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悪い大人たち、お盆に再び来襲
- 2014-08-16 (土)
- 日常
昨年のお盆に開催された、悪い大人達による店をジャックしてのゲーセン喫茶。今年も開催と相成りました。しかも今回は、もよよん師匠( @dodompa45 )が初参戦。あの、ハードとソフトの魔窟を形成している、もよよん師匠です。
丸太町冠水 pic.twitter.com/JhwGUq8FwK
— ながもり (@1ongforest) 2014, 8月 16
大雨のせいか京都(西院)の道路が地割れしてる pic.twitter.com/I61HyLa4F4
— 吉本ユータヌキ (@gonnakill_uta) 2014, 8月 16
西京極、室内浸水。完全アウト。競技中止。更に両サイド浸水の為に閉じ込められて外に出れない。 pic.twitter.com/Tv1aqGlijS
— 山本 慎吾 (@yamamo10shingo) 2014, 8月 16
が、この日は朝から尋常ならざる雨が降っていまして。TL上に見たことも無いような京都の光景がバンバン流れてくる。これ、去年の台風直撃よりもヤバいよな。今日は大文字の送り火なんやけど、開催出来るんか。
えーと…えーと!? pic.twitter.com/vKj4byLAUK
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
そうこうしている内に18時、どうにか雨も治まってきたな…と思った所へもよよん師匠一家が現れた。それも、大量のハードとソフトを抱えて。あまりの持ち込み量に、オカンも目が点になっている。師匠、本気出し過ぎです。土砂降りの中、よくこれだけ積み込みましたね。
おかしい…おかしいよ… pic.twitter.com/2sYE513XgN
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ウチの店は、既に亜空間に変わっています。 pic.twitter.com/DUWVKlxgFG
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ここ、ついさっきまで、常連のお客さんがノンビリ珈琲を飲んでたのにね。たった数分で全く違うお店に早変わりですよ。師匠とほぼ同時に来訪したtaigooooさん( @taigoooo )親子、あまりの状況に半笑い。去年でも十二分に凄かったのに、それを一瞬で上回ってしまうもよよん師匠の圧倒的物量。
2014年にX68kキーボードでグラディウスやってるduplexさん。 pic.twitter.com/vcsO2JBiuZ
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
続いてNIGOROさん部隊が到着、惨状を見たPANDAさん( @shoji_nakamura )とduplexさんの顔が引き攣っている。サミエルさん( @Samieru_NIGORO )は既に師匠宅で体験済みなので笑っていた。何とか現状を飲み込めたduplexさん、喜び勇んでx68kの前へ。「いやーやっぱり良いですよねx68kは!」とグラディウスで遊び始めた。
マスターシステムでMSX版のグラディウスを遊ぶ樹さん( @ARTIFACTS777 )。彼、これからコミケ三日目に向かいます。 pic.twitter.com/W238vkEK3H
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
で、背後はこれですよ。グラディウスの後ろで別のグラディウスが動いてる。恐らくいま地球上で、こんな狂った環境で遊んでるのはウチだけだろう。こちらのグラディウスをプレイするのは「コミケ行きの夜行バスに乗る前に、1時間くらいお邪魔します」と滋賀からやって来た樹さん( @ARTIFACTS777 )。taigooooさん達は神奈川からの帰省ついでだし、PANDAさん達は奈良だし、サミエルさんは兵庫だし。何なんだこの人ら。
@room_909 HI-TECH LAND 淳平オープンと聞いて!
— さとう“げばらも”けいいち (@Satohk1) 2014, 8月 16
@room_909
どこでも扉】ωΦ*)じー
— SORU (@chirorian0154) 2014, 8月 16
@room_909 @ARTIFACTS777 生樹さんだ!はじめてみた!!
— conqure RAOH (@onoguchi2) 2014, 8月 16
指をくわえて見ているのは関東悪い大人軍団。特にさとうさんは参加を熱望されてたんだけども、流石に千葉からは遠過ぎた。いや、予定さえ会えば普通に乗り込んでくる人だと思いますけども。
閉店からたった一時間でこの有様ですよ。飯も酒も忘れてみんなゲーム。サターンとプロジェクタ起動しましたー。 pic.twitter.com/plV1r9Hge3
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
これ分かるかな…サターン二台起動してて、片方アナログのプロジェクタ、片方は21ピンのRGBモニタで遊んでます。中身はどっちもレイヤーセクション。おかしい。 pic.twitter.com/2oBgQ02URD
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
現在このような状況にですね。X68k、サターン×2が稼働中。音がもう、ゲーセンです。 pic.twitter.com/Ovgib59ACi
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
異次元環境に異次元ソフトの組み合わせが続く。「いやー、家じゃこんな事出来ないでしょ?これだけ環境揃わないもんねえ」って、ほぼ全部一人で持ち込んでるじゃないですか師匠。少なくともいま稼働してるの、全部師匠の持ち物ですよ?
樹さん、最終面に突入!スゲー、普通に上手い!クリアしたらコミケ行きの夜行バスに乗れます! pic.twitter.com/cgSPY9idYL
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
樹さん、コンティニューしつつもクリア。素晴らしい。 pic.twitter.com/kcBncA1h64
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ここで樹さんが意外な才能を発揮、「レイフォースだけはやり込んだんですよ」とノーコンティニューで最終面までやって来たのだ。サミエルさんとduplexさんによる解説入りプレイで大盛り上がり。「じゃ、これコンティニュー無しでクリア出来たら夜行バス乗って良いですよ」とPANDAさん。どういうプレッシャーのかけ方ですか。結果は残念ながら1コンティニューでのクリアだった。いやいや、十分凄いです。
キリが付いたので一旦休憩、「実は五山の送り火、見たこと無いんですよ」と樹さん、taigooooさん、もよよん師匠の奥さんが言ったのでお連れする事に。徒歩5分くらいで送り火を見られる場所があるのだ。ただ、急がないと終わっちゃうかも。腐れ縁であるハンペリオン( @hanperapera )も連れて、急ぎ観覧ポイントへ向かった。それにしても面白い組み合わせだなこれ。僕以外とは全員がほぼ初対面なんだけども、ゲームと言う共通項だけですぐに仲良くなれる。師匠の奥さんも、実はゲーマーなのだ。
五山の送り火を見て帰ってきたら、アウアーアーアーとサターン版アフターバーナーが並んで動いてた。後ろではX68k版も動いてる。おかしい。 pic.twitter.com/nr7WpC5G7J
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ファミコン版も来たよ。手前はギャラクティックプロテクター。動いてるの始めて見た。 pic.twitter.com/704tenQnBw
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ファミコン版vsマークIII版ファンタジーゾーン。 pic.twitter.com/z3daN3GZIp
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
幸いにして終わる寸前の送り火を見る事が出来、みな満足して店へ戻ったら更に酷い惨状になっていた。アウアーアーアー(解らない人はググって下さい)初めて見ましたよ。もよよん師匠とサミエルさんが嬉しそうにダメ出ししながらプレイしている。更にファミコン版を見ながらサン電子の技術力を称えるという、並大抵の人ではついてこられないディープ過ぎる世界へ突入。ここで樹さんはタイムアップ、PANDAさんの車で京都駅へ。気を付けて行って来て下さいね。
スーパーカセットビジョンのお時間です。動いてるの初めて見た! pic.twitter.com/kvhq7PgRgV
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
入れ替わるようにしてMaruchuさん( @Maruchu )が来訪。なんとこの人、コミケ帰りにわざわざ京都で下車して、そのままウチへ寄ってくれたのだ。そこまでするか。ゲーム機の方はスーパーカセットビジョンが満を持して登場、映像ケーブルが見当たらなかったので、適当にその辺の余ってるケーブルを割いて(!)無理やりアンテナ線入力に差し込んで(!?)画面表示させている。力技も良い所だ。てか、それで映るんだ。
謎の盛り上がりを見せる『パンチボーイ』。ルールすら分からず、プロのゲームクリエイターが総出でルールを把握しようと奮闘中。一つ分かると歓声が上がる。 pic.twitter.com/lqKLkpg5fe
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
参加者の大半がスーパーカセットビジョン初体験という事もあって、コントローラを取り出す所から盛り上がる。当然ソフトの内容も解らない。適当に『パンチボーイ』というカセットを挿してゲームスタート。うん、まず何をしたら良いのか解らない。上記の動画を見ればなんとなくルールも解るんだけども、何ら手掛りの無い状況から始めたので超手さぐりだ。だが、それが面白い。みんな口々に「これどついたらええんちゃう?」「何か押せた!」「うわ手ぇ伸びた!」と大騒ぎだ。完全に子供の夏休みである。
もよよん師匠のドット絵講座始まった。食い入るようにみんなみてます。 pic.twitter.com/NskXCkFBHB
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
ここで再び小休止、ゲームから離れて、もよよん師匠のドット絵講座が始まった。つい先日見せて貰ったテクニックを、どうしても皆さんに見て貰いたかったので。恐ろしい速さで仕上っていくドット絵を見て茫然とする皆。誇らしげな僕。いや僕なにもしてないんだけども。冷静に考えたら、この場に居る半数以上がプロのゲームクリエイターなんよな。
ファミコンのハイウェイスターをわざとバグらせて、ラスターの仕組み話が始まりました。おかしい。 pic.twitter.com/HXjLHSyXp5
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
コナミックスポーツ イン ソウルをバグらせて、オリンピックモードのデモの仕組みを見てみんなゲラゲラ笑ってる。おかしい。 pic.twitter.com/yoHQiuekIB
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
「これが最新のファミコンの遊び方だ!」おかしい。 pic.twitter.com/By0PO7Z23K
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
話は更にディープなゾーンへ。「ファミコンのカセットって、こうやって傾けて挿すと、バグってBGとスプライトが見分けられるようになるんですよ」と師匠、店内に大きなざわめきが。これあれだ、ニコ動にアップされてる『BGとかスプライトとか色分けしてみた』を物理的に実現してるんだ。てか、何でそんな技知ってるんですか。
星をみるひとのプレゼンが始まった。おかしい。 pic.twitter.com/WCGQIsNOSP
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
「敵に遭ったらリセットボタンを押した方が早い」「敵と街を避けるゲーム」おかしい。 pic.twitter.com/mheoPDP6RY
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
そして今日一番の笑いが生まれた、『星をみるひと』のプレゼン大会。噂には聞いていたけど、実際動いてるのを目の当たりにして話を聞くと破壊力が段違いだ。涙が止まらない。
この日最後の主役となったのは、映像作家であるFocha!の重光さん( @achabox )。「初めて触ったゲーム機はスーファミ」というピチピチの20代である。「ファミコンのスーパーマリオ、初めてやりました!」という発言に全員(taigooooさんの息子さんである猫号くんも)衝撃を受け、電源を切らずにカセットを引き抜こうとして止められるなど大騒ぎ。そうよね、ファミコン初めて触ったんやもんね。クルクルランドをプレイして貰ったんだけど、これがまた面白かった。実況動画を見ているようで、全員からツッコミが入りまくる。コインが数枚めくれた所で僕が図柄を当てるとブーイングが。だってー。
「理想の1面」と絶賛のバベルの塔。初プレイの重光さんの動きにみんな悶絶。 pic.twitter.com/MnQXW3RhHu
— Shuhei Miyazawa (@room_909) 2014, 8月 16
そして皆が「あー」「うわー」「そっち…いや違…」など悶絶した『バベルの塔』。「パズルゲームの、チュートリアルの1面としては理想」と全員から大絶賛だった。実際良く出来たゲームで、僕も大好きだ。散々苦労して重光さんがクリアした2面を、たった2手でクリアしてみせたりして全員大笑い。重光さんも相当気に入ったようで、「これバーチャルコンソールとかで無いんですか?」と聞いていた。
夜中の4時を回り、良い時間になってきたという事でお開きに。みんなで分担して片付けるも、僕はこの辺りから記憶が相当怪しい。皿を洗ったりしながら、半分寝ていたのだ。何とか持ち堪えて明朝6時頃、皆を送って無事解散。丸半日レトロゲームにまみれゲーセン喫茶は幕を閉じた。去年があれで、今年がこれだと、来年は一体どうなってしまうのか。またのご参加をお待ちしております。
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BitSummit MMXIV イントロダクション
- 2014-03-09 (日)
- 日常
こちらは2014年3月7日(金)~9日(日)、京都のみやこめっせで開催された『BitSummit MMXIV』のイベントレポートです。期間前後の記事も少しだけ掲載しております、上から順にお読みください。
- BitSummit MMXIV 前夜祭(20140306)
- BitSummit MMXIV Media Dayの安堵(20140307)
- BitSummit MMXIV Media Dayの出会い(20140307)
- BitSummit MMXIV Public Dayの驚き(20140308)
- BitSummit MMXIV Public Dayの出会い(1)(20140308)
- BitSummit MMXIV TPM.COさんとの出会い(20140308)
- BitSummit MMXIV 特別編 ポリポリ☆クラブin京都(20140308)
- BitSummit MMXIV Public Dayの出会い(2)(20140309)
- BitSummit MMXIV 春だ一番NIGORO祭り(20140309)
- BitSummit MMXIV ゲームという名の巨大な渦(20140309)
- BitSummit MMXIV 祭の終わり(20140309)
BitSummitとは?
年に一度、国内最大の規模で開催される『インディーゲーム(個人・小規模・独立開発など)』をテーマとしたゲームサミット。今回が2回目の開催となり、100チーム以上のインディー・同人ゲーム開発者たちが京都に集結しました。また、今回より京都府さんの力強いサポートを頂き、KYOTO CMEX2013のトリを飾る一大イベントになりました。
開催日程は2014年3月7日(金)~9日(日)の3日間で、初日の7日は1F展示場を半面使用したMedia Day(メディア向け)、8~9日は全面使用したPublic Day(一般向け・入場料500円)。開発チームの参加料は、何と無料です。
著者・Shuhei Miyazawa( @room_909 )について
京都在住、MSXや8bit文化が大好きなフリーのWebデザイナーです。『洞窟物語』を作った開発室Pixelの天谷大輔くん( @amaya_pixel )とは専門学校時代からの友人で、彼がゲームを作り始めた頃から遊ばせて貰った事が僕の人生を変えました。イベント『洞窟物語のウラガワ』にて憧れのNIGOROさんと出会い、以降カメラマンとしてチームNIGOROと行動を共にする機会が増え、現在に至ります。主なレポートは以下の通り。
- 洞窟物語のウラガワ・イベントレポートについて(20111103)
- La-Mulanaと僕(20120715)
- エリックさんと天谷君(20130302)
- 悪い大人たちが朝まで飲み続ける一日(20130416)
- PLAYISM2周年パーティーに行ってきました(20130512)
- 悪い大人がウチの喫茶をジャックしまして(20130812)
- 一泊二日の弾丸撮影ツアー・超下見(20130820)
- 一泊二日の弾丸撮影ツアー・超初日(20130909)
- インディーゲーム東京旅行・イントロダクション(20130922)
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お祭り、無いの?
- 2013-10-04 (金)
- 日常
「PLAYISMマンと悪い大人たち」ってなんかこう、かっこいいやん?
— Maruchu (実際 IQ140) (@Maruchu) October 4, 2013
- メゾン・ド・魔王(PLAYISM)
http://www.playism.jp/games/maisondemaou/
インディーゲーム制作チーム・プチデポットさんのメゾン・ド・魔王が本日STEAMから配信される事となり、TLが湧いている。La-Mulanaの時はGreenlightという選挙を勝ち抜いての配信だったんだけれども、メゾン・ド・魔王はGreenlightを受けず、直接STEAMでの配信と言う快挙を達成した国内最初のタイトルである。PLAYISMさんが頑張った(タグ参照)。でも、やはり魅力あるタイトルだからこそだと思う。プチデポットさんおめでとう。
で、当然の如くLa-Mulanaの時のように緊急生放送が行われると思ってたのに、やらないらしい。悪い大人を始め、NIGOROさんもブーブー言う始末。
@Samieru_NIGORO まさかこんなに期待されてたとは。残念ながら、ないです。
— PLAYISM プレーイズム (@playismJP) October 4, 2013
まあ、毎度何かある度に社屋を荒らされてたら身も持たないと思いますが。でもやっぱ、お祭りだと思うんで。是非毎回やって欲しいなと思ってます。頑張れPLAYISMさん。
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インディーゲーム東京旅行・イントロダクション
- 2013-09-22 (日)
- 日常
(注)この日の日記だけ、見易さの為に掲載順が逆になっています。上にあるほど古い記事、下にあるほど新しい記事ですので何卒何卒。
- インディーゲーム東京旅行・田舎者上京する(主役:Maruchuさん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12967 - インディーゲーム東京旅行・爆裂NIGOROブース(主役:NIGOROさん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12972 - インディーゲーム東京旅行・新しい出会いと再会と(主役:インディーゲームクリエイターの皆さん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12975 - インディーゲーム東京旅行・認知度の重要性(主役:インディーゲームクリエイターの皆さん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12982 - インディーゲーム東京旅行・海浜幕張から品川へ(主役:台湾インディーゲーム界の皆さん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12984 - インディーゲーム東京旅行・Indie Streamに至るまで(主役:NIGOROさん・PLAYISMさん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12986 - インディーゲーム東京旅行・キングさんの夢(主役:キングさん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12990 - インディーゲーム東京旅行・22時間のジェットコースター終着(主役:東江さん)
http://909.xii.jp/blog/?p=12994
- 【オマケ】軽自動車で帰るぞ関西(主役:ならむらさん・PANDAさん)
http://909.xii.jp/blog/2013/09/24/
東京ゲームショー、通称TGS。ゲームに興味の無い人でも、ニュースなどで名前くらいは聞いた事があるんじゃないだろうか。千葉の幕張メッセで年に一度開催される、国内最大のゲームイベントだ。会場内の至る所に巨大な企業ブースが鎮座し、新作や話題作が溢れかえっているというゲームマニア垂涎のお祭りである。4日間の開催日のうち、最初の2日がビジネスデイ、残り2日が一般公開日となっている。
日々ゲームに明け暮れ、ゲーム開発者を目指していた高校・専門学校時代。僕はこのイベントに強い憧れを持っていた。ここへ行けば、ありとあらゆる最新のゲームに触れる事が出来る。僕にとっての夢の国は舞浜ではなく、海浜幕張にあったのだ。しかし遠方という事もあり、結局一度も足を運ぶ事が出来ず終いに。しばらくすると僕は音楽へ傾倒し、最新のゲームから少しずつ離れていき、気が付けばTGSは、僕にとって限りなく縁遠い存在となってしまった。今でもゲームは大好きだけれども、僕が遊ぶのはもっぱらレトロゲームやオールドスクールライクなゲーム、独立系開発のインディーゲームなのだ。コンシューマやアーケードの最新ゲームは、今となってはほとんど触れる機会が無い。
-
東京ゲームショウ2013に独立系開発者向けの「インディーゲームコーナー」が登場。「SENSE OF WONDER NIGHT 2013」のアイデア応募受付は本日スタート(4Gamer.net)
http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20130510046/
転機が訪れたのは今年の5月。TGSに独立系開発者向けのインディーコーナー(通称インディーゲームフェス)が設けられるというニュースが飛び込んだ。なかなか国内で日の目を見なかった『インディー』に、初めて脚光が当たる。学友である開発室Pixelの天谷君や、イベント洞窟物語のウラガワ以来ずっと仲良くさせて貰っているNIGOROの皆さん、そしてインディーズゲームのダウンロード販売に特化しているPLAYISMさん達にとっては大きなニュースだろう。話を伺って、僕も喜んだ。
ただ、それでも僕はTGSへ行く予定を立てなかった。天谷君はGero Blasterの開発に追われて出展どころではないし、NIGOROさんやPLAYISMさんが参戦するのは知っていたけれども、いつもの悪い大人関東支部の面々が総出でサポートするので出番は無いなと思っていたのだ。ある一本の電話がかかってくるまでは。
「夜に皆で集まります、天谷さんの保護者として是非来て下さい」
PLAYISMの本体である、AGMの営業Iさんからの電話だった。あまりにも唐突過ぎて、言葉が出てこない。詳しい話を聞き、変な汗が出てきて、僕は大急ぎでスケジュールを確保した。そうか、僕、TGSへ行くのか。昔憧れていた、あのTGSへ。
NIGORO
MSXやレトロゲームを心底愛している『ならむら』『サミエル』『duplex』の3人からなるゲーム制作チーム。チームのコンセプトは「ゲームが2Dのまま進化していたらどうなっていたか」。代表作は、国産ゲームで初めてSTEAM Greenlightを突破した遺跡探検考古学アクションゲームLa-Mulana。国内外に熱狂的なファン多数。僕が出会った経緯などは以下の記事をどうぞ。
- 洞窟物語のウラガワ・イベントレポート
http://909.xii.jp/blog/2011/11/03/ -
La-Mulanaと僕
http://909.xii.jp/blog/2012/07/15/la-mulana%E3%81%A8%E5%83%95/
Studio Pixel 天谷 大輔
2004年にリリースされ、未だにプレーヤーが絶えないアクションゲーム洞窟物語の生みの親。プログラムが書け、絵が描け、曲も書け、ストーリーまで書ける恐るべき友人。専門学校1年からの付き合いで、一番初期のゲームからずっと遊ばせて貰っている。現在はiOS上で動くGero Blasterを製作中。年々天然っぷりが酷くなってきてる気がするんだけど気のせいか。ちなみに彼のバックボーンはファミコンではなく、ゲームボーイとスーパーファミコン。
-
『洞窟物語』から9年、開発室Pixelの新作アクション『Gero Blaster』制作へのこだわりとは(インタビューあり)(Kotaku JAPAN)
http://www.kotaku.jp/2013/04/9pixelgero_blaster.html - [GDC 2011]日本の同人ゲーム作家がGDCで講演を行うという快挙を達成。フリーゲーム「洞窟物語」の作者 天谷大輔氏による講演の模様をレポート
http://www.4gamer.net/games/129/G012955/20110305007/
PLAYISM
インディーズゲームのダウンロード販売に特化しているサービスサイト。PLAYISMの本体である株式会社アクティブゲーミングメディア(AGM)はゲームや漫画などの翻訳・ローカライズを主たる業務としており、日夜海外に向けて国産インディーズゲームをリリースし続けクリエイターを支えている。本社は大阪にあり、スタッフのほとんどは日本語ペラペラの外国人。関西弁すら操るスタッフまで在席している、陽気で愉快なスペシャリスト集団。最近では僕らの母校であるHAL大阪と共にプロジェクトを進めている。
- HAL×PLAYISM ゲーム制作・販売プロジェクト中間レビュー会を実施!(専門学校 HAL大阪)
http://www.hal.ac.jp/osaka/mind/case_study/detail.html?id=8179 - 悪い大人たちが朝まで飲み続ける一日
http://909.xii.jp/blog/?p=12325 - PLAYISM2周年パーティーに行ってきました
http://909.xii.jp/blog/?p=12453
悪い大人
Studio PixelやNIGOROさんの周りに居るクリエイターたちの総称。何故か30代半ばが多く、その全員がレトロゲームやレトロハードに脳をやられている。しょうもない悪巧みばかりする事から、悪い大人と名付けられた。このブログを『悪い大人』で検索すると、その活躍ぶりを見る事が出来るので是非。ウチの喫茶店をゲーセンにしたのも、この悪い大人たちだ。メンバーについては、後々紹介していく。
僕(Shuhei Miyazawa/くろいひと)
小2でMSXと出会い、そこからPCの世界へ転がり込んだ器用貧乏。プログラマ志望→サウンドへ逃避→何故かWebデザイナーとして細々生活しつつ、洞窟物語やLa-Mulana等のデバッガ(テストプレイヤー)をやってます。最近じゃ天谷君やNIGOROさん専属のカメラマンをやったり、enchant.jsでゲーム作ったりも。宜しければ以下からどうぞ。
-
BumperBump
http://909.xii.jp/game002/game.html
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インディーゲーム東京旅行・新しい出会いと再会と
- 2013-09-22 (日)
- 日常
- 対戦格闘ゲーム制作ツール「EF-12」が目指す,格闘ゲームの理想とは。クアッドアロー代表・小野口氏にTGS 2013会場で話を聞いてみた(4Gamer.net)
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20130930034/
今回僕は一応撮影班という事で参加しているので、時間を貰って各ブースにお邪魔してきた。まずは株式会社クアッドアローさんのEF-12。代表の小野口さんはBitSummitに参加されていたんだけれども、その時はまだお互い面識がなく、今回めでたく初めましてとなった。いつもtwitterでお世話になっております。EF-12のほうはコンテストに入賞したキャラがかなり増えている上に、何とアルカナハートの主人公・愛乃はぁとが動いていた。これアーケードで動いてる現役のゲームキャラじゃないですか。この辺りの経緯は上記4Gamerさんの記事に詳しい。
そういや小野口さん、La-Mulana2をプレイして「ピットフォールみたいに左へ行ったら即死、みたいな難度かと思ってたよ、案外優しいね!」との感想を頂いたんですけど、色んな意味で、ならむらさんはそんな生易しい人ではありませんよ…
株式会社クアッドアロー
株式会社クアッドアロー代表 小野口さん
CGの動きをデザインするモーションデザイナーさん。鉄拳1・2の吉光やソウルエッジのヴォルドなどを手掛け、20年もの間第一線で活躍されているクリエイター。開発実績が凄まじい事に。EFシリーズ構想を10年以上前から持ち、今なお開発を続けている。冗談と野球が大好きで、良い試合の日(ex:田中のマー君が登板する日)にはtwitter上で大興奮しているオチャメな人。広報部長であるモジャモジャのウェンディー氏と毎日一緒に出勤している。
@room_909 @shoji_nakamura 温度自動調整機能つきモジャモジャなので、イマここ pic.twitter.com/85h3wXa5j2
— ono-gucci-san (@onoguchi2) July 13, 2013
- 【Indie Japan Rising】完全無料の3D格闘ゲームツール『EF-12』に秘めた壮大な野心(Game*Spark)
http://www.gamespark.jp/article/2013/07/02/41830.html - ゲーム制作ツール | EF-12 開発用通常版(PLAYISM)
http://www.playism.jp/games/ef12/
隣の列には、ニュースで何度も見た事のあるTENGAMIが展示されていた。昨年のセンスオブワンダーナイトで入選した話題作で、斬新で美しいグラフィックが沢山の人の目を引いている。折り畳んだり広がったりの動きにゾワッと静かな感動が。制作チームnyamyamの東江(あがりえ)さん夫妻がブースに居られたんだけども、この時は話せず終いだった。二次会にてメチャクチャ面白い話を山の様に聞かせて頂いたんだけれども、それはまた後程。
nyamyam
英国のゲームクリエイターチーム。といってもメンバーは英国人、ドイツ人、沖縄在住の日本人2人という国際色豊かなチーム。Kinectスポーツ等を開発していたrare社の開発メンバーが集まって独立したとの事。処女作となるTENGAMIは昨年から注目を集め続けており、来年の1月までにはリリースの予定だそうだ。
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[TGS 2013]インディーズゲームフェス2013に出展された「Tengami」を紹介。唯一無二のプレイ体験を約束する,はかなくも美しい“飛び出す絵本”(4Gamer.net)
http://www.4gamer.net/games/182/G018210/20130925072/ -
【海外メーカーインタビュー第4回】超ジャパンなイギリス生まれのアドベンチャー『TENGAMI』(ファミ通app)
http://app.famitsu.com/20121102_102308/
更に歩いてみると、これまた見覚えのあるゲームが。リズムに合わせて動くローグライクRPG、Crypt of the NecroDancerじゃないか。以前何処かで紹介記事を見て一目惚れしてたんだけども、まさかここで見られるとは。そしてプレイしているのは、先日のLa-Mulana STEAM配信記念緊急生放送で取材をして下さったGokubutoさん。何と。
Crypt of the NecroDancer
カナダ出身の3人で活動しているゲーム制作チーム。お会いした方は日本語ペラペラ。物凄い親切で、敵キャラが描かれた缶バッジと名刺を頂いた。「バッジ、ゴーストが不人気なんですよー」と笑っていた。来年の春にはSTEAMでリリースされるそうなので大変楽しみ。もっとゆっくりお話したかったチームの一つ。
- ローグライク・リズムゲーム!? ビートにノってダンジョン探索するインディーゲーム『Crypt of the NecroDancer』(ファミ通.com)
http://www.famitsu.com/news/201307/12036531.html - 【TGS13】 GGeoライターによる「インディーゲームこれ1本」(Gamers Geographic)
http://gamersgeographic.com/%E3%80%90tgs13%E3%80%91-ggeo%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%93%E3%82%8C1%E6%9C%AC/
Gamers Geographic 主筆 安田さん(Gokubuto.S)
http://gamersgeographic.com/ja/
La-Mulana STEAM配信緊急生放送で出会ったゲームライターさん。現在はGamers Geographicという新しいメディアサイトを立ち上げ、恐ろしいスピードで日夜記事を書き続けている。イベント等で何度かご一緒した事があって、同じ題材で自分でも日記を書いてみるんだけどGokubutoさんのほうが圧倒的に面白く、圧倒的に日本語力が高い。プロは違うなと唸らされた。ダイビングと自転車が大好きという健康的な面を持っている。
聞けばGokubutoさんもこのゲームに注目していたそうで、真剣にプレーをされていた。残念ながら僕は遊ぶ事が出来なかったんだけれども、あちこちから「これ面白いよ!」という声を聞いたゲームだった。リリースまでじっと我慢の子。
後から知ったんだけども、欧米勢だけではなく台湾勢も多数参加していたインディーズゲームコーナー。こちらはSpace Qubeさん。PLAYISMさんの他にも翻訳スタッフが多数居られ、あちこちで活躍されていたんだけれども、意外と普通に日本語を話せる外国人さんが多くてビックリした。ここまでやってくるという事は、それだけ日本に興味や関心があるという事なんだろうか。ぜんぜん関係無いけど、PANDAさんカメラ似合うなあ。
Space Qube
http://spaceqube.lynxengine.com/
ボクセルで自機を描いてゲームに投入できるのがユニークなシューティングゲーム。難度は低めで、お絵かき的な要素で楽しむのがメインかも。具体的なやり方は解らないんだけども、何と3Dプリンターでデータを出力出来るとの事。子供喜ぶやろうなあ。つい先日、iTunesでもリリースされたとの事なので是非。
Space Qube買った。 http://t.co/Q0hZbgwhGF pic.twitter.com/qQy4psGodF
— 樽村匠(他) (@naramura) September 25, 2013
そうそう、La-Mulanaブースにねとらぼのライターである池谷さんも遊びに来ていた。聞けば昨日もプレイしに通ったそうで、デモ版La-Mulana2の初クリアプレーヤーとなっていた。ドヤ顔していた所を見てならむらさんが、「中ボスから逃げ回って悲鳴あげてたくせに…」と悔しそうな顔をしていた。
ねとらぼ ライター 池谷さん
イベント『洞窟物語のウラガワ』で司会を務めてもらったライターさん。お会いするのは2年振り。何かと洞窟物語やLa-Mulanaに縁がある。日々面白そうなものを見つけては走り回っているチャレンジャー。ライターってこんな身体を張る職種やったんですね、どうか御無事で…先日のゲームライター座談会inバンタン、違った一面を見られて良かったです。
よし、すごいテンション下がってきたぞ pic.twitter.com/vyfXGhOH9C
— てっけん / Hayato Ikeya (@tekken8810) September 28, 2013
- ITmediaガジェットTV ナニコレLIVE 「LA-MULANA」1/2(USTREAM)
http://www.ustream.tv/recorded/24253204 - ゲームライター座談会inバンタン資料(slideshare)
http://www.slideshare.net/kono3478/writer-26481401
各ブースを見て回って気が付いたのが、子供が多い事。すぐそばのファミリーコーナーからの流れなんだろうけども、子供たちは積極的にブースへ駆け寄ってはゲームを楽しんでいた。開発者さんたちも喜んでいただろう。少しでもインディーゲームに興味を持ってくれれば嬉しいなあ。ここに居るオッチャンやお姉さんら、みんな頑張ってるんよ。
そうこうしている内に時間が経ち、ステージの方でトークセッションが始まるとのアナウンスが。PANDAさんとtaigooooさんと一緒に、急ぎステージへ向かった。
オマケ。各ブースで熱心に取材をするtaigooooさん。その成果は以下の通りだ。僕があまりブースを回れなかったので助かりました。感謝です。
- 東京ゲームショー2013 : インディーブース訪問(CyberWorld)
http://cyberworld.web.fc2.com/TGS2013/index.html
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「ゲーセンは逃げるし、今でなければ遊べない」
- 2013-08-31 (土)
- 日常
子供の頃、ゲーセンやゲームコーナーに急いで行こうとしたり、時間があればTVゲームで遊んでいたりすると「ゲームは逃げないでしょ」とか「いつでも出来るでしょ」と親に言われ渋々納得した人も多いでしょう。しかし、大人になった今なら「ゲーセンは逃げるし、今でなければ遊べない」とわかるはず。
— Fujikatsu (@FujikatsuEX) August 30, 2013
僕の初めてのゲーセンと言えば小学生時代の駄菓子屋ゲーセンで、近所の駄菓子屋に置いてあった1ゲーム20円の『マリオブラザーズ』や『戦場の狼』、『エキサイティングアワー』にこぞって集まったものだ。何人並んでてもワクワクしながら待ち続け、たとえ太陽が照りつけて画面が見えなくても頑張って遊んだ。少しリッチな時はスーパーやボウリング場のゲームコーナーへ足を運び、『アウトラン』や『アフターバーナー』を全力プレイして鼻血を噴き出さんばかりに興奮した。
ここの日記にも何度となく書いているけども、僕はファミコンを、コンシューマ機を買って貰えなかった。だからゲームを遊ぼうと思ったら、どうしてもゲーセンか友達の家に通わざるを得なかったのだ。当時は親を恨んでいたけども、今は逆にその事を感謝している。ファミコンは後からでも遊ぶ事が出来たけども、あの当時のアーケードは、あそこでしか遊べなかったのだ。ゲーセンという場所は、僕にとって手の届く遊園地だった。いや、自分で操作できる分、遊園地より楽しい場所だったと思う。ホントに走って行くのよ、一分一秒でも早く遊びたいが為に。海へ行っても山へ行っても、夜には宿にあった小さなゲームコーナーに夢中になったのよ。
最近自分のゲーム感について考える機会が多かったんだけども、一番強烈な思い入れがあるのは、やはりこの幼少の時代に出会ったゲームのようだ。去年、秋葉原でナツゲーミュージアムさんを訪れた時、少しだけ昔を思い出した。ああいう感覚が味わえる場所って、もうほとんど無いよね。
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5人×2組でパニック
- 2013-05-26 (日)
- 日常
来客、同時に2組、それぞれ5名ずつ。事前に連絡はあったけど、まさか同じタイミングで同じ大人数とは。一組は、先日のニコ生などでお世話になった、記者のGokubutoさん一行。立命館大学で、『国際日本ゲーム研究カンファレンス2013』というイベントを開催されていたようで、その続きで登壇者の方々とお越し頂いたようだ。もう一組は、僕の三脚を活用している陸上のM一家。てっきり一人で来るんかと思ったら家族総出で、しかも「PCの面倒見て」と来たもんだ。一瞬で喫茶店がパニックに。
どうにか声が出るようになった僕、必死でオーダーをこなす。それが終わったらMのノートPCとスマホを繋いでデータ転送のテスト、しかしPCが古くて作業が進まない。仕方なく僕のPCを持って来て作業したら10倍ぐらいのスピードで完了。バックアップツールか何かあるんかなと思ったけど、この端末はMicroSDカードの全コピーだけで行けるんか。助かった。ついでにモバイルバッテリーやらの紹介もして、一旦席を立つ。Gokubutoさんのほうへ改めてご挨拶、お客さんのうちお二人は海外のゲーム研究家の方だった(ハワイとカナダ出身の留学生さん)。日本語も達者で、熱くゲームを語られていた。ホンマにウチの店、いつのまにかゲームの人ばっかりになってきたな。楽しいんやけども。今日はGokubutoさんの奥さんと、もう一人の記者さんである死に舞さんが。帰られてから連絡先のアイコンを見て気付く大失態。申し訳ありませんでした。かなりバタバタだったけども、どちらも無事に満足して貰えたようで良かった良かった。
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PLAYISM2周年パーティーに行ってきました
- 2013-05-12 (日)
- 日常
- PLAYISM2周年パーティー(イベントアテンド)
http://atnd.org/event/playism2year - PLAYISM 誕生2周年記念パーティー開催、各方面から出席者多数(Game*Spark)
http://gs.inside-games.jp/news/407/40752.html
Twitter経由でお越し頂く方が多いようなので、簡単に自己紹介を。僕は『開発室Pixel』の天谷君の友人で、専門学校1年生からの長い付き合いです。彼が最初にゲーム開発を始めた頃から遊ばせて貰った縁もあって、PC版『洞窟物語』などのテストプレーヤーをやらせて貰ってます。あと、『めがね』の音楽は僕が作ってます。HNは『くろいひと』。専門学校卒業後、ゲームからはずっと離れていたんですが、一昨年にお台場のカルチャーカルチャーで開催された『洞窟物語のウラガワ』というイベントで何故か僕まで登壇、こっちの世界に帰ってきてしまいました。その時のイベントレポートは、サイドメニューのボタンからどうぞ。
喫茶店を兄に任せて、やってきました大阪は北浜のイタリアンレストラン エズ。今日はここで、インディーズゲームのダウンロード販売を行っているPLAYISMさんの設立2周年パーチーがあるとの事。このお店に来るのは2回目だったりする。
中へ入ると、先日のBitSummitでお会いしたPLYAISMのIさんが出迎えて下さった。ご無沙汰してます。今日は至ってノープランなパーティーと言う事で、飲んで食ってゲームやって騒いで下さいといった内容だそうだ。参加者もアマ・プロのゲームクリエイターからゲームファン、企業の人まで何でもあり。PLAYISMの運営元がゲーム専門のローカライズ会社と言う事もあって、お客さんの3割くらいは外国の方で、BitSummitで見かけた方も多数居られた。受付を済ませて中へ入るとNIGOROのPANDAさんが。どもども。抱えた荷物を控室に置かせて貰って、デジイチ抱えていざ参戦。
最初に目に飛び込んだのは、NIGOROさんのデモ機だった。ああ、女の戦いをマウス操作のビンタで描いた『薔薇と椿』…これ『La-Mulana』のネブルさんとムーブルクじゃないか!前にネタ画像で見た事あったけど、実際に遊べるなんて聞いてないぞ、どうなってんだ。オリジナルのストーリーまで付いてる徹底ぶり。何やってんですか、ならむらさん。通称『薔薇ムラ』だそうで。後程ご紹介するkawanakaさんがハマって、臨時インストラクターになったりも。
こちら、プレーイズムマン1号と呼ばれたジョシュさん(先日の日記参照)の私物。サターン、ドリキャス、スーファミ、プレステ3とメチャクチャなラインナップ。あとこれ何だ、アストロ筐体のコンパネ、セガサターン版!?バーチャスティックプロなんてものがあったとは。ちなみに当日稼働率が一番高かったのはサターンでした。
徐々に会場に人が集まりだし、乾杯の時間となった。プレーイズムマンJこと水谷さんが挨拶され、続いてクリエイター代表と言う事でNIGOROのならむらさんが挨拶。「PLAYISMの2周年、本当は昨日でした、今日はNIGOROの6周年記念日です」、流石ならむらさん、綺麗にパーティをジャック。それでは乾杯。
ここで本日のDJをご紹介。Justin Pfeifferさん( @xanadujin )、ゲームDJとの事なのだが、どんなのをやるのかな…と思ったら初手から『VIEWPOINT』が流れて来た。素晴らしいチョイス、何者だ。Mixcloudで詳しい日本語プロフィールとミックスを試聴出来たんだけども、凄い方でした。お見逸れしました。
@room_909 お疲れ様です!二次会の雰囲気が伝わって自分も残りたかったです。(時間の関係で途中退場) 奈良村画像はこちらをどうぞ~。 twitter.com/de_ko_/status/…
— dekoさん (@de_ko_) 2013年5月13日
2階へ上がると、A君こと天谷君はサインを描いていた。一般のファンだろうが何だろうが誰でも参加出来たこのパーティ、開発者さんに会いに来た人も居たようで、中にはこうやって色紙を持ってこられている方も。様々な形で『ゲーム』と関わっている人達が一堂に会しており、あちこちで面白いシーンが見られた。写真のカエルは、dekoさん( @de_ko_ )による『アマガエル(天谷+ゲロブラスター)』。この他、「僕、奈良出身だから…」と『奈良むら』というネタシールも作られていた。ならむらさんバカ受け。撮影し損ねて悔しい。と思ったら、dekoさんが送って下さいました。最高。
天谷君のプログラミングの師匠であるnao_uさん所有の立体視出来るHMDを使って、『La-Mulana』の超絶テストプレイヤーである暴満館さん( @szsk )がLa-Mulanaをデモプレイ。解る人にしか解らない、ご飯三杯分のシチュエーション。実は今回初めてLa-Mulanaのスタッフが全員揃っているのだ。仙台(!)から来た暴満館さん、福島(!)から来たもう一人の超絶テストプレイヤー+攻略本担当の憤死確定さん、そして九州(!)から来たNIGOROの長老、プログラマduplexさん。やっぱりNIGORO祭りじゃないか。暴満館さんと憤死さんは震災直撃だった筈で、大丈夫でしたかと尋ねてみたら口を揃えて「ずっとテストプレイやってました」と。この人たちはホンモノです。
duplexさんは九州にお住まいとの事で、なかなかこちらへ出てくる機会が無く、NIGORO結成後にメイン3人が揃ったのも今回で2回目なんだそうだ。当然僕もお会いするのが初めてで、折角なので沢山話をさせて頂いた。「僕はいつも小さいゲームを作ろうと…例えばグーニーズの1面くらいの規模のを考えてたんだけど、あの二人がどんどん大きくしちゃって」と笑うduplexさん。物腰柔らかで、大人という感じがする。「いや、それはね、あの二人が濃いから!その対比ですよ」、あ、ちょっと納得しかけた。話している中で一番衝撃だったのは、「NIGOROではプログラマをやってるんですけど、本職はプログラマじゃないんですよ」という言葉。GR3 PROJECTの頃から、プログラミングは単なる趣味でやっていただけだと。えええ…それでLa-Mulanaみたいな恐ろしいモノを作れるようになるんですか。ならむらさんもサミエルさんもハンパ無いけど、duplexさんも尋常じゃない。ホントに奇跡的な出会いをしたんだなあ。それも『MSX』というキーワードに惹かれて。
何処行ってもゲーム。全部ゲーム。集まって話すのもゲームの話。プロも、アマも、学生も、ユーザも。何の垣根も無く、ゲームについて語り合う。面白い。全部面白い。PLAYISMさん、とんでもない場を作ったなあ。2年で良くぞここまで。以前からちょくちょくお話を伺ってたので、この風景を見ているだけでもグッと来る。ここから更に沢山の人を巻き込んで、より面白くなっていくんやろうなあ。何度でも言うけど、PLAYISMさんの頑張りは素晴らしいですよ。
今日も沢山の出会いがあった。まずはBitsummitでお会いして仲良くなった『ロッコちゃん』のkingさん( @king_75 )、わざわざ東京から夜行バスで駆けつけてくれた。やはりロッコちゃんの知名度は抜群で、沢山交流をされていた。お互い気になっていた『インコを口の中に入れている感じのアイス』、時間があったので阪神百貨店まで見に行ったら売り切れだったそうで残念。次回作、期待してますよ。
続いてパズルゲーム『カラフルマイン』のMaruchuさん( @Maruchu )。Bitsummitにも来場されていたんだけども、僕がカラフルマインを知ったのがつい最近でご挨拶が出来ていなかったのだ。嬉しい初(?)対面、アイコンからは想像出来ないくらい紳士で真摯な方だった。僕の周りのインディーズゲーム開発者が変人揃いなので、恐らくMaruchuさんも…と思い込んでいた自分を詰り倒してやりたい。Maruchuさんはとても気さくで、すすんで会話の輪に入られていた。
そう言えばカラフルマインはHSPプログラムコンテスト2012でPLAYISM賞を受賞されていたんだけれども、同じ回にHSP3Dish部門・優秀賞を受賞したのが、我らが悪い大人仲間のtaigooooさん謹製『部長の印』。不思議な縁を感じた。
PANDAさんに「撮影撮影!」と引っ張られていった先に居られたのは、京都で様々なインディーズゲーム関連の企画を立てられていて僕の日記にもちょくちょく出演される、デザイナーのKさんことkawanakaさん( @kawanakakiyoko )と、ノベルゲームを作られているNovectaceの縹 けいかさん( @hanadakeika )。常々「ゲーム系イベントに女子が少ないのが許せん」とキレているkawanakaさん、今日は素敵な女性を見つけて大喜びの様子。「写真撮ってください!」との事だったので撮影したら、後ろに背後霊(という名の笑顔のPANDAさん)が写り込んだ。kawanakaさんブチギレ。この二人、いつも酷い殴り合いをしてるな。その横に『BLACK ART』というシューティングを作られている、ゆまんくさん( @yumeneko )が立たされていた。男子禁制恐るべし。その後ちゃんと、皆で撮影しました。
そのkawanakaさんが主催するもくもく会の常連、天谷君オススメのビジュアルノベル三部作を公開している樹ひかりさん( @ARTIFACTS777 )や、Unityとjsを振り回して活躍中のmatsudasuさん( @matsudasu )、同じくUnityでゲームを作っているひもさん( @himojii )も来られていた。最近何度も会ってるのでナチュラルに紹介を忘れてました、申し訳ないです…
更には、無料でRPGが作れるという事で大きな話題を呼んだ『WOLF RPGエディター』と、そのエディタで作られた『片道勇者』の作者でもあるSmokingWOLFさん( @WO_LF )が。まさか大阪在住だったとは。本も書かれてます、スゲー方です。会場でも引っ張りダコだったなあ。二次会でも沢山面白い話をされていた。
OUYAやー! twitter.com/room_909/statu…
— Shuhei Miyazawa さん (@room_909) 2013年5月12日
最近加速しまくっている、Unityのユーザも多数来場。なんもさん( @nanimosa )もその一人で、手持ちのタブレットで『TorqueL』というゲームを公開されていた。ユニークな操作感でPANDAさん大苦戦。また、大学院生でUnityを使いこなしている、くるくるさん( @mkd214 )が『ワンナイト人狼をスマフォで遊べるアプリ』で実際にテーブルを囲んで遊んでいた。面白い事を考える人が居るもんだなあ。そしてOUYAの開封の儀まで執り行っていたCRI Middlewareの一條 貴彰さん( @Takaaki_Ichijo )さん、残念ながら僕はタイミング悪く遊ぶ事が出来なかった。OUYA気になる。
写真を整理していて後から気付いたんだけど、『メゾン・ド・魔王』のプチ・デポットより、しごとさんも参加されておりました。本当に申し訳ないです、名札に『しごと』とだけ書かれていて、何の仕事やろう…と勘違いしておりました。訛り実況のキリンさんと共に大人気のタイトルですので是非是非。
久野裕介さん( @YusukeHisano )が持っていたのは、NIGOROショップで販売されているiPhoneケース。PANDAさん曰く「シャレで作った」そうなんだけれども、メンバー以外で所持している人を見たのは初めてだそうで、ならむらさんと一緒に大笑いしていた。こういう交流も面白いなあ。ちなみにスタッフが来ているNIGOROTシャツもこちらのショップで購入可能です。La-Mulana文字で書かれた時計も売ってるよ。
エジプトの人が作ったビジュアルノベル。気になる。気になる。 twitter.com/room_909/statu…
— Shuhei Miyazawa さん (@room_909) 2013年5月12日
あと、作者さんと会場でお会い出来なかったんだけども、エジプト人が作ったビジュアルノベルを紹介された。メチャクチャ気になる。『イブン・アンナフィース ビジュアルノベル』、是非チェックを。先日のニコ生でお世話になったGame*SparkのGokubutoさんとも再会出来て嬉しかった。また色々、お話伺いますよ。
忘れてはならないメインのプロジェクタ。足でパッドを操り洞窟物語をクリアしたcoppeliaさん( @doll_coppelia )による、魅惑の生足生プレイ。ラスボスと足で殴り合っている。変態だ。誉め言葉としての変態だ。どうしてこう、La-Mulanaには変態ばかり集まってくるのか。実際coppeliaさんのプレイは大人気だった。NIGOROスタッフ陣も笑いながらプレイを見ていたんだけど、ならむらさんが小学生みたいなちょっかいばっかかけようとしてる。
そんな傍若無人なならむらさんに、coppeliaさんはアイコンを模したクッキーを焼いてきたのだ。何という報われない愛。その後、ちゃんとならむらさんからサインを貰ってました。遠く石川から参戦して場を盛り上げてくれたcoppeliaさんに盛大な拍手を。
ところで、coppeliaさんか暴満館さんがLa-Mulanaをクリアした時、DJのJustinさんが『ガリウスの迷宮』のテーマ流したんですけど、これ偶然ですか?知っててですか?どっちにしても鳥肌立ったんですけどね。ここから更にファルシオン ステージ3(ファミコン)→TMNT ステージ1(ファミコン)→X-MENステージ1(アーケード)と、僕の知り得る最強のコナミ繋ぎを披露するJustinさん。興奮し過ぎて居ても立っても居られなくなり、サミエルさんと一緒にブース前へ突撃して腕を突き上げた。海外にもこんなに『解ってる』人が居るのか。
そんなこんなで4時間くらい経過して、流れるようにパーティは終了。続いて同じ会場で2次会がスタートした。ゲーム台が空いていたので、立体視La-Mulanaをプレイさせて貰っていたら電話が。天谷君やん、何で電話…と思ったら、「1次会で帰っちゃった、挨拶せずにゴメン、今から仕事場に戻ります」っておおい。みんなビックリしてたぞ。僕は良いけど、せめて開発者の皆さんには挨拶していきんさい、ホンマにこの子は。そんな天谷君の本日の名言、「ゲロブラスターってタイトルどう思う?って娘に聞いたら、ご飯食べてる時にそんな事言っちゃダメでしょ!って怒られた」だそうで。
ここで東京から参加されていた、またの名をsuiheilibeさん( @Antouchable )にとあるブツが贈呈されていた。洞窟のウラガワにも参加されてましたよね、遠路はるばる有難うございました。
場は一気にマジメモードへ。HALの学生さんも交えて、ゲームの未来に関する座談会が開かれた。コンシューマ開発者・インディーズ開発者・アマチュア開発者・パブリッシャー・学生・ゲームファンという、今までに無かった何でもありの座談会。オフレコの話も多く、流石にここで書く事は出来ないのだが、題材だけ箇条書きでご報告を。物凄く貴重で面白い場だった事も付け加えておく。PLAYISMのIさん、アツかったなあ。
- ゲームのチュートリアルに命を懸ける話
- インディーズブームの話
- インディーズとコンシューマの立場の話
- ローカライズにまつわる面白話
- 社会には色んな大人が居るよ話
- 5年後のゲーム業界はどうなっているか話
ジョシュさんの濃い話も炸裂。「最近ファイブ・スター物語にハマってるんですよ」「ガンダムの放送開始は1979年でしょ?」等、PANDAさん曰く「もう日本人だろ、外国人とは認めねー」といった評価を得ていた。
22時、2次会もお開きに。合計8時間近く動いて喋っていたのか、道理で喉が枯れる筈だ。まだ数人残るようだが、僕らは終電もあるのでこの辺りで。帰り道、『洞窟物語のウラガワ』や『エリック・シャイー討論会』に参加してくれていたはしもとさん( @HashimotoRST )と一緒になったのでゆっくり話をさせて貰った。彼は洞窟物語のウラガワに参加した事で急激にモチベーションが上がり、La-Mulanaに大きな影響を受けて自作ゲーム『怪奇瘴忌譚』を作り上げたんだそうだ。この事でNIGOROさんと縁が出来、きょう沢山話が出来た事をとても喜んでいた。天谷君やNIGOROさんのような最前線で戦っているクリエイターを見て、俺も俺もと立ち上がってくれる。これぞウラガワのイベント時に願っていた形だった。心底嬉しい、と同時に、僕も頑張らなアカンなと思わされた。やっぱ僕も、ゲーム作らんと。
帰宅したのは0時過ぎ。聞けばサミエルさん達は25時くらいまで飲んでいたそうだ。今日来場されていた皆さん、沢山話をさせて頂き有難うございました。あらゆる方角からゲームの話が出来るという貴重な場で、心底楽しく、良い勉強になりました。また、これだけの規模のイベントを企画運営して下さったPLAYISMスタッフの皆さん、心より感謝いたします。大変だとは思いますが、また是非こういった場を作って頂ければ幸いです。それでは最後に、拍手が巻き起こったこちらの画像と首謀者の寝姿で失礼いたします。
これはひどい twitter.com/room_909/statu…
— Shuhei Miyazawa さん (@room_909) 2013年5月12日
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12回目の巨大ショートケーキ
- 2013-04-22 (月)
- 日常
昨日の夜と午前中に仕事を片付け、散歩がてらやってきました毎月22日のGranewton Picnic。巨大なショートケーキを運ぶ事、今回で12回目。つまり来月で丸一年になるという事だ。そうか、もうそんなになるんか。と、今日はテレビカメラ来てますな。ここんとこ毎月取材が来てるので、あんまり驚かなくなってる。こちらNHK-BSのクルーさんだそうだ。それとは別に、全くの偶然でNHK京都放送局の方も取材に来られていた。NHKデーか。
今日は天気も良く暖かいので集まりが良い。先月はもっと凄かったらしいんだけど、今日でも十分多いですって。いつものメンバーの他にも、仕事着のままの男性や、これから学校に行こうとしてる学生、スウェーデンからやってきた留学生も交えて賑やかになっている。相変わらず敷居の低く参加しやすいピクニックだ。主催の重光さんとオオギシ君は取材で忙しそうなので、慣れた参加者が初見の人に説明に回るといういつものスタイルに。
今日一番のヒット、可愛い親子さん。小さい子ならケーキに乗っても大丈夫ですよと伝えたら、イチゴを抱きかかえるように座ってくれた。今まで何人も座ってくれたけど、このポーズは見たことが無い。可愛い。メチャクチャ良い写真が撮れたんだけど、ここに載せて良いかを聞いていなかったので続きは某所で。僕が歓声を上げたら、みんな一斉に食い付いて大フィーバーになった。女の子モテモテ。
その後、居合わせたメンバーや通りすがりの人と談笑していたら重光さんから声がかかった。はいはい何ぞ何ぞ、と思ったら「インタビューしたいそうなんで、お願いします」ですって。え、いやいや、何をおっしゃる…「ミヤザワさん長いこと来てくれたはるじゃないですか、よく知ってくれたはると思いますし」、いや、まあ、そうなんですけども。えええ。
学生時代に地方テレビ局でアルバイトをし、何度も何度も目にしてきたテレビカメラ。しかしこのカメラが僕の方を向く事はあり得なかった。当たり前の話だ、影ですら映り込んだらどやされる。あの画角は、僕にとって恐怖の絶対不可侵領域だったのだ。そのカメラが、画角が、今、僕の方を向いている。その筈なのに、驚くほど普通だった。頭にあったのは、もうちょっとマシなカッコで来りゃ良かったな、それだけだった。多分、先日のニコ生の影響だと思う。僕も成長した、って言うのかなこれ。
無難に収録を終え、再び雑談タイム。ひっきりなしに訪れる「これ何ですか?」という通りすがりの人や、「テレビや新聞で見て来ました!」という人。説明したら笑ってくれて、写真を撮ったら良い笑顔になる。声をかけてくれる人は、例外なくみんなそうなるんよね。巨大ショートケーキの力は偉大だわ。一番嬉しかったのが、年配の男性に説明した時に「こんな面白い事をやってる若者たちが居るんやね、孫に見せてやりたいから次は連れて遊びに来ますよ」と喜んで下さった事だった。
改めて、良い場を作ったね、重光さん。オオギシ君。
日暮れと共に撤収。今日は人手が足りないとの事で、僕も片付けまで付き合う事に。鴨川沿い、ケーキを押しながら歩いていると沢山の人に声をかけられる。子供は大抵喜ぶ。今日一番の空を眺めながら、出町柳より北大路まで小一時間かけて歩く。道中、このケーキの生みの親とも言える舞台造形作家さんと偶然遭遇したり(しかも補修を依頼)、「この近くでイチゴパックが大量に放置されてたんやけど、君らか?」とお巡りさんに尋ねられたりと、最後まで楽しい一日になった。違いますけどそう思いますよね、と話したらお巡りさんも笑ってた。それじゃ、また来月。
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