- 2009-01-18 (日) 0:25
- 日常
オペラのUちゃん、お馬のHちん、バトンのSさんがオペレッタに出ると聞いて新大阪へ。道中、ビルの壁面をいっぱいに使ったカオスな広告を目の当たりにした。
会場のメルパルク大阪ホール、何か昔来たことあるなあと思ったら、学生時分に参加したナムコの企業説明会が行われたホールだった。
話が横に逸れて申し訳無いが、ここでの出来事は未だに忘れられない。
説明会も終盤に差し掛かり、質疑応答になった時の事。突然、回りの人間が席を立った。これが一人二人なら常識の無い奴だと思うくらいで終わるのだが、会場の2割くらいの人間がバラバラと退席し始めたのだ。相当焦った記憶がある。
実はこれ、人事担当によるトラップで、予め相当数の関係者を座らせていたらしい。そして、質疑応答のタイミングで一斉に外へ。釣られて出て行った人間はアウト。残った人間は、履歴書の右上に赤い丸を書いて投函して下さいと言われた。駅のホームでちょっと震えた。
閑話休題。今回の演目は『メリーウィドウ』、実は昨年夏に同じものを見ている。が、今回は規模が違う。1010人も収容出来る大きなホールで、プロのオケが演奏する超本格派オペレッタ。少し遅れて到着したのだが、ドアを開けた瞬間に圧倒された。
それにしても会場が大阪なせいか、細かいボケやネタが多い。指揮者までボケる。やたら山本モナネタ押しなのも笑った。主演が思いっきりセリフを間違えた時も、実に喜劇的な流れで爆笑に切り替わったのが素晴らしかった。他の出演者も笑ってたし。「笑ってられるのは今の内だぞ!」
Uちゃん、Hちん、Sさんともかなり目立つ役で、飛んで跳ねて歌って回って。特にUちゃんが女性陣に混ざってフレンチカンカンやった時は本当に噴き出した。バレエ経験があるとは言え、テナー歌手の華麗な足上げなんて見た事無い。後で聞いた所、3公演ともやって足の筋をちょっとやってしまったらしい。名誉の負傷。
総じて非常にクオリティの高い舞台だった。改めて凄いメンツと劇をやったんだなあと思う。
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