどうたら、なんてレベルの話じゃない。執念と言うよりは、これは愛だ。
唖然とする記者会見
- おまえらwwwwSONYがやらかしたwwwwww(もみあげチャ~シュ~)
http://blog.livedoor.jp/michaelsan/archives/51375908.html - PlayStation Moveは「Wiiを卒業する素晴らしい機会」とSCEA幹部(ITMediaNews)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/12/news060.html
何かちょっと泣けてくる。詳細はまだ不明だが、脱力した。僕が好きだった頃のSONYはもう何処にも存在しない。どの面下げてこういう物言いをしたのか。
解り易い並列処理のお話
- コンピュータサイエンス史上最大の課題「並列処理による性能向上」~情報処理学会創立50周年記念全国大会の招待講演
http://www.publickey.jp/blog/10/50.html
おお、これは解り易い。Fran Allen氏(コンパイラやプログラミング言語が専門で、女性で初めてチューリング賞を受賞した人だそうだ)が、コンピュータの性能が頭打ちになりつつある現状を優しく講義してくれている。以下、専門用語が解らない人の為に、誤解を恐れずザックリ要約してみる。間違っていたらコンタクトフォームよりお知らせ下さい。
コンピュータの脳みそであるCPUは、年々改良されて処理速度が向上している(14~18ヶ月で性能が倍になる:ムーアの法則)のだが、速度が上がれば上がるほど熱を持つようになり、暴走や事故の危険性から近年ではこれ以上速度を上げられなくなってきている。事実、ここ数年は処理速度の飛躍的な向上は無かったりする。
じゃあどうやって速度を稼ぐのか。現在最もポピュラーな回答として、単純に脳みそを2個にする、という考え方がある。こうする事で、仕事を分担しながらこなす事が出来るようになり、倍とまではいかないまでも大幅な速度向上を望める訳だ。最近良く聞くCore2Duo(脳が2個)やQuad(脳が4個)は、こういう考え方で成り立っている。最近発表されたCorei7なんかは、擬似的に脳を8つにまで増やせるらしい。
だが、ここにも問題がある。幾ら処理する脳が増えたとしても、上手く仕事を分担出来なければ効率が下がるのだ。ある程度はハードウェア(機械)内で割り振りを行っているのだが、それにも限界がある。ではどうすれば良いのか。ソフトウェア自体を並列対応させるように組み上げていけば良いのではないか。
とまあ、こういう話なのだが、ソフトウェアの並列対応にも沢山問題はあるよ、でもこれが何とかなったら劇的にコンピュータは進化するよ、と。その為には「C、Javaのような汎用言語を排除する」なんて大胆な案も提示しているFran Allen氏。何故だかドキドキさせられる講義内容だった。余談だが、スーパーコンピュータなんかはCPU単位ではなく、並列化に特化したコンピュータ同士を並べて成り立たせている。
車からの脱出アイテム
- 小型で強力な「シートベルトとウィンドウ破壊」ツール(Wired VISION)
http://wiredvision.jp/news/201003/2010031120.html
意外と知らない人も多いのだが、シートベルトが外れなくなって死んだ、というケースの事故は結構多い。脱出用ツールというのは、必需品と言っても過言では無い(義務付けられていないのもおかしい気がする)。この商品は、シートベルトにくっつけておくことが出来るコンパクトサイズの脱出ツールなのだが、特にウィンドウ破壊が凄い。動画を見て噴出した。どういう仕組みなのか、かなり気になる。近場で売っていたら1個は欲しい。
イノベーションのジレンマ
- 日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業(My Life in MIT Sloan)
http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/0d19edef63fbc07781d82a30609745e0
モトローラやコダックの凋落が、今の日本企業にダブって見える…言われてみればその通りだ。この流れで行くと、次に泣くのは中国で、笑うのはアフリカか。その先は、どうなるんだろうか。
この構図、国どうしの話だけではなく、企業と個人という部分でも同じ事が言えると思う。フリーソフトなんかはまさにその最たるものではないだろうか。「不便だと思ったから作った」という動機のソフトが、商用ソフトを次々打ち倒していく現実。だからこそ、僕の居る業界には不安が付きまとうのだが。コダックの件は泣ける。是非多くの方に読んで頂きたい。
見た事も無い地震シミュレータ
誰か見ていたら教えて貰いたいのだが、NHKで21時頃にやっていたMEGAQUAKEという番組で、椅子に座るタイプの地震シミュレータが出ていたのだが、メーカー名や製品は何だったかご存じないだろうか。
確か、高層ビルでの地震シミュレーションか何かで、大きな画面(プロジェクタ?)に写し出された地震の映像と連動して、座っている椅子が前後左右に動いて(小さい車輪で動いている?)地震を体感出来るというシステムのようだったのだが。一瞬しか見ていなかったのだが、かなりのインパクトだった。とても気になる。
『jQueryデザイン入門』を読みました
- Web制作の現場で使う jQueryデザイン入門(Amazon.co.jp)
http://www.amazon.co.jp/Web%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%A7%E4%BD%BF%E3%81%86-jQuery%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%85%A5%E9%96%80-WEB-PROFESSIONAL-%E8%A5%BF%E7%95%91/dp/4048684116
一度でもWebサイトを作った事がある人ならば、HTMLの自由度の低さを嘆いた事があると思う。HTMLだけでは、好きな場所に文章や画像を表示する事すら難しし、ユニークなレイアウトを実現する事など夢のまた夢だ。
そこで、デザインやレイアウトを強化する為にCSS(スタイルシート)を使う。数々のバグやブラウザ間の差異に悩まされつつも、表現力は飛躍的に拡大するだろう。見栄えが良く、かつ検索エンジンに拾ってもらい易いサイトを作ろうと思えば、CSSは避けて通れない。幸い、CSSはそれほど難しいものではない。
だが、そのCSSにも限界はある。アニメーションを伴うコンテンツや、条件分岐で表示内容が変わるようなサイトを作る為には、FlashやPHP、Javascriptに手を出さざるを得ない。そのどれもが、ちょっと敷居が高いのだ。
そこに突如現れたのが、このjQuery。実際にはJavascriptのカタマリ(ライブラリ)なのだが、難しい部分をすっ飛ばして簡単な命令で多種多様な動きを実現出来る、僕らのような人間にはうってつけのライブラリなのだ。画像をクリックすると飛び出すように拡大画像が表示されたりするギャラリーなども、jQueryで実現している事が多い。
本書ではjQueryの基礎や書き方から、サンプルや実例までを一通りフォローしてくれている。最初のとっかかりとしては十分だし、世界中の人が作ったjQueryプラグインの解析・改造にも十分役に立つだろう。書き方が若干特殊なのだが、CSS3の機能を擬似的に実現したり、フェードやスライド効果を恐ろしく簡単に実現したり、HTMLを書き換えたりと申し分無い威力を発揮するjQuery。何より、Flashに頼らず動きのあるサイトを作れる事が嬉しい。自由度もかなり高いので、これをキッカケに手を出すのも宜しいかと。
欲を言えば、もう少しだけ安ければ…あとこれは、どうでも良い話なのだが、本文に小塚明朝、見出しに小塚ゴシックが採用されていて驚いた。最近街でも小塚率が高まってきているのだが、ひょっとして不景気のせいか。いや、個人的には小塚フォントは大好きなのだが。
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