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嵐のようにやって来た教え子

  • 2014-02-03 (月) 0:35
  • 日常

突如ラクロスのKから連絡があり、ウチへ顔を出す事になった。実に1年半ぶりの事である。いつも突然連絡が来るので驚くのだが、今回はずっと行方不明になっていたのでメールを受け取った際にちょっとビビった。ホンマに本人かと。夜になって、バスに乗ってやってきたK。また少し、大人っぽくなっていた。

挨拶もそこそこに晩飯へ向かう事に。いつの間にか歳を取り、Kもこの春で大学4回生になるという。既に就活が始まっているそうで、「面接行かなアカンにゃけど緊張するわー」などと不安を口にした。へえ、あんだけ本番に強かったあんさんでも、そんな事言うんやねえと驚いたら「そら怖いわ、バイトの面接とは違うし、どんなんか全然解らへんし」と苦笑い。ちょうどカップヌードルのCMで圧迫面接を模したものをやっていて、「あれ見る度に憂鬱になんねん」とこぼす。いやいや、流石に今はあんなんは無いやろ、下手したら録音とかされて学生に反撃されるやろうし。

ここで何か、具体的なアドバイスの一つでもしてあげられれば良かったんだけども、残念ながら僕はマトモな就職活動をした事が無い。企業面接だって過去3回しか受けたこと無いし、そのうちの2回はほぼ内定を貰ってる状態で受けたものだったし。ちなみに最初に受けたのはカプコンだったりする。ペーパーテストはクリアしたんだけども、面接で落ちました。

飯を食い、酒を飲みながら、具体的な将来の話を聞かせて貰う。教え子ともこんな話が出来るようになったんやなという嬉しさと、何となく巣立った感じがあって寂しさを感じた。それでもチラホラと子どもっぽい部分が見えたりして、子供と大人がダブって見える。教え子ってのは、幾つになっても教え子なのかもしれない。でもそのうち、この子も僕を追い抜いて行くんやろうなと。

一頻り真面目な話やノロケ話を聞かされて、大笑いしながら店を後にする。まだ時間も早いので、近場のケーキ屋さんでケーキを買って事務所へ戻った。そこへ就職活動中の企業から電話が。まさかの就職活動inウチの事務所である。スケジュール帳とPCの画面(僕が検索係を務める)を見ながら手早くスケジューリングを済ませると、何とiPhoneのリクナビアプリでササッと面接・説明会予約を済ませてしまった。今、これだけで全部出来てしまうのか。いやはや驚いた、就活なんて普段全然目にせんから全く知らなんだわ。

その後、何故か「しゅうは早く結婚すべき」と詰られ、具体的な提案をされ、ダメ出しをされ、ボッコボコに心をへし折られて本日は終了。駅まで送って、ほな明日からまた就活頑張れよーと声をかけたら、最後の最後にですね。

こういう気遣いをやってくる、恐ろしい子なんですわ。「ちょっと早めのバレンタイン!」やそうで。どうも参ったね。

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