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野球 Archive
ナックルボーラー海を渡る
- えりちゃん訪問に“師匠”「来てくれて光栄」(サンケイスポーツ)
http://www.sanspo.com/mlb/news/100303/mla1003031427015-n1.htm
おおお、凄い事になっとるなあ。日本発の女子プロ野球選手であり、純国産ナックルボーラーの吉田えり選手。アメリカの独立リーグでドラフトにかかったとは聞いていたが、憧れであり世界一のナックルボーラーから指導を受けるとは。体力面などで課題も多いだろうが、まだ十分に若いし、是非ナックルボールを磨いて、日本のプロ野球にも旋風を巻き起こして欲しい。
動画は世界一のナックルボーラー、ティム・ウェイクフィールド選手のピッチング。投げた球の縫い目が見えるという事が、どれだけ異常な事かお分かり頂けるだろうか。以下、Wikipedia記事の『ナックルボール』から一部転載。
ほぼ無回転で放たれたボールは左右へ揺れるように不規則に変化しながら落下する。その様は「氷の上をつるつる滑るような変化」「木の葉がひらひらと落ちるような変化」と形容される。誤解されがちだが、ブルブルと小刻みに震えてブレるような変化ではない。右へ曲がったボールが左に曲がって戻って来るなど、常識的には考えにくい不規則な変化から、時として現代の「魔球」と呼ばれることがある。ただしその変化は打席に立っていないと分かりにくく、球速も遅い(100-110km/h前後)ため、観客にとってはただのスローボールのようにも見える。ナックルの描く軌道は打者はおろか受ける捕手や投手本人にすら全く予想がつかないものであり、球種が分かっていても容易に打てる球ではない。それ故にナックルだけを投げ続ける投球で打者を抑えることも可能で、実際にメジャーリーグではナックルボーラーの投球は殆どがナックルである。
ショートと言えば久慈
- “守備の華”遊撃手で最高の選手は?20年間の数字から見えた、ある真実。(NumberWeb)
http://number.bunshun.jp/npb/column/view/4537/
僕が野球を見始めるようになって、真っ先に好きになったのが阪神の遊撃手、久慈選手だった。その頃はレギュラーではなく、専ら勝ち試合の守備固めとして出場する事が多かったのだが、とにかく守備が上手い。恐ろしく広い守備範囲、流れるような一連の動作。小柄な身体が躍動し、アウトを積み重ねていく姿は、まさしく『守備でメシが食える』選手そのものだった。個人的には、今でも最強のショートは久慈選手だと思っている。
上記の記事を見たとき、ひょっとして…と思いながら読み進めて久慈選手の名前が出てきた時の嬉しさといったら。いや、自分の事ではないのだが、やはり凄い技術を持った選手だったんだと改めて感じさせられた。願わくば、もう一度あの守備を見てみたいものだ。
Youtubeに少しだけファインプレーがあったので紹介してみる。最後の数秒が久慈さん。この試合はテレビで見ていた。オーバーランした選手を見逃さず、サードへ送球。素晴らしい。
ジェフリー・ウィリアムス退団
僕が最初に好きになり、一番好きだった外国人ピッチャーが日本を去る事になった。ジェフ・ウィリアムス、本名ジェフリー・ウィリアムス。オーストラリア出身の数少ないメジャー経験者で、クォーター気味の左サイドスローから繰り出される高速スライダーは打者を震え上がらせ続けた。異常とも言えるその曲がり具合で、「このコースならど真ん中に来る」と思って振った右打者の体に当たる等の珍事を引き起こした事もある。
僕は2003年に優勝した時の外国人ピッチャー陣が大好きだった。ユーモア溢れるヒゲ男ムーア、夏にやってきた速球派のリガン。個性満点、三者三様のピッチングを見るのが楽しかった。だがリガンはケガで、ムーアは内紛を起こして退団。ただ一人残ったウィリアムスは、阪神で7年セットアッパーを続け、外国人ながら投手陣のリーダーとして選手を鼓舞し続けた。2000年代最高の功労者だと個人的には思う。
もう、あの三振後に絶叫するウィリアムスを見る事が出来ないのかと思うと、寂しくて仕方ない。また一人、僕の好きな選手がグラウンドを去った。
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